世界で最も権威のある包括的な英語大辞典として、
日本でもよく知られている「オックスフォード英語辞典(OED)」。
オックスフォード大学出版局が刊行する記述的英語辞典で、
英語の歴史的な発展についても示しているなど、
包括的な情報源を提供しています。
オックスフォード英語辞典は先日公式ホームページで、
「日出ずる国からの言葉:
OEDにおける新たな日本語の借用」と題した記事を配信。
以下の23の言葉を新たに採用したことを伝えています。
・donburi(丼)
・hibachi(火鉢)
・isekai(異世界)
・kagome(籠目)
・karaage(唐揚げ)
・katsu(カツ)
・katsu curry(カツカレー)
・kintsugi(金継ぎ)
・kirigami(切り紙)
・mangaka(漫画家)
・okonomiyaki(お好み焼き)
・omotenashi(おもてなし)
・onigiri(おにぎり)
・santoku(三徳(包丁))
・shibori(絞り(染め))
・takoyaki(たこ焼き)
・tokusatsu(特撮)
・tonkatsu(とんかつ)
・tonkatsu sauce(とんかつソース)
・tonkotsu(豚骨)
・tonkotsu(とんこつ(たばこ入れ))
・washi tape(和紙テープ)
・yakiniku(焼肉)
この中でも特に「異世界」が海外では注目され、
非常に大きな反響を呼んでいます。
寄せられていた反応をまとめましたのでごらんください。
「日本語すげーなw」 日本語にしか存在しない表現に外国人が大盛り上がり
翻訳元
■■■■■■ トンカツ、マンガカ、そしてイセカイ。
オックスフォードの辞書に、
日本を端的に表す3つの言葉が加わったな。
+211 ■ 「イセカイがオックスフォード英語辞典に掲載された件」
↑これがもうイセカイ系のタイトルみたいだもん。
+4■ イセカイは名作揃いだから当然だな。
+4 😆
+3 ■ そのほとんどはありきたりな内容になってる。
もちろん中には名作もあるけども。
+12■ ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」って、
イセカイ系を人気にした作品なのに、
貢献に見合った敬意が払われてないよな。
+181 ■ 夢オチは「イセカイ」と呼べるのか問題。
+2 ■ BBCによると、オックスフォード英語辞典に、
いくつかの日本語が追加されたそうだ。
カツは魚介類や肉、野菜をパン粉で包んで揚げたもの。
これはいわゆるブーメラン・ワードで、
和製英語の借り換えの結果だ。
日本語の借用、あるいはブーメラン・ワードについて、
みんなはどう思う?
+24 ■ 「カツ」の語源は「カツレツ」だと思うから、
これはまさにブーメランワードだ。
■ ついに論文で「イセカイ」が使えるようになったのか。
信じられんな。
+28 「まさに日本の象徴だ」 天皇陛下の学者としての側面に外国人から驚きの声が続出 ■ 引用符で囲んでその意味を説明すれば、
前から使用出来たんじゃなかったかな?
+8 ■ ちなみに英語の「Skosh(少量)」は、
日本語の「すこし」に由来するとされてる。
+4■ 重要な実力者を意味する「Head honcho」は、
日本語の「班長」から来てるようだね。
+3 ■ ジブリの「君たちはどう生きるか」も、
基本的にはイセカイ作品だよね。
他のイセカイ系の作品みたいに、
異常に長いタイトルだったら面白かったのに。
+28 ■ ジブリのイセカイ物は、
「千と千尋の神隠し」の方が先だな。
+108 ■ だけど「イセカイ」って言葉は文字通り、
「別世界」を意味する物だよね?
「イセカイ化」ならまだ分かるかもしれない。
それともすでに「イセカイ」は、
そういう意味合いを含んでる?
+2 ■ 俺が気になってるのは、イギリスでは一般的に、
日本のカレーを「カツカレー」って呼んでる事だ。
例えカツが入ってなくても「カツカレー」なんだ。
カツを添えた日本のカレーは何て呼べばいい?
「カツカツカレー」!?
+112 「日本人の反応が気になる!」 英マクドナルドのカツカレー・ナゲットに英国人が熱狂 ■ インド料理も「カレー」で一まとめにされる。
それぞれに個別の名前があるのに。
でも外国料理ってそういう物でしょ。
+5 ■ 「トラック-kun」が掲載されてないだと?
+106 (※トラックに衝突されて異世界に行く作品が多いことから、
海外のネット上ではよくネタにされている)
■ 俺は「パンコ(パン粉)」が面白い言葉だと思う。
ポルトガル語で「パン」を意味する「pão」と、
日本語で「粉」を意味する「ko」から来てる。
つまりこの単語の半分はポルトガル語に由来して、
単語全体は日本語の言葉の一部であって、
さらに別の言語(英語)でも一般的に使われてるんだ。
頭がクラクラしてくる!
+10 ■ マジか、次は何なんだろう。
アニメは本当に主流の文化になったんだなぁ。
+144 ■ とある大手メディアはイセカイの例として、
「葬送のフリーレン」を挙げてたけど、
あれは絶対イセカイ系ではないと思うんだが。
+646 ■ イセカイファンのみんな、やったな。
これで俺たちも主流派だ。
+30 ■ 先に掲載されてる「ツナミ」や「エモジ」も、
「イセカイ」が仲間入りして心強いだろうな。
+35 「もう日本語入力は不可欠だ」 日本の一般的な顔文字が斬新すぎると話題に■ 記事の説明を読んで分かったことが1つある。
「ロード・オブ・ザ・リング」もイセカイだった。
+23 ■ 「オズの魔法使い」もイセカイ扱いでいいの?
+81 ■ イセカイとは、
「この世界の人間が別の世界に連れて行かれること」で、
普通は魔法モノかSF作品のことを指す。
それ以外のもの、例えば「葬送のフリーレン」は、
単なるファンタジー作品だ。
+12 ■ 異世界を舞台にしたファンタジー作品は、
全て「イセカイ」だと考えられるけど、
一般的に「イセカイ」だと考えられるのは、
「イセカイ転生」って認識でオーケー?
+3 ■ これは日本の勝利だと言っていい。
アニメは世界的に主流のメディアとなり、
今度はジャンルの1つが英語の語彙になったんだ。
+27 ■ 俺たちは一生に一度のこの瞬間を祝うべき。
+53 ■ いいね。
日本は自国の言葉に大量の英単語を取り入れてる。
僕たちも同じことをするのは当然なんだよ。
+5 「日本語は本当に特殊だ」 日本語に3種類の文字がある理由に外国人から驚きの声■ 「アニメ」という言葉自体が、
一部の人だけしか使われていなかったのが、
つい昨日のことのような気がするよ。
なんてことだ。なんて遠くまで来たんだ。
+878 ■ 自分がまだ学生だったころは、
アニメ(当時はDBZかポケモンのみ)どころか、
ゲームに少しハマってるだけでも、
ネガティブなイメージを持たれたし。
+5 ■ 昔はマンガをベッドの下に隠してたもんな。
+15 ■ キンツギは美しいアイデアを表す素敵な言葉だよね。
自分としては、日本からの借用語は多ければ多いほどいい。
+5■ 日本のエンタメにおける「イセカイ」の概念は、
英語だと「ポータル・ファンタジー」だけど、
それだと長ったらしくて誰も使わない。
だから日本語の「イセカイ」が採用されたのは、
当然のことなのかも知れないね。
+217
なおOEDの公式ホームページの記事では、日本語に関して、
「長い間、英語に対する外来語の豊富な供給源であり続けた」と、
これまでの貢献についても冒頭で言及しています。
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