経団連の親分は韓国にPPS樹脂の大工場建設
日本を離れる東レ その東レが経団連の会長だ
法人税減税で韓国投資もスムーズに
東レは、韓国子会社の東レ尖端素材を通じ、韓国全羅北道群山市のセマングム産業団地に3000億ウォン(約300億円)を超える投資を行っている。
7月8日東レ尖端素材は、同団地でポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂工場の起工式を行った。東レが、PPS樹脂の技術を海外に移転するのは今回が初めてとなる。
2018年までに3054億ウォンを投じ、同団地にPPS樹脂、PPSコンパウンド(成型前材料)、主原料を一貫生産する工場を建設する。
第一段階として、2015年6月までに生産ラインを完成させ、PPS樹脂を年間8600トン生産する。
その後、設備を増設して生産量を拡大する計画。
同工場で生産されたPPS樹脂の大部分は中国などに輸出され、一部は韓国内に供給される。
全羅北道は、工場稼動後は同分野の世界最高レベルの技術導入に加え、年間1兆3000億ウォン(1300億円)の輸入代替効果、約1700人分の雇用創出、付加価値誘発、税収増加などが見込まれると説明している。
東レ尖端素材は、今後は韓国をPPS樹脂事業の戦略的拠点として育成する計画。輸入代替効果はもちろん輸出増大効果が大きいと予想している。
以上。
円安・ウォン高など目先のことなど目も触れず、一心不乱に韓国に傾注している東レのようである。まるで安倍政権の中国に対するリスクを、韓国に所在させることで回避させる動きをとっているようだ。
<韓国紙2件>
2014年3月3日東レ尖端素材は、2月末に韓国の熊津ケミカルの株式56.21%の取得代金4300億ウォン(当時約407億円)を納入し買収契約を締結したと明らかにした。
2012年2月東レは、4800億ウォン(当時約330億円)を投じて韓国慶尚北道亀尾に炭素繊維工場を建設している。 炭素繊維は東レが一度も海外で生産したことがない秘密兵器。 にもかかわらず東レは「今後、亀尾を全世界炭素繊維の拠点とする」と宣言した。
2010年4月、ソウル新羅ホテルで開催された「金塔産業勲章授勲式」で、崔炅煥知識経済部長官から榊原定征東レ社長は勲章を受けた。
2010年4月、化学・素材企業の東レセハンが「東レ先端素材」に社名を変更した。新社名の通り、炭素繊維・水処理と太陽光・二次電池素材など先端事業を大幅に強化する。
2020年までに従来の事業と新事業を合わせて2兆3200億ウォン(当時約2,000億円)を投資する計画も発表した。
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