またまた久々の更新、済みません。
コメントの返事も遅れていて済みません。
不定期過ぎて申し訳ないのですが、
ちょっと凄いのが届いたのでレビューしてみようかと思います。
と言うことで、例によって若干長め(笑)の説明から始めます。
まずこれは何かと言うと、架空の企業である『東亜重工』が造った『合成人間』を1/6サイズのアクションフィギュアとして製品化した物です。
メディコムトイのリアルアクションヒーローズや、ホットトイズのムービーマスターシリーズと同様な物と考えてもらえれば良いかと思います。
ところで、『東亜重工』、もしかしたらこの名前を知っている人もいるのではないでしょうか?
いきなりですが、コレをご存知の方も?
これは昨年、「千値練(せんちねる)」から発売された「RIOBOT 継衛(つぐもり)」です。
今年の4月からアニメがスタートし、一期が終わったばかりの「シドニアの騎士」で主人公が操る、東亜重工製「一七式衛人(もりと) 継衛」、の原作漫画版です。
この秋頃には「アニメ化記念カラー」版としての実質の再販があり、但し、アニメと漫画では細部に違いがあるらしいのですがそのままで、私としてもその違いはよく知らなくて・・・
ってのは置いといて(笑)そうです、この「継衛」も『東亜重工』製なのです。
つまりどういう事かと言うと、「シドニアの騎士」の原作者「弐瓶 勉(にへい つとむ)」氏の漫画にはこの『東亜重工』という企業・組織が登場しており、もちろんこの『合成人間』も弐瓶氏のデザイン、設定によるものなのです。
同じ社名、ロゴ、マークを持ってはいるのですが、同じ存在ではありません。ただ、弐瓶氏の漫画に欠かせないのが『東亜重工』と言っても良いのかも知れません。
合成人間は弐瓶氏の「バイオメガ」に、もちろん『東亜重工』製として登場(敢えて詳しくは書きません)するのですが、今回の『合成人間』が直接漫画内に登場しているわけではありません。
確か、「バイオメガ」終了後に追加で出来た設定から・・・とかだったと思うのですが、このままうろ覚えの事を書いてしまうと後で訂正とか大変なので止めておきます;^^)
弐瓶作品は、「バイオメガ」の4巻の単行本にバイクのプラモ付きが出る!ってところから知ったクチですし、普段週刊誌とか連載中の漫画は読まないので、「シドニアの騎士」も4巻ぐらい出てからやっと気付くそんな感じです。一応、単行本は全て読んではいますが、間違ってる事とかあっても優しく指摘して下さい;^^)
そんなわけで、今回の『合成人間』が第一弾であり、これを素体として、次からが本命?と言っても良い、布製のスーツをまとったキャラの販売が控えているようです。
ところでこの第一弾の『合成人間』はどうすれば手に入るのか?
残念ですが、この素体のみ、この形での販売は既に終了しており、現在購入する事は出来ません。
ただ、今回のは壱号機という事らしく、更にその前の『装試体』と言う物が今夏のワンダーフェスティバルで販売されるらしいのですが、極少数との噂もあります。
とりあえず、最初の販売はココで行われました。
東亜重工 - TOUA Heavy Industrieshttp://toa-1000toys.com/
架空の『東亜重工』を実在すると企業と見せ掛けての販売で、フォントなどもその世界観に合わせたものとなっています。
和訳されている部分もありますが、基本的に英語のみで、支払いもペイパルのみでした。
販売方法や、注文してから数ヶ月かかる点等、以前紹介したthreeAと非常に良く似た形態を取っています。
『東亜重工』の名が表に出ているものの、実際のメーカーとしては「1000toys」であり、実は更に、先ほども紹介した「RIOBOT 継衛」を販売した「千値錬」がその母体?となっているようです。
(「千値錬」は、もう2年越しにもなるアーマーローダーズという海外発信の面白そうなトイがあり、そっちにも期待しています(^^))
「1000toys」としてはコチラが情報の発信元となります。
1000toys Facebookhttps://www.facebook.com/1000toys
この2箇所と、あとはスタッフのツイッター(個人のものですし、興味が沸けば自然と分かるかと思うので省略します)をチェックしておけば大体分かるかと思います。
ただ、私自身はフェイスブックもツイッター(こっちはアカウントだけはありますが・・・)もやっていないので、結構チェックが大変でした;^^)
『合成人間』の販売は、延期を何回か繰り返した挙句、今年の3月4日午前11時から予約が始まり、大体一時間ぐらいで完売しました。海外からも反応は多かったようですね。
そして、ちょっとしたトラブルと反響の多さからか、同日に追加販売があり、更に後日、こんどは抽選で2次販売がありました。
総販売数がいくつだったのかは不明ですが、私の手元には7月2日に無事届きました。
「千値錬」という母体があるとは言え、やはり初めてのメーカー、初めての1/6の素体、日本国内での一般的な方法とは違う販売等々、不安は尽きませんでした。
しかし、届いて実際にいじってみると、その不安は一気に拭い去る事が出来ました。
扱いに注意しなければならない点、ここはもう少し・・・という点もありますが、それを差し引いても私にとっては十分満足出来る物でした。
という事で、『東亜重工 合成人間 1/6 Synthetic Human』のレビュー、やっと始めます(^^)
まずは、送られてきた時のままの状態です。
この輸送用の段ボールに色々なロゴやシリアルナンバーが書かれているのもthreeAと似ていますね。
シリアルナンバーは面倒なので消しませんでした(笑)
左の画像、『東亜重工』のロゴの上にあるカタカナの「ト」の様な大きなマーク、これが『東亜重工』のマークです。
実は上の『RIOBOT 継衛』にもこのマークは在り、何とか見える様な画像を用意してあります。
時間のある方はどこにあるか探してみて下さい。(答え合わせは・・・)
そして右の画像、○に「一」、その上は何と書いてあるか分かりますでしょうか?
