1: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:46:29.99 :bGZxlAIa0
注意事項
・武内Pもの
・武内Pもの
幸子「プロデューサーさん……」
武内P(呼びかけに振り返ってまず目に入ったのは、今にもこぼれそうな涙をたたえた琥珀色の瞳でした)
幸子「いいんですよ……」
武内P(絶望と悲哀。それらを背負いながらも一縷《いちる》の望みにすがるような儚さを漂わせながら、輿水さんがふらふらと力なく歩み寄って来るのです)
幸子「カワイイボクを……抱きしめていいんですよ」
武内P(愛らしさと切なさによる訴えは、言われるがままに受け入れそうになりますが……そうはなりません。なぜなら――)
小梅「プロデューサーさん……プロデューサーさん……!」
輝子「ま、待つんだ小梅ちゃん。まずは幸子ちゃんからだって決めただろ?」
武内P(少し離れた所からこちらへ駆け寄ろうとする白坂さんと、それを必死になって食い止める星さんの不思議な光景に目を奪われているからです)
武内P(いったい……何が起きているのでしょうか?)
幸子「プロデューサーさん……? さあ、早くカワイイボクを」
武内P「あの……お気持ちは嬉しいのですが」
幸子「……抱きしめないんですか?」
武内P「はい」
幸子「カワイイのに?」
武内P「カワイくてもです」
幸子「……」
武内P「……」
幸子「う……うぅ」ガクッ
武内P「輿水さん!?」
142's
通算10度目のご理解
注意事項
・武内Pもの
・武内Pもの
幸子「プロデューサーさん……」
武内P(呼びかけに振り返ってまず目に入ったのは、今にもこぼれそうな涙をたたえた琥珀色の瞳でした)
幸子「いいんですよ……」
武内P(絶望と悲哀。それらを背負いながらも一縷《いちる》の望みにすがるような儚さを漂わせながら、輿水さんがふらふらと力なく歩み寄って来るのです)
幸子「カワイイボクを……抱きしめていいんですよ」
武内P(愛らしさと切なさによる訴えは、言われるがままに受け入れそうになりますが……そうはなりません。なぜなら――)
小梅「プロデューサーさん……プロデューサーさん……!」
輝子「ま、待つんだ小梅ちゃん。まずは幸子ちゃんからだって決めただろ?」
武内P(少し離れた所からこちらへ駆け寄ろうとする白坂さんと、それを必死になって食い止める星さんの不思議な光景に目を奪われているからです)
武内P(いったい……何が起きているのでしょうか?)
幸子「プロデューサーさん……? さあ、早くカワイイボクを」
武内P「あの……お気持ちは嬉しいのですが」
幸子「……抱きしめないんですか?」
武内P「はい」
幸子「カワイイのに?」
武内P「カワイくてもです」
幸子「……」
武内P「……」
幸子「う……うぅ」ガクッ
武内P「輿水さん!?」
142's
通算10度目のご理解
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww
【東方】ルックス100点の文ちゃん
【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?
韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
2: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:48:53.06 :bGZxlAIa0
輝子「幸子ちゃん!? しっかりするんだ幸子ちゃん!」
幸子「輝子さん……ボクは……ボクはカワイイのに……カワイかったのに……」
輝子「いいんだ。今は小梅ちゃんにまかせて休むんだ」
幸子「そんな……ボクのプロデューサーさんなのに」
武内P「あ、あの……?」
小梅「……プロデューサーさん」
武内P「白坂さん。いったい何が起き――」
小梅「いいんだよ……」
武内P「……え?」
小梅「私を好きにして……いいんだよ」
武内P(そう上目遣いに訴える白坂さんからは自信と期待、そして隠し切れない不安と恐怖が見られました)
武内P(好きにしていい……好きにしていいと言われましても)
武内P「申し出はたいへんありがたいのですが……」
小梅「……え?」
武内P(白坂さんほどの人気アイドルとなれば、スケジュールはだいぶ先まで抑えられています)
武内P(白坂さんに協力していただきたい企画ならいくらでもありますが、無理に割り込ませて白坂さんの学業や交友関係、何より体調を壊すような真似はできません)
