歴史を消す『公文書危機 闇に葬られた記録』
日本の国民の力は、時の政権に歴史を消させるほどに弱まっている。
政権トップによる同じ公文書の隠滅で、前大統領が家宅捜索を受ける国と、元首相が国葬に付される国。文書の隠滅をしていた時期はそんなに変わらないのだけど。https://t.co/eqR0EuM8JE
— 渡辺輝人 🇺🇦連帯 (@nabeteru1Q78) 2022年8月9日
わたしたちが人手した通知メールでは、長期保存が必要なメールは公文書登録するよう指示されていたが、これまで見てきたように、官僚たちにメールを公文書としてあつかおうとする意識はほとんどない。
紙媒体もスキャナーで読み取り電子化したものを正規書類とし、紙の文書は1年未満で廃棄可能になる他、職員がメールやSNSで発信した文書も公文書に当たる可能性がある
— masato3 (@masatonyoron) 2022年2月10日
公文書の電子媒体化「急速なデジタル化に対応」と官房長官 https://t.co/IjxVD5Kowd
┗ 首相を代えるという隠蔽システムが駆使できる某大臣経験者談【私用メールやLINEを使う理由】省内の職員のメールはサーバーの管理者がすべて見られるようになっている。だから、公用メールで秘密にしなくてはならない機微なやりとりはできない。
日本の場合、首相が代わると総理執務室内の書類はいっさい残さず、からっぽにして次の総理に引き渡すという慣習がある。
御厨貴 ”官邸は記録を残さなくてもいい「聖域」になっています。極端にいえば、政治家や官僚は総理大臣はまちがった決定をしない存在だという前提に立っている。”
御厨貴 ”総理の決断にかかわる記録は最も重要な文書として残さなければならないのに、今の制度では自覚的に残す仕組みになっていません。その意味でルールは必要です。つくれば総理になる政治家の心がまえもちがってくる。”
09年、自民党から民主党への政権交代がありました。その直後でした。わが省の局長から各課の課長に指令が出されたのです。それは、過去の政治関係の文書はすべて廃棄しろというものでした。
自民党を中心とした政権が戦後ずっと続いてきたなかで、あやしげな政治関係文書が霞が関にはいっぱい残っていました。
表に出せない公文書を開示請求されると、「私的な文書」にすり替える。保存期間を1年未満にして請求される前に捨てる。請求時点に存在していても捨てたことにする。
情報開示請求は1件当たり300円の手数料を払えばできる。このため、職員の業務をさまたげる開示請求を「300円テロ」と呼ぶ防衛省幹部やOBもいる。
【再掲】政府の隠ぺい体質がもたらす公文書危機と民主主義の崩壊
— 毎日新聞出版 営業部 (@mai_eigyo) 2021年5月6日
HONZ書評はコチラ https://t.co/4lhvLYXdHP
『公文書危機 闇に葬られた記録』https://t.co/qO0mvHL49K#森友改ざん問題 #赤木ファイル pic.twitter.com/mws54q8eAr
読み始めたけど冒頭から政治家官僚のレベルの低さにクラクラする。メールは公文書ではないと法をねじ曲げ運用。公用メールは公文書になりかねないし面倒だから私的メールやLINEで連絡。意思決定過程を残すという意識はゼロ。
— T-T (@tcy79) 2020年10月3日
公文書危機 闇に葬られた記録 | 毎日新聞出版 https://t.co/8A3ibnHeRi
10月3日の信濃毎日新聞の読書欄で、毎日新聞取材班『公文書危機 闇に葬られた記録』毎日新聞出版、2020年、を紹介しました。普段はウェブに貼らないですが、今回は学術会議問題がまさしく書いてある内容とリンクするので貼っておきます。おすすめです。 pic.twitter.com/aeN67vKg8z
— 瀬畑 源 (@hajime_sebata) 2020年10月7日
▶楽天PR
『公文書危機 闇に葬られた記録』
毎日新聞取材班
毎日新聞出版
目先の狭い損得だけの中で、ぬまったりと崩壊していく民主主義。
政権中枢だけでなく省庁全体のセキュリティーのレベルまでもが他国に比して危ぶまれてる。
先進国の皮をかぶったつもりの後進国。
Amazonで書籍の評判をチェック ↓PR
ちなみにアメリカには「大統領記録法」という法律があり、ホワイトハウスのスタッフが記録を分類・管理し、大統領の退任後はそれらの記録が国の管理下におかれ、のちに大統領の名を冠した図書館などに保存されることになっているそうだ(これも毎日新聞取材班『公文書危機』より)。
— 望月優大 (@hirokim21) 2020年8月28日
電子書籍も便利。Kobo版↓
『ミニ特集:日本の2010年代、政治観を語る本その1』
『ミニ特集:日本の2010年代、政治観を語る本その2』
『ミニ特集:日本の2010年代、政治観を語る本その3』
『ミニ特集:日本の2010年代、政治観を語る本その4』
『ミニ特集:日本の2010年代、政治観を語る本その5』
『ミニ特集:2010年代、日本の格差と経済を見る本 その1』
『ミニ特集:2010年代、日本の格差と経済を見る本 その2』
『ミニ特集:2010年代、日本の格差と経済を見る本 その3』