オードリー・若林「勉強しない子供が勉強するようになる方法」
2012.07.09 (Mon)
2012年07月07日放送の「オードリーのオールナイトニッポン(ANN)」にて、勉強しない子供に勉強させる方法について語っていた。

若林「資本主義とか経済とかってもので言うとさ…これ、誰も言わないけど、誰も言わないことがいかがなものかって思うんだけどね」
春日「はい」
若林「正直、(人の価値に)順位つけてるって」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「グループ分けされてるって。これは」
春日「まぁね」
若林「それをウヤムヤにするじゃん。歌とかでも、『愛が大事』とか、教育でも『お金が全てではない。友情が大事』とかって言うでしょ?」
春日「うん」
若林「全てじゃないし、友情とか大切だし、何を大事にして生きていくかって考えるのは大事なことだけど。そうは言っても…そら、面倒くさい性格になるよ(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「俺ね、金を持ってるってだけで、いけ好かないから。いけ好かなかったからね。そんなやつが、3万の部屋に住んで、『ボケナス!ボケ!コラ!』って思って漫才やってるんだから、それは面倒くさい性格になるよ(笑)」
春日「まぁ、そうだなぁ」
若林「俺、25~26歳だったかな?地元の友だちの誕生会に呼ばれて。『俺、金ないからさ』って言ったら、『いいよ。俺が出すから。飲み放題だから』って言われて、行ったの。タモツだけど、タモツの誕生日ね」
春日「うん」
若林「大学の同じサークルだった女の子から、『おめでとう』ってやってんのよ。俺、金持ってないからさ、汚っないシャツ着て行ってたの。それで、みんなエスプレッソマシーンを『これ、みんなから。お誕生日、おめでとう』って渡してたの。ちょっとした居酒屋でね」
春日「うん」
若林「高校の時の友だちだったけど、『ボケナス、ボケ!』って思ってて(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「何がエスプレッソマシーンだ!って(笑)風呂なしに住んでるコンプレックスに凝り固まってるから。それで次に『ハイこれ!』って言って渡してるの見たら、ラジコンのヘリコプターなんですよ。個室で飛ばして『ウワ~』って言ってて。『ボケコラ!』って思って(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「そんなやつが、月の給料2~3万円のヤツが、急にある年のM-1の次の年の8月に、40万円もらうっていうんだから」
春日「はっはっはっ(笑)あぁ、おかしくなるわな(笑)」
若林「それは、なかなかだよね。もし、子供ができたらそうやって教えようって思って」
春日「どういうことですか?」
若林「『なんで勉強しなきゃいけないの?お金が全てなの?』ってことを、俺のガキだから、そんなこと訊いてくると思うんだよね。そしたら、俺は言うよ。『お前、マジで勉強しないと、インフルエンザになっても病院行けないからな』って」
春日「あぁ」
若林「その一発で済むと思うもん」
春日「『どういうこと?』ってなって、そうやって説明すればね」
若林「うん。そうだよ。そりゃ~なるよ。あんまりこれ大げさに言っちゃ駄目だけど、俺、スッゴい一生懸命頑張ってるの。『こういうものが幸せなんだ』って思い込むの」
春日「うん?」
若林「みんな大好きじゃん。美味しいパエリアのお店とか、テーマパークとか」
春日「うん、まぁ…」
若林「でも、俺はたまにもらった休みの前の夜だけ、全部を解放するってことをやってるんですよ。色んなレジャーとかブランド物の時計とか、スッゴイ勉強して。時計なんか、マジでクソ食らえって思ってるから」
春日「フッフッフッ(笑)」
若林「ブランド物の時計なんか、地面において、ありったけのタンを吐いて良いと思ってるから。未だに(笑)」
春日「まぁね」
