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何もない夜に被さってくる淋しさも
常に斜めに刺さってくる悲しみも
時々自由になれる不自由も
人の目を気にする劣等も
考えたくもない当たり前な未来も
意味もなく殴った壁も
飲めるようになってきたお酒も
やめた煙草も
君の声も
気まぐれも
全てが今の僕にはなきゃならないことなのか
だったら深夜だろうが何だろうが
一抹の不安やら何やらの予備軍を
一個ずつ丁寧に
叫びたくなるじゃないか
一路
いや
見たというより感じたそれを
熱されたヤカンの取手を掴むように
おどろおどろと摘んでみたら
僕の心から垂れ下がる
撓んだ感情の一直線でした
東京の冬空
悪いことあるか
良いことあるか
悪いことあるか
良いことあるか
一路
ふと見たら
雨で濡れてた夜のコンクリート
聴こえていても
聴こえてなくても
僕は音楽になりたい
一路
僕の家はどこだろう
お湯をためたバスタブに
広がった泡の層を手で掬い
満たされない何かについて
考えたりする
帰り道は
帰り道か
僕の家はどこだろう
一路
感覚と感覚を
真剣に擦り合わす。
すると、
邪魔な心のカサブタが、
ボロボロ垢のように削り落ち、
知らなかった自分が
露になったのでした。
完全復活。
一路
置いてけぼりにしてたブログ、
書いていきます。
これを機に。
一路