« 正直、このMBOはあり得ないだろ | トップページ | コンテンツ品質とIT活用のコストはタダではありません »

2006/11/28

冗談じゃなく、結構ありと思うよ

 僕だって「連載してけろ」とか言われたら嫌だけれどもさ。いや、別にこれだけじゃなくて、その「醜悪な男性誌」のほうでも、どっちも。そういうキャラじゃないんでね。

 「品のない女性週刊誌を作ろう!」と呼びかける馬鹿っていいなー(切込隊長BLOG)

 以前にあるマーケティングリサーチの会社が「10年後の顧客ニーズ」という調査をして、もっともニーズが高そうと出たのが女性向け風俗サービスという結果だったという話からしても、こういう情報媒体には猛烈なニーズがありそげ。

 ただ、隊長の言うとおり、男性版と違って表紙にこれ見よがしな艶めかしい女性の写真を配するといったかたちでは媒体を訴求できないのがちょっと考えれば丸分かりなわけで、ニーズはあるけれどいったいどういう体裁を取って売るべきかというところでみんな悩んでいるところだと思うのだよね。いや、別に僕が企画書いた訳じゃないけど。

 そういう意味では、確かに「L25」は大変な可能性のある媒体だと思った。これ、「R25」以上に大化けするんじゃない?もしかすると。すでにフリーペーパーだけあって、率直な欲望に忠実なその手のコンテンツが多々混じっている気配ではあるが、将来的にはもっと下品なコンテンツと広告で大いに賑わいそうな予感。

 某食品メーカーの出した金キラキンの下品なデザインのボトル入り飲料も、聞くと発売前の社内では「ブランドイメージを損なう」と反対の大合唱だったようだが、いかにもなパッケージデザインで目を引いて売れてしまえばもうこっちのもの。今じゃ驚異的な売り上げで株価も上がり、大騒ぎになっているらしい。まあ、あれは男性向けだけどね。女性向けのそういう商品は、きっとさらに難しいだろう。絶妙なパッケージデザインを思いついただけでノーベル賞ものですよ。

 上品で誰もが無難と認める商品なんざ、いくら言葉巧みに売ろうとしたって利益なんか出やしない。それよりも身も蓋もない下品な商品を、消費者の劣情感を刺激しないようにうまく提供できる企業にはすごい利益が転がってくるというのは、非常に普遍的な法則のような気がするよ。隊長に向かって脳内妄想を延々としゃべりまくるその編集者氏にも、ぜひとも頑張ってほしいものである。こっちに近寄らないでねって感じだけど。

|

« 正直、このMBOはあり得ないだろ | トップページ | コンテンツ品質とIT活用のコストはタダではありません »

コメント

これこそ、「無駄にエロい」だな。
つーか、チラリズムのかけらもないな。

投稿: x | 2006/11/28 14:22

逆にバラの花束の中に菊を混ぜておけ。
ちゅーか、全部うそ、うそ。全て忘れてくれ。

投稿: x | 2006/11/28 14:27

隊長の言うことは嘘だらけだと思いますよ。
局長クラスがわざわざコラムの執筆依頼に来るなんてありえない設定です。
さらにその局長クラスを「馬鹿」呼ばわりするなんてありえない設定です。
なんかたいそー偉そうに連載を断ったという話を作ってますが、隊長が今やってるほかの雑誌の連載は、
今回寄せられた話以上にどうでもいい連載。
名刺サイズのコラムだったり、寄せられる投稿に対しての小さなコメントだけの連載。

R30さんも、本質が見抜けない人のようですね。
http://d.hatena.ne.jp/t-tjm/20051230/p1

「某」取材を受けてそのおわりに「某」編集者にお世辞をいわれて、
「某」社局長様と会談。
「某」マーケティングで明らかになった女性向けのエロ雑誌を作りたいと局長様に熱弁され、
「某」企画書をわたされる。
アスキーとFLASHの週刊誌二誌と月刊誌とかで書き仕事は当面打ち止めている山本は
(アスキーとフラッシュ以外は打ち切られてしまった山本は)、
連載を断ったという設定。
新しい方の「某」事務所の「某」電話番号に[「某」でんわがかかってきて、さらに連載をすすめられた。
http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2006/11/28_023429.html#comment


「某会議」「某会合」で切込隊長は忙しいらしい
ブログによると、切込隊長は某会議などで忙しいようだ。
具体的な会社の記述は一切ないので実態はよく分からないが
http://fusoshatokiri.seesaa.net/article/12051871.html

投稿: らいら | 2006/11/28 15:20

>こっちに近寄らないでねって感じだけど。

ちょっ、、隊長は既に貴兄のメアド教えていますよ!!!