若林「ゴルフやる奴なんて、クソ野郎って思ってるから」
春日「アパ~(笑)」
若林「ホントはね。でも、そんなマインドを持ってたら仕事やっていけないって学んだから。虎のぬいぐるみの件(注:POPOLOという雑誌で、虎のぬいぐるみをかぶることを拒否した)で、超スベったりして、色々学んで頑張って、『時計の仕組み、不思議』って本を買って、やっぱり時計ってスゴイって勉強しましたよ」
春日「うん」
若林「でも、次の日休みの時だけ解放してるんですよ。部屋にガンガン変拍子のバンドの、ザゼンボーイズとかを流して、古谷実さんのダークなやつを読みながら、時計の悪口を言うって(笑)クソ食らえって(笑)」
春日「それでバランスとれてるんだったらね」
若林「でも、明けで仕事してるとき、変な顔をしてるときがあって(笑)」
春日「反動がね(笑)」
若林「あれはだから、コンプレックスを持つというか、劣等感をもつとか…女の子は、(売れて)話を聞いてくれるようになったね。春日さんもそう思わない?」
春日「それは思いますよ」
さらに、以下のように語っていた。
若林「要するに、モテたかったら、こういう言い方もできるよね。『モテたかったら、いい大学に入って、いい会社に入って、お金を持ちなさい』って」
春日「そうだね」
若林「『月5万円で26歳だって思ってみ?』ってことを、我々は経験してるから。本当に、ゴミを見るような目で見てくるよな、女が」
春日「そうだね」
若林「はっはっはっ(笑)いや、これ私が言うなら、『またいつもの』って思うけど、春日さんが言うんですよ?」
春日「ホントにね」
若林「生まれながらにずっと幸福感を感じられるという、ある意味、私から見ると完璧な、私が目指すところでもあるんですけど、この春日さんが、『ゴミを見るような目で見てくる』って言うんだから、リアルだよな?(笑)」
春日「ホントだよ。リアル、リアル。昔なんか、飲み会行ったら、会って5分で『お前』って言われてたから」
若林「はっはっはっ(笑)」
春日「『お前さ、カシスオレンジ頼んでくれない?』って」
若林「はっはっはっ(笑)」
春日「今じゃ、『春日~!トゥースやって!』とかだから」
若林「あぁ」
春日「何をそんなに変わるものか、と」
若林「うん」
春日「その辺で言ったら、もうそういうものなんだろうなって。もう、絶望してますよ」
若林「いや、そうそう。俺、芸人になりたくて。『大学行きたくないから、勉強したくねぇ』って言ったら、両親が『大学には色んな人がいて、色んな感覚の人が居て、そういうところで人生観を広げた方が良いよ』って言うんだけど、当時、『そんなの居るワケねぇだろ』って思ってたの。実際、居なかったんだけど」
春日「うん」
若林「だけど、今、実際に高校生とかで『勉強って必要なの?いい大学出て、いい会社に入るって何なんだよ』って思ってる人がいたら、ちょっと俺のところに集めてください(笑)」
春日「うん」
若林「お母さんたち。私と春日の実体験をもって、すぐに机に向かわせることができると思う(笑)」
春日「そうね」
若林「リアルだよな。ボヤ~っとさしてるじゃん?」
春日「そうね。何か、そうしないといけないってルール的なものだよね」
若林「いや、そう」
春日「『こういうことになっちゃうよ』って教えれば良い」
若林「正直、俺は今、偏頭痛を治してるけどさ、薬も結構、高かったりするんだよ。それで自分で治療してて、スゲェリアルだなって思って。今、この仕事してなかったら、治療できないもん」
春日「あぁ、そうか」
若林「ということは、偏頭痛を治すということが出来る人、出来ない人ってことになっちゃうよってことだよ」
春日「そうだね」
若林「『こんなこと言っちゃダメよ』ってことになってるんだよね。なんか知らないけど」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「資本主義の本を読んで勉強したら、ゾッとしたね。『いっぱいお金を稼いで、いっぱいお金を使うことが良しとされている』ってことになってて。そんな中で、何を俺は純文学なんか読んで、『生きるとは何か』って考えてるんだよって思って」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「経済の本を読めば、一発じゃんって思って」
