老朽化コンクリチェックに光明 NEC亀裂撮影技術開発 検査費用1/10に
NECが、道路や橋を撮影するだけで、コンクリート内部の亀裂などを見つけることができる技術を開発した。
検査にかかる費用を10分の1ほどにできるという。来年度の実用化をめざし、老朽化対策に取り組む自治体や建設会社向けに売り込む。
道路や橋の上を自動車が走る際に起きる細かな振動をとらえ、内部に亀裂や空洞があると揺れ方が微妙に変わるのを利用して診断する。肉眼では確認できないほどのわずかな違いを、「顔認証」のしくみなどで培った画像分析の技術を応用して見抜くという。
これまでの診断では、近くで人が目視したり・たたいたりして確かめなければならなかった。この技術を使えば、検査の人手を確保したり、足場をつくったりする必要がなくなるという。
高度経済成長期にたくさん造られた道路や橋の老朽化が問題になっている。NECでは「どの道路や橋が危なそうかを簡単に見分けられるため、コスト削減や人手不足対策にもなる」と話しているという。
以上、参照朝日新聞
[ 2014年12月10日 ]
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