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ジョジョの奇妙な冒険:26話感想&総括

ジョジョの奇妙な冒険の感想です。

ブラボー!おお…ブラボー!!

素晴らしい最終回、最後まで熱かった!

もう管理人もこの最終回の局面を見ていて考えるのをやめるところでしたよ。前半のカーズとの最終決戦、そして後日談、前半は非常に熱い展開に楽しませてくれたし、後はもうすぐジョジョが終わってしまうという寂しさも相まってすごく感慨深く見ていました。

究極生物カーズは地球のパワーでも及ばない…となるかと思っていましたが、それでも大気圏外まで吹っ飛ばせるほどの強力な力を持っている。最後までジョセフは策略であるという自分のスタンスをカーズに植え付けようとしていたんですけど、結果的にはこれは運によるもの。でも、この最後の運というのも今までのジョセフのカーズを警戒させるほどの切れた頭を使った策略を使い続けたからこその結果であるわけだし、何だかんだでこれも策略通りっちゃそうだし、ジョセフが頑張ったと言えるラストだったんじゃないかと思っています。地球からのプレゼント?そういうのだと洒落てるけどね(笑)

最後までキーアイテムとなった赤石。カーズを究極生物のにしてしまったアイテムではあるんだけど、最後にジョセフの息を繋いだアイテムでもあった。石仮面と同じく良くも悪くも振り回されたものではあったんですけど、波紋という力の強烈さというものを際立たせるものだったなと思います。基本的に波紋単体に関してはこの2部までとなるんですけど、しいては地球をも巻き込む強大なものにもなりうるということで、やっぱりロマンのある素晴らしいものでしたよ。最初はカエルをメメタァするだけのものだったのにね(ぇー)

宇宙について凍りだすカーズ。身動きが取れなくなっても死ねない体である以上、生きてはいても生物としては終わっている状態。ある意味死よりも辛い状況になったということでした。
そういうばカーズはあのシーンでおそらく初めて「死」について強く考えたと思いますけど、本来カーズは人間以外には優しいみたいな設定はありましたね。ただ究極生物になった途端リスを覚醒させて使い捨てたということで人間以外にも死を気にしなくなりましたけど、あれは今回の回想部分でなんとなく理由が想像できるかなと。明確な話はないんですけど、元々生命エネルギーに頼っていた時代の名残はあったのかなと。念願である究極生物になったらもうそんなのはいらないってことで変わったのかなとは思ったんですけどね。まあカーズは紳士ぶっていた自己中野郎ではありますからな(汗)
でもそのカーズに育てられたワムウがあれほど紳士になったというのも、仮面を被っていたとはいえカーズも紳士に接していたからかなとは思うところ。今のカーズからあんな戦士は育たないだろうしね(笑)

カーズとの戦いでジョセフは死んだと思われて葬式まで開かれていましたがそれはスージーQが電報を出さなかった痛恨のミスだったと(汗)そしてちゃっかり結婚している2人…まあ、生きていたという事実があるからみんなは大喜びで良かったということろですけど、こんな妙に締まらない感じがジョセフだなって思いましたよね(笑)

そして最後は3部主人公さん登場!かっこよすぎるんですけど、これは期待していいということですよね!あと何気に老人化ジョセフも杉田さんで変わらなかったけどいい演技していましたねー。ウォークマンに時代を感じましたけど(汗)

というわけで、ジョジョの奇妙な冒険、完結です!


<総評>

原作がかなりの人気作であり、話題を集めることは必然だと思っていましたけど、事前期待としては実はそんなに高くなかった今作。荒木先生の作品はそれこそアーティスティックな部分が多く、アニメよりむしろ一枚絵で魅せる技法に長けている分、アニメ化するのは果たして合うのだろうかと不安面の方が多かったです。人気作ゆえの高いハードルもあるわけですしね。
しかし蓋を開けてみたら原作に忠実すぎると言っていいほどの再現力、独特の擬音をあえて文字演出にすることでより際立てた演出、自分は不安視していたジョジョの漫画としての魅力を逆に最大限利用したアニメ化だったなって思いました。言い回しにしても声優さんも非常に気にして演技をしていたし、またアニメ化したことでこのシーンがこんなシュールに映るだとか、逆にカッコいいだとか、原作を読んだだけでは味わえなかった別の見方も出来るようになったと思っています。

まあ一番アニメを見てシュールだなと感じたところはやはり解説でしょうか(笑)戦闘中でも間髪入れず割と長めの解説を入れてくるもんですから思わず笑ってしまいましたね。でもそんな解説を入れても決して戦闘のテンポが悪くなるわけでは無いので、それも構成が上手いんだろうなと思っています。
基本的には傍から見ているキャラが解説役を担うのでどうしても非戦闘員(スピードワゴンは特にそう)がその役割を課せられますけど、時には戦っているキャラ自らが分析という名の解説をするもんですから常に台詞に忙しないアニメだったなって思います(笑)