投稿: いりー | 2006/11/28 18:56

 世の中平和じゃのう。

 女性って超親密か絶対無害な相手としかエロ下品話しないってのが大前提だから、「一般的に」「売れる・売ろうとする」媒体でエロ下品をやるっつう発想がどうしょうもないんですけど。絶対無理っしょ。女心分からなさ杉。
 人の話だからどうでもいいんですけど。

 男性向けエロマガジンでも5%くらいは女性読者で、そういうのに限っていいトコ勤務のフツーのOL様だったり霞ヶ関のあちら様だったりしておぬしも中々の悪よのうとか言って、マジ合って話聞いてみたらイヤーン超エローイ!! フルーティーアーンドトロピカール!! とかいうのがいいんですよ。まじで。ご馳走様でした。
 何千何万単位の有象無象なんか相手にしたってしょーがねえだろっての。アホかと。

 んでさ。女性とかベースが「超親密か絶対無害な相手としかエロ下品話しないってのが大前提」ってのがあるから、逆に言えばその要件さえ満たせば平気の平左で股でもケツでも大開帳なんですな。もうね、俺とか未知の生命体にしか見えねえんですけど。彼女らはもしかして人類ですか? 哺乳類の範疇に入らないで戴きたいナァって感じ?

 ま、アレですよ。「こっちに近寄らないでねって感じだけど。」←コレですよ。流石の私もズン引きドン引きですよ。世の中平和ですよ。

投稿: ハナ毛 | 2006/11/28 19:46

 っていうか、もう緑運動公園にうんこ投げるのやめようよ。カワイソだから。まだやってんのか。

 っていうか、一時期の私みたいに格好だけでもいいから助け舟出したり援護擁護したりしてあげなよ。ここまで来たらいじめじゃん。カワイソじゃん。

 おまいらに道義心は無いんかと。

投稿: ハナ毛 | 2006/11/28 19:52

>女性って超親密か絶対無害な相手としか
>エロ下品話しないってのが大前提だから、
>「一般的に」「売れる・売ろうとする」媒体で
>エロ下品をやるっつう発想がどうしょうもな
>いんですけど。絶対無理っしょ。女心分か
>らなさ杉。

ハナ毛氏に一票です。

エロ専門SNSか、あるいは通販専門の雑誌ならありなのかもしれませんが、店頭販売の雑誌は少し難しいのかもしれません。
それと女性はエロに興味があっても不潔かつ下品なものを嫌うので、おっさんがおっさんの感性で作ってしまうと、大コケしそうです。

最近の少女コミックやCheeseなども、傍目には普通の少女漫画にしか見えないから、ありなんだろうと思います。(中身は遊人ものけぞるくらいのとんでもないことになってます)

となると、「品のない女性週刊誌」ではなく一見か「NIKITA」か「25ans」と見分けがつかないような感じでエロとかの方が良いのでしょうかね。

でもそういうようなものが好きな人はこっそり画像をダウンロードしたりこっそりやおい同人誌を買っていたりするような気もします。

投稿: キングフラダンス | 2006/11/28 23:20

女性向けの「宅配男」…って、あ、デリヘルとかいうんでしょうか? そういうのとか、女性向けAVとか、けっこう前から、そのようなマーケティングのもとに、いろいろありますよね…って、まあ、今現在の状況は知りませんが、少なくとも5年以上は前に、このような議論に遭遇したことがあります。
でもブレイクしたり、メジャーになったり、そんな現象、覚えがないですが。
そうそう、韓ドラがはやったときに、韓ドラ目当ての熟女層にAV見せようとした動画ポータルがありましたけど、無理でしょ。無理だったでしょ。
エロがほしかったとしても、なんだかんだ「奇麗事のエッセンス」がないと、女子は。

投稿: midori | 2006/11/29 00:13

 ぶっちゃけ言ってしまうとね。

 最終的には、涙も鼻水も涎も大垂らしで潮撒き散らしながら白目剥いて逝き狂うの希望なんですよ。嘘だと思わば勝手に思えってヤツで。
 少なくとも、エロに並み以上の興味がある生命体なら、冗談でもいいから「その域を垣間見たい」という願望が、在る。
 んだからこそ、奇麗事を言わなきゃならん。

 男の子はそのへん単純と言うかストレートと言うかストレート過ぎてビーンボールで全治半年とかそういう感じなんで、そこを「危険」と判断されたら、もう一生相手にされない。
 奇麗事で押し通しつつ本来(?)の願望の領域へ巧みに持っていくのは、もの凄い大変だと思いますよ。ご苦労さんっていうか。


