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WordBench 京都 & ng-kyoto 10月勉強会 に行って昨今のWP REST APIとAngularJSとまちづくり(!?)の事情を聞いてきた

今日はWordBench 京都 & ng-kyoto 10月勉強会 にブログ書く枠で参加してきました。スライドの写真を撮りながら、喋ってることを打ち込んでリアルタイムにブログ記事に書く、聞き起こしブログをやってきました。

どんな勉強会?

WordPressのREST APIとAngularJSが仲良くするための勉強会、だったんだと思うが、WordPressはスルーされたり、VueJSが出てきたり、まさかり飛んだりしていた。あ、ちゃんとWP REST APIとAngularを使う話もあったのでご安心ください。

まぁこれもフロントエンドフレームワーク戦国時代、WordPressのREST API化計画の過渡期らしい世相を反映した勉強会だったと思う。ProgressiveWebAppsの話も出た。あとなぜか まちづくり の話になって、それがとても勉強になった。

まちづくり の話では、地方の商店街のブティックには一体誰が行くのか、儲かってるのか?問題の正体が分かって、とてもスッキリした。これは今日一番の収穫である。

セッション聞き起こし

セッションは3本、3記事にリンクを張っておきます。懇親会LTはまとめてこの記事の後半に書いてあります。懇親会LTも盛り上がって面白いです。懇親会LTが本番説も。お見逃しなく。

商店街のブティックのカラクリを知りたい方は、この記事後半の IT×まちづくり の懇親会LTをご覧下さい。

Vue.jsとその未来 2.0

niwatako.hatenablog.jp

  • 入門しやすくて、高度な利用も出来る軽量フロントエンドフレームワークVue.jsの紹介
    • HTMLにべた書きしていくところから始められる
    • webpackなどコマンドラインツールを使ったりも出来る
  • ルーティング、Fluxパターンの導入、サーバーサイドレンダリング等の上級者向けの機能の紹介
  • Vue.js 2.0の紹介

日本語ドキュメント翻訳中、お手伝い絶賛募集中とのこと。Wordpressの話はほぼ無かったw

WP REST API + React / AngularJSではじめるWebアプリケーション

niwatako.hatenablog.jp

Wordpressを管理画面付きコンテンツサーバーとして位置づけ、フロントエンドを独立させてしまって、顧客はWordpress管理画面でコンテンツを自由に変更できる形、フロントエンドはデザイン・レンダリング処理だけ実装して、APIでWordoressからコンテンツを取得する、モバイルアプリなど媒体を増やしてもコンテンツ管理は煩雑にならず、というのは良いなと思った。

日本語ドキュメント翻訳中、お手伝い絶賛募集中とのこと。

WordPressユーザーのためのAngular 2.0 & Progressive Web Appsの話

niwatako.hatenablog.jp

  • Progressive Web Apps
    • 火星でも快適に利用できるWebアプリケーションを作るためのProgressive Web Apps
    • Web App Manifestによって有効にする
    • Service Workerによるオフライン時を含めてリクエストを制御可能になる
    • Single Page Application として作るためにAngularJSなどのフロントエンドフレームワークを利用する
  • AngularJS
    • CLI ツールでかんたん入門
  • AngularとWP REST APIを使ってProgressive Web Appsを作ってみた

Progressive Web Apps の普及はiOSの対応次第になるだろうなぁ。

オフラインでもきちんとユーザーの操作を制御してあげたいWEBアプリってどういうケースだろう。

メールとかチャットなら、投稿内容消えてほしくないとか、オンラインになったら自動で最新に更新したいとか、事前に読み込んでおいたメールボックスやチャットルーム間を素早く遷移したいとかが思いつくけど、これからどういう分野からProgressive Web Appsが普及し始めるのか気になる。

ところで火星でインターネットするんだったら、クライアントで解決せずに火星に巨大なキャッシュサーバーを用意してなんでも地球からキャッシュして、20分待たなくてもロードできるようにしたい。

感想

ちょっとまえ、Wordpressを支えているAutomatic社の人が来日した時に講演を聞きに行ったが、これからのWordpressはAPIサーバーを目指す、と言っていた。

