オードリー若林、弱かった阪神タイガースを応援する意味を諭した父親の一言「勝つことの難しさを学ぶんだ」
2014.10.19 (Sun)
2014年10月18日放送のニッポン放送系のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土 25:00 - 27:00)にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、低迷していた90年台のプロ野球チーム・阪神タイガースに嫌気がさしていた子供時代、その弱いチームを応援することの意味について、父親が教え諭したという一言について語っていた。
若林正恭:親父とも、阪神とNFLの話だけ、メールとかやりとりできるんですよ。
春日俊彰:へぇ。
若林正恭:一戦目、巨人に阪神が勝って。「もしかして、いけるかもね。日本シリーズ」って送ると、「俺は、なんだかんだで巨人だと思うよ」って返ってくるわけですよ。
春日俊彰:うん。
若林正恭:二戦目になって、「いけるんじゃない?」って。「まあ、4連勝しない限り無理だな」って。それで、三連勝したところで「本当にいけるかもね」って送ったら、「こうなってくると、本気で応援したくなるね」って(笑)
春日俊彰:うん(笑)喜んでるでしょ。
若林正恭:それでさ、話は1990年に戻るんだけどさ。
春日俊彰:大分戻るな(笑)
若林正恭:俺が小6で。85年のタイガースの優勝があって、私は小学校1年生でした。86年、87年…と、阪神は低迷していくんですよ。
春日俊彰:まあね。
若林正恭:少年野球チームで、60人くらいのいろんな小学校から集まったチームで、その中で阪神ファンっていうのは、僕と西村くんの2人しかいなかったんですよ。東京の下町だから、ほとんどが巨人ファンなんですよ。
春日俊彰:まあ、そうだろうね。
若林正恭:毎年毎年、バカにされて。「阪神、弱ぇな」って言われて。「6位だな」とか。俺はもう小6のときに、巨人の選手のことを口に出そうもんなら親父が怒ってくる、そんな家庭で、俺はクーデーターを起こしたんですよ。
春日俊彰:何を?
若林正恭:こんな弱いチームで、クラスメートにバカにされるのはイヤだってことで、近鉄ファンになってやろう、と。
春日俊彰:ああ、同じ大阪だし。
若林正恭:ブライアンとかがいて、野茂英雄が入団した年ですよ。俺は、1人で近鉄デパートまで行って、近鉄の帽子とメガフォンを自分の小遣いで買って、親父にクーデーターですよ。
春日俊彰:うん。
若林正恭:「こんな弱いチームを応援するのはイヤだ」と。それで、メガフォンとキャップを、自分の部屋に飾って。それを見て親父が、「おい、正恭。お前、これとんでもないことをしてんだぞ」って。
春日俊彰:「お前、自分が何してんのか分かってんのか?」って(笑)
若林正恭:「お前、自分が何してんのか分かってんだな?」「俺は分かってる。もう、みんなにバカにされるのがイヤなんだ。俺は、チケットをとった。近鉄を応援しに行く」って。それで親父が「分かった。一緒についていく」と。それで、日ハムvs近鉄を、ドームに観に行ったわけですよ。
春日俊彰:渋い試合だね。
若林正恭:俺は、弱い阪神ってバカにされるのがイヤだと。強い近鉄ファンになるんだって。その近鉄、初めて間近に観る、直接観る試合ですよ。
春日俊彰:うん。
若林正恭:その日、日ハムのピッチャーが、ノーヒットノーランだったんですよ(笑)
春日俊彰:凄い試合見たなぁ(笑)
若林正恭:近鉄のヒットを一本も見ないまま、水道橋から渋谷で井の頭線乗り換えて。もう、引っ越してました。地上げされて。久我山に帰るわけですよ。俺、その水道橋から京王井の頭線久我山駅まで、一言も喋らなかったんですよ。悔しくて、悔しくて。
春日俊彰:うん(笑)
若林正恭:こんな負けばっかりの人生なのか、と。
春日俊彰:うん。
若林正恭:それでね、俺は久我山から家までの帰り道、あまりに寂しくなって泣いちゃったんですよ。
春日俊彰:ふふ(笑)何をやっても上手くいかない、と。
若林正恭:うん。「正恭、なんで泣いてんだ?」って親父が訊いてきたから、「イヤなんだ、こんな負けばっかりの人生」って。「正恭、お前は阪神ファンに戻れ。俺達は、阪神ファンでいて。勝つってことは本当に難しいんだってことを学ぶんだ」って。
春日俊彰:うん(笑)
若林正恭:「分かった、俺は阪神ファンに戻る」って言って、家に帰って、近鉄のメガフォンと帽子を捨てたんですよ(笑)
