1万4千を超える大署名に驚き慌てた陸自配備誘致派石垣市議「お花畑に住む平和ボケ」と反対市民を批判 、署名も疑問視。
- 2017/09/22
- 10:09
石垣島より:
関連記事:9月19日、石垣島で「はばたけ みんなの署名」提出集会、1万4022筆の署名を中山義隆市長に提出。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-474.html

9月21日の八重山毎日紙面
どちらが「平和ボケ」か?
誘致派議員の頭目は「敵国(中国?)は米軍嘉手納基地しか攻めない小さな島を攻めることはない」と。

9月20日の八重山毎日紙面
9月21日 八重山毎日
記者席 :やゆするような表現で批判
自衛隊配備に反対する署名運動に対し、石垣亨氏が20日、市議会一般質問で、具体的な事例を示しながら署名集めの方法に疑問を呈した。その上で、署名活動に参加した人たちを「お花畑に住む平和ボケの皆さん」とやゆするような表現で批判した。石垣氏らしい独特の言い回しだが、さすがに反発を招くだろう。
9月21日 八重山毎日
「お花畑に住む平和ボケ」石垣市議会 石垣亨氏、反対市民を批判 署名も疑問視
石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会が中山義隆市長に提出した陸自配備反対署名をめぐり、石垣亨氏が20日の市議会一般質問で、「『ミサイルが頭上を飛び、Jアラート(全国瞬時警報システム)が鳴っても、9条があるから平和が保たれてきたというお花畑に住む平和ボケの皆さんの考えは理解できない。今では少数ではないか』との意見が専ら。市長は最後の最後まで、お花畑に住む平和ボケの住民が理解するまで待つのか」と反対する市民を痛烈に批判した。
署名活動についても「知り合いの娘さんは、夏祭りに来ただけなのに署名お願いしますと言われ、断るのが面倒くさいから書いた。ある人は居酒屋で模合仲間から回ってきて、雰囲気が損なわれるから書いた。そういう話が私の耳にも何件か入っている」と疑問を呈し、「市長はどうなのか」と感想を求めた。
これに中山義隆市長は「そういう話を聞いているのも事実だ。ただ、1万4022人という数多くの署名を受けとった。18歳以上の市民が条件となっている署名なので、何らかの形で確認する必要があるのかなと思う。これを判断材料の一つにしたいと思っているので、しっかり見させてもらう」と述べ、署名の中身を確認する意向を示した。
最終判断を迫る石垣氏に対し、「安全保障の観点、明和大津波の(被害)に遭った島として災害時の初動態勢のことを考えると、配備には理解できる。ただ、反対者の中には自衛隊そのものではなく部隊、配置(場所)について不安、疑問を持っている人もいるので生の声を聞いて課題解決につなげたい。そういう声を聞いた後に判断したい」と述べ、配備に伴う不安を解消した上で容認する意向を改めて示唆した。
「I Love いしがき」さんFBページより:
「石垣享議員は、市民大署名についてもケチをつけ、署名した人たちに脅しをかけていますが、読者の方から署名に関する石垣享発言への「怒りの投書」が送られてきました。ご自分の経験に基づく実に率直で迫力ある文章です。
署名をするということの重み
