エイチ・アイ・エス/10月決算5千億円突破 ハウステンボスも絶好調
<国内旅行>
日本国内旅行事業 は、現地ならではの新鮮な情報や商品をスピーディーに提供できる着地型ビジネスに引き続き注力し、沖縄では、専用シャトルバスや無人島体験などのオリジナ ル商品、サービスの提供を行った。人気のバスツアーでは、発着地を千葉、神奈川、埼玉などに拡大するとともに、国内専門店だけでなく全営業所での販売を開 始し、販売チャネルも拡大させた。
<訪日客>
訪日旅行事業は、査証条件の緩和施策により拡大中のタイやインドネシアなど東南アジアに加え、スキー目的のオーストラリアからの受客など、商品造成や送受客において海外拠点との連携を強化した。また、訪日客数が過去最高を更新した中国人マーケットにおいても、ニーズの多様化に対応すべくゴールデンルート以外の開発や空港送迎シャトルバスなど受客体制の拡充に努めた。
<海外旅行>
海外における旅行事業は、東南アジアを中心に推進している多店舗展開において、タイ22拠点、インドネシア14拠点、ベトナム9拠点へと拡大を続け、現地のお客様向けプロモーション活動を一層強化することで、さらなる認知度向上を図っている。また、39ヵ国で展開しているオンライン予約サイト「hisgo」と国内宿泊予約サイト「スマ宿」を接続させることで、日本、海外双方における訪日事業の強化に取り組んだ他、海外現地手配などインバウンド業務は、海外拠点が有するサービスや設備を他の旅行会社にもホールセール事業の営業体制の整備を行うなど、各事業において、日本、海外間の連携によるシナジー効果の拡大に努めた。
以上旅行業の業績は、売上高4,685億円51百万円(前期比8.6%増)、営業利益は103億9百万円(同29.6%増)と増収増益を達成している。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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11年10月期
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380,805
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9,407
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11,005
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8,300
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12年10月期
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461,483
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11,316
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13,479
|
9,331
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13年10月期
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479,478
|
11,843
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15,203
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8,903
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14年10月期
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523,246
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15,906
|
19,016
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9,050
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14年/13年比
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109.1%
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134.3%
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125.1%
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101.7%
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15年10月期予想
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579,700
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19,400
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21,400
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10,600
|
15期予想/14期比
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110.8%
|
122.0%
|
112.5%
|
117.1%
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<テーマパーク事業>
ハウステンボスは、引き続き場内魅力と顧客満足度の向上を企図したイベントの実施に注力した。国内最多650品種を取り揃えた「チューリップ祭り」をはじめとする「花の王国」や、1,000万球超へと拡大した「光の王国」、園内各所で繰り広げられる「音楽とショーの王国」、季節ごとの「花火大会」など、日中から夜まで充実したコンテンツが入場者数の増加に奏功した。また、夏休み期間のファミリー層をターゲットとした「ゲームの王国」やアドベンチャーパークの「ふわふわランド」のリニューアルなども前年実績を上回る集客効果を生み出した。その他、初の場外展開イベントとして、「大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション」を開催し、多くで賑わった。結果、売上高262億33百万円(前期比127.7%)、営業利益77億18百万円(同153.9%)。また、平成26年8月1日より愛知県蒲郡市にて(株)ラグーナテンボスが「ラグーナ蒲郡」の3事業を承継し運営を開始している。
ハウステンボス業績
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/百万円
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H25/9
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H26/9
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前期比
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増減
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入場者数(千人)
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2477
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2794
|
12.8
|
316
|
(内 海外客数)
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183
|
219
|
19.4
|
35
|
売上高
|
21629
|
26255
|
21.4
|
4625
|
営業利益
|
4848
|
7364
|
51.9
|
2516
|
経常利益
|
5730
|
8325
|
45.2
|
2594
|
当期利益
|
5358
|
5204
|
-2.9
|
-154
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