宿星のガールフレンド3 -the destiny star of girlfriend- その1(鹿子ルート)

ロープライスなシリーズもののギャルゲー「宿星のガールフレンド」、3作目のヒロインは、せっかくノーエッチ条約を結んだのに、一週間も経たないうちに夜の一人遊びを見られてしまうオナガール・佐竹鹿子。
属性は「変身ヒロイン」「世話焼き」「後輩」「むっつりスケベ」な女の子。
貧乳キャラかと思っていたけれど、十分におっきなヒロインでした。

宿ガル3_1

「何かの拍子でえっちなトラブルが発生した場合、私はとっさに何をしでかすかわかりません」
「……具体的には何を?」
「気をつけはするのですが、もしかしたら……痛い思いをしたり、ダイしてしまうかもです」
「死んでしまいます?」
「……もちろん私もそんなことはしたくありません。ですが、今の私は自分の体を制御出来ているとは言えませんので」
「分かった。冗談でもえっちな真似はしない」
「ありがとうございます。ノーエッチ条約、締結です」


CV:猫村ゆき



鹿子の声を当てているのは、新進気鋭の声優さん、猫村ゆき。
ノア=クリケット(空のつくりかた)でお世話に……なっていなかった……。

控えめな後輩の鹿子と、自信満々な魔神鹿子の演じ分けは、かなりの熱演。
えっちな声もなかなかに可愛らしく、これはいい声優さんでした。

黒ストフェチにはたまらないヒロインコスチューム



全身タイツみたいな鹿子の変身コスは、なんだか妙なデザインだなぁと思っていた。
けれど、アレはタイツじゃなくてストッキングだったのだ。つまり、胸や股間のビキニ状のアーマーがなくなってしまうと、大事なところが透けてしまうのである!
この衣装は、黒スト属性のない私もドキドキしてしまう、なかなかにセンセーショナルなもの。
(普段は清楚を気取っているものの、クローゼットにエロ漫画図書館を作っている彼女らしいと言えばらしい、滲み出るエロスがよく表現されているような気がします)

そして、闇堕ちバージョンの衣装は、ストッキングのない完全なマイクロビキニ状。
下腹部の淫紋状のアクセントも相まって、こちらも相当に扇情的。
えっちぃ欲望を抑えようとする気がない魔神鹿子にふさわしいコスチュームだったと言えるでしょう!

キャラ萌え重視な鹿子シナリオ



今回の「半径1メートル」は、デーモンの呪いによって魔力欠乏症になってしまった鹿子ちゃんに、主人公が魔力を供給する――という縛り。
1メートル以上離れると、鹿子ちゃんは途端に理性を失い、ムッツリさんな本性を現してしまうのでした。

鹿子シナリオは、両親の仇である魔神・サブナクとの因縁に決着をつけるもの――かと思いきや、彼女自身の内に秘められていた欲望についてスポットが当たる。
どうやら佐竹家には魔神の血が混じっていたらしく、両親がデーモンに襲われたのも、隔世遺伝のように魔神の能力を濃く発現していた鹿子を、デーモンが拉致しようとしたためだった。
月日を経て、成長した鹿子は、主人公から魔力の供給を受けたこともあり、魔神に匹敵するほどの魔力を得るようになった。
そうして再び襲撃してきた魔神を、逆に鹿子は贄とし、魔神の力をも手に入れてしまう。

強大な力を手に入れた鹿子を、星空の会は危険視しはじめる。
このままでは殺される、そう思った鹿子は、主人公を異空間へと拉致し、きゃっきゃウフフワールドを作ろうとするのだった。

「ここには、信用できない大人も、私たちを傷つける大人もいません。
 私たちだけの理想郷を作れますよ」


夕里いわく「ちょっとグレちゃった」鹿子を更生させようと主人公たちが奮闘するのが、一応の鹿子シナリオのメインストーリーになるのかな。
今までは半歩後ろを歩くような控えめだった鹿子は、圧倒的な魔力を背景にして自分に自信をつけたのか、自らの欲望をオープンにゴリ推してくる。
おかげで、夕里とマーヤとの3Pシーンもあったり!
(とは言え、媚薬でシーンに導入するやり方は、やっぱりシナリオライターの怠慢だと思います)

最終的には、夕里とマーヤが合体することで鹿子を倒す、というオチ。
夕里からもらった鉢植えとか、「帰る場所」というお話をギミックにして、一捻り入れるのかな?と思っていたけれど、割とストレートに着地する感じ。
キャラ萌えシナリオならこれでいいのかなぁと思わないでもないけれど、やっぱり少しタイクツ。
やっぱり基本は、ひたすら女の子とイチャイチャする、「かわいいヒロインとの楽しい日常シーンの詰め合わせ集」なのでした。
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