東京に引っ越してきてからもうすぐ6年
住宅街をすり抜けるように
ちょろちょろと流れている水深の浅いドブ川へ
僕はよく鯰を釣りに出かけます
最近は頻繁に
レコーディングが終わって深夜に時間が出来始めたのもあるし
昨今、生まれて初めて車を購入したのも要因でありますが
岩や
水性植物だけではなく
時には自転車、スクーターなどがストラクチャーと化す
まさに都会の川
そこに潜む彼ら鯰を何年も飽きずに追いかけ続けている自分
なぜなんだろうと、ふと自問自答してみますと
それは北海道から東京に出てきた自分と鯰を無意識に重ねているからなのだと
気づきました
荒れた都会の川で生きる鯰との仲間意識
それを確かめに川へ足を運ぶ日常は
東京という街で擦れっ枯らしになりかけている昨今の僕にとって
至極重要な事柄であることは確かであります
一路