9月19日午後1時すぎ、「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」は、それまでに集まった1万4千筆以上の署名を中山市長に提出した。署名の内容は「島のどこにもミサイル基地はいらない」「平得・大俣の市有地を基地に提供(売却・貸し付けなど)しないことを求める」ものである。
6月議会で住民投票条例案が否決されたことをうけ、それに代わる住民の意思表示の機会として、7月下旬、署名活動が提起された。目標は18才以上の有権者、1万5千筆であった。
10年近く前に石垣島の碧い海にあこがれて移住してきた私も、この美しい島に軍事基地は似合わないと、この署名活動に参加した。しかし、正直なところ1万筆さえ集めるのはむずかしいだろうと思っていた。石垣のような、どちらかというとしがらみの多い島社会で、住所氏名を書いて、基地への反対の意思表示をすることに抵抗のある人が多いのではないかと。頼むこちらも「もしよろしかったら…差支えなければ…署名お願いできませんか」と、恐る恐るお願いして回ることになった。なにしろ、知らないお宅の呼び鈴を押し、運よく在宅の、見知らぬ人に話しかけるなんてことは、初めての経験なのだ。
ところが、予想はうれしい方にはずれた。前もって配ってあったチラシを見、署名用紙に名前を書いて、待っていて下さった人々がいたのだ。「『石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会』から来ました」と言っただけで「ああ、署名ね」と快く書いてくださる人が思ったより多かった。すでに署名をすませたという人もいた。もちろん、署名を断る人もいたが、その中にも、自分はしたいが仕事の都合でちょっとという人がいた。残念ながら回った家の半数近くが留守か空き家であった。
20日の市議会で、ある議員が「知り合いの娘さんが、夏祭りに来ただけなのに署名お願いしますと言われ、断るのが面倒くさいから書いた。ある人は居酒屋で模合仲間から回ってきて、雰囲気が損なわれるから書いた。そういう話が私の耳にも何件か入っている」と発言した。これに市長は署名の中身を確認する意向を示したという(9月21日付八重山毎日新聞)。
何を確認するというのだろう。年齢だろうか、それともあなたの意思で署名しましたかと1万4千人に確かめるのだろうか?私のささやかな経験ではあるが、意思に反して署名した人はいない。市民連絡会の事務所には、集めた署名を持ってくる人の他に、署名をしに来た、という人が毎日のように訪れた。わざわざ事務所まで来て下さるのである。これを自発的と言わずに何というか。当番がいない時には外のポストにいっぱい署名が入っていた。涙が出るほどありがたかった。
市民連絡会は署名提出の際、個人情報保護条例に基づき、署名者の個人情報やプライバシーを保護するよう、市長に申し入れている。市長も1万4千という数を重く受け止めていると述べた。署名した人々に、市側がこれから何らかの圧力をかけていくようなことがあったら、市民連絡会として絶対に許さないはずだ。市民が自由に意思表示できないような社会は民主主義社会とは言えない。勇気をもって署名してくださった1万4千もの市民を、黙らせることはできない。署名はこれからももっともっと増やしていきましょう。
9月20日(水)夕方市役所第2駐車場前で、恒例の街頭アピール。