小梅「……しないの? 私を……好きに、思うがままに」
武内P「はい」
小梅「あんなコトや……こんなコトを」
武内P「……? は、はい」
小梅「そ、そんな……っ」ガクッ
武内P「白坂さん!?」
輝子「幸子ちゃん!? しっかりするんだ幸子ちゃん!」
幸子「輝子さん……ボクは……ボクはカワイイのに……カワイかったのに……」
輝子「いいんだ。今は小梅ちゃんにまかせて休むんだ」
幸子「そんな……ボクのプロデューサーさんなのに」
武内P「あ、あの……?」
小梅「……プロデューサーさん」
武内P「白坂さん。いったい何が起き――」
小梅「いいんだよ……」
武内P「……え?」
小梅「私を好きにして……いいんだよ」
武内P(そう上目遣いに訴える白坂さんからは自信と期待、そして隠し切れない不安と恐怖が見られました)
武内P(好きにしていい……好きにしていいと言われましても)
武内P「申し出はたいへんありがたいのですが……」
小梅「……え?」
武内P(白坂さんほどの人気アイドルとなれば、スケジュールはだいぶ先まで抑えられています)
武内P(白坂さんに協力していただきたい企画ならいくらでもありますが、無理に割り込ませて白坂さんの学業や交友関係、何より体調を壊すような真似はできません)
小梅「……しないの? 私を……好きに、思うがままに」
武内P「はい」
小梅「あんなコトや……こんなコトを」
武内P「……? は、はい」
小梅「そ、そんな……っ」ガクッ
武内P「白坂さん!?」
3: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:49:49.85 :bGZxlAIa0
輝子「小梅ちゃん!? ば、バカな……幸子ちゃんだけでも信じられないのに、小梅ちゃんまで……っ」
幸子「う、うぅ……小梅さぁん」ヨロヨロ
小梅「幸子ちゃん……ごめん、私もダメだったよ……」
幸子「もう……手遅れなんでしょうか」
小梅「……ううん、まだ諦めるのは早いよ。私たちで治さなきゃ」
武内P(よろめきながら近づく輿水さんを、白坂さんは震える手で迎え入れながら小さく、しかし決意の込められた声で励まします)
小梅「――破壊されたプロデューサーさんの脳を」
武内P「…………………………え?」
武内P(何か、とんでもない事を言われたような気がします)
武内P(しかしそれを確かめようにもショックを受けて震える二人は、互いを支えるように抱きしめ合いながら小声で何かを――真剣な様子で相談しているようで、とても話しかけられません)
武内P(そうなると私が確認できる相手は一人だけでした)
武内P「あの……星さん。いったい何が起きているんでしょうか」
輝子「私は……CPのプロデューサーを責めるつもりはないんだ。それどころか同情している」
輝子「CPのプロデューサーさんは二人に破壊されたんだから」
武内P「破壊された。それは……脳をですか?」
武内P(脳を破壊された覚えは無いと思いつつ確認すると――)
輝子「いや、その前に……性癖を」
武内P「性癖を!?」
武内P(――疑問が何一つ解決されないまま、さらにショッキングな内容を告げられます)
武内P「あの……まるで事態を理解できていないので、事の始まりから話してもらえませんか)
輝子「あ……ゴメンな、口下手で。事の始まりは……うん、私の不用意な一言から始まったんだった。フヒ」
輝子「小梅ちゃん!? ば、バカな……幸子ちゃんだけでも信じられないのに、小梅ちゃんまで……っ」
幸子「う、うぅ……小梅さぁん」ヨロヨロ
小梅「幸子ちゃん……ごめん、私もダメだったよ……」
幸子「もう……手遅れなんでしょうか」
小梅「……ううん、まだ諦めるのは早いよ。私たちで治さなきゃ」
武内P(よろめきながら近づく輿水さんを、白坂さんは震える手で迎え入れながら小さく、しかし決意の込められた声で励まします)
小梅「――破壊されたプロデューサーさんの脳を」
武内P「…………………………え?」
武内P(何か、とんでもない事を言われたような気がします)
武内P(しかしそれを確かめようにもショックを受けて震える二人は、互いを支えるように抱きしめ合いながら小声で何かを――真剣な様子で相談しているようで、とても話しかけられません)
武内P(そうなると私が確認できる相手は一人だけでした)
武内P「あの……星さん。いったい何が起きているんでしょうか」
輝子「私は……CPのプロデューサーを責めるつもりはないんだ。それどころか同情している」
輝子「CPのプロデューサーさんは二人に破壊されたんだから」
武内P「破壊された。それは……脳をですか?」