春日「ソッチのほうがシンプルだね」
若林「働けやって思って(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)なるほどね」
若林「シビアよ。俺らは、そこを知ってるから」
春日「まぁ、そうね」
若林「不動産屋とかも手のひら返したもんなぁ。『一緒に乗馬習いに行きましょう』って言われたもん」
春日「かぁ~」
若林「『風呂なしの部屋探してます』って言ったら、鍵をポーンって投げられて、『見てきてください』って言われてたのが、『マンションとか買う予定ありますか?』って」
春日「あららら」
若林「部屋を出るとき、山ほどパンフレット積まれて。その時は、マンション買うお金無かったんだけど」
春日「ふふ(笑)」
若林「『若林さん、競馬とかお好きじゃないですか?乗馬とか、興味あります?一緒にどうですか?』って言われて。そりゃあ、ひねくれるって。そらぁ、虎のぬいぐるみかぶらないって言うって」
春日「そうだね(笑)そういうふうにくるかって(笑)」
若林「春日さんですら言うんですからね」
春日「それは思いますよ。こうも変わるのか、と。こんなもんか、と」
若林「それを俺は知ってるんだよ。ディズニーランドとか、テーマパークとかを、なんだかんだイチャモンつける男はモテないし、いちいち理屈なんか垂れる男はモテないから、『結局、行ったら面白いよね』って言ってますよ」
春日「ふふふ(笑)」
若林「そう言ってるけど、ただ、腹の中では『うっせぇ、このやろう』って思ってますよ」
春日「はっはっはっ(笑)そうやってね、言わないってことは大人になりましたよね。いろんなことを知って」
若林「言ったら、結構、スベるじゃん。だって(笑)」
春日「そうだね(笑)わけわかんないこと言ってるって思われるから」
若林「キレてるって思われるからね(笑)それマイナスだし、流行ってないじゃん。その辺を押さえたから。最近、『美味しい鴨南蛮のお店を見つけまして』って言うと、『若林もそういうことを言うようになったな』って周りが安心するんだけど、ただ、腹の中では、『なにせ、牛丼食っていきていけばいいんだ』って思ってる」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「正直ね。それだけは、春日さんだけには覚えておいて欲しい。でも、お前もそうだけどな(笑)」
春日「だからこそ、私も風呂なしに住んでるからね」
若林「ゴルフやってる自分とかも、意外と俯瞰で見てたりするでしょ?」
春日「あぁ、違和感も楽しい1つだね。『あの春日が、ゴルフをやってる』って(笑)春日俊彰って書かれたプレートのついたバッグを持ってるのが(笑)そういう違和感の面白さも含まれてるけどね(笑)」
若林「それはありますね(笑)」
春日「そういう違和感は、慣れる慣れないじゃなくて、ずっとあるもんなんでしょうな」
若林「これほど変わる職業も無いよな。そういう言い方するなら、社会的にはもちろん、お金持ってる方じゃない層だったじゃん。それがね…短期間で変わりようを見ちゃう。頑張り方としては、モテたくて、お金欲しくてことだよね」
春日「それが一番、純粋かもしれないね」
若林「そうそう。安心するんだよ。『モテたくて。服買いたくて。イイ車乗りたい』って。だけど、俺は先輩とかに、『イイ車、欲しくなっちゃうんですよねぇ』って言うけど、正直、クソ食らえって思ってるけどね」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「ふふ(笑)」
春日「それは…でも、エライよね。それでちゃんとやってるって」
若林「『ジーパンとサンダルで良いだろ?』って言うと、『はい、はい』ってなっちゃうのを知ってるから。『高いスーツとか欲しくなっちゃうんですよね』って言ってるけど、びた一文思ってないから(笑)」
