『十五少年漂流記』や『蝿の王』などサバイバルをテーマにした小説は古今東西書かれてますが、中でも変わった設定(通常ありえないようなシチュエーション)で描かれている小説を教えてください。
サバイバル自体が非日常的と言えばそうですが、単に飛行機or船で遭難して無人島で暮らす、みたいないかにも有りえそうなシチュエーションではなく、もっと特殊な環境ということで捉えてください。
http://q.hatena.ne.jp/1250922753
のコメント欄がきっかけになった質問です。ですので上記質問に出ている作品は除いてください。
また、地球外を舞台にしたSF作品はあえて対象外とします。
回答する際は、必ずどのへんがオススメか理由を書いてください。
回答内容によって、ポイントを配分します。
「こういう内容の本もアリ?」といった疑問はコメント欄でお願いします。
なお、新刊で購入できる方が望ましいですが、品切れ状態でも廉価中古本で入手できるならOKです。
質問文が長くなってしまったので、例になりそうな作品はコメント欄に書きます。
子供のころに誰しも透明人間になりたいと思ったことでしょう。
しかし、透明人間になってしまうと、例え真冬でも、素っ裸で行動するしかありません。
家の鍵などの所持品も透明でなければ、携帯することすらできません(主人公は透明の別の鍵を加工することで解消していました)。
車や人はかまわずに突進してきます。路上を歩くことですら命がけです。
透明人間になると、普通に暮らすことが極めて困難であることを本書は教えてくれます。
豊に見える都会も、透明人間にとっては、無人島に匹敵する過酷な状況です。
そんな状況でも、主人公は、様々な知恵を絞って生き抜いていきます……。
まさにサバイバルといえる、一冊ではないでしょうか。
ちょっと古い本ですが、
トリフィド時代
地球に大流星群の到来後、その流星を見たものは失明、そのパニックの中、さらに植物油採取のために栽培されていたトリフィドという自立移動できる植物が野放しにされ、人間たちを襲う。
そんな状況の中、生き延びようとする人間たちの話。
主人公はたまたま目のけがで入院中で流星を見なかったため失明を逃れた男性です。
子供の頃ジュブナイル版を読んで以来流星雨が微妙にトラウマになった一作だったり。
秩序社会の崩壊、なんとか秩序をたてなおそうとするものの、目が見える人と目が見えない人の対立や、トリフィドの襲撃や、謎の疾病などいろいろな状況が襲ってきていったいどうなるんだと思ったものでした。
オススメはなんといっても不気味なトリフィドの存在。自立歩行できて毒の鞭もってる肉食植物という設定が怖い。というか良くこれ大規模栽培する気になったなーと思います。
早速ありがとうございまーす。
限られたジャンルなので、あまり回答来ないかと予想していたのですが、ひとまず安心しました。
大流星群由来による失明に加えて、トリフィドという三本足の動く植物が人間を襲うという状況。ワクワクしますねぇ(フィクションだから、ね)。
パニック小説としても充分興味そそりますが、やはり主人公はじめ失明しなかったわずかな人々がどう乗り越えていくかが気になります。
子供のころに誰しも透明人間になりたいと思ったことでしょう。
しかし、透明人間になってしまうと、例え真冬でも、素っ裸で行動するしかありません。
家の鍵などの所持品も透明でなければ、携帯することすらできません(主人公は透明の別の鍵を加工することで解消していました)。
車や人はかまわずに突進してきます。路上を歩くことですら命がけです。
透明人間になると、普通に暮らすことが極めて困難であることを本書は教えてくれます。
豊に見える都会も、透明人間にとっては、無人島に匹敵する過酷な状況です。
そんな状況でも、主人公は、様々な知恵を絞って生き抜いていきます……。
まさにサバイバルといえる、一冊ではないでしょうか。
その発想は無かった!
子供の時に透明人間になれたら、という妄想を抱いたことがある人は多いかもしれませんが、実際には命がけですね。
>豊に見える都会も、透明人間にとっては、無人島に匹敵する過酷な状況です。
うーん、そうか、そうですよねぇ。
レビュー見ても内容に期待できそうです。
バックマン・ブックス〈1〉バトルランナー (扶桑社ミステリー)
スティーブン・キングの初期作品です。映画化もされています。
近未来の地球で、あるテレビショーに出演した男が主人公。
一般の人々の通報から逃れ、処刑人から逃れ、1ヶ月生き抜けば莫大な財産が手に入る!
キングは、突飛な状況設定をしても、人物描写を丹念におこなうので、
凄いリアリティを出してくるんですよね。
おお、スティーブン・キング久しぶりです。
確かにエンターテイメントを極め過ぎてた、残酷ともいえる設定をよく考え付きますねー。
あの壁投げ本の頂点「リアル鬼ごっこ」を思い出しますが、スティーブン・キングならば、人物描写に定評ありますので期待できますね!
http://www.asahi-net.or.jp/~WF9R-TNGC/hukusei.html
西澤保彦著作の、複製症候群です。
携帯とネットの普及した現在では難しい設定ですが、突然、上空から降ってきたチューブ(ストロー)状の物体に閉じ込められ、出ようとすると、内部にクローンが生み出されてしまう。
そして、その閉ざされた空間で、殺人事件や、複製作成事件!?がおきるというストーリーです。
最初は読んでいて頭がこんがらがりましたが、最終的にそして誰もいなくなった、になりそうだったのが死体を複製すると蘇る!という点で、円満解決できたのが救いですね^^;
現代では携帯やネットなどが普及しているので、できないトリックかとは思いますが、当時としてはとても斬新というか、どうやったらそんなこと考えつくんだろう?と思いました。
この方の作品はどれも不思議な設定が多く大好きです^^
最初はこれのどこかサバイバル?と思いましたが、紹介されたページ見て納得いきました。
壁といっても通ることができるが、同時にクローンも作られてしまうのかな。なんだかややこしいですね。
でもこの紹介の仕方がうまいですね。読んでみたくなりました。
>最終的にそして誰もいなくなった、になりそうだったのが死体を複製すると蘇る!という点で、円満解決できたのが救いですね^^;
あーっ、それってネタバレ!?
その発想は無かった!
子供の時に透明人間になれたら、という妄想を抱いたことがある人は多いかもしれませんが、実際には命がけですね。
>豊に見える都会も、透明人間にとっては、無人島に匹敵する過酷な状況です。
うーん、そうか、そうですよねぇ。
レビュー見ても内容に期待できそうです。