熊本県のゆるキャラ「くまモン」について、27日の県議会で「行事でのマナーに問題がある」と叱られていたことが分かりました。
熊本県の県議会特別委員会で自民の山本秀久議員は、くまモンが県のPRキャラクターとして成長していることに理解を示す一方で、「正式の式典でふざけていると感じる場面がある。礼儀をきちんとさせないとだめだ」と「しつけ」の必要があると指摘したとのことです。
くまモンをPRしている県くまもとブランド推進課では「本人はサービスのつもりなのでしょうが……」としつつ「時と場所を考えた対応を教えます」と答えたそうです。
くまモンは会話ができないので、常に手足で仕草をしますが、この仕草が山本秀久議員には「ふざけている」と映ったようです。
気持ちは分からないでもありません。
でも、ふざけちゃいけない正式の式典ってどのようなところなんでしょう。
問題があったという正式の式典の具体例は提示されたのでしょうか。
くまモンというキャラクターの持ち味を殺してしまうような認識は避けるべきです。
「正式の式典でふざけていると感じる場面がある。礼儀をきちんとさせないとだめだ」というような考え方自体は、ゆるキャラというものを理解していない人の考え方です。
カチコチの動かないゆるキャラなら、人形でも代わりにおいたほうがマシです。
ふざけてはいけないような正式の式典にゆるキャラのくまモンを呼ぶ方が配慮をすべき問題であるように思います。
配慮には色々あります。言葉を喋れないキャラクターなのだから、少しぐらいの仕草は認める。ゆるキャラという物がふざけていると映る人の前にゆるキャラを見せない。どういうことがふざけているのか説明がないのですが、企画する方が企画段階で、くまモンの有無や仕草の制限を決めるべきですね。
25億円とも言われる経済効果のあるゆるキャラなのですから、政治家は抑えつけるのではなく、もう少し柔軟な対応が求められます。
政治家が突っ立っていても25億円の経済効果が生まれますか?ゆるキャラの存在意義を無くして、別の経済効果を用意してくれるのですか?
山本秀久議員におかれましては、ゆるキャラの仕事とはどういうものか一緒に仕事についていくといいです。
熊本県五木村野々脇地区の水没予定地に架かる銀杏橋でバンジージャンプなどいかかですか。
熊本県営業部長 くまモンだモン! ~まるごとくまモンBOOK~
【朝日新聞デジタル:「くまモン、式典では礼儀を」 熊本県議からカミナリ – 社会】
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