これは『壱』、同じ様に「1」番目である事を表しています。
私は・・・判読するのにちょっと悩みました(笑)
そして、こちらが本来のパッケージです。
こちらにも当然、色々とロゴやマーク、『壱』等も書かれています。
基本的に黒いパッケージで、厚さも結構あって、かなりしっかりとした作りになっています。
また、蓋の方だけは非常に緩いですが布地の様な模様のエンボス加工がされています。画像からは全く確認出来なくて申し訳ありません。
開封した状態です。
蓋はかなりピッタリとしたサイズで、密閉された様な状態になってしまい、ちょっと開けるのに苦労するくらいです。
中身は、一番上に黒いペラ紙が一枚、その下にスポンジの蓋、そして内容物となっています。
説明書の類は特にありませんでした。
個人的には最初の販売でもありますし、箱の中にシリアルナンバーが有ればもっと良かったなあと思っています。輸送用の箱のみにっていうのは正にthreeAっぽいのですが・・・単に出荷した順番の番号でしかないのが少し残念です。
いずれ紹介したいと思っているFoxBox(海外メーカーです。これを説明すると更に長くなるので、今はゴメンナサイ)の同様のフィギュアには、きちんとシリアルナンバーがあり、同時にそれは購入した順番でもあります。そういう番号ですと若い番号ほど魅力的に感じないでしょうか?
まあ、ただの付加価値でしかないのですが。
本体はこのように収納されています。
もう見たままの商品構成です。本体と交換用の左右の手首(握りこぶし)になります。
こんな所にも独特のフォントで文字が。
「東亜重工製合成人間」
ですね。
本体を出してみました。
『合成人間』本体と、握りこぶしを転がしてあります(笑)
当初から本体と手首という商品構成は分かってはいたものの、公開される画像はいつもこの開き手の状態のものばかり。本当に開き手以外の手首は付くの?とも思っていましたが、きちんとした替えの手首が付属して安心しました。欲を言えば、完全な握りこぶしのグーではなくて、何かを持つことが出来るような手首も欲しかったところです。
が、超個人的にはこの握りこぶしよりも、元々の開き手に非常に魅力を感じております。
その辺りの説明はおいおいと(笑)
あと、『合成人間』本体が白を基調とした色ですので背景をもっと暗めのにしたかったのですが、私の撮影技術の低さゆえ、綺麗に撮る事が出来ませんでした。
ちょっと見難い背景ではありますが、最後までお付き合い下さいますと有り難いです。
それではやっと『合成人間』本体の登場です。
まずはいつもの様に8方向から。
ひとまず可動面については置いておいて、塗装関係について。
画像によっては分かり難いのですが、白っぽい部分、ここは全てテカテカのツヤ有りになっていて、その他の部分はツヤ消しと考えて下さい。
『東亜重工』のHPにある説明分を引用させて頂くと、
「白い装甲部分は全体をウェザリングした後にツヤでコーティングして、特殊なセラミックをイメージした、ペイントにしている。」という事だそうです。
今回は大き目の画像を用意したつもりですが、下の方で更に大きく、各部をアップにした画像を分割して用意していますので、そちらでも確認してみて下さい。
縁の部分に行くほどグレーの汚しが強くなり、その上からツヤがあるので私のイメージとしては大理石の様な感じも受けます。そう言う意味では、ほぼ全塗装された素体という事になります。
一般的な素体より高めな設定なのは、そのせいもあるのかも知れません。
側面です。
基本的に左右対称なのであんまり8方向の意味は無いのですが(笑)
ここで見て頂きたいのは、腕と脚、肘と膝の部分です。
非常に美しく、真っ直ぐ伸びていると思いませんか?
