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2006.08.31

PCI Expressの基板を出図

ようやくPCI Expressの基板が出図できました。
実装仕上がりは約3週間後。
その後、FPGAの中身を一週間で設計し、今月末には完動の予定。

それに先立って、最近は評価ボードを使って
PCI Expressの評価を行っていますが、速度的にはあまり速くないですね。

シリアルパラレル変換とか、パケットの組み立てとか、コンプリートとか、
そういうやりとりを行わなければならないのですが、
1ワードを転送するのに、数μ秒かかります。

それに、PCI Express x1の構成では、通信の速度は2.5Gbpsだけれども、
8b/10b変換を行っているから、データの部分に使えるのは2.0Gbps。

しかし、普通のPCのマザーボードでは、ペイロードのサイズは128バイトや256バイトに
制限されてしまってパケットが細切れになって、
ヘッダやCRCが挿入され、チェックしたりいろんなことをやるので、遅い。
マザーボードのチップセットとかにもかなり影響されるのでしょう。

Ack/NAckプロトコルがスループットを下げる要因なのか、
それとも他のところに要因があるのか。

実効的な速度は、Maxの通信帯域の半分くらいかなという印象です。

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2006.08.27

いまさらながら秋月ARM

まだ終わっていないのだけれども、この2~3週間、納期ラッシュで忙しかった。
なぜか、いまさらながら秋月ARMをいじってます・・

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2006.08.25

R社訪問

東京駅前の某R社を、朝イチで訪問し、今帰ってきました。
今回はいろいろと話が進んで、秋頃から面白い展開になるかも。

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2006.08.20

BLOGANA Verilog版 リリース

BLOGANA(ブロガナ)というのは、XILINX FPGAの中に組み込んで使う「インサーキットロジックアナライザ」です。

インサーキットロジックアナライザの仕組みを簡単に説明しますと、昨今のFPGAの中にはBlockRAM(XILINXの場合)という大きなメモリが入っています。FPGAが入出力したり内部で生成した信号を、このBlockRAMの中に超高速に格納して、あとからJTAGを経由してゆっくりと読み出せば、FPGAの動作速度で動作する300MHz以上の信号ももらさず取り込むことができるロジアナを作ることができるというものです。

EZUSB FX2の通信をBLOGANAで観察

もちろん、同様のアイデアはXILINXやALTERAのツールにもあります(ChipScopeやSignalTap)。これらは当然ながら、XILINXやALTERAでしか使えません。ベンダが変わればツールも変わってしまいます。

それに対して、BLOGANAはMITOUJTAGと統合されているツールです。将来的にはALTERAでもXILINXでも同じように使えるツールとして、そしてバウンダリスキャンを応用したロジアナと組み合わせたツールとして発展させたいところです。

さて、いままでBLOGANAの、FPGAに組み込むモジュール部分は、VHDLのソースコードで提供していました。BLOGANAのVHDLモジュールを、皆様のデザインの中にソースコードレベルで組み込むだけで、超高速ロジックロジックアナライザをFPGAの中に入れることができるというものでした。

でも、VHDLとVerilogは同じくらいの数のユーザがいると聞きます。
そこで、BLOGANAをVerilogに移植することにしました。

Verilog版のBLOGANAモジュールは、「MITOUJTAGファイルダウンロードページ」からダウンロードすることができます。
VHDLユーザの方だけではなく、Verilogユーザの方も、是非ともBLOGANAをご利用ください。

http://www.nahitech.com/jtag/supportpage.html

今後、MITOUJTAGは、JTAGロジックアナライザとBLOGANA機能の強化に重点的に取り組んでいこうと考えています。
BLOGANAはまだまだ発展途上のツールです。皆様から寄せられた貴重なご意見を積極的に取り入れて、どんどん改良し、ChipscopeやSignalTapの置き換えを目指します。

ご意見・ご要望などございましたら、お寄せください。

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2006.08.15

NIFTYを使い始めて11年にもなる

こんなメールが来た。

> \ │ @niftyを11年間ご利用いただきまして │ /
> / │ 誠にありがとうございます。 │ \
> / │ これからもどうぞよろしくお願いいたします。 │ \

もうNIFTYを11年も使っていたのか。

11年前といえば、パソコンはWindows3.1でMopTermを起動。モデムでNIFTYにダイアルアップで接続して、パソコン通信のメニューの隅にあるインターネットゲートウェイとかいうのを選択すれば、TELNETみたいな画面が開いたような。そこから大学のコンピュータにリモートで入っていたような記憶がある。

家からTELNETしただけで優越感に浸れた。

当時学部生だったとき、コンピュータリテラシーという大学院用の授業にもぐりこんだら、
先生がこんな問題を出していた。
「君たちは家では何でインターネットにつないでいるのか?
 1. Windows3.1
 2. モデム
 3. MopTermなど
 4. NIFTYやSo-net」

みんな1~3のようなことを答えた。私もそう。
正解はNIFTYであった。

プロバイダでインターネットにつなぐという概念を答えられた人はなかなかいなかった。
一緒にもぐりこんだ私の友人は正解が4であることに気が付いた。その後、彼はLinuxに目覚めていった。

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2006.08.13

フレッツ+@niftyではメールが送信できない

自宅のサーバで同窓会メーリングリストを運営していたのですが、
メールが正常に送信できないことが頻繁に発生していました。

状況を簡単に書くと、
「PPPoE接続の際にNIFTYから自分にIPアドレスが割り当てられますが、
そのIPアドレスがかわるたびに、
NIFTY以外のSMTPサーバに接続できたりできなくなったりする」のです。

この現象についてNIFTYの問い合わせ窓口にメールで問い合わせ、
何度もやりとりを繰り返した後、ようやく担当部署から回答が得られました。

結論はこれでした。
25番ポートブロック(Outbound Port25 Blocking)の実施について

つまるところ、フレッツ回線でNIFTYを使っている人は、
メール送信用に出て行くパケットをフィルタするから、
NIFTY以外のSMTPサーバを使えないよということです。

いままで「あるIPアドレスではNIFTY以外のSMTPサーバにも正常に送信できる」
と思って、正常に送信できるIPアドレスを探していたのですが、
それはきっとNIFTYがかけたフィルタの漏れだったのでしょう。

いや、この問題をクリアしたとしても、
さらに、「メール着信ブロック(Inbound Port25 Blocking)」なんてのもあります。
つまり、ダイナミックDNSで運用しているようなサーバからのメールは受け付けないということですね。

他のISPでも同様のことをやっているでしょうから、
こんなご時世では自宅のサーバからメールを直接送信すると、
どこかでブロックされてしまう確率が高いでしょう。

SPAM送信対策とはいえ、なんともありがた迷惑なサービスです。

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2006.08.09

電話はNG、ADSLはOKの原因

ここ数日、事務所の電話がつかえなくなっていたのに気が付きました。

いろいろと状況を調べてみると
 ・アナログの電話はつながらない。
 ・モジュラージャックに電話機を直結しても、発信音「プー」は聞こえない。
 ・インターネット(ADSL接続)はOK。
 ・IP電話は使える。発信も受信もOK。
 ・電話をかけると呼び出し音はするが、ベルはならない
 ・ボイスワープは使える。受信はちゃんと転送される。
 ・電話をかけると「お客様の都合により・・」のメッセージはない。→電話代未払いで止められたわけではなさそう。
という状況でした。

事務所の電話はボイスワープで受けているので受けることはできるし、発信時はIP電話だったので、アナログ電話の不通に気が付きませんでした。

113番でNTTの人を呼んで調べてもらうと、MDFの中で、電話線の片方が外れているとのことでした。
MDFの中(NTTの工事範囲ではない)のジャンパ配線の被覆を剥く量が少なすぎて、ちゃんとコネクタにささっていなかったようです。勉強になりました。

MDFの中は100回線以上が集約された、30年ものの蜘蛛の巣状態でしたので、他の部屋で電話工事をした際に、引っ張られて外れてしまったのでしょうか。

電話がつながらなかった原因は片方の線がはずれていたことでした。つまるところ、アナログ電話は回路のループを形成しないと通話できないのに対して、ADSLは高周波なので片方の線がつながっていたので、それなりに通信できてしまっていたようです。

ADSL強い!恐るべし。

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XCF08PへのJTAG書き込み

MITOUJTAGから、XCF08Pへ書き込みできるようになりました。

XCF08Pというのは、XILINXのコンフィグROMの一種ですが、小~中規模FPGAでよく使われているXCF00Sシリーズとはちょっと違う品種になります。
XCF00Sシリーズと比べると、XCF00Pシリーズは、
・容量が大きい(中~大規模FPGA向け)
・パッケージが巨大
・SelectMAPモードをサポート
・コンフィグのリビジョン管理ができる
・圧縮モードをサポート
・内部発振器を使うモードをサポート

などの特徴があります。

JTAG XCF08P

いままでのMITOUJTAGではXCF00Pシリーズに対応していませんでしたが、今回のサービスパックでXCF08Pに対応させることができました。

今回、XCF08Pに対応させたきっかけは、XILINXより購入したSpartan3E PCIExpress StaterKitに搭載されているコンフィグROMに、JTAGで書き込みたかったからです。
この評価ボードは、デフォルトではSelectMAPモードに設定されています。したがって、SelectMAPモードにも対応させましたので、MasterSerialモードでもMasterParallelモードでもXCF08Pをご利用いただけます。

MITOUJTAG BASIC版をご利用の方は、開発中のバージョンを先行ダウンロードすることができます。

よろしければお試しください。

なお、現在はXCF08Pのみしか対応していませんのでご注意ください。近いうちにXCF16P、XCF32Pにも対応させる予定です。また、リード・ライトプロテクトも対応予定です。ご期待ください!

※ご注意
XCF00Pシリーズの拡張機能の中で現在対応しているものは、SelectMAPと内部発振器マスターモードです。ただし、内部発振器マスターモードは動作検証していません。リビジョン管理と圧縮は現時点ではサポートしていません。また、本機能は開発中のものです。動作保証はございません。コンフィギュレーションの確実性は検証されていませんのでご注意ください。

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2006.08.08

またもや先物業者だ!

電話がありました。

業者「セン●ラルの●●と申します」
私「はい」
この時点ではまだ何の会社かわかりません。

業者「千代田区の地域の会社にお電話しています。金(きん)の投資のお話なのですが」
私「セン●ラルさんって、先物の会社でしょ?」
無差別に電話をかけてきて金の投資なんていってきたら、一番疑わしいでしょ。

業者「はい、そうです。当社は先物もやっています」
ちょっとうろたえている。やはり先手を取られると対応しずらいらしい。
私「うちは先物はやりません。貴方の所属とお名前を教えてください。」

業者「セン●ラル・・第一営業部・・●●です」
私「ええと、セン●ラル・・第一営業部・・●●さんですね。メモしました。もう電話しないでくださいね。」

この手の業者は名前や所属を記録されるのが嫌いだと、ナニワ金誘道に書いてあった。
でも、ここで引きさがらないのが、業者のすごいところ。

業者「以前、先物でご損をされたのですか?」
私「もうかけないでください」
業者「以前、先物でご損をされたのですか?」
私「もうかけないでください」
通話終了。

先物はやらないよというと、先物で損をしたことがあるのか、と聞き返してくる。
YESともNOとも言わないほうがいいでしょう。
今回の電話の背景に聞こえていた音は、おびただしい数の電話営業の人の声でした。

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2006.08.06

ET2006で講演するかも

今年も(?)、ET(Embedded Technology)2006でしゃべることになるかもしれません。
未踏関係の組み込み系の人が講演する場所をIPA殿が作ってくれたようです。

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