 っていうかさ。↑のような領域へ逝きたがる人って、その時点でフツーじゃないからさ。
 もの凄い金持ってんならともかく、あくまで一般の人でしょ? 相手にするのは。そこまでコスト掛ける意味あんのかと。お前らなんか青姦で上等じゃAVでも出て元取り返されてろバカタレがと。そういうことなんだけどさ。結局は。

 あと、アレですね。女性向け商品てのは、男性が考えるようなバーッと大流行ってわけでなく…とくにエロ・マンガ・ゲーム等、地味で根暗と思われる系統のモノは、絶対に大売れしない代わりに確実に「最後の最後まで」ファンが憑くんですね。不思議なことに。マンガ・アニメ・ゲームとかそうでしたけど、大の男が完璧飽きて次逝っちゃったような商材・市場に数年遅れでのこのこ現れて「○○さん萌え~」とか、平気で言うんですね。会社が潰れるまでしつこく居残るのは、大概女性ファンなんですよ。潰れてからも復活希望するし。無理だっつうの。んで、なんか自分らで勝手に復活させようと努力とかするし。お前ら諸とも死ねと。


 ゲーム業界で言えば、『ときめきメモリアル』界隈なんか、私の見解を恐ろしい勢いで地で逝ってますから。ああいう現場を見ると、エロ・ニッチ・オタク産業の実態とか栄枯盛衰とか末路とかよく分かります。社会学的に一見をオススメ。

投稿: ハナ毛 | 2006/11/29 01:32

 女相手にエロを売りたいんだったら、いっそのこと「男性読者がドン引きするくらい強烈にして、あくまで男向けに売る」が正解でしょう。
 触手が出るとか地球外生命体に全身引き裂かれて内臓食われるとか動物スーパーリアルに描いてマジ獣姦とか最近プチ流行のふたなりとか80~100㎝級の超巨根挿されて喉からちんこ出るとか、ケツ穴大開帳で内臓視姦の序でに頭突っ込むとか全身に電気コード差されて10万ボルト流すとかリアルらぶちぇんスワップ漫遊記とか火曜の夜は「ぷっすわ」とか。そういうの。

 男性向け雑誌でそういうのやると大抵視聴率取れないんですけど、数少ない視聴率の「大半を女性読者が占める」という笑えない結果がよく出てました。いやまじで。

>>シャチョサン

 汚してゴメンネ、とか言って。

投稿: ハナ毛 | 2006/11/29 01:49

 昨今ある実例としては『ベルセルク』『彼岸島』(いずれもマンガ)あたりがそうですね。古本屋とか逝って最初から通して読むと吉。序盤(1~5,6巻あたり)とか、結構えげつない描写が出てるんですね。拷問シーンとか。そういうので人目を惹き付けると。ちなみに両作とも女性ファンが多く、熱狂的だそうで。さもありなん。

投稿: ハナ毛 | 2006/11/29 02:18

解説

この記事を読んで最初に思い出したのは、
http://u1.blockblog.jp/blog_comment.html?blog_seq=7072&entry_seq=335597
の 2006-10-31 16:36:27 のコメント。
「バカエロ」じゃなくて「ちょいエロ」路線ならイケルかなと思ったが(逆に
「グロエロちょい品行方正」もアリか?)よくよく考えたらもしその路線で売り出した
としても、紆余曲折を走馬灯のように駆け抜けたあと最終的に「週刊女性」にモロ
そっくりな雑誌にしかならねーだろうと思ったから、俺の中ではこの話はココで終了。
という妄想嘘篇。

投稿: x | 2006/11/29 15:57

↑いやまあ要はそういうことなんだけどさ。そんな、長期に渡って持続的に商売できるわけネーじゃんつうか。短期でガガッと荒稼ぎしかないんだけどさ。「おっさんが仕掛けた場合」は。

 そじゃない場合…いわゆる女心というかオタク女心の理解できる人は、そりゃまた別の方便を考えるし実行するしがっつり稼ぎますよ。
 女流漫画家で豪邸建てるヤツなんかなんぼでもおる。そおゆうもん。

 そのへんの機微を「聞かなきゃ分からん」人は、緑大将に聞こうがシャチョサンに聞こうがそのものズバリオタ姉ちゃんに聞こうが、分からんもんは分からんし実行もできんすよ。無駄だっつう。身の程知れっつう。

 だいたい私からして「男性向けエロマガジンでも5%くらいは女性読者」の範疇でしか認識してねえから経験して得た事実しか知らんし。それ以外のことは、それ以外のところで知るしかない。
 安易に同意されましてもね、と。

投稿: ハナ毛 | 2006/11/29 20:35

思い当たることに、

10年前の女子高生も今の女子高生も
「オンガクとかやってるんなら髪の色を染めて欲しい、茶髪とかじゃなくて原色の…」
とリクエストしてくる(笑)
いかにも援助女!風なヤツだけでなく大人しいというか地味なヤツまで

ひと昔ふた昔前のドキュンセンスへのニーズってなかなか廃れない
デフレで昂進してしまったのだろうか?

