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風評被害と言っていますが・・。

2011 - 03/23 [Wed] - 15:50

 福島原発の事故に関連して近隣の農作物や水産物に関する放射能汚染の数値が公表され、それによって農作物のの出荷停止が行われ、当面の間近隣の農作物や水産物の売り上げが急激に落ち込むことが懸念されています。

 この件については政府やマスコミなども「直ちに健康に被害が出るものではない」として消費者が過剰な反応を示すことや、風評被害が出ないように注意を促しています。この件についてはいろいろなご意見があろうかと思いますが、私は慎重に対応するべきだと思っています。

 つまり消費者が原発近隣諸県の農・水産物の購入を手控えるのは当然だと思うのです。いくらマスコミで原子力の専門家が「一年間に××キロのほうれん草を食べ続けてようやく○○に達するレベルの話なので安全」と力説したって、そんなもの申し訳ないけれども信じられないんですよね。

 原子力の専門家達は「今や高齢になれば百人のうち50人はガンになる。今回の原子力の影響が仮にあるとしても、その50人のガン発生率が51人か52人になる程度の話。全く安全。」と言いますが、これ結構な発生率だと思いませんか?

 だって従来50人だったガン患者が52人になるんですよ。52÷50=1.04、つまり従来より4%ガンにかかる確率が増えるってことですよ?今までガンにかからなかったはずの100人のうち、4人はこの原発事故の影響でガンになる、ってことですよ?これが「全く気にしないでいい」という話なんでしょうかね?私には重大な話に聞こえますけどね。

 それに今一生懸命「食べてもガンにならない」と力説する人達は、その人達の話を信じて汚染された食品を食べてガンになったら責任取ってくれるんですか?補償してくれるんですか?政府が言うから信じられる?専門家が言うから信じられる?私は信じませんよ。自分の身は自分で守らなきゃ。

 そんなに安全だって言うのなら、テレビに出てくるコメンテーターや学者や政治家が現地に行ってそこの農水産物を生で食いまくってみてくださいよ。自分達がやりもしないのにテレビ見てる人に「食べても安全」なんていい加減なこと言っちゃいけませんよ、ホントに(笑)。

 原発だって「絶対安全」と言っていたって、ホントは「安全」じゃないからあんな僻地に作るんじゃないですか。作るときにあれほど「安全」と言っていても、津波が来れば簡単に壊れちゃったじゃないですか。だから結局みんな口先だけのウソばっかりなんですよね。なんでも最初は「安全、大丈夫」ってみんな言いますけど、でも何十年先のことまでは誰も責任取らないじゃないですか。結局みんないい加減なんですよ。

 それに昔大きな社会問題になった血液製剤でHIVにかかった薬害エイズ問題の件を思い出してくださいよ。あのときだって当時の厚生省だって問題をひた隠しにしたし、製薬会社だって問題があることを知りながら製造販売し続けたし、さらにはその道の権威中の権威と言われた安倍某とかいう学者だって自分の利益と名誉を守るためだけにこれらの事実を握りつぶして「安全」と言い続けたんですよ。はっきり言ってこいつらはグルになってなんの罪もない人々を騙して殺し続けたんですよ、自分達の利益とメンツを守るためだけのために。

 だから今回の話だって、何年か後になって「あのときの原発事故の時の放射能汚染、あれ、本当はもの凄くヤバかったんだって。あのせいでジャンジャンガンになる人増えてるらしいよ。」と言われることだって容易に予想できます。マスコミは「これだけテレビで安全だ、と言ってもなかなか皆さん信用しないんですよね。」と嘆いていますが、あんた達だって責任取れないクセによく「安全だ」なんて言い切れるもんだなと思いますね。

 政府の発表だって一緒です。そんなもん薬害エイズでどれほど役所と業界団体、学者連中が自分達の利益のために結託してウソをつくかということは周知の事実なんですから、政府が「安全」と言っても庶民が信じるわけありません。信じて後で病気になってソンするのは自分達なんですから、危険性があるものは避けるに越したことはありません。

 確かに原発近隣県の農業、漁業関係者は大打撃を受けると思います。でもこれは「風評被害」ではないんです。現実に高い放射能値が検出されている以上、これらの農水産物が放射能に汚染されていることは事実なんですから、これらを消費者が買わないのは残念ながら当然なんです。それを責めることは誰にもできません。

 ここ数年から10年くらいはこの地域の農水産物は市場で売れないと思いますので、その補償は政府が手厚く面倒見るほかないでしょうね。それが税金から捻出されたとしても、これは我々国民も承知しなければならないでしょうね。天災から起きてしまった事故に関連して発生した問題ですから、誰も責めるわけに行きませんし、食の安全を守るためにはみんなで負担せざるを得ないでしょうね。

 それから阪神の時にも注意を促したことですけど、今回の津波と地震で被害を受けた地域で復興工事を行う際にはぜひともアスベストの飛散に注意して下さい。古い建物があればアスベストを使っている可能性がありますが、復興工事の際にはあまりアスベストのことなど気にしないでガーッと建物を取り壊したりするんです。

 そんなことをすれば当然周りにアスベストがもの凄く飛散しますから、工事関係者や近隣住民は必ずこのことを頭に置いてきちんとした防塵マスクをして生活される方がよいと思います。アスベストの被害は、病気を引き起こす可能性から見れば放射能よりも危険性が高いことだって十分考えられます。

 復興工事を行う際にはとにかく「早さ」だけを求めるのでこんなことほとんどの人は気にしませんし、マスコミもほとんどこの点に触れることはありません。でも私は結構重要なことだと思っていますのでぜひ皆さんご注意ください。

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