by yamanobe26 カテゴリ
ご注意 Simらし本編 Simらしスナップ Sims2使用素材 Fallout3日記 Index Fallout3日記 Oblivion日記 Index Oblivion日記本編 Oblivion日記外伝 Oblivion日記SI Oblivion日記MOD編 Oblivion日記W Skyrim日記 Index Skyrim日記 その他のジャンル
最新の記事
|
クエスト名 『目覚めの悪夢』 Way of the Voiceの始祖、Jurgen Windcallerの角笛を求めてHjaalmarch…の手前、Pale北部へやってきた。目指すUstengrav墓地はHjaalmarch地方、ここより更に西なれど途中の山賊や怪物から巻き上げた戦利品を捌かないと二進も三進もいかないので、Paleの街Dawnstarへ寄り道することにしたのであります。 Skyrimでは獣人を余り見かけない。元々Argonianは寒い所が嫌いだし、故郷Black Marshは疾うの昔に帝国の手を離れた。KhajiitもElsweyrの部族連合が解体され、Elfに組みする者が多いと聞く。彼女たちキャラバンが大陸の南部から遙々山越えしてまでSkyrimへやってきたのは、内乱の特需を当て込んでのことだ。残念ながら地元住民とは折り合いが悪く、店を広げて良いのは街の外のみ。 Skyrimは何処へ行っても判で押したように辛気くさい街ばかりだが、やはりDawnstarも憂鬱な表情で出迎えてくれた。何でも街の住人はこぞって悪夢に悩まされているんですと。 「友達の声に耳を傾けよ、Fruki。あれは只の夢だ。なんら不思議な出来事ではない」 「何度も繰り返し同じ夢を見るのよ。普通だと思う?不気味でしょうがないの!」 宿、Windpeak Innの扉を潜ると女たちがDivinesの司祭を取り巻き、口々に何事かを訴えていた。聞けば、住人が毎晩うなされるという悪夢の話でありました。 「放っておけば?」 「人々の命が懸かってるのに背を向けろと言うのか?」 女たちがゾロゾロと去った後、宥め役を務めた司祭Erandurに事情を聞いてみた。Erandurは豊穣の女神Maraの僕、余人が見る悪夢の相談なぞ畑違いも甚だしい。魚木に登るが如し。忠告したつもりが、途方に暮れる人々を見捨てることは出来ないと突っぱねられた。 「悪夢は彼の者が記憶を喰らう事で生み出されている。禍の源、Nightcaller寺院へ戻らねば…」 街の住人を悩ませる悪夢の正体は夢魔のDaedra、Vaerminaの呪い。それは驚くに値しない。この手の悪戯は何処もDaedraの仕業と相場が決まってる。問題はMaraの、しかもDunmerの司祭が何故、呪いを解く方法を知っているのか。重ねて問うも、Erandurは自分を信用して欲しいと訴えるのみ。口では人助けを理由にしているが、彼はVaerminaの呪いと何か関わり合いがあると思われる。一人では解決出来ないので手を貸して欲しいと頼まれたが、Erandur本人が信用出来ないし、まずはその悪夢とやらを体験してみてから判断することにした。つまり、明日の朝までお待ちくださいませ。 「レギオンは彼の誇りなのよ。帝国軍が私たちに忠誠というものを教えた。そして、私たちはDawnstarに忠誠を誓ったの」 「覚えておれ、Tullius将軍に手紙を書いているのを見つけたら、二人とも処刑してやる!」 宿を出てほんの10m。同じ並びに建つ首長邸の前で啀み合う年配の男女三人に出会った…が、一人は捨て台詞を残してさっさと屋敷に引き籠もってしまった。Skald首長のようでしたけど? 残された二人はBrina MerilisとHorik Halfhand、共に元は帝国軍所属の戦士。現役は退いているようですけど、気骨を見せるHorikが赤い鎧を纏うのは竜の襲撃に備えてのこと。が、Stormcloak派のSkald首長は二人を帝国のスパイと疑っている。Brinaは顔を曇らせた。 なかなか斬新な解釈をなさる。Stormcloakの狂信的なシンパであるSkald首長は、衛兵の殆どを前線に送り込んでしまい、地元の警備を蔑ろにしている。Brina以外にも状況を憂うる者がご注進に及んではいるのだが、首長は全く聞く耳を持たない。まさに、糠に釘。 「何故、目を逸らさねばならない!?これは我が一族の遺産だ!」 Dawnstarは何処へ行ってもこの調子。がみがみと言い争う姿ばかり目に付く。安眠は大切でありますな。 「Silus?」 「Dawnstarで最も古い一族の出身です。彼らには複雑な歴史があるのです」 法衣の女Madenaは博物館の男Silusに関わらぬよう懇願してきた。Silusの先祖は街の名門だが、悪名高きMythic Dawnに荷担して追放された過去を持つ。一族の再興を期したSilusはMythic Dawnの遺物を集め、博物館を作った。つまりDMの差出人は彼。 冷やかし半分で覗いてみることにすると、Silusは大いに歓迎の意を表した。私が栄えある来館者第一号だそう。そりゃそうでしょうとも。 Silusは得々と語ってくれたが、一応、先祖の為した事が悪行だとは理解しているらしい。善悪は別にして、一時は世界の命運を血族の者が握った事実を記憶に残したいのだ、彼は。 暗黒の聖書Mysterium Xarxesの表紙(の焼け残り)やら謎々暗号本全四巻と並び、ショーケースの一つに横たわるのは鋭角な装飾を施された鞘。中央に異界の印を刻み、その特徴的なシルエットはとある有名なDaedra遺物の姿を喚起する。 肝臓の悪そうなSilusの頬にうっすらと赤みが差した。 Mehrunes' Razor、即死の剃刀。Azura's Star、Skeleton Keyと並ぶ有名な、Dark Brotherhoodを始めとする数多の暗殺者・テロリストどもが探し求めた、Daedraの秘宝が一つ。文字通りの必殺武器で、いかなる鎧・魔法を持ってしてもこの剃刀の呪いから逃れる手だてはない。かつては“運”さえ良ければたった数振りでどんな生き物も殺せたと言われている。 当たり前にSilusはMehrunes' Razorを欲していた。既に三つのパーツの所在についても調べ上げており、是が非でも当博物館のコレクションに加えたいとその回収を依頼してきた。 宿に戻った後は夕食とエールを一杯飲んで早めのご就寝。その晩は悪夢に悩まされることもなく、翌朝の目覚めは実に爽快そのもの。つまらん。物足りなさを覚えつつも予定通り、Erandurと共に禍の源Nightcaller寺院へ向かうつもりだったのだが… どんだけ上機嫌なんだ。一晩中盃を重ねて脳ミソまで酒浸りのErandurは、宿から一歩も踏み出そうとしなかった。
by yamanobe26
| 2012-04-20 17:46
| Skyrim日記
|
ファン申請 |
||