DTP屋あかつき@おばなの稼業録。
  【Illustrator】ベースラインアゲ組 (その2)  2009.08.26.Wed / 09:26 
前のエントリ、作例の作り方が悪く、分かりにくいエントリになってしまった感があるので作例を作り直してみました。

mgさんworks014さん、つたないエントリにコメントを入れていただき、ありがとうございました。
特に、mgさんにご紹介いただいた方法は新発見でした。またこの方法、テキストオブジェクトだけでなく他のオブジェクトでも使えるますね。

【作例その1】
090826-1.jpg

【 】で括られたテキストのセンターにサブテキスト(ゲタ文字)が来るように調整、さらに天地左右各0.25mmずつ間隔をとった地アミを引いています。

このような処理を行う場合、テキストのベースラインをズラしてグリッドにスナップさせておくと作業が行いやすいのではないかと思います。

【作例その2】
090826-2.jpg

090826-3.jpg

上が実際に某雑誌の表紙で使用したモノ(Phとテキストはダミー)、下はグリッドを表示させた状態。テキストと地アミ・各オブジェクト間の間隔をグリッドをベースに揃えています。

「目見当(見た目あわせ)でヤッたほうが速くない?」といわれそうな気もしますが、自分は数値を揃えた方が作業しやすいので、このような方法で各オブジェクトを極力グリッドに揃えるようにして作業しています。

ただ、グリッドに揃えることに集中しすぎると各種指定の自由度を失う(13Qなどの奇数の級数をつかいたがらなくなる、etc)危険もあり、頼りすぎて失敗することがあったり、無かったり……。

手数的に面倒な方法ではありますが、緻密に数値計算したい場合には有効だと思いますので、興味のある方は一度試してみてください。
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■Profile

尾花 暁(あかつき)

  • Author:尾花 暁(あかつき)
  • 書籍や雑誌などのエディトリアルデザイン・DTPをメインに、職業訓練校などでDTP・製版に関する講義やセミナーも担当。 近著は『+DESIGNING』(マイナビ出版)VOLUME.45「比べてみればよくわかる! ○なデザイン、×なデザイン」(共著)ほか、同誌の特集や連載記事など。1級製版技能士。

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