私が最初にイイ!と思ったのがこの部分です(^^)
斜めより2パターンで。
以上、『合成人間』を8方向から見て頂きました。
本来は布製のスーツを着せて成り立たせるための素体ではあるのですが、素のままでも十分通用するデザイン、可動部となっているのが分かって頂けますでしょうか?
それって結構重要な事だったりすると思うのですが・・・それは後ほど;^^)
ここからはひたすら、可能な限りアップの画像でまとめました。
まずはいつもの顔のアップからです。
能面の様な無表情な顔立ちですが、なかなか綺麗な顔をしています。
そして、この部分にはある秘密があるのですが・・・(^^)
首から下へ、順番に用意しました。
お好きな部位をアップでお楽しみ下さい(^^)
おへそなんかもちゃんとあります。
小さな△(三角)のモールドが全身いたる所に有るのですが、小さ過ぎてこれはキズ?と思えてしまうような部分も△モールドだったりします。
足首の可動部は変わった構造をしているのですが・・・後ほど、ですね;^^)
ここからは背中側のアップです。
いわば裏側になるので、組み立てで生じるネジ穴がいくつもあり、なるべく目立たないように隠されています。
凸が丸っこくなったような形がネジ穴隠しになっているのは多くの方がご存知かと思います。
この部分、非常に巧妙にネジ穴隠しがあるのですが、分かりますでしょうか?
お尻の左右にあるパネルの様なモールド、ここは本当にただのモールドです。が、その上の胴体にある似たようなパネルのモールド、これはネジ穴隠しになっています。
ここは腿・・・よりも手の指を見て欲しかったり(笑)
小指だけがちょっと深く曲がっている開き手、ポーズを取るととてもいい味を出してくれるのです。詳しくは・・・もちろん後ほど!(笑)
これで一応アップは最後です。
そして、可動させないと見えない部分、唯一ネジが見える場所です。
ここのネジは、肩の位置を上下する部分を押さえています。
この『合成人間』は、全体的にちょっと固過ぎるかな?と感じる可動部が多いのですが、唯一ネジが見える、つまり唯一関節強度を比較的簡単に調整出来るのがこの部分です。
私の場合、右肩だけ以上に固かったのですが、ほんの少しネジを緩めただけで改善出来ました。
ここはいくつもの関節が集まっている部分で、余分な負荷を掛けない方が良いと思いましたので先に報告しておきます。
えー、ところで、先に報告とか、これは後ほどとか、それはどういうことかと言いますと・・・
ここで一旦『合成人間』のレビュー、
『東亜重工 合成人間 1/6 Synthetic Human その1(基本編)』
を終わります!
その1ですので、次は・・・
『東亜重工 合成人間 1/6 Synthetic Human その2(ギミック編)』
で、更に・・・
『東亜重工 合成人間 1/6 Synthetic Human その3(応用編)』
と言ったところでしょうか?;^^)
一応撮影自体はほぼ済んではいるのですが、枚数も多くなかなかまとまりません。
また、ここまで来るのに既に一週間以上掛かっている事を、どうかお察しください・・・。
続きはそんなに間を空けずに出来るように頑張りますので、今しばらくお待ち下さい。
とその前に、もう少しだけ。
とりあえず手近にあったものでサイズの比較です。
左より、threeAのコーネリアス、合成人間、そしてメディコムトイの素体であるRAH301改 MASSIVE2です。一応どれも1/6スケールではあるのですが、実際には各社様々な仕様や大きさになっています。
服を着せたままのコーネリアスは置いといて、メディコムの素体とは明らかに考え方が違うのが見て取れます。その差がどうでるのかは、もちろん次回です(笑)
そして、その次回で『合成人間』の本当の・・・?(ツヅク)
・・・答え合わせを忘れていました(笑)
『RIOBOT 継衛』の「東亜重工マーク」はココに!
いきなり答えを知っちゃうといけないので、サムネイルは小さくしました。
問題部分を読まずにココまで来ちゃった人もいるかも知れませんし;^^)
答えはクリックして確認して下さい(^^)
そして、実は、と言うか当然の様に、『合成人間』にも「東亜重工マーク」は存在します。
ただ、非常に分かり難い場所にあるので、次回以降で説明しようと思っておりました。その為、「東亜重工マーク」が写った画像は使わなかったのですが、よく見ると一枚だけ写った画像を使っていました。
次回以降の説明でその場所を知ってしまうと、どの画像の事なのかは直ぐに分かってしまうので、答え合わせはしません。じっくりと探してみて下さい(^^)
で、今回は本当にこれが最後!
メーカー:1000toys
商品名:東亜重工 1/6合成人間
1/6 Synthetic Human
定価:120.00 USドル + 送料 13.00 USドル
電池:不要
発売:2014/03/04 11:00~数量限定販売(限定数不明、1時間ほどで完売)
他に、当日夕刻の追加販売と、後日2次分の抽選販売がありました。
テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用
- 2014/07/10(木) 01:41:13|
- 1/6・300mmサイズ
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