春日「大したもんですよ。私はまだ言えないですもん。『イイ車欲しいですね。マンション買おうかな』とか」と語っていた。
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春日「はい」
若林「正直、(人の価値に)順位つけてるって」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「グループ分けされてるって。これは」
春日「まぁね」
若林「それをウヤムヤにするじゃん。歌とかでも、『愛が大事』とか、教育でも『お金が全てではない。友情が大事』とかって言うでしょ?」
春日「うん」
若林「全てじゃないし、友情とか大切だし、何を大事にして生きていくかって考えるのは大事なことだけど。そうは言っても…そら、面倒くさい性格になるよ(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「俺ね、金を持ってるってだけで、いけ好かないから。いけ好かなかったからね。そんなやつが、3万の部屋に住んで、『ボケナス!ボケ!コラ!』って思って漫才やってるんだから、それは面倒くさい性格になるよ(笑)」
春日「まぁ、そうだなぁ」
若林「俺、25~26歳だったかな?地元の友だちの誕生会に呼ばれて。『俺、金ないからさ』って言ったら、『いいよ。俺が出すから。飲み放題だから』って言われて、行ったの。タモツだけど、タモツの誕生日ね」
春日「うん」
若林「大学の同じサークルだった女の子から、『おめでとう』ってやってんのよ。俺、金持ってないからさ、汚っないシャツ着て行ってたの。それで、みんなエスプレッソマシーンを『これ、みんなから。お誕生日、おめでとう』って渡してたの。ちょっとした居酒屋でね」
春日「うん」
若林「高校の時の友だちだったけど、『ボケナス、ボケ!』って思ってて(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「何がエスプレッソマシーンだ!って(笑)風呂なしに住んでるコンプレックスに凝り固まってるから。それで次に『ハイこれ!』って言って渡してるの見たら、ラジコンのヘリコプターなんですよ。個室で飛ばして『ウワ~』って言ってて。『ボケコラ!』って思って(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「そんなやつが、月の給料2~3万円のヤツが、急にある年のM-1の次の年の8月に、40万円もらうっていうんだから」
春日「はっはっはっ(笑)あぁ、おかしくなるわな(笑)」
若林「それは、なかなかだよね。もし、子供ができたらそうやって教えようって思って」
春日「どういうことですか?」
若林「『なんで勉強しなきゃいけないの?お金が全てなの?』ってことを、俺のガキだから、そんなこと訊いてくると思うんだよね。そしたら、俺は言うよ。『お前、マジで勉強しないと、インフルエンザになっても病院行けないからな』って」
春日「あぁ」
若林「その一発で済むと思うもん」
春日「『どういうこと?』ってなって、そうやって説明すればね」
若林「うん。そうだよ。そりゃ~なるよ。あんまりこれ大げさに言っちゃ駄目だけど、俺、スッゴい一生懸命頑張ってるの。『こういうものが幸せなんだ』って思い込むの」
春日「うん?」
若林「みんな大好きじゃん。美味しいパエリアのお店とか、テーマパークとか」
春日「うん、まぁ…」
若林「でも、俺はたまにもらった休みの前の夜だけ、全部を解放するってことをやってるんですよ。色んなレジャーとかブランド物の時計とか、スッゴイ勉強して。時計なんか、マジでクソ食らえって思ってるから」
春日「フッフッフッ(笑)」
若林「ブランド物の時計なんか、地面において、ありったけのタンを吐いて良いと思ってるから。未だに(笑)」
春日「まぁね」
若林「ゴルフやる奴なんて、クソ野郎って思ってるから」
春日「アパ~(笑)」