そのときは、一体どういうことだろう、スマートフォンアプリを用意してAPIを叩いて記事を読む、みたいな用途なのかな?それ普通にいまのWordpressでテーマがレスポンシブ対応すればよくない?などと思っていた。

時は過ぎ、昨今はフロントエンドJavascriptフレームワークがこれだけ流行って、普通のWebサイトが表にMVナントカを持っていて裏でサーバーと通信するのが当たり前になってきて、いろんなサービスがAPIで叩けるように提供されていて、クライアントもOSがいろいろあったりモノまでインターネットにつながっていたりする。

あの時、あの人が見据えていた未来はこういう未来だったのかな、と思ったりしている今日このごろ。

会場の紹介

こちらが会場、京都のコワーキングスペースです。平日にオープンしてる様子(だれか土日にオープンしている京都のコワーキングスペースが合ったら教えてくれ)。今日は日曜日だけど、イベントのために特別オープンしているのかな?

www.coto-kyoto.jp

付いたけど コワーキングスペースcoto なんてこのビル入ってないじゃん、と思ったら、NPO法人クリエイター育成協会さんが、cotoを運営しています。

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4階へ。コワーキングスペースに住所をおいて会社も入れるようです。

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ルーフバルコニーでコーディング出来るコワーキングスペース。

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懇親会の時の様子だけどこんな感じ。

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システム

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コワーキングスペースcoto の イベント利用について

コワーキングスペースとしての利用は平日のみですが、イベント開催の場合土日も利用することができるそうです。

イベント用料金プランは二つ。

  • 1時間毎に3000円
  • 一人につき一回500円

来る人数が何人か、予測可能かでお得 or 安心なプランを選べるそうです。

土日のイベント利用は10〜21時まで利用できます。平日も18〜22時はイベント利用可能だそうです。

(2016/10/09現在)

懇親会LT

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専門外な上にもう日本酒飲んでよってるのでおかしかったら何卒ご指摘のほどよろしくお願い申し上げます。

Angularのパフォーマンスチューニングで良くなる、強くなる、早くなる。

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  • Angular1、遅かったですよね。Knockoutはヒドイ、RAWのJSはReactに負ける、Reactどんだけ早いんだ
  • Reactを倒すためにAngular2は変更検知をめっちゃ頑張ってる。その速さのためにコンパイルにめっちゃ時間をかけてる。
  • しかしパフォーマンス向上にAoTだけでは不十分。
    • bundle.js 2.4MBあるぞ
    • minifierの限界に到達している
    • Publicプロパティは影響が大きくて置き換えられない。ローカルやプライベート変数は小さくするけど。
    • 静的型付けを知っていればもっと短く出来る。
    • TypeScriptは静的型付け。Google Closure Compiler はJavaからめっちゃ効率の良いコードを吐く
    • TypeScriptとAoTとTypeScriptã‚’Closure Compilerにかけて効率良いコードを作る
    • GitHub - angular/tsickle: Tsickle — TypeScript to Closure Annotator

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TypeScriptについて

yobe(ヨビー)さん

  • Angular2を始めて、なぜTypeScriptなのか調べた初心者向けの内容です
  • TypeScript
    • Javascriptに型の概念を盛り込んだ言語
      • Javascript: 同じ変数に数値も文字列も入れられる
      • TypeScript: 最初に変数の型を宣言して、違う方を代入しようとするとエラーが出る。
    • 使い方
    • 動的に使いたかったらどうしたら良いのか: 型に Any を指定する
    • 独特の使い方、とは言えコンパイル言語らしい特徴
      • Javascriptで型が使えるのが重要
  • Symphonyの勉強会やってます

IT×まちづくり

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  • まちづくりはITの導入が殆ど無い
  • まちづくりの新常識
    • 中心市街地再開発、お祭り、空き店舗補助金、移動販売、街コン街バル
    • 国、県、市町村が補助金・助成金を出している
    • 税金を使ってまちづくり
      • 行政が儲けたらだめと言っているので金儲けは出来ない
      • 作りたいのは成果ではなくて書類
      • 北九州で儲かった商店街が顧客への還元でアーケードを作ったら、全国でアーケードを作ると儲かるとなって税金でアーケードを作ってしまった
        • 現在は補助金を使ったアーケード撤去事業が流行っている。
        • 該当をLED化するのも最近は流行っている
      • 神戸大震災でボランティア概念が生じる、それを事業化するためにNPO法人が登場し、TMO(Town Management Organization)が生まれる。市長や商店街の御上さん兼任など。儲けではなくて補助金の利用方法を考える組織に。
        • 商売の出来ない人たちが土地の買収などで儲からないショッピングセンターなどを作る
          • ピエリ守山は民間企業だから違うぞ
          • アルネ津山はこれに当てはまる。テナントがはいらないから壁を作って狭くしているほど。
      • 活性化の指標は賑わい=通行量、マンションを作ったり、調査の日に安売りをやればクリアできてしまう。
  • まちづくり を掲げながら税金を食いつぶして 良いと言われること をやっているのがまちづくり
  • まちづくりの始まりは鎌倉幕府
    • 戦後、総中流になるためにみんな金を使っていた。稼いだ分を街に還元する、還元型まちづくりとしてお祭りなどが行われる。
      • 終戦後のわずか50年間だけ通用した還元型まちづくり。
      • 日本にも一人っ子政策が真面目に議論された時代が合った。
  • いまはもう還元してもしょうがない。儲かるまちづくりが必要。
    • 商店街に行きたい店どれだけありますか
      • 商店街のブティックには一体誰が行くのか
        • みなさんあれをビジネスと見てはいけないです
        • 学校に卸しているとかの店舗はある。
        • しかしVHSの一個前の規格とか売ってる店もある。商店街の店で一体誰が買うのか。
          • お店の人に「儲かりますか?」と聞くと「株で儲けてる。」などと返ってくる。
          • 商店街に住んでいる人たち=かつてそこで大儲けした資産家。アパートも持ってたり。もはや店舗は本業ではない。
        • 既得権益化した商店街をどこまで支える必要があるか
  • 昨今のまちづくりの取り組み
    • 兵庫県城崎温泉
      • エレベータ33基で契約を一本化見直しして年間400万の節約。
      • 誰も何もしなくても今後400万改善される
      • これは町・エリアレベルで大口契約に見直したことで改善した。
    • 東京 大崎
      • 規制で、道端での屋台出展が難しくなった。
        • 手作り市: 質がいい店を集めて出展
          • 客が集まる、協業が進む
  • まちづくりや地域活性化におけるITの役割
    • 雇用創出のために仕事を作り出す
    • コミュニケーションが必要
    • あらゆる人が利用できるように IE8対応
    • IT
      • Webサイトは税金、プロセスはなく、丸投げ
      • 足立区: ホームページ作成助成金のご案内
        • 広報、チラシを撒くとかと同じですよ、それに補助金が出る。
      • ビッグデータ・オープンデータ
      • 東北大震災で神戸で高齢者の孤独死が問題になった。コミュニケーションを取るためのプラットフォームが被災地に必要、モデル実験事業を要件定義、被災地コミュニケーションのサーバー維持費100万が採択された。被災地でコミュニケーション取るために総事業費1000万取るのが被災地のためなのか
      • 無いよりあったほうが良い、けど街に、今、クリティカルに必要なのか
    • まちづくりは非効率の塊
      • 視察受け入れサービス(必要費用を見積もり)構築によって、何人も張り付く視察を一人で回すように
      • 出店申し込みをIT化すると5人必要と言われた事務が大学生一人に
      • まちづくりに必要なのは、良いことではない。業務改善・効率化
  • IT事業者は街とも関わろう

現場レベルの話でしたが、事業のすすめ方として、どうしたら成功するでしょうか

ちゃんとできる人を任命する。

補助金をやめる。他所の商店街を視察に行っても仕方ない。分かりにくいとこ、路地裏からいい店は生まれる。

若者を使う事業について

若年者の緊急雇用で地域おこし協力隊は期間限定、1年だけで放り捨てられるなら楽しい、面白いかと思うが、20、30代の今の時間を単純作業に割り当てられるのはゾッとしませんか、HTMLの平打だけさせられる。IE全部に対応したり。その後のキャリア形成どうします?

地域おこしをちゃんと使おうというところは、事業を立ち上げろと言っている。でも殆どの自治体では集落相談員みたいな仕事をさせている。

以上

多様性のある勉強会だった。

懇親会以降の様子

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