その声優さんですが、本当に気合いの入りようが違ったというか、ジョジョという作品の大きさというものを感じたところ。おそらく最初に視聴者が注目する台詞は「おれたちにできない事を(ry」のシーンだと思うんですけど、あれは元々全然メインじゃないキャラが言う台詞。そのキャラでも松岡君起用ですごくやりこんだかのような演技だったんですよね。初めてジョジョ序盤の台詞の名言と呼ばれているものが音声化されるということで、その辺は非常に意識されていたんじゃないかと思いました。
いろいろと挙げたい方がいるんですけどキリがないので数人ピックアップするとしたら、ジョナサン役興津さん、スピードワゴン役上田さん、シュトロハイム役伊丸岡さんでしょうか。いずれも自分はあまりお目にかかっていない方々だったのでその演技は注目していたんですけど、いずれも素晴らしかったなと。ジョジョは作品の性格上非常に叫ぶシーンが多いわけですけど、それぞれが凄くフィットしているかつ、とても臨場感溢れた演技をしていたなと思います。声優の力量って泣き演技と叫び演技が重要だと思っているんですけど、みなさん素晴らしかったです。

そういう面も含めて非常にスタッフの愛を感じた作品。元々ファンが多い分スタッフでも多かったかもしれませんけど、ジョジョの漫画をリスペクトし、時にはオリジナルな演出を入れたりしてジョジョを最大限生かそうとしっかり練っていたんだなと自分は感じることができました。規制が厳しかったというのもあり一部で原作のような感じでできなかった部分はありましたけど、それでも雰囲気を全く損なわず、やれることを出来る限りやってくれたって思いました。そういうのを感じ取れると、1ファンとしてはとても嬉しい気持ちになりましたね。

音楽は1部の泥臭い熱さのOPが素晴らしかったです。2部は戦闘潮流とあって何かと流れを感じるOPでした。BGMも効果的に挿入されており、盛り上がる展開を引き出していましたね。

「ジョジョの奇妙な冒険」
ジョナサン・ジョースター:興津和幸
ディオ・ブランドー:子安武人
エリナ・ペンドルトン・ジョースター:川澄綾子
ロバート・E・O・スピードワゴン:上田燿司
ウィル・A・ツェペリ:塩屋翼
ポコ:小林由美子
ストレイツォ:飛田展男
ジョースター卿:菅原正志
「そこにシビれる!あこがれるゥ!」:松岡禎丞
ジョセフ・ジョースター:杉田智和
シーザー・アントニオ・ツェペリ:佐藤拓也
リサリサ:田中敦子
スモーキー:林勇
カーズ:井上和彦
エシディシ:藤原啓治
ワムウ:大塚明夫
サンタナ:乃村健次
ルドル・フォン・シュトロハイム:伊丸岡篤

OP1「ジョジョ 〜その血の運命(さだめ)〜」
OP2「BLOODY STREAM」
ED「ROUNDABOUT」


総合評価:S

祝!S評価!
基本的に非の打ちどころはないと思います。本当に素晴らしくジョジョを映像化してくれたと思います。
やはり展開的には昔の漫画だなーという古臭い展開やなかなかに強引な理由づけとかもあるんですけど、そんなノリであっても現代でも十二分に受け入れられる、その証明になったアニメ作品だったんじゃないでしょうか。この作品のアニメ界における功績は数知れないんじゃないかと自分は思っています。

終わりの中で3期フラグも立っていますし、このスタッフとクオリティで是非見たいところ。3部はかなりの長編なので2クールあっても全部描ききれないと思いますが、正直省けるところは結構あると思うので、ジョジョ好きスタッフであればその辺の取捨選択をしっかりしていいアニメを作ってくれるだろうっていう信頼感があります。楽しみにしています!

最後にスタッフ、キャストのみなさんお疲れ様でした。いやホント、最大限の感謝をしたいですね。ありがとうございました!では。


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コメント

「ありがとう」…それしか言う言葉がみつからない…

以前にも書いた気がしますが私は二部が大好きなので素晴らしいアニメ化に本当に感謝の言葉しかでません

最終話の流れは原作よりもよかったと思わされるほどでしたよ
カーズ大気圏外追放時のハッタリの格好良さと
各キャラ達のその後のオリジナル描写なんかは特にグッと来るものがありました

>「そこにシビれる!あこがれるゥ!」:松岡禎丞

読みながらうっかり吹き出しそうになりました(笑)
確かにおっしゃるとおりの素晴らしい演技でしたね
本当に声優さん達の気合と情熱が作品を支える大きな柱になっていたと思います

三部は勿論それ以降の展開が非常に楽しみですね
個人的には四部と七部の映像化に期待したいです

No title

さすがスタッフ!俺達には出来ないことをやってのける!そこにシビれる!あこがれるゥ!

