2015年08月10日12:00

25,000円の「バルミューダザ・トースター」と2,500円の普通のトースターでパンを焼き比べてみた

カテゴリ▶: レビュー; アイテム; mixiチェック

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漫画原作者、猪原賽（@iharadaisuke）ですこんにちは。

私が日々通う仕事場「CASE Shinjuku」に、今、家電マニアの中で話題となっている高級トースター「BALMUDA The Toaster（バルミューダザ・トースター）」が導入されました。

約25,000円という脅威の値段……。自宅用に購入した至って普通のトースター（実売価格2,500円）と同じものを焼き比べ、10倍の値段差分の働きをするかどうか比べてみたという企画です。

◆2017年7月20日に内容一部追加、編集しました◆

バルミューダザ・トースターと
普通のトースターで
パンを焼き比べてみた

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★バルミューダザ・トースターとは

税込価格24,732円の高級トースター「BALMUDA The Toaster（バルミューダザ・トースター）」。

「究極のトースター」と自ら銘打つこのトースター。コンビニで買う大量生産・安価なパンを、パン屋の焼きたてパンのように味わえる魔法のトースターとして一部の家電マニアの中で話題となっております。

さすがに個人で買うには躊躇してしまう値段なので、一生縁のないものかな……と思っていたら、なんと私の仕事場「CASE Shinjuku」の備品として導入されていた！

★特徴その1「スチーム」で加熱をフォローする

バルミューダザ・トースターの特徴は、「水を使う」こと。スチーム（水蒸気）がトーストを究極に美味しく焼く、ひとつの解答なのだとか。

■スチームに内側が曇るバルミューダザ・トースターの窓

スチームがパンの表面に付着し、そしてパンより先に加熱され蒸発。その際にパンの中身ではなく表面のみが焼かれ、パン本来の持つ水蒸気を閉じ込める。そのためパンの焼き上がりは通常のトースターに比べふっくらもちもち感が段違いになるんだそうです。

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■見事な焼き上がりのトースター

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■外はサックリ、中はもっちり

★特徴その2「マイコン制御」で加熱を管理

バルミューダザ・トースターに用意されている加熱モードは「トースト」「チーズトースト」「フランスパン」「クロワッサン」の4つのモード。

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「トースト」は通常のトーストやバタートーストに、
「チーズトースト」はピザトースト等、具材が乗っているトースト用に、
「フランスパン」はバゲット等に、
「クロワッサン」はクロワッサンやカレーパン等のあたために。

それぞれ時間が指定されていますが、加熱の時間や上下の熱源の調整がマイコン制御されています。
様々な種類のパンの焼き上げに、温めなおしに。

60℃（パンのやわらかさと風味を蘇らす）
160℃（表面を色づかせる）
220℃（焦げ色を仕上げる）

3つの温度帯をそれぞれでマイコン制御するわけですが、もちろんパンの上面・下面の熱源の温度も管理していますので、それぞれのモードはぜひツマミで間違えず設定してください。

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■カレーパンは「クロワッサン」モードで揚げたての香ばしさ

★特徴その3「スタイリッシュ」なフォルム

通常のトースターにありがちな、時間調整のツマミ、焼き上がりに「チン！」と鳴るベル。

バルミューダザ・トースターはLEDランプで時間が表示され、焼き上がりも優しいお知らせブザーが鳴ります。

その動き、音。バルミューダザ・トースターでパンを焼く行程を動画にまとめましたので、下記動画を参照ください。こんなトースターがキッチンにあったらかっこいいな！　と思ってもらえると思います。

★値段差10倍のトースター焼き比べ！

まずは素のトーストから

ここまで普通に「BALMUDA The Toaster」を紹介するだけでは、じゃあ果たしてこれまでのトースターと比べてどう違うのか、という部分がイマイチですね。

というわけで約25,000円もするバルミューダと、実勢価格2,500円のトースター。10倍差のあるトースターでパンを焼き比べてみたらどうなのか？　という今回の記事のメインはここからです。

用意するのは、都内電器量販店で実勢価格2,500円の普通のトースターです。

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バルミューダと並べて置いて、まずはパンを普通に焼いてみます。

バルミューダはマイコン制御された「トースト」モードで3分。
通常のトースターは同じく上下両面焼きモードで3分。

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■左がバルミューダ／右が通常のトースターで焼いた素のトースト

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ちょっとこれでは焼き色が違ってしまって、ちょっと「食べ比べ」には難しい状態に。

もう1回、焼き色を合わせるために、通常のトースターの庫内を見定め……

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■改めて、左がバルミューダ／右が通常のトースターで焼いた素のトースト

うん、これなら比べられますね。食べてみましょう。

＜通常のトースター＞
ひとくち目でガリッと固く、中はみっしりとしており、サクサクというよりザクザクの食感。良くも悪くも普通です。
ちなみに使用したパンは、ドン・キホーテで購入した税込91円の普通の食パン。まあ、こんなもんかな……という味。

＜バルミューダザ・トースター＞
表面はサクッとした食感で、中はフワフワ。
小麦の香りが甘く立ち、同じ安物のパンを使っているはずなのに、ひとくち目からまったく違う。なんだこれ。パッと目を見開くほどその違いは如実。
安物の普通の食パン……と見くびっていたものが、何も付けずにこのままいくらでも食べ続けていられそうな、甘さと香りがとにかく段違い。

同じ食パンがこれほどまでに差が付くバルミューダザ・トースター。すごいな！

ピザトーストを焼き比べ

市販のピザトーストを、同様にバルミューダの「チーズトースト」モードと、通常のトースターで半面焼きモードで焼き比べ。

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それがこちら。パッと見はあまり差異を感じられない焼き加減に仕上げることが出来ました。しかしあくまでそれは上面だけのこと。裏の下面を見ると違いが如実に。

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全然焦げていない左・バルミューダのピザトースト裏面と、片面焼きモードのはずなのに、しっかり焦げている通常のトースターで焼いた裏面。

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＜通常のトースター＞
カリッとしっかり目の焼き加減。具もパンも硬めの仕上がりで、普通にピザトーストです。

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＜バルミューダ＞
見た目はほとんど通常のトースターと変わりはありませんが、手にしただけで如実に違いがわかります。なにせ下地になっているパンがふっくらしている。なのに具はしっかりと焦げ目が付いている。この違い、トースター以上に差異が出ています。

通常のトースターが、普通に味わえるピザトーストを焼き上げた一方で、バルミューダはパンをふっくらと、パンを主役にする焼き上げになっている。

この違い、すごすぎ……！！

★バルミューダザ・トースターでいろいろ焼いてみたい！

仕事場に「バルミューダザ・トースター」が導入されたとあって、当然仕事場の仲間がトーストづくわけです。

特にスライスした生の野菜をトッピングした「自家製ピザトースト」が好評で、大量に具材を乗せても焦げ過ぎず、ジューシー。スチームの威力が最大限に活かされている感じです。（蒸気で加熱する温野菜のおいしさ…か）

その他コンビニで買った工場大量生産タイプのカレーパンやメロンパンのあたために、コンビニサンドイッチの表面だけを焼きトーストサンドにしてみたり……

バルミューダの公式サイトでは、トーストレシピを多く紹介。しばらく私の仕事場のランチは、パン食の人が増えそうな予感！

★【2017年の追記】バルミューダザ・ゴハンが気になる

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バルミューダから発売された「BALMUDA The Gohan」が気になっています。
3合炊きというサイズ感が悩ましく、買わずにいますが……高級炊飯器で他に気になるアイテムもあるんですよね。それは――

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「バーミキュラライスポット」。どちらもゴハンを炊くことに特化されたキッチンアイテムで、高額。
（バーミキュラライスポットは8万円台、バルミューダザ・ゴハンは4万円台。）

価格差は無いものの、名前の類似性もあり、比べるべきアイテムだと思うんですが……さすがにどちらも買って比べてみようというのは、ちょっとネタとして私の経済が破綻してしまう（笑）。

どなたか……どちらも貸してくれませんか！？（本気）

バルミューダ株式会社（バルミューダザ・トースターの紹介ページ）
https://www.balmuda.com/jp/toaster/

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