« Raspberry Pi 5 はSWDならデバッグできる | トップページ | 謹賀新年。今年はMITOUJTAGが生まれ変わります »

2023.12.31

今年もありがとうございました

令和5年も当ブログをご覧いただき、ありがとうございました。

今年は事業再構築補助金で半導体真贋判定装置を作ったり、東大で非常勤の研究員としてテラヘルツ波の研究をしたり、大忙しでした。

事業再構築補助金では、半導体不足を解決するために流通在庫の怪しいICを真贋判定できる装置を作ったら、完成した5月ごろになって半導体不足が急に回復してきてしまって、全く引き合いがなくなってしまいました。

 

今年1年間で作った基板や装置は、

① IC真贋判定装置

Shinic

② 超小型ZYNQボードとArtix-7ボード、

Czynq1

③ Cosmo-Z Mini2
Cszmini2rear

でした。

各月で何をしていたかを振り返ってみると、

1月

  • ZCU111でRFSoCのADCとDACを動かす
  • 真贋判定装置の開発
  • Cosmo-Z Miniの設計開始
  • ネプコンジャパンにFPGA真贋判定装置を出展(この時点では動いていない)

2月

  • Cosmo-Zの拡張DACボードがついに完成
  • Cosmo-Zの64chロックインアンプ作成
  • FPGA真贋判定装置を静展示ではなく、動くように開発をはじめる

3月

  • 電子情報通信学会で発表(テラヘルツ波通信)
  • 300GHz帯の実験局の免許を取得

4月

  • FPGA真贋発生装置がついに動き出す!
  • Cosmo-Z Mini2のフロントエンドOPアンプの実験

5月

  • いろいろなICをどんどん真贋判定できるようになってくる
  • Cosmo-KのデザインをVivado 2022.2用にアップデート
  • FT232HのMPSSE JTAGについて調べる

6月

  • Cosmo-Z Mini2がついに完成
  • RECONF件でRFSoCでテラヘルツ波通信をするときのためのナイキストフィルタについて発表
  • 決算してみたら2022年度は大赤字だった

7月

  • 事業再構築補助金の交付申請(1回目)
  • 超小型のZYNQボードを設計しはじめる
  • ACRi ウェビナーで講演

8月

  • 特電Artix-7ボードのAPIをPythonに対応
  • 交付申請が差し戻される

9月

  • Cosmo-Zのチュートリアルのページなどを作り始める
  • MITOUJTAGのSPI ROMライタがUltraScale+に対応
  • 事業再構築補助金の交付申請(2回目)

10月

  • 極小のZYNQボードを作る
  • 事業再構築補助金の交付決定
  • 真贋判定装置用の基板を次々と設計して発注

11月

  • FPGA真贋判定装置がひとまず完成(?)
  • 事業再構築補助金期間終了し実績報告
  • Design Solution ForumにFPGA真贋判定装置を出展

12月

  • Raspberry Pi 5やOpenOCDと戯れる

 

こうして1年を振り返ってみると、半導体真贋判定装置、Cosmo-Z Mini、テラヘルツ波くらいしかやっていなかったですね。

2022年度に半導体不足で製品が作れず大赤字になって債務超過に陥り、なんとか信金から借りたお金も4月ごろから納期2年と言われていたFPGAが急に届いたための不意の仕入れ費用に消えていって、にっちもさっちもどうにもブルドッグだったのですが、6月に神田明神の大祓いに行ってから急に注文がドバっときて九死に一生を得ました。

11月ごろからまた資金難でピンチになってきましたが、Trenzの超高額ボードが売れそうなので何とか生きています。

来年はばっちり行きたいですね。

 

|

« Raspberry Pi 5 はSWDならデバッグできる | トップページ | 謹賀新年。今年はMITOUJTAGが生まれ変わります »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Raspberry Pi 5 はSWDならデバッグできる | トップページ | 謹賀新年。今年はMITOUJTAGが生まれ変わります »