もはや完璧すぎて言う事もありません・・・今は終わってしまったことがただただ寂しい限りですわ(´・ω・`)
基本的に原作に忠実なアニメ化でしたが、アニメならではの要素である主題歌とそしてナレーターの大川さんの熱演には特に拍手を送りたいですね(*´ω`*)

最後は期待通り老後ジョセフ、海底から引き上げられてしまったDIO、そして牢屋の中の承太郎ときっちり3部フラグも示してくれたのが嬉しいですね
杉田の老ジョセフ声もよく出せるなーって感じでしたが短いシーンならともかく長期的にやるとさすがに杉田氏の喉が死にそうな感じでしたし、まだ3部アニメのキャストは未定ということでもし3部やることになったら老ジョセフは是非とも大川さんにやって欲しいところですね

この感動が薄れないうちに早く続きが見たいものですけどね・・・1年後くらいには放送開始してくれないですかねぇ(´・ω・`)生きてる間に見たいですし

次から始まるレールガンにも結構期待しているとはいえレールガンやらずにそのまま3部が見たいなぁ~と贅沢なことを考えてしまう今日このごろなのでした(;´∀`)

リッシーさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

>以前にも書いた気がしますが私は二部が大好きなので素晴らしいアニメ化に本当に感謝の言葉しかでません

ホント、素晴らしかったですね。ジョジョの原点を改めて感じさせてくれたと思います。世間的には3部が人気という感じですが、まだスタンドが出てこない1部、2部でも少年誌的面白さが非常に出ていましたし、再びジョジョの良さを味わった気分でした。

>各キャラ達のその後のオリジナル描写なんかは特にグッと来るものがありました

スタッフのジョジョ好きっぷりが伝わってきますよね。オリジナルってしっかり原作を熟知していないと基本評価を下げる要素になりかねないんですけど、考えられて感慨深くなっていました。嬉しい限りですね。

>読みながらうっかり吹き出しそうになりました(笑)

この台詞を言っただけでもここに載せないといけないなと思ったので(笑)

>個人的には四部と七部の映像化に期待したいです

3部が出来たら間違いなく売れると思うので4部もやると思うんですけどね。7部はいつになるか分かりませんけど、SBRは疾走感をアニメで見てみたいですね。

黒辻さんは俺の御主人様さん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

>基本的に原作に忠実なアニメ化でしたが、アニメならではの要素である主題歌とそしてナレーターの大川さんの熱演には特に拍手を送りたいですね

大川さん素晴らしかったですね。ナレーターという中立的位置でも非常に熱いものを感じましたし、ジョジョという世界観そのものを表しているかのような素晴らしいものだったかなと思っています。

>杉田の老ジョセフ声もよく出せるなーって感じでしたが短いシーンならともかく長期的にやるとさすがに杉田氏の喉が死にそうな感じでしたし、まだ3部アニメのキャストは未定ということでもし3部やることになったら老ジョセフは是非とも大川さんにやって欲しいところですね

ああOVAでは大川さんだったんでしたっけ?確かになかなかに無理をなされているような声だったと思いますし、その辺は考えるかもしれませんね。ただ、杉田さんは絶対やりたいって思っていると思いますけど(笑)

>次から始まるレールガンにも結構期待しているとはいえレールガンやらずにそのまま3部が見たいなぁ~と贅沢なことを考えてしまう今日このごろなのでした

同じ放送枠ですしね(笑)レールガンが終わってそのままジョジョ3部開始とかだったら素晴らし流れなんだけどなあ…と。

ジョ女子?

アニメ版ジョジョは、素晴らしかったと思います。
連載当時からのファンです。
当時は、ジョジョ立ち、ジョジョ名言など、騒がれていませんでしたが、改めて、テレビで見ると、エレガントで、素晴らしいです。
あえて、強調していたような……

秋には、ジョジョブームが来るのは、必須ですね。

あたしの魂をかけよう。




朋子さん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

>アニメ版ジョジョは、素晴らしかったと思います。
連載当時からのファンです。

自分は連載当時はまだ生れてなかったと思うのでリアルタイムで実感することはできなかったんですけど、後から読んでも面白いなーって思いましたね。

>当時は、ジョジョ立ち、ジョジョ名言など、騒がれていませんでしたが、改めて、テレビで見ると、エレガントで、素晴らしいです。
あえて、強調していたような……

その辺が騒がれたのはそれこそネットが発達してきたころだと思いますので、最近でしょうね。本当にエレガントでしたね。その1枚絵に非常に気合いがこもっていたと思います。

>秋には、ジョジョブームが来るのは、必須ですね。

そうですねー。むしろもう来ているかもしれません!
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