若林「ホントはね。でも、そんなマインドを持ってたら仕事やっていけないって学んだから。虎のぬいぐるみの件(注:POPOLOという雑誌で、虎のぬいぐるみをかぶることを拒否した)で、超スベったりして、色々学んで頑張って、『時計の仕組み、不思議』って本を買って、やっぱり時計ってスゴイって勉強しましたよ」
春日「うん」
若林「でも、次の日休みの時だけ解放してるんですよ。部屋にガンガン変拍子のバンドの、ザゼンボーイズとかを流して、古谷実さんのダークなやつを読みながら、時計の悪口を言うって(笑)クソ食らえって(笑)」
春日「それでバランスとれてるんだったらね」
若林「でも、明けで仕事してるとき、変な顔をしてるときがあって(笑)」
春日「反動がね(笑)」
若林「あれはだから、コンプレックスを持つというか、劣等感をもつとか…女の子は、(売れて)話を聞いてくれるようになったね。春日さんもそう思わない?」
春日「それは思いますよ」
さらに、以下のように語っていた。
若林「要するに、モテたかったら、こういう言い方もできるよね。『モテたかったら、いい大学に入って、いい会社に入って、お金を持ちなさい』って」
春日「そうだね」
若林「『月5万円で26歳だって思ってみ?』ってことを、我々は経験してるから。本当に、ゴミを見るような目で見てくるよな、女が」
春日「そうだね」
若林「はっはっはっ(笑)いや、これ私が言うなら、『またいつもの』って思うけど、春日さんが言うんですよ?」
春日「ホントにね」
若林「生まれながらにずっと幸福感を感じられるという、ある意味、私から見ると完璧な、私が目指すところでもあるんですけど、この春日さんが、『ゴミを見るような目で見てくる』って言うんだから、リアルだよな?(笑)」
春日「ホントだよ。リアル、リアル。昔なんか、飲み会行ったら、会って5分で『お前』って言われてたから」
若林「はっはっはっ(笑)」
春日「『お前さ、カシスオレンジ頼んでくれない?』って」
若林「はっはっはっ(笑)」
春日「今じゃ、『春日~!トゥースやって!』とかだから」
若林「あぁ」
春日「何をそんなに変わるものか、と」
若林「うん」
春日「その辺で言ったら、もうそういうものなんだろうなって。もう、絶望してますよ」
若林「いや、そうそう。俺、芸人になりたくて。『大学行きたくないから、勉強したくねぇ』って言ったら、両親が『大学には色んな人がいて、色んな感覚の人が居て、そういうところで人生観を広げた方が良いよ』って言うんだけど、当時、『そんなの居るワケねぇだろ』って思ってたの。実際、居なかったんだけど」
春日「うん」
若林「だけど、今、実際に高校生とかで『勉強って必要なの?いい大学出て、いい会社に入るって何なんだよ』って思ってる人がいたら、ちょっと俺のところに集めてください(笑)」
春日「うん」
若林「お母さんたち。私と春日の実体験をもって、すぐに机に向かわせることができると思う(笑)」
春日「そうね」
若林「リアルだよな。ボヤ~っとさしてるじゃん?」
春日「そうね。何か、そうしないといけないってルール的なものだよね」
若林「いや、そう」
春日「『こういうことになっちゃうよ』って教えれば良い」
若林「正直、俺は今、偏頭痛を治してるけどさ、薬も結構、高かったりするんだよ。それで自分で治療してて、スゲェリアルだなって思って。今、この仕事してなかったら、治療できないもん」
春日「あぁ、そうか」
若林「ということは、偏頭痛を治すということが出来る人、出来ない人ってことになっちゃうよってことだよ」
春日「そうだね」
若林「『こんなこと言っちゃダメよ』ってことになってるんだよね。なんか知らないけど」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「資本主義の本を読んで勉強したら、ゾッとしたね。『いっぱいお金を稼いで、いっぱいお金を使うことが良しとされている』ってことになってて。そんな中で、何を俺は純文学なんか読んで、『生きるとは何か』って考えてるんだよって思って」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「経済の本を読めば、一発じゃんって思って」