投稿: リード楽器 | 2006/11/30 21:15

 だってさあ。

 本屋逝って少女コミック棚見てみ? 昔の本とか特に、白帯に赤字ばっかりやん。最近になって(とくに小学館系が)帯の部分にも色付けるようになったけど、ちょい前のヤツとか全部紅白。小学館も集英社も講談社も白泉社も、判で捺したように皆紅白。あれさぁ。ずーっと見てると目ェ痛くなるんですけど。吐きそうなんですけど。

 そおゆう現場で何の違和感も無く立ち読みできる精神性ってのが、まず分からんですよ。私なんかは。気持ち悪いだろっつうセンスが無いんかと色盲かと牛かと。

 でもまあ、そゆのが何年も何年もズーッと続いてるわけですよ。絵柄とかも、男向けは時代の変遷とともに随分変わるけど女向けは十年一日。ひたすら同じ。凄すぎる。もお憑いて逝けない。

 市場と見立てればこの上なくおいしいんでしょうけど、多分「仕掛け側が通常男性」である限り、先に参っちゃうと思いますけど。

 具体案がどーたらこーたら以前の問題なんよ。女センスをまず知れっつうか理解しろっつうかしたら憑いてけっつうか。そこから始めて、初めて吉ですな。

 どうも、ね。ここでお題になってる御仁に、そういう空気が感じられない。んだから、ダメと喝破する。そんな感じ。

投稿: ハナ毛 | 2006/11/30 23:09

>ひと昔ふた昔前のドキュンセンスへのニーズってなかなか廃れない

 桜塚やっくんが「今さら」売れる罠。美形だからってのもあるけど、芸風だけ見れば 男 は あ ん な の 見 向 き も し な い 。

 ハァァ? とかいうセンスで延々押し続けて吉。

投稿: ハナ毛 | 2006/12/02 03:42

 自慢ニャ成らんですけど、私とか基本的に延々芸風固定するタイプなんで、女性ファンがやたら多いですよ。不思議とウケる。
 でも、私べつにそういうので食ってく心算はないし俺に寄って来る女は大概キモイんで、キタと思ったら速攻逃げる算段立ててます。

 でもねえ。なんでか知らんけど4,5年に一遍くらい強烈にモテて、そいつがまた妙に別嬪さんなんですな。顔だけで選ぶなら絶対お買い得みたいなのが、なんでまた? みたいな角度から攻めてくるし。んで、話とか詳しく聞くとヤバイんだ。心の中で百回「死ね」って叫びたくなるようなエグーイ過去をお持ちの方がよく来るんよ。時たまホントに「死ね」って喝破して嫌われるんだけどさ。

 凄く好意的に解釈すれば「情が深い」「木目細かい」「純情一途」なんだけどさ。
 「悪女の深情け」とも言うわな。

 そうでもなんでもないフツーの人は、そもそも「商売相手にはならない」だと思いますよ。

投稿: ハナ毛 | 2006/12/02 03:51

出版社の局長といえば、たいてい取締役ですな。よほどの大作家先生を口説き落とすとか、その局長が現場の編集者だった頃に親しかったとかでもない限り、局長が出てくるなんてことはありませんな。局長だって遊んでるわけじゃあるまいし。

通常、出版社から何らかの仕事依頼がある時の順列は・・・。

1)編集長
2)次長
3)デスク(2と3は、出版社によって肩書きが違う)
4)ヒラの編集者(実は、この立場の人間が一番仕事する。ヒラ編集者と仕事をするのが通常)
5)外部の編集プロダクションの社長
6)外部の編集プロダクションの社員
7)外部のフリーライターからコメント取材

という感じのカースト制です。何らかの依頼があった場合、「あなたは××の社員の人?」と聞いたほうがいいです。5)以下だと、下手すると企画が尻切れになったり、ギャラも入ってこない可能性がありますから。

投稿: おら@業界人 | 2007/02/08 21:51

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 冗談じゃなく、結構ありと思うよ:

» え、マジでありなのかよ(汗) [切込隊長BLOG(ブログ)]
 編集者には貴兄のメールアドレスを渡しておくことにする。http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2006/11/post_1486.html 成立すんのかな。どうだろ。L25は... [続きを読む]

受信: 2006/11/28 14:18

« 正直、このMBOはあり得ないだろ | トップページ | コンテンツ品質とIT活用のコストはタダではありません »