料理とシステム開発は似ている。今日は唐揚げを作ったわけですが、システム開発とずいぶん共通点があるので書き起こし。結論としては、料理はPMBOK等のマネジメント手法も適用できる。SEの皆は料理するといいと思うよ!
設計・管理工程
プロジェクト計画(要件定義:何を作るか)
「何か脂っこくてジューシーな物、、、唐揚げ食べたいー!」という顧客からの要望を受けて、「鶏の唐揚げ」を作る事に決定。
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スコープ管理(何品つくるか)
唐揚げだけでは寂しいので、唐揚げの他に以下の付け合わせを本プロジェクトのスコープ内とする
- レタスとトマトと海藻のサラダ
- オクラの小鉢
スケジュール管理(作業順序の設定、所要時間の見積もり)
(脳内で)WBSを作成。基本的には要員数=1でシングルスレッドである。待ちタスクの間に他のタスクをこなす事で、期間が短縮できる。
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コスト管理(資源計画)
- 鶏肉400g(モモ、胸ミックス唐揚げ用) 300円
- レタス 冷蔵庫にある在庫を引当
- 海藻 乾燥の海藻の在庫を引当
- トマト 冷蔵庫にある在庫を引当
- オクラ 58円
- その他調味料
総費用 358円
製造工程
製造工程においては、以下の点に留意する必要がある。
ライブラリの活用(調味料)
本プロジェクトで使用するライブラリは以下の通り。
- しょうゆ
- 酒
- にんにく
- しょうが
- ガラスープの素
- オリーブオイル
- 塩
- レモン
特に、しょうがについては以前買ったものを焼酎に漬けてあるので、品質を保ちつつ可用性が非常に高いライブラリである。
また、本プロジェクトでは使用しないが、出汁パックを使いこなせるようになると成果物の品質が飛躍的に向上するとともに、作れる物の幅が広がる(特に和食)ので一度は使ってみる事をお勧めする。
試験工程(味見)
成果物に対して、無作為にサンプリングを行い品質検査を行う。なお、品質検査の結果、工程や使用するライブラリ(調味料)を見直す事もあるが、製造工程終盤での設計変更は非常にリスクが高い上に手戻りが非常に多くリスクが高い。
納品
いただきます!
まとめ
料理というプロジェクトは、システム開発と比較して、クックパッド等のデザインパターンが非常に充実しており、可用性も高い。また、過去のプロジェクトの経験から調味料等のライブラリが極めて充実している。よって、設計さえ間違えなければ極めてリスクの低いプロジェクトと言える。
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