科学と『繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史』

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自由交易は相互の繁栄を生むが、保護主義は貧困を生む。交易に対して国境を開いて、結果として貧しくなった国の例は一つもない。
自分の必要とするサービスを買えるだけの値段で、自分の時間を売ることができなければ、貧しいのだ。必要とするサービスだけでなく、望むサービスまで手に入れる余裕があるなら、豊かだといえる。
言わば、すべての作物は「遺伝子組み換え」されている。農作物とは、異常なほど大きく脱穀しやすい種子や重くて甘い果実を産出できる、人間の介入なしには生き延びられない奇怪な突然変異種なのだ。
20世紀初頭、蒸気とメタンと空気から大量の無機窒素肥料を作る方法が発明された。今日、人の体内にある窒素原子のほぼ半分は、そのような製造を行うアンモニア工場を通過している。
世界中の作物をすべて合計すると、2005年の単位面積当たりの生産量は1968年の2倍になっている。
1900年以降、世界人口は400%増加したが、1人あたりの食料生産は50%向上した。農耕地の30%増に対し、平均収穫高は400%、穀物の総収穫量は600%増えている。
窒素は、このblogで言及されてるハーバーボッシュ法で獲得できるようになった。じゃあリンは今後どうなる?というと、農文協のこのレポートが面白い→https://t.co/rzBB9jxo7k https://t.co/hW8z6lyj2o
— オカピ (@okapia_feb01) 2015, 12月 30
新幹線間に合いました(^_^;)
資料読みの合間に読書です。『繁栄〜明日を切り拓くための人類十万年史〜』(マット・リドレー)です。
読みやすい一般科学書で、終始健全な楽観主義で書かれている点が私の趣味に合い、サクサク読んでいます。 pic.twitter.com/HYfly26OeY
— さいとうひろあき事務所 (@saito_hiroaki_) 2013, 10月 4
好評につき、文庫版が出ています。



『繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史』
マット・リドレー
早川書房
その「合理的な楽観主義者」看板色が強く出ている著作が、この『繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史』。
「繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史」(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)が入荷。“合理的楽観主義者”宣言の書だそう。(なんば) pic.twitter.com/Ll8ugUpt3F
— 秋田大学生協 (@co_ople) 2013, 7月 11