写真:「I Love いしがき」さんFBページより:

関連記事:9月19日、石垣島で「はばたけ みんなの署名」提出集会、1万4022筆の署名を中山義隆市長に提出。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-474.html

9月21日の八重山毎日紙面
どちらが「平和ボケ」か?
誘致派議員の頭目は「敵国(中国?)は米軍嘉手納基地しか攻めない小さな島を攻めることはない」と。

9月20日の八重山毎日紙面
9月21日 八重山毎日
記者席 :やゆするような表現で批判
自衛隊配備に反対する署名運動に対し、石垣亨氏が20日、市議会一般質問で、具体的な事例を示しながら署名集めの方法に疑問を呈した。その上で、署名活動に参加した人たちを「お花畑に住む平和ボケの皆さん」とやゆするような表現で批判した。石垣氏らしい独特の言い回しだが、さすがに反発を招くだろう。
9月21日 八重山毎日
「お花畑に住む平和ボケ」石垣市議会 石垣亨氏、反対市民を批判 署名も疑問視
石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会が中山義隆市長に提出した陸自配備反対署名をめぐり、石垣亨氏が20日の市議会一般質問で、「『ミサイルが頭上を飛び、Jアラート(全国瞬時警報システム)が鳴っても、9条があるから平和が保たれてきたというお花畑に住む平和ボケの皆さんの考えは理解できない。今では少数ではないか』との意見が専ら。市長は最後の最後まで、お花畑に住む平和ボケの住民が理解するまで待つのか」と反対する市民を痛烈に批判した。
署名活動についても「知り合いの娘さんは、夏祭りに来ただけなのに署名お願いしますと言われ、断るのが面倒くさいから書いた。ある人は居酒屋で模合仲間から回ってきて、雰囲気が損なわれるから書いた。そういう話が私の耳にも何件か入っている」と疑問を呈し、「市長はどうなのか」と感想を求めた。
これに中山義隆市長は「そういう話を聞いているのも事実だ。ただ、1万4022人という数多くの署名を受けとった。18歳以上の市民が条件となっている署名なので、何らかの形で確認する必要があるのかなと思う。これを判断材料の一つにしたいと思っているので、しっかり見させてもらう」と述べ、署名の中身を確認する意向を示した。
最終判断を迫る石垣氏に対し、「安全保障の観点、明和大津波の(被害)に遭った島として災害時の初動態勢のことを考えると、配備には理解できる。ただ、反対者の中には自衛隊そのものではなく部隊、配置(場所)について不安、疑問を持っている人もいるので生の声を聞いて課題解決につなげたい。そういう声を聞いた後に判断したい」と述べ、配備に伴う不安を解消した上で容認する意向を改めて示唆した。
「I Love いしがき」さんFBページより:
「石垣享議員は、市民大署名についてもケチをつけ、署名した人たちに脅しをかけていますが、読者の方から署名に関する石垣享発言への「怒りの投書」が送られてきました。ご自分の経験に基づく実に率直で迫力ある文章です。
署名をするということの重み
9月19日午後1時すぎ、「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」は、それまでに集まった1万4千筆以上の署名を中山市長に提出した。署名の内容は「島のどこにもミサイル基地はいらない」「平得・大俣の市有地を基地に提供(売却・貸し付けなど)しないことを求める」ものである。
6月議会で住民投票条例案が否決されたことをうけ、それに代わる住民の意思表示の機会として、7月下旬、署名活動が提起された。目標は18才以上の有権者、1万5千筆であった。
10年近く前に石垣島の碧い海にあこがれて移住してきた私も、この美しい島に軍事基地は似合わないと、この署名活動に参加した。しかし、正直なところ1万筆さえ集めるのはむずかしいだろうと思っていた。石垣のような、どちらかというとしがらみの多い島社会で、住所氏名を書いて、基地への反対の意思表示をすることに抵抗のある人が多いのではないかと。頼むこちらも「もしよろしかったら…差支えなければ…署名お願いできませんか」と、恐る恐るお願いして回ることになった。なにしろ、知らないお宅の呼び鈴を押し、運よく在宅の、見知らぬ人に話しかけるなんてことは、初めての経験なのだ。
ところが、予想はうれしい方にはずれた。前もって配ってあったチラシを見、署名用紙に名前を書いて、待っていて下さった人々がいたのだ。「『石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会』から来ました」と言っただけで「ああ、署名ね」と快く書いてくださる人が思ったより多かった。すでに署名をすませたという人もいた。もちろん、署名を断る人もいたが、その中にも、自分はしたいが仕事の都合でちょっとという人がいた。残念ながら回った家の半数近くが留守か空き家であった。
20日の市議会で、ある議員が「知り合いの娘さんが、夏祭りに来ただけなのに署名お願いしますと言われ、断るのが面倒くさいから書いた。ある人は居酒屋で模合仲間から回ってきて、雰囲気が損なわれるから書いた。そういう話が私の耳にも何件か入っている」と発言した。これに市長は署名の中身を確認する意向を示したという(9月21日付八重山毎日新聞)。
何を確認するというのだろう。年齢だろうか、それともあなたの意思で署名しましたかと1万4千人に確かめるのだろうか?私のささやかな経験ではあるが、意思に反して署名した人はいない。市民連絡会の事務所には、集めた署名を持ってくる人の他に、署名をしに来た、という人が毎日のように訪れた。わざわざ事務所まで来て下さるのである。これを自発的と言わずに何というか。当番がいない時には外のポストにいっぱい署名が入っていた。涙が出るほどありがたかった。
市民連絡会は署名提出の際、個人情報保護条例に基づき、署名者の個人情報やプライバシーを保護するよう、市長に申し入れている。市長も1万4千という数を重く受け止めていると述べた。署名した人々に、市側がこれから何らかの圧力をかけていくようなことがあったら、市民連絡会として絶対に許さないはずだ。市民が自由に意思表示できないような社会は民主主義社会とは言えない。勇気をもって署名してくださった1万4千もの市民を、黙らせることはできない。署名はこれからももっともっと増やしていきましょう。
9月20日(水)夕方市役所第2駐車場前で、恒例の街頭アピール。

写真:「I Love いしがき」さんFBページより:
