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2009年6月4日木曜日

sudo設定拡張

ここで設定したsudo設定をもう少し使いやすく拡張。

まずは、毎回パスワードを入力するのは面倒なのでその手間を省く設定。
$ sudo visudo
okap    ALL=(ALL)   ALL
           ↓
okap    ALL=(ALL)   NOPASSWD:ALL
※ちなみにデフォルトでもパスワードを入力して5分間位はパスワードは求められない

これで、「$ sudo -s」でノーパスワードでrootにもなれる。


次に、sudo時にalias設定が引き継がれない問題に対処。
Fedoraデフォルトの一般ユーザのaliasは以下のようになっている。
$ alias
alias l.='ls -d .* --color=auto'
alias ll='ls -l --color=auto'
alias ls='ls --color=auto'
alias vi='vim'
alias which='alias | /usr/bin/which --tty-only --read-alias --show-dot --show-tilde'

でも、sudoをかますとalias設定が引き継がれない。
$ sudo ll
sudo: ll: command not found

なので、vi->vimのaliasも引き継がれず、
「$ sudo vi」としてもvimではなくviが起動してしまう。

そこで以下の様なおまじないをすると、上手くいくようになる。
$ sudo ll
sudo: ll: command not found
$ alias sudo='sudo '
$ sudo ll
...
この設定を~/.bashrcに書いておく。


2009年5月24日日曜日

SCIM-Anthyセッティング ~その2~

キーバインド

今回はキーバインドについての設定。
IMエンジン -> Anty -> キーバインド を上から順に見ていく。

ON/OFF切り替え: Ctrl-jを削除
SCIM ON時にFirefoxのGoogleバーにジャンプするキーバインド(Ctrl-j)を奪うので。
それにAnthyのON/OFFは使用しないし(SCIMのON/OFFであるCtrl-Spaceのみで対応)。

以降では、
バックスペースがCtrl-h、削除がCtrl-d、確定がCtrl-j等々、、、bash操作に習っている点は非常にGood!
移動系コマンドも、最初/最後へ移動がCtrl-a/eだし、前方/後方へ移動もCtrl-f/bだし、文節間の移動も同様とbash操作に慣れている人にも対応している(M$なユーザだと、HomeとかRightとかの方を使うのだろうが)。

文節を縮めるがCtrl-i、文節を広げるがCtrl-o ってのもCannaチックで良い!

あとは以下を修正。Ctrl系ユーザとしてはタイピング中にFunctionキーを使うのは(ホームポジションから離れるという意味で)有り得ないので変更。
ひらがな変換: Ctrl-c
全角英数変換: Ctrl-u
英数変換: Ctrl-l

Cannaの場合Ctrl-pで最後の候補が"カタカナ"だったが、AnthyではSpaceで変換を開始してからでないと効かないのが面倒。"ひらかな"に対してはCtrl-cを使っていた。
全角/半角英数変換で「ぃぬx」はそれぞれ以下のような変換を辿る。
Ctrl-u: linux → LINUX → Linux
Ctrl-l: linux → LINUX → Linux




[今日の一言]

このblogの右側にFedoraリリース・カウントダウンのバナーを付けているのだけど、今まで順調にカウントダウンしていると思ったら、先週一週間程増えてた。。まぁ毎度のことなので。

ちなみに、F11ではSCIMがiBusとかというのに代わり、キーバインド変更があまりできないとのことなのでちと心配。



2009年5月17日日曜日

SCIM-Anthyセッティング ~その1~

今日は日本語入力環境の設定のお話し。

半角/全角キーを無効に

EscやTabと打ち間違った時にAnthyが起動してしまうのがウザいので、半角/全角を無効にする(何もデフォルトをM$ OSっぽくしなくても…)。
元々はkinput2+Cannaユーザなので、Shift+SpaceでON/OFFしてたが、SCIM+Anthyになったのを機にControl+Spaceに矯正。(お蔭でShift+Spaceはブラウザとかのバックスクロールに使えるようになった)
フロントエンド -> 全体設定 -> ホットキー -> 開始/終了
Zenkaku_Hankaku,Alt+grave,Control+space
    ↓
Control+space


ツールバーは非表示に

これまたM$ OSライクにしたウザさ!
Cannaユーザだったので、ON時に毎度ツールバーが表示されるのが凄くウザて邪魔!
なのでソッコー非表示に。王冠アイコンを右クリック「ツールバーを隠す」にチェック!
(デフォルトをM$ OSっぽくするのは辞めてもらいたいものだ!)

ただ、各ウィンドウの日本語入力ON/OFFはGnomeパネルの右上の「キーボード」と「王冠」アイコンで判断するしかないのが難点。Cannaの様に各ウィンドウの左下に「あ」表示がユーザー・フレンドリーかと思うのだが、なぜ真似しなかったんだろう?(M$ OSのIMライクに作ったからか…どんどん使い難くなって行く…)


全角記号は使わん

全角スペースなんて使わんのでAnthy時でもスペースは全て半角スペースに。
IMエンジン -> Anthy -> 記号等 -> 空白のタイプ -> 半角
※この状態でもShift+Spaceで全角スペース入力は可能

記号や数字もデフォルトは半角がいい。
IMエンジン -> Anty -> ローマ字入力
「記号は半角で入力する」「数字は半角で入力する」にチェック
※この状態でも変換で全角は選択可能


予測変換

Anthyが唯一Cannaより気に入った点がこの予測変換機能!
日本語入力中にTabを押すとその文字から始まる最近入力した単語の一覧が表示される。
更に IMエンジン -> Anty -> 予測 -> 文字入力中に予測候補を表示する にチェックするとTabを叩かずとも候補をsuggestionしてくれるようになる。

"プログラム"とか"コンパイル"とか長い単語を何度も入力する場合には手放せない機能。
今では、日本語入力に欠かせない存在に!


いただけない点

「OS」と「C言語」のどちらかの変換しかできない有り得なさ。
IMエンジン -> Anty -> ローマ字入力 -> 大文字入力時に一時ASCIIモードに切り替える
が有効になっている場合、「OS」は変換できるが「C言語」は「Cgenngo」になってしまう。
逆に無効にした場合は、「C言語」は変換可能になるが、「OS」は「おS」となってしまう。
アホです。

単語の先頭がアルファベットの大文字で始まろうが何だろうが普通に変換できるようにすべきで、余計な機能を追加したからの弊害。


[今日の一言]

エコポイントってのが始まった。
でもこの制度って消費電力が大きい製品程ポイントが貰えるっていう矛盾した制度。いつものように場当たり的に考えたのだろう。
「え~このーエコポイントのエコとはエコロジーのエコではなくエコノミーのエコでして…」と生太郎は言うでしょう。
液晶TVも大画面化が進んだ結果ブラウン管より消費電力が増えてる有様。。



2009年4月5日日曜日

visdo, vim(root), view

sudoコマンドを使えるように設定

(ubuntuはsudoで全て行うポリシーなのでデフォルトで設定済みかと思うけど)
# visudo
...
## Allow root to run any commands anywhere
root    ALL=(ALL)       ALL
okap    ALL=(ALL)       ALL
...

ちなみに、visudoは/etc/sudoersをviで編集しているだけだが、排他のため/etc/sudoers.tmpを編集している。vipwやvigrも同様に排他をかけている。

rootユーザでもvimを

Fedora(というよりRedHat)ではrootユーザではviがvimにリンクされていない。
「vim」と打てば良いだけだが意外と面倒である。(rootでvimを使うときって大概設定ファイルをいじる時だからカラー表示してくれるだけでも違う!)

そこで、rootでもviでvimが起動出来るようにする。
# vi /etc/profile.d/vim.sh
if [ -n "$BASH_VERSION" -o -n "$KSH_VERSION" -o -n "$ZSH_VERSION" ]; then
  [ -x //usr/bin/id ] || return
  [ `//usr/bin/id -u` -le 100 ] && return
  # for bash and zsh, only if no alias is already set
  alias vi >/dev/null 2>&1 || alias vi=vim
fi

このスクリプトを見ると、uidが100以下の場合は以降のaliasが設定されない。
rootは当然uid=0なので、その判定をコメントアウトしてしまう。
  [ `//usr/bin/id -u` -le 100 ] && return
                    ↓
# [ `//usr/bin/id -u` -le 100 ] && return

これで、この設定を読み込むか新しいセッションではrootでviとしてもvimが起動するようになる。

viewでもvimに

viewとは "vi -R" つまりRead-onlyでファイルを開くコマンドである。"view:眺める(Read-only)"と"vi"をかけているのだと思う(笑
Vimerが言うのも何だがvimでファイルを閲覧中にキーを触って(vimのコマンド・モードが幸いし)変更してしまうことがる。なのでソースやスクリプトを見るときはviewを使用している。
でも上記同様Fedoraでは、viewは一般ユーザでもviにリンクされているのでviewとしてもカラー表示されない。
# which view
/bin/view
# ll `!!`
ll `which view`
lrwxrwxrwx 1 root root 2 2009-03-23 17:54 /bin/view -> vi

なので、vimにリンクを張り直す。
# rm /bin/view
rm: remove シンボリックリンク `/bin/view'? y
# which vim
/usr/bin/vim
# ln -s /usr/bin/vim /bin/view
# ll `which view`
lrwxrwxrwx 1 root root 12 2009-04-05 22:19 /bin/view -> /usr/bin/vim

これで、新しいセッションではviewでもvimが起動するようになる。

ちなみにこのリンクでコマンド名を変える手法はbusyboxのに似ている。
lsなら、"busybox ls"と引数指定でも実行出来るけど、/bin/busybox を /bin/ls にリンクを張っておくと、lsで実行出来るようになる。argv[0]で判別しているのだと思う。



2009年4月3日金曜日

GUIのテキストフィールドでもbash風キーバインドを!

正確にはbash風キーバインドというよりEmacs風キーバインドなのですがVimerなもので(汗

Gnomeアプリのテキストフィールドやテキストエリアでbashと同じように
C-A/E:カーソルを行頭/行末へ移動、C-H/D:BackSpace/Delete などが使えると便利(いや、使えないとストレスが溜まる)。というCtrl派(?)なので、もちろん私はキーボード設定で紹介した通りCtrlは"A"の左にないとダメな人です。

ちなみにbashのキーバインドはほぼ理解しているつもりです(man見て理解できなかったキーバインドはbashのソース見て理解したことも)。便利なbashキーバインドもおいおい紹介するつもりでつ。

設定方法はまず、gconf-editorをインストール。
# yum -y install gconf-editor

gconf-editorを起動
$ gconf-editor

「desktop」->「gnome」->「interface」->「gtk_key_theme」を"Default"→"Emacs"に。

すると直後から、firefox(Gnomeアプリじゃないけど)やgedit等でEmacs風キーバインドが手に入りまっす! firefoxのグーグルバーやWebサイトのテキストフィールドの入力が快適になります。
firefoxが途中のバージョンからC-AがM$ OSのように全選択に変わってしまったのにはショックでしたが、この方法で起死回生。ちなみに、この状態でもAlt-Aで全選択はできます(私は全選択なんて殆ど使わんのですが)。geditでは無理のようですがそこまでgeditを使い込まないので。

また、geditのようなテキストエリアではC-P/Nがカーソルの上/下移動になるようです。Emacsでもそうなのか? bashではコマンド履歴のPrevious/Nextなのでカーソルの上/下移動というのもまんざらでもないが。



2009年4月2日木曜日

カスタマイズ 〜その2〜

Nautilusの設定

シングルクリック派なので「動作」項目でそれに設定。また「常にブラウザ・ウィンドウで開く」にチェックしクラシック・スタイルに変更。

スクリーンセーバ

「画面をロックする」のチェックを外し、復帰時パスワード不要に。

ウィンドウ挙動

タイトルバーをダブルクリックで「巻き上げ」に設定。最近のデフォルトの「最大化」はどうもM$ユーザを意識した作りで、昔からのLinuxユーザにとっては「巻き上げ」がデフォルトであって欲しいものだ!(最大化したけりゃ「+」ボタン押せばよいだけの話だし)

あと今回から「横に最大」や「縦に最大」という項目が増えていたが、KDEは昔から「+」ボタンをクリックなら最大化、中クリックなら縦に最大化、右クリックなら横に最大化というのが以前からあって羨ましかった。ダブルクリックで一つしか選べないとなるとやっぱ「巻き上げ」以外考えられません!だってウィンドウの後ろにあるウィンドウなりアイコンなりを表示させるのにウィンドウの移動は戻すのが手間だし、最小化も大袈裟だと。

Gnomeパネル

システムモニタ:
 非力なシングルコアCPUなので動作が重くなった時に重宝する。
 CPU以外にメモリ、ネットワーク、スワップ、ハードディスクを追加。
 CPUはIOWaitをピンク系の色にして、単に処理が遅いのか、I/O Waitのせいか分かり易くしておく。また、ハードディスクは書き込みを黄色にしてR/Wのの区別をはっきりさせる。






天気(GNOME Weather):
 「お天気」アプリを追加して、レーダー・マップを設定する。レーダーにはasahi.comの天気予報のレーダーを使う。
 ※最新が30分以上前のレーダー情報なのが何点だが、雨は西から来るので何とか予測できる範囲

下部の(ウィンドウ一覧やワークスペースがある)パネル:
 自動で隠すに設定。これでオン・マウスしたときだけ下部パネルが現れるので少しワークスペースが広くなる。

Tomboyのアンインストール:
 Gnomeパネルの右上の方のメモ帳のようなアイコンにオン・マウスすると「Tomboyメモ」とでるが、このデスクトップ・メモを昔使った感想はいまいち使い難くメモリ消費大きかったので替わりに「付箋紙」というアプリを使用する。
Tomboyの動作を確認してみると
$ ps ax| grep tomboy
2750 ? Sl 0:02 mono /usr/lib/tomboy/Tomboy.exe --panel-applet --oaf-activate-iid=OAFIID:TomboyApplet_Factory --oaf-ior-fd=36
拡張子が.exeって;) これじゃM$ OSじゃん。キモいので早速アンインストール。

1) まず、動作を止めるのにパネルから削除

2) RPMパッケージを確認
# rpm -qf /usr/lib/tomboy/Tomboy.exe
tomboy-0.12.0-5.fc10.i386

3) パッケージのアンインストール
# rpm -e `!!`
rpm -e `rpm -qf /usr/lib/tomboy/Tomboy.exe`




2009年3月26日木曜日

カスタマイズ 〜その1〜

要らんデーモンを止める

システムの起動時及び動作が遅くなるので不要なデーモンを起動しないようにする。
ネットワーク設定の時、NetworkManagerと停止しnetworkを起動したが、それ以外の不要デーモンを止める。
bluetoothとかmdmonitorはデバイスが付いてないので無効化、sendmailとかも無効化。
これらを施してほぼ同一条件なったので比べてみたが、F10の特徴の一つとしてF9より起動が早くなったと言われているが体感的にはあまり変わった気が。。まぁいつもハイバネート使っとるんで再起動は滅多にしないのでどうでもよいけど。

画面の解像度

20.1ワイドモニタ(WSXGA+)を使用しているのだけれでも、GUIではその解像度が選択できないのでxorg.confをいじることに。
しかし、xorg.confが無い! なのでF9のを配置したらその設定をロードしてくれた。
# mount /dev/sda3 /mnt
# cp /mnt/etc/X11/xorg.conf /etc/X11
# umonut /mnt

一応モニタ関連の設定を載せておく。
Section "Monitor"
    Identifier   "Monitor0"
    ModelName    "LCD Panel 1680x1050"
    HorizSync    31.5 - 65.5
    VertRefresh  56.0 - 65.0
    Option      "dpms"
EndSection

Section "Device"
    Identifier  "Videocard0"
    Driver      "radeon"
EndSection

Section "Screen"
    Identifier "Screen0"
    Device     "Videocard0"
    Monitor    "Monitor0"
    DefaultDepth     24
    SubSection "Display"
        Viewport   0 0
        Depth     24
        Modes   "1680x1050" "1280x960" "1152x864" "1024x768" "800x600" "640x480"
    EndSubSection
EndSection


マウス設定

インストール時にも述べたが、A4Tech社のDualホイールマウスを使用しており、Anacondaで横スクロールできたと紹介したけど、Xの方も設定なしで(と言うかxorg.confが無いし)横スクロールが出来た!

しかしxevで各ボタンイベントを追ってみると、第2ホイールの上回転が右スクロールで下回転が左スクロールになっているので、入れ替えたい(6,7)。
また、左手でマウスを使うので、左右クリック(1,3)及び左右サイドボタン(8,9)を入れ替える設定も行う。

Xmodmapに次の行を追加して
pointer = 3 2 1 4 5 7 6 9 8 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32

X再起動後に確認すると
$ xmodmap -pp
There are 32 pointer buttons defined.

    Physical        Button
     Button          Code
        1              1
        2              2
        3              3
        4              4
        5              5
        6              7
        7              6
        8              9
        9              8
       10             10
       11             11
       12             12
       13             13
       14             14
       15             15
       16             16
       17             17
       18             18
       19             19
       20             20
       21             21
       22             22
       23             23
       24             24
       25             25
       26             26
       27             27
       28             28
       29             29
       30             30
       31             31
       32             32

あれっ、左右クリックだけ替わってない!
原因はGUIのマウス設定が右利きになっていたので、Xmodmap設定後に上書かれていた。渋々GUI設定も行うと
$ xmodmap -pp
There are 32 pointer buttons defined.
    Physical        Button
     Button          Code
        1              3
        2              2
        3              1
        4              4
        5              5
        6              7
        7              6
        8              9
        9              8
        ...


ちなみに昔のXではボタンイベントが3つしかなくて、
    Option      "Protocol" "ExplorerPS/2"
を付けてホイール(4,5)、

    Option      "ZAxisMapping" "4 5 6 7"
    Option      "Buttons" "9"
を付けて両サイドボタン(8,9)を有効にしたもんだけど、最近じゃデフォルトで32イベントまであるのね。
だったらマウスにもっとボタンを付けて欲しいものですね。例えばFirefoxのタブ間の移動に使用するボタンとかねん。

キーボード設定

CtrlキーがCapsLockのポジションに無いと何の作業も出来ましぇ~ん。
Xで設定しても良かったが、GUIのキーボード設定を使ってみる。
レイアウト・オプションの「Ctrl key position」で"Make CapsLock an additional Ctrl."を選択。
"Swap Ctrl and CapsLock."を選択しても良かったがCapsLock何て使わんので。それに他人が操作するときを考えると"Make CapsLock an additional Ctrl."がいいかと。

2009年3月23日月曜日

初期設定 〜その3〜

ネットワーク設定2

前回のPPPoE設定後の再起動でppp0デバイスが ONBOOT=yes になっているにも関わらず起動していない。
そういえば、F8辺りからNetworkManager(Gnomeパネルの右上に居るアイコン)ってのがデフォルトで動いておりこいつが邪魔をしていた。このデーモンはDHCPによるアドレス取得が可能な環境とか無線LANなら便利だけどPPPoEとは上手く連携してくれていないっぽい。

なのでNetworkManagerを停止
# chkconfig NetworkManager off

これでも、ppp0デバイスが自動起動してくれないと思ったら、お馴染みのnetworkデーモンが代わりに停止していた。。ので起動
# chkconfig network on

これで無事ネットワーク設定が完了。


最近GPLなCのコードでも変数名や関数名に大文字小文字を混ぜて使うstudly capsな書き方をする人を見かけるようになったけど、デーモン名にもその余波が来ているとは。。
/etc/init.d/以下でNetworkManagerだけ異様な雰囲気を醸し出しており、デーモン名にまでstudly capsはちょっと勘弁して欲しい気がする。


ネットワークが繋がったのでシステムを最新にアップデートして今回は終わり。
# yum -y install yum-fastestmirror

# yum -y update
※インストール時にUpdateリポジトリを追加した場合はアップデート・パッケージが適用されるので不要。 DHCPな環境ではチェックしておいた方がいいでしょう。

2009年3月20日金曜日

初期設定 〜その2〜

ネットワークの設定

フレッツのモデムはルータ機能がないのでDHCPの接続はできず、PPPoEの接続設定をする必要がある。
ルータタイプのモデムでは、そのモデムのWeb画面でパスワード等を設定すればPCの方はDHCPで接続するだけなので何の設定も不要だが、PPPoEはPC側での設定も必要となるので面倒い。

別途BBルータを購入ってのも嫌だし、モデム以外にルータの置き場所やコンセントが余計に必要になってしまうのが嫌。電力消費も倍になるし。。
昔からフレッツやYahooBBはモデムにルータ機能を付けてなく避けて来たのだが、マンションがフレッツ光になってしまったので渋々加入したという背景がある(YahooBBはユーザの要望を汲んだのか途中からルータ機能が付くようになったっぽい)。
BBルータの購入を前提するならそこにモデム機能もくっつけて販売して欲しい。そうすればモデムのレンタル料も払わなくて済む。そうすれば購入も考えるんだけどなぁ。

PPPoEの設定はADSL(ルータ内蔵)から光(ルータ非搭載)に変わったときのFedora5辺りにGUIで設定したが、毎度GUI設定は辛いので設定ファイルをコピる方法でいく。

# mount /dev/sda3 /mnt/

半年に一度の作業なのでどの設定ファイル(つまりGUI設定で編集される)をコピるのかは忘れている。そこでファイルのタイムスタンプを利用する。
タイムスタンプの古い順にソートして表示すると最後の2つの*-secretsというファイルであることが分かる。
# ll -tr /mnt/etc/ppp/
合計 56
-rw-r--r-- 1 root root 104 2008-02-16 07:36 pppoe-server-options
-rw-r--r-- 1 root root 978 2008-02-16 07:36 firewall-standalone
-rw-r--r-- 1 root root 2276 2008-02-16 07:36 firewall-masq
-rw-r--r-- 1 root root 0 2008-03-04 02:51 ioptions
-rw-r--r-- 1 root root 5 2008-05-13 18:13 options
-rwxr-xr-x 1 root root 3200 2008-05-16 01:19 ipv6-up
-rwxr-xr-x 1 root root 1687 2008-05-16 01:19 ipv6-down
-rwxr-xr-x 1 root root 6460 2008-05-16 01:19 ip-up.ipv6to4
-rwxr-xr-x 1 root root 430 2008-05-16 01:19 ip-up
-rwxr-xr-x 1 root root 3258 2008-05-16 01:19 ip-down.ipv6to4
-rwxr-xr-x 1 root root 386 2008-05-16 01:19 ip-down
drwxr-xr-x 3 root root 4096 2008-05-16 01:27 peers
-rw------- 1 root root 549 2008-06-28 13:04 pap-secrets
-rw------- 1 root root 550 2008-06-28 13:04 chap-secrets
※llはls -lのalias

# cp /mnt/etc/ppp/*-secrets /etc/ppp/

あとはppp0デバイスを定義したファイルもコピー
# cp /mnt/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ppp0 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ppp0

ppp0を起動
# ifup ppp0

ifconfigでppp0デバイスがPPP接続していることが確認できる
ppp0      Link encap:Point-to-Point Protocol

2009年3月17日火曜日

初期設定 〜その1〜

インストール完了後の再起動から立ち上がったら、ライセンスや日時設定、ユーザ作成を経てログイン画面になる。

1. xdgの無効化

だが、初回のGUIログイン前に重要な作業が!
Fedora7辺りからホームディレクトリに"Download"とか"Pictures"とかが10個近く勝手に出来てしまってCUI操作の妨げになっていた。(ホームディレクトリに自分で作成したディレクトリと"Desktop"以外が10個近くもあると、lsした時やTab補完しようとした時に大変困る)
しかも、Fedora8辺りからは更にたちが悪く"ダウンロード"とか"画像"と日本語化されてしまっているのだ! "Desktop"も"デスクトップ"になってるし。。

これを食い止めるために、初めてGUIログイン前にxdgとかいうやつを無効にする設定を施す。
まず、Ctrl-Alt-F2でtty2の仮想端末に移りrootでテキスト・ログインし以下を実行。
# vim /etc/xdg/user-dirs.conf
enabled=True
     ↓
enabled=False

その後は、Alt-←(もしくはCtrl-Alt-F1)でGDMに戻り普通にGUIログインする。
※Fedora10ではGDMがtty1になっていた

ちなみにGUIログイン後にこれらディレクトリをrmdirすると支障がでたりする。例えばFirefoxのデフォルトのDL先が"ダウンロード"になっているからだ。なので今回のようにGUIログイン前にxdgを無効にした方が無難かと。

2. GRUBの設定

次に、Fedora9も起動出来るようにする。
Fedora9のパーティションをマウントし、grub.confの内容を加える。
# mount /dev/sda3 /mnt/
# cat /mnt/boot/grub/grub.conf >> /boot/grub/grub.conf

その後、grub.confを以下のように編集
・Fedora9のgrub.confのコメント行やオプション行を削除
・Fedora 8カーネルのエントリーを削除
・HDDインストールに使用した"Fedora 10 Installer"のエントリーは次回Fedora11をインストールする時に流用するので残しておく



2009年3月15日日曜日

Fedora 10 インストール 〜後編〜

少しググってみるとインストール・ガイドにこんな情報が。

どうやら、F10からはAnacondaもインストール・イメージから予め取り出しおく必要があるっぽい。
F9までは、HDDインストール開始時に自動でインストール・イメージ内のAnacondaを実行してくれていたのに。。

ということでその設定。
$ sudo mount -o loop ~/Fedora-10-i386-DVD/Fedora-10-i386-DVD.iso /mnt

$ mkdir ~/Fedora-10-i386-DVD/images

$ cp /mnt/images/install.img ~/Fedora-10-i386-DVD/images

$ sudo umount /mnt
※なお、インストール・ガイドにあるようにimagesディレクトリとFedora-10-i386-DVD.isoを同じディレクトリに配置しないと、パーティション・フォーマット後にISO9660が見つからないとなり、インストールが先に進めなくなるので注意!

これでHDDインストールが可能となった。


さてF10のインストーラを体感して他に気づいたことは、
- インストール画面が小さくなっている
 これは大型やワイドモニタへの対応と思われる。
- 横スクロールも何の設定もなしに使用できる
 A4Tech社のDualホイールマウスを使用しているのだが、各パッケージの説明など横スクロールバーが表示されているウィンドウで、2つ目のホイールで横スクロールできた、Anacondaでだ。

ちなみに今回もext4はパス。/bootを別パーティションとしていないので、F9の時GRUBがext4に未対応のため起動できなかったから。
F10のカーネルは2.6.27なのでext4devだけど、2.6.28からext4と安定版になった。なのでF11からはデフォルトのFSになるらしい。それまでにGRUBもext4対応がなされれば良いのだが。



2009年3月12日木曜日

Fedora 10 インストール 〜前編〜

Fedora 10 を新規インストールしたときのメモ。
メインPCのパーティション構成は、Fedora N と N-1 のデュアルブート構成になっており新バージョンがリリースされる度に古い方を消去しそこに新規にインストールする形をとっている。
(yum upgradeをすればと突っ込まれそうだけど、インストーラの進化を体感しておきたいのと、初期設定の変化を追わないと新PCとかにインストールをしようとしたとき全く変わっていて出来ないってなことにもなり兼ねないので)
なので現在はFedora8/9のデュアルブートになっている。
/dev/sda1: Fedora 8
/dev/sda2: swap
/dev/sda3: Fedora 9

では、インストールへ。

1. インストール・イメージのDL

Fedora9のFirefoxからfedoraproject.orgにあるFedora-10-i386-DVD.torrentをクリックすると、BitTorrentクライアントであるTransmissionが起動し、DL開始。
ホームディレクトリにFedora-10-i386-DVDというディレクトリが作成されその中にISOイメージ(Fedora-10-i386-DVD.iso)ができる。

2. インストールの準備

ダウンロードしたISOイメージを毎回CDやDVDに焼くひともいるようだけど1度きりの為には勿体ない。
(と言うかこのPCには光学ドライブを付けていないので)
インストール方法は上記のようなパーティション構成になっているのでHDDインストールを選択。

HDDインストールではUSBメモリ等からboot.isoを使ってインストーラを起動する必要はなく、GRUBを流用する。
その設定は、Anacondaを起動するカーネルとinitrdをISOイメージから取り出しGRUBのエントリに追加する。

1) インストーラ用カーネルの配置ディレクトリを作成
# mkdir /boot/install

2) DLしたインストール・イメージをループバック・マウント
# mount -o loop ~okap/Fedora-10-i386-DVD/Fedora-10-i386-DVD.iso /mnt/

3) カーネルとinitrdを1)で作成したディレクトリにコピー
# cp /mnt/isolinux/{vmlinuz,initrd.img} /boot/install

4) インストール・イメージをアンマウント
# umount /mnt

5) 上で配置したカーネルのエントリをgrub.confに追加
title Fedora 10 Installer
    root (hd0,2)
    kernel /boot/install/vmlinuz ramdisk_size=8192
    initrd /boot/install/initrd.img

3. インストーラの起動

上記追加のGRUBエントリから起動し、HDDインストール方式を選択。
ISOイメージが保存してある下記を指定。
パーティション:     /dev/sda3
ディレクトリ・パス: /home/okap/Fedora-10-i386-DVD
ところが、Anacondaが起動しない!
images/install.imgが見つからないというメッセージが出る。
今までこの設定で起動していたのに、Fedora10から変わったのか?