春日「ソッチのほうがシンプルだね」
若林「働けやって思って(笑)」
春日「はっはっはっ(笑)なるほどね」
若林「シビアよ。俺らは、そこを知ってるから」
春日「まぁ、そうね」
若林「不動産屋とかも手のひら返したもんなぁ。『一緒に乗馬習いに行きましょう』って言われたもん」
春日「かぁ~」
若林「『風呂なしの部屋探してます』って言ったら、鍵をポーンって投げられて、『見てきてください』って言われてたのが、『マンションとか買う予定ありますか?』って」
春日「あららら」
若林「部屋を出るとき、山ほどパンフレット積まれて。その時は、マンション買うお金無かったんだけど」
春日「ふふ(笑)」
若林「『若林さん、競馬とかお好きじゃないですか?乗馬とか、興味あります?一緒にどうですか?』って言われて。そりゃあ、ひねくれるって。そらぁ、虎のぬいぐるみかぶらないって言うって」
春日「そうだね(笑)そういうふうにくるかって(笑)」
若林「春日さんですら言うんですからね」
春日「それは思いますよ。こうも変わるのか、と。こんなもんか、と」
若林「それを俺は知ってるんだよ。ディズニーランドとか、テーマパークとかを、なんだかんだイチャモンつける男はモテないし、いちいち理屈なんか垂れる男はモテないから、『結局、行ったら面白いよね』って言ってますよ」
春日「ふふふ(笑)」
若林「そう言ってるけど、ただ、腹の中では『うっせぇ、このやろう』って思ってますよ」
春日「はっはっはっ(笑)そうやってね、言わないってことは大人になりましたよね。いろんなことを知って」
若林「言ったら、結構、スベるじゃん。だって(笑)」
春日「そうだね(笑)わけわかんないこと言ってるって思われるから」
若林「キレてるって思われるからね(笑)それマイナスだし、流行ってないじゃん。その辺を押さえたから。最近、『美味しい鴨南蛮のお店を見つけまして』って言うと、『若林もそういうことを言うようになったな』って周りが安心するんだけど、ただ、腹の中では、『なにせ、牛丼食っていきていけばいいんだ』って思ってる」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「正直ね。それだけは、春日さんだけには覚えておいて欲しい。でも、お前もそうだけどな(笑)」
春日「だからこそ、私も風呂なしに住んでるからね」
若林「ゴルフやってる自分とかも、意外と俯瞰で見てたりするでしょ?」
春日「あぁ、違和感も楽しい1つだね。『あの春日が、ゴルフをやってる』って(笑)春日俊彰って書かれたプレートのついたバッグを持ってるのが(笑)そういう違和感の面白さも含まれてるけどね(笑)」
若林「それはありますね(笑)」
春日「そういう違和感は、慣れる慣れないじゃなくて、ずっとあるもんなんでしょうな」
若林「これほど変わる職業も無いよな。そういう言い方するなら、社会的にはもちろん、お金持ってる方じゃない層だったじゃん。それがね…短期間で変わりようを見ちゃう。頑張り方としては、モテたくて、お金欲しくてことだよね」
春日「それが一番、純粋かもしれないね」
若林「そうそう。安心するんだよ。『モテたくて。服買いたくて。イイ車乗りたい』って。だけど、俺は先輩とかに、『イイ車、欲しくなっちゃうんですよねぇ』って言うけど、正直、クソ食らえって思ってるけどね」
春日「はっはっはっ(笑)」
若林「ふふ(笑)」
春日「それは…でも、エライよね。それでちゃんとやってるって」
若林「『ジーパンとサンダルで良いだろ?』って言うと、『はい、はい』ってなっちゃうのを知ってるから。『高いスーツとか欲しくなっちゃうんですよね』って言ってるけど、びた一文思ってないから(笑)」
春日「大したもんですよ。私はまだ言えないですもん。『イイ車欲しいですね。マンション買おうかな』とか」と語っていた。
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