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クエスト名 『始めての訓練』
Pale地方の大雪原に建つ唯一の宿Nightgate Innに宿泊して翌朝、Yorgrim河沿いにWindhelmの街へ下る街道脇の竜塚でAlduinに遭遇した。東の空へ飛び去らんとするAlduinを追跡するもみるみる離され、黒い翼は灰色に霞む雪雲の内に消えた。 迷宮の奥深くから回収されたNurelion師匠が生涯をかけて追い求めた夢、店名の由来でもある伝説の遺物“白い薬瓶”は、残念ながら割れていて使い物にならなかった。ショックのあまり床に伏してしまった師匠を想い、良くできたお弟子さんのQuintus君は一人瓶の修復を試みていたのだが。 「考えてみた。特に必要な品が三つある。見つけやすさはそれぞれだな」 修復に使う材料三品の内訳はUnmelting Snow、Mammoth Tusk Powder、Briar Heart…溶けない雪にマンモスの牙の粉はまだ判るとして。 「Briar Heartって何?」 「小瓶の仕上げの焼成には竜戦争以来失われてしまった古い魔法の類が使われた。現代で最も似ているのはForswornが執り行う珍しい儀式なんだ。Briar戦士の心臓が一つあれば瓶が持つ魔力を器に封じることができる」 つまり人間の心臓ってこと?お気軽に言ってくれますな。 錬金術師にとっては人間だろうが野菜だろうが単なる材料なんでしょうが…何にせよ、三品はSkyrimの各地にばらけておりそれぞれ遠出が必要。直ぐには揃わない。少し時間をいただきましょう。 Winterhold地方は名に違わぬ“常冬”の地。重しを乗せたような寒さに我慢強いNordでも根を上げるツンデレ…もといツンドラ地帯ですが、Solitudeに匹敵する同名都市を持つ。帝国や周辺領主との縁戚で支配域を拡大する前者に対し、Winterholdの街は“智”の殿堂として大陸に名を馳せてきた。隣接するMorrowindのElfたちが“裸の蛮族”と揶揄されるNordに新しい文化────“魔法”をもたらしたのだ。 とりわけ魔法大学の中核を為すライブラリYsmir Collectiveは超有名で、Tamriel中の賢者・学者が知財を求めて訪れたといわれている…かつては。 「とるに足らんミスだ。次の実験に向けて既に修正は済んでいる」 「これだ…そんなだからあんたの大学は住民と揉めるんだよ、Nelacar」 Skyrimあるある。初めて入る宿では言い争う住人たちと出くわす。 魔術師の非常識っぷりは書き連ねるまでもありませんけど、それにも増してこの街では大学関係者の評価がすこぶる低い。中には害虫を見る様な眼で蔑む者もいます。 大学校舎はまるでカクテルグラスの上に乗ったケーキ。竜や巨人が一押ししたら根元から崩れ落ちそう。この不自然極まりない状況から、領主であるKorir首長は崩落に関与したとして大学を非難している。ぶっちゃけ、魔術師どもが何かヘマやって街を滅茶苦茶にしたんじゃないかと疑ってるわけです。 街と大学は断崖に阻まれ、細い石橋一本で繋がっている。橋の門を抜けようとしてAltmerの女魔術師に遮られた。訪校目的を問われたので「ちょっと見学に来た」と答えると彼女、門番兼入校試験官を務めるFaraldaは吹雪を物ともせずに笑った。 どうあっても、ただじゃ入れてくれませんか。物獲りが目的なら押し入ってもいいですけど、魔術師の協力を仰ぐとなると揉めるのは避けたい。致し方なし、素直に入学試験を受けましょう。 「Mirabelle Ervine?」 「彼女はここの筆頭魔術師です。一応、責任者は大魔術師のArenですが、実際に運営しているのはMirabelleです。憶えておいたほうが良いですよ」 Faraldaの案内で所々崩れ落ちた橋を渡って断崖の向こうへ。近くで見る校舎はこぢんまりとしていて意外。帝都の大学よりもずっと狭いですな。 「勿論ですとも、大魔術師に感謝を」 中庭に入ってすぐMirabelle Ervineの姿を見つけたが、驚かされたのは彼女が何事か咬んで含ませている相手のほう。白髪の男が纏っているのはThalmorの法衣だ。一応、形ばかりとはいえWinterholdはStormcloak派のはず。よく乗り込んできたものです。 Thalmorの魔術師との話を終え、振り返ったMirabelle Ervineは小さいながらも背筋のしっかり伸びた女性。チャームポイントは広い額に細い眉と固っくるしいですます口調。規則通りに制服を支給した後、宿舎と教室を案内してくれた。 新入生担当の教授はTolfdir先生。年配の魔術師で、学内では高い尊敬を得ているそうです。人の良い職人風の先生は才能溢れる若ウド…失礼、若人に繰り返し基礎、安全性を説いた。 「…Thalmorがどういった用件で?」 「私は大魔術師の相談役を務める。Thalmorは君たちの大学と親交を深めたいと願っているのだ」 舌の先が二つに割れていそうなThalmor魔術師の名はAncano。本国Aldmeri Dominionから送られてきた友好使節…の名を騙る監視だそうです。本人が言ってるんですから間違いないでしょう。
by yamanobe26
| 2012-10-29 20:35
| Skyrim日記
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