武内P(脳を破壊された覚えは無いと思いつつ確認すると――)
輝子「いや、その前に……性癖を」
武内P「性癖を!?」
武内P(――疑問が何一つ解決されないまま、さらにショッキングな内容を告げられます)
武内P「あの……まるで事態を理解できていないので、事の始まりから話してもらえませんか)
輝子「あ……ゴメンな、口下手で。事の始まりは……うん、私の不用意な一言から始まったんだった。フヒ」
4: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:50:42.92 :bGZxlAIa0
~ポワン、ポワン、ポワン~
輝子『な、何かさ……私たちは性癖を破壊しているらしい』
幸子・小梅『……は?』
輝子『び、ビックリだよな。二人は当然だとしても、私なんかが破壊しているだなんて……照れるぜ』
幸子『いや、ちょっと待ってください輝子さん』
輝子『ん、どうした?』
小梅『性癖を破壊されるって……どういう意味なの?』
輝子『あ、ゴメンな。説明も無しにスラング使っちゃって。フヒヒ』
輝子『う~ん、ちゃんとした定義は無いから説明しにくいけど……ある恋をして、それから好きになるのはその人に似た人ばかりになる――ような感じかな』
幸子『あ、そういう感じでしたか』
小梅『破壊されるっていうからどんな意味かと思ったけど……別に悪い事じゃないよね?』
輝子『フフ……その恋が――思い出が、特殊なモノじゃなければな』
幸子・小梅『え?』
輝子『た、例えば……幸子ちゃんに初恋した中学生男子がいたとしよう』
幸子『当然いるでしょうねえ! いったい何百万――いえ、何億人いるでしょうか? ああ、罪深いボクのカワイさ!』
輝子『カワイイカワイイ幸子ちゃんに当てられて、幸子ちゃんと付き合いたいと願っても――それは絶対に叶わないコトを心の奥底では知っている』
幸子『ま、まあ……そうでしょうね』
輝子『幸子ちゃん本人とは無理でも、幸子ちゃんとみたいな女の子と付き合おうにも……いるか? 幸子ちゃんに似た女の子が?』
輝子『こんなにカワイくて小さいのに、頼りになってガッツもある。さらに周りの子への気遣いも忘れないミス・カワイイの幸子ちゃんに似た存在が……この世に存在するのか?』
輝子『いや、しない!』
幸子『は……はい』ビクッ
輝子『小梅ちゃんだってそうだ!』
小梅『……っ』ビクッ
輝子『なんだいこの、スピリチュアルな雰囲気は。中学生が漂わせていい妖しさじゃないぞ。ひんやりとした囁くような声には、いつだって色気が乗っている。こんなエッチな子を好きになった中学生男子が、似たような子を探そうとして見つかるか?』
輝子『いや、見つからない!』
小梅『う……うん』
~ポワン、ポワン、ポワン~
輝子『な、何かさ……私たちは性癖を破壊しているらしい』
幸子・小梅『……は?』
輝子『び、ビックリだよな。二人は当然だとしても、私なんかが破壊しているだなんて……照れるぜ』
幸子『いや、ちょっと待ってください輝子さん』
輝子『ん、どうした?』
小梅『性癖を破壊されるって……どういう意味なの?』
輝子『あ、ゴメンな。説明も無しにスラング使っちゃって。フヒヒ』
輝子『う~ん、ちゃんとした定義は無いから説明しにくいけど……ある恋をして、それから好きになるのはその人に似た人ばかりになる――ような感じかな』
幸子『あ、そういう感じでしたか』
小梅『破壊されるっていうからどんな意味かと思ったけど……別に悪い事じゃないよね?』
輝子『フフ……その恋が――思い出が、特殊なモノじゃなければな』
幸子・小梅『え?』
輝子『た、例えば……幸子ちゃんに初恋した中学生男子がいたとしよう』
幸子『当然いるでしょうねえ! いったい何百万――いえ、何億人いるでしょうか? ああ、罪深いボクのカワイさ!』
輝子『カワイイカワイイ幸子ちゃんに当てられて、幸子ちゃんと付き合いたいと願っても――それは絶対に叶わないコトを心の奥底では知っている』
幸子『ま、まあ……そうでしょうね』
輝子『幸子ちゃん本人とは無理でも、幸子ちゃんとみたいな女の子と付き合おうにも……いるか? 幸子ちゃんに似た女の子が?』
輝子『こんなにカワイくて小さいのに、頼りになってガッツもある。さらに周りの子への気遣いも忘れないミス・カワイイの幸子ちゃんに似た存在が……この世に存在するのか?』
輝子『いや、しない!』
幸子『は……はい』ビクッ
輝子『小梅ちゃんだってそうだ!』
小梅『……っ』ビクッ
