デジタル原稿の描き方について解説しようと思いますが、デジタル原稿の描き方の前に寄り道する必要があります。それは原稿をどこからデジタルにするのかということに由来します。
原稿を描く手順は一般的には、①ネーム(イラストなら構想)、②下描き、③ペン入れ、④ベタ塗り、⑤トーン貼りのような段階を踏みますが、①からフルデジタルな人もいれば④以降からという人もいます。私の場合ペン入れまではアナログで、それをスキャンして仕上げるという手順を採っています。なので、まずはペン入れについてから始めます。
デジタル移行まではしばしお待ちを・・・
漫画を描く場合に必須と言えるのがペンの使い方です。デジタル原稿の場合パソコンの画面上でペン入れをすることもできますが、現実のペンを使いこなせるということも重要であると思います。私はデジタルでペン入れをしたことが無いので、現実のペンについて解説していこうと思います。
ペンと言っても、つけペン、ライナー、ふでペン、マーカーなどいろいろあります。漫画を描くのにどれをどう使うというやり方に関してタブーは無く、場合によって使いやすいものを自由に組み合わせて使うことができます。しかし、この中で最も重要なのは「つけペン」でしょう。
つけペンは使い方によって線の強弱を出して線の集合体によりリズムを生み出し、様々な表現を可能にします。漫画を描くのによく使うつけペンについて以下に挙げてみます。
ペン先のメーカーはゼブラ、日光、デリーター、タチカワなどいろいろありますが、「ゼブラ製」と「日光製」しか使ったことがないんで主にそれについて説明します。

①Gペン
最も強弱のある線を引くことができます。ゼブラ製と日光製ではゼブラ製の方が弾力に富み、強弱がつきやすくて使用者も多い一方、扱いがかなり難しいペンです。日光製はそれに比べると硬い感じがしますが、扱いやすいです。漫画を描く人には最も重要なペンと言えます。
ゼブラ Gペン 5本入
日光 Gペン 5本入
②カブラペン
形状からスプーンペン、たまペン、さじペンなどとも呼ばれます。Gペンより硬く、線の強弱はつけにくいですが一定の線を引きやすいペンです。私は背景と枠線にしか使ったことが無いですが、いろいろと便利です。
③スクールペン
スクールペンは日本で簿記、帳簿用に開発されたペンだそうです。Gペンに似ていますが、それより硬くて細い線が引けます。私はほとんど使いません。
④丸ペン
細い線を引くのに有利なペンです。しかし、見かけによらず弾力性に富んでいるため使い方によっては太い線も引けます。ゼブラ製と日光製ではゼブラ製の方がGペンと同じように弾力に富んでいると思います。さらにAタイプ(硬質)とEタイプ(軟質)があります。かなり扱いにくいペンで毛嫌いする人も多いですが、私はゼブラ製Aタイプを愛用しています。
ゼブラ 丸ペン A 3本入
ペン軸はそれぞれに合った専用のものを選ぶようにしてください。でないとペン先がぐらぐらしたり、挿したまま抜けなくなったりします。
もちろん他にもペン先の種類はいっぱいあるんで、興味のある人は試してみてください。お気に入りのペン先と出会うにはそれなりのリサーチとトライが重要です。
つけペンはその名の通り、インクのボトルにペン先を突っ込んでから紙に描きます。ペンが抱えているインクが無くなったら再びインクのボトルにペン先を突っ込んで補給します。ペン先にゴミがついたり、インクが固まってきたりしてきたらティッシュ等でペン先を拭いてクリーニングします。つけペンは結構、世話が焼けます。

ペン入れ直後はこんな感じです。ゼブラ製Aタイプ丸ペン使用。(クリックすると別窓で開きます)

デジタル仕上げ。(クリックすると別窓で開きます)
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原稿を描く手順は一般的には、①ネーム(イラストなら構想)、②下描き、③ペン入れ、④ベタ塗り、⑤トーン貼りのような段階を踏みますが、①からフルデジタルな人もいれば④以降からという人もいます。私の場合ペン入れまではアナログで、それをスキャンして仕上げるという手順を採っています。なので、まずはペン入れについてから始めます。
デジタル移行まではしばしお待ちを・・・
◆ペンの種類と選定
漫画を描く場合に必須と言えるのがペンの使い方です。デジタル原稿の場合パソコンの画面上でペン入れをすることもできますが、現実のペンを使いこなせるということも重要であると思います。私はデジタルでペン入れをしたことが無いので、現実のペンについて解説していこうと思います。
ペンと言っても、つけペン、ライナー、ふでペン、マーカーなどいろいろあります。漫画を描くのにどれをどう使うというやり方に関してタブーは無く、場合によって使いやすいものを自由に組み合わせて使うことができます。しかし、この中で最も重要なのは「つけペン」でしょう。
つけペンは使い方によって線の強弱を出して線の集合体によりリズムを生み出し、様々な表現を可能にします。漫画を描くのによく使うつけペンについて以下に挙げてみます。
ペン先のメーカーはゼブラ、日光、デリーター、タチカワなどいろいろありますが、「ゼブラ製」と「日光製」しか使ったことがないんで主にそれについて説明します。

①Gペン
最も強弱のある線を引くことができます。ゼブラ製と日光製ではゼブラ製の方が弾力に富み、強弱がつきやすくて使用者も多い一方、扱いがかなり難しいペンです。日光製はそれに比べると硬い感じがしますが、扱いやすいです。漫画を描く人には最も重要なペンと言えます。
ゼブラ Gペン 5本入
日光 Gペン 5本入
②カブラペン
形状からスプーンペン、たまペン、さじペンなどとも呼ばれます。Gペンより硬く、線の強弱はつけにくいですが一定の線を引きやすいペンです。私は背景と枠線にしか使ったことが無いですが、いろいろと便利です。
③スクールペン
スクールペンは日本で簿記、帳簿用に開発されたペンだそうです。Gペンに似ていますが、それより硬くて細い線が引けます。私はほとんど使いません。
④丸ペン
細い線を引くのに有利なペンです。しかし、見かけによらず弾力性に富んでいるため使い方によっては太い線も引けます。ゼブラ製と日光製ではゼブラ製の方がGペンと同じように弾力に富んでいると思います。さらにAタイプ(硬質)とEタイプ(軟質)があります。かなり扱いにくいペンで毛嫌いする人も多いですが、私はゼブラ製Aタイプを愛用しています。
ゼブラ 丸ペン A 3本入
ペン軸はそれぞれに合った専用のものを選ぶようにしてください。でないとペン先がぐらぐらしたり、挿したまま抜けなくなったりします。
もちろん他にもペン先の種類はいっぱいあるんで、興味のある人は試してみてください。お気に入りのペン先と出会うにはそれなりのリサーチとトライが重要です。
◆つけペンの使い方
つけペンはその名の通り、インクのボトルにペン先を突っ込んでから紙に描きます。ペンが抱えているインクが無くなったら再びインクのボトルにペン先を突っ込んで補給します。ペン先にゴミがついたり、インクが固まってきたりしてきたらティッシュ等でペン先を拭いてクリーニングします。つけペンは結構、世話が焼けます。

ペン入れ直後はこんな感じです。ゼブラ製Aタイプ丸ペン使用。(クリックすると別窓で開きます)

デジタル仕上げ。(クリックすると別窓で開きます)
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