春日俊彰:そんなことがあったんだね(笑)
若林正恭:そんなことがあっての、今回の日本シリーズ進出ですよ。甲子園に観に行きたいですよ。
春日俊彰:行ったらいい(笑)
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若林正恭:親父とも、阪神とNFLの話だけ、メールとかやりとりできるんですよ。
春日俊彰:へぇ。
若林正恭:一戦目、巨人に阪神が勝って。「もしかして、いけるかもね。日本シリーズ」って送ると、「俺は、なんだかんだで巨人だと思うよ」って返ってくるわけですよ。
春日俊彰:うん。
若林正恭:二戦目になって、「いけるんじゃない?」って。「まあ、4連勝しない限り無理だな」って。それで、三連勝したところで「本当にいけるかもね」って送ったら、「こうなってくると、本気で応援したくなるね」って(笑)
春日俊彰:うん(笑)喜んでるでしょ。
若林正恭:それでさ、話は1990年に戻るんだけどさ。
春日俊彰:大分戻るな(笑)
若林正恭:俺が小6で。85年のタイガースの優勝があって、私は小学校1年生でした。86年、87年…と、阪神は低迷していくんですよ。
春日俊彰:まあね。
若林正恭:少年野球チームで、60人くらいのいろんな小学校から集まったチームで、その中で阪神ファンっていうのは、僕と西村くんの2人しかいなかったんですよ。東京の下町だから、ほとんどが巨人ファンなんですよ。
春日俊彰:まあ、そうだろうね。
若林正恭:毎年毎年、バカにされて。「阪神、弱ぇな」って言われて。「6位だな」とか。俺はもう小6のときに、巨人の選手のことを口に出そうもんなら親父が怒ってくる、そんな家庭で、俺はクーデーターを起こしたんですよ。
春日俊彰:何を?
若林正恭:こんな弱いチームで、クラスメートにバカにされるのはイヤだってことで、近鉄ファンになってやろう、と。
春日俊彰:ああ、同じ大阪だし。
若林正恭:ブライアンとかがいて、野茂英雄が入団した年ですよ。俺は、1人で近鉄デパートまで行って、近鉄の帽子とメガフォンを自分の小遣いで買って、親父にクーデーターですよ。
春日俊彰:うん。
若林正恭:「こんな弱いチームを応援するのはイヤだ」と。それで、メガフォンとキャップを、自分の部屋に飾って。それを見て親父が、「おい、正恭。お前、これとんでもないことをしてんだぞ」って。
春日俊彰:「お前、自分が何してんのか分かってんのか?」って(笑)
若林正恭:「お前、自分が何してんのか分かってんだな?」「俺は分かってる。もう、みんなにバカにされるのがイヤなんだ。俺は、チケットをとった。近鉄を応援しに行く」って。それで親父が「分かった。一緒についていく」と。それで、日ハムvs近鉄を、ドームに観に行ったわけですよ。
春日俊彰:渋い試合だね。
若林正恭:俺は、弱い阪神ってバカにされるのがイヤだと。強い近鉄ファンになるんだって。その近鉄、初めて間近に観る、直接観る試合ですよ。
春日俊彰:うん。
若林正恭:その日、日ハムのピッチャーが、ノーヒットノーランだったんですよ(笑)
春日俊彰:凄い試合見たなぁ(笑)
若林正恭:近鉄のヒットを一本も見ないまま、水道橋から渋谷で井の頭線乗り換えて。もう、引っ越してました。地上げされて。久我山に帰るわけですよ。俺、その水道橋から京王井の頭線久我山駅まで、一言も喋らなかったんですよ。悔しくて、悔しくて。
春日俊彰:うん(笑)
若林正恭:こんな負けばっかりの人生なのか、と。
春日俊彰:うん。
若林正恭:それでね、俺は久我山から家までの帰り道、あまりに寂しくなって泣いちゃったんですよ。
春日俊彰:ふふ(笑)何をやっても上手くいかない、と。
若林正恭:うん。「正恭、なんで泣いてんだ?」って親父が訊いてきたから、「イヤなんだ、こんな負けばっかりの人生」って。「正恭、お前は阪神ファンに戻れ。俺達は、阪神ファンでいて。勝つってことは本当に難しいんだってことを学ぶんだ」って。
春日俊彰:うん(笑)
若林正恭:「分かった、俺は阪神ファンに戻る」って言って、家に帰って、近鉄のメガフォンと帽子を捨てたんですよ(笑)
春日俊彰:そんなことがあったんだね(笑)
若林正恭:そんなことがあっての、今回の日本シリーズ進出ですよ。甲子園に観に行きたいですよ。
春日俊彰:行ったらいい(笑)
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