輝子『なんだいこの、スピリチュアルな雰囲気は。中学生が漂わせていい妖しさじゃないぞ。ひんやりとした囁くような声には、いつだって色気が乗っている。こんなエッチな子を好きになった中学生男子が、似たような子を探そうとして見つかるか?』
輝子『いや、見つからない!』
小梅『う……うん』
5: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:51:24.40 :bGZxlAIa0
輝子『ふ、フフ……何て罪深い二人なんだ。そんな二人に優しくされて……もしかしたら私も、性癖を破壊されてるかもな』
幸子『そ、それを言うなら輝子さんだって罪深いですよ!』
小梅『うん……かなり悪質』
輝子『……ふへ?』
幸子『普段は自信なさげで大人しいから隠れていますけど、このボクに迫るほどのカワイイの持ち主なんですよ輝子さんは!』
小梅『そんな輝子ちゃんが……マイクを握るや否や一変して、何万という観客に物怖じすることなく熱のこもった声量を叩きつける……カッコいい』
輝子『ふぇ!?』
幸子『ボクたちに似た人なんて確かにこの世に存在しないでしょうけど、輝子さんに似ている人にいたっては果たして歴史上に存在したか?』
小梅『いや……存在しないっ』
幸子『輝子さんに性癖を破壊されて、言いようのないもどかしさを胸に抱えている人はボクや小梅さんと同数――いや、もしかしたらそれ以上にいるかもしれません』
輝子『や、やめてくれ二人とも……私なんかが、二人みたいに性癖を破壊するはずがないだろ』
輝子『からかわないでくれよ……もう、恥ずかしい』
幸子(カワイイ)
小梅(カワイイ)
小梅『でも……それなら、大丈夫なのかな……?』
幸子『……? 何のコトですか?』
小梅『前から気になっていたコトがあって……プロデューサーさん、今は私たち以外を担当しているから……一緒にいられなくて、時々不安になるの』
※私のSSでは武内Pはアニメ開始以前に小梅ちゃん・幸子を担当していた設定です
小梅『周りには蘭子ちゃんみたいに……とっても可愛らしい子ばかりだから、浮気しないかなって』
小梅『でも……プロデューサーさんは私に脳を破壊されてるから、蘭子ちゃんが天使より愛らしくても、大丈夫だなって……ちょっと安心』
幸子『な……っ! 待ってください! プロデューサーさんの性癖を破壊しているのはボクの方ですよ!』
小梅『む』
輝子『ふ、フフ……何て罪深い二人なんだ。そんな二人に優しくされて……もしかしたら私も、性癖を破壊されてるかもな』
幸子『そ、それを言うなら輝子さんだって罪深いですよ!』
小梅『うん……かなり悪質』
輝子『……ふへ?』
幸子『普段は自信なさげで大人しいから隠れていますけど、このボクに迫るほどのカワイイの持ち主なんですよ輝子さんは!』
小梅『そんな輝子ちゃんが……マイクを握るや否や一変して、何万という観客に物怖じすることなく熱のこもった声量を叩きつける……カッコいい』
輝子『ふぇ!?』
幸子『ボクたちに似た人なんて確かにこの世に存在しないでしょうけど、輝子さんに似ている人にいたっては果たして歴史上に存在したか?』
小梅『いや……存在しないっ』
幸子『輝子さんに性癖を破壊されて、言いようのないもどかしさを胸に抱えている人はボクや小梅さんと同数――いや、もしかしたらそれ以上にいるかもしれません』
輝子『や、やめてくれ二人とも……私なんかが、二人みたいに性癖を破壊するはずがないだろ』
輝子『からかわないでくれよ……もう、恥ずかしい』
幸子(カワイイ)
小梅(カワイイ)
小梅『でも……それなら、大丈夫なのかな……?』
幸子『……? 何のコトですか?』
小梅『前から気になっていたコトがあって……プロデューサーさん、今は私たち以外を担当しているから……一緒にいられなくて、時々不安になるの』
※私のSSでは武内Pはアニメ開始以前に小梅ちゃん・幸子を担当していた設定です
小梅『周りには蘭子ちゃんみたいに……とっても可愛らしい子ばかりだから、浮気しないかなって』
小梅『でも……プロデューサーさんは私に脳を破壊されてるから、蘭子ちゃんが天使より愛らしくても、大丈夫だなって……ちょっと安心』
幸子『な……っ! 待ってください! プロデューサーさんの性癖を破壊しているのはボクの方ですよ!』
小梅『む』
6: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:52:05.90 :bGZxlAIa0
幸子『ああ、かわいそうなプロデューサーさん! カワイイボクを担当しているうちに足の先から頭のてっぺんまでカワイイに染められて、ボク以外では満たされなくなってしまって!』
幸子『智絵里さんのようなひたむきで健気な天使を担当しても満たされない空白に、寝ても覚めても苦しみ、ボクを求め続ける……ああ、カワイイとは罪なんですね。カワイイ罪でボクはプロデューサーさんに逮捕されちゃうんですね!』
小梅『違うよ……プロデューサーさんは私に性癖を破壊されて、私を強く抱きしめたいの。壊れるぐらい強く……ううん、壊したいの』
小梅『どこにも行けないように……自分だけのモノになるように……私を、プロデューサーさんだけのモノに……フフ』
幸子『ぬ』
小梅『むむむ』
幸子『ぬぬぬ』
輝子『ま、まあ二人を担当していたんだから……性癖を多少なりとも破壊されているだろうな』
輝子『あ……じゃあ気をつけてあげないと』
幸子『気をつける? 何をですか?』
輝子『だって……二人はまだ中学生だろ? CPのプロデューサーは中学生に手を出すような人じゃないのに、二人に性癖を破壊されたんだ。変なコトにならないといいけど……』
小梅『……変なコト』
幸子『そういえば――』
幸子『ああ、かわいそうなプロデューサーさん! カワイイボクを担当しているうちに足の先から頭のてっぺんまでカワイイに染められて、ボク以外では満たされなくなってしまって!』
幸子『智絵里さんのようなひたむきで健気な天使を担当しても満たされない空白に、寝ても覚めても苦しみ、ボクを求め続ける……ああ、カワイイとは罪なんですね。カワイイ罪でボクはプロデューサーさんに逮捕されちゃうんですね!』
小梅『違うよ……プロデューサーさんは私に性癖を破壊されて、私を強く抱きしめたいの。壊れるぐらい強く……ううん、壊したいの』
小梅『どこにも行けないように……自分だけのモノになるように……私を、プロデューサーさんだけのモノに……フフ』
幸子『ぬ』
小梅『むむむ』
幸子『ぬぬぬ』
輝子『ま、まあ二人を担当していたんだから……性癖を多少なりとも破壊されているだろうな』
輝子『あ……じゃあ気をつけてあげないと』
幸子『気をつける? 何をですか?』
輝子『だって……二人はまだ中学生だろ? CPのプロデューサーは中学生に手を出すような人じゃないのに、二人に性癖を破壊されたんだ。変なコトにならないといいけど……』
小梅『……変なコト』
幸子『そういえば――』
7: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:53:08.34 :bGZxlAIa0
~ポワン、ポワン、ポワン、ポワン、ポワン~
まゆP『NTRに目覚めようと思うんだ』
武内P『……』
幸子(アレは自販機が置かれている休憩コーナーを通りがかった時のコトでした)
小梅(ゾンビみたいな青白い顔をしたまゆPさんが……タブも開けずに握ったままの缶コーヒーを見つめながら、小さく……強迫されたような声音でプロデューサーさんに打ち明けてたの)
まゆ『……』
幸子(そしてそれを柱の影から見つめるまゆさん)
小梅(私たちからじゃまゆさんの表情は見えないけど……見えない方が良いって、あの子が教えてくれる)
武内P『……NTR(ナリタトップロード)にですか。確かにピックアップの時に回さなかったことは後悔していますが』
まゆP『いや、寝取られの方』
武内P『そういう趣味の人を否定するつもりはありません。しかし目覚めようと思うとは穏やかではありませんね』
まゆP『「……最近、まゆが戦法を変えてきたんだ』
武内P『……』
まゆ「ねえ、見てくださいプロデューサーさん。この特集の男性は素敵ですね」
違う!! 違うんだエレン……!!
まゆ「子どもの頃から洗脳教育を受けて、家庭環境だって酷いモノだったのに、それでも自分がしたコトを自分の責任だって泣きながらでも受け入れる」
時代や環境のせいじゃなくて……俺が悪いんだよ。
まゆ「受け入れるだけじゃありません。本当はもう眠ってしまって楽になりたいのに、守るべき子どもたちのために立ち上がる。誰よりも自分が傷ついているのに」
頼む……静かに……
まゆ「本当にカッコいいですよね。こんな男性に愛される女性は誰よりも幸せでしょう」
何度見てもヒストリアの筆跡は美しいな。いい匂いもする。
まゆ「そういえば……女は愛する男と結ばれるよりも、愛してくれる男と結ばれた方が幸せになれると聞いた事があります」
まゆ「ちゃんと愛してくれないと……フフッ、誰かに取られてしまうかもしれませんね」
~ポワン、ポワン、ポワン、ポワン、ポワン~
まゆP『NTRに目覚めようと思うんだ』
武内P『……』
幸子(アレは自販機が置かれている休憩コーナーを