第20期 銀河戦
本戦Aブロック 最終戦
広瀬章人七段 vs 丸山忠久九段
対局日: 2012年5月15日
解説:飯塚祐紀七段
聞き手:竹部さゆり女流三段
記録:野田澤彩乃女流1級

木曜に放送された銀河戦
おおっ、竹部さゆりさん、ひさしぶり~ 元気そうだ よかったよかった

平成23年度の成績は、広瀬32勝17敗 丸山22勝23敗
広瀬は予選シード、丸山は前局で山崎に勝ち

解説の飯塚「広瀬の王位獲得は衝撃的だった もう若手というより、第一人者 振り飛車穴熊の名手
 丸山も、名人に手が届いた第一人者、早指しも強い」
この2人、共通点があった 指が細くて長いのだった

さて、先手広瀬で、なんと横歩取りだ 広瀬、先手で居飛車、しかも横歩を取るのか
振り飛車穴熊と横歩取り、全く正反対な将棋と思うけど、よくできるなあ
丸山は、△8四飛+△5二玉型で中原囲いだ 

で、この一局、丸山に中盤がまだ始まったばかりのところで誤算があり、
丸山、考慮時間を一気に6回も投入してしまう、というめずらしいことになってしまった
解説の飯塚さん、あんまり局面を把握できていないぽい 形勢判断がわかりづらい・・・
いつの間にか差がついていて、投了図では大差だった 89手で広瀬の快勝

あまり楽しめなかった・・・ 
これで終わりというのも寂しいので、竹部さゆり流の「横歩取り△3三角破り」が紹介されていたので、
それを載せておこうと思う 概要・△3三角のときに、▲同飛成△同桂▲7七角打と指すべし
以下、棋譜↓

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角
*ここから、竹部流が炸裂する
▲同飛成
*竹部「私はここではこの手が最善と信じています」
△同 桂 ▲7七角打
*狙いの一手
△8八飛成
*必然手
▲同 角
*竹部「▲同銀だと、7八の金が浮くのがいや、だから▲同角」
△2七飛 ▲2八飛 △2六歩
*竹部「弱気な人は、こう指しますよね?」
▲2七飛 △同歩成 ▲2一飛
*竹部「これで先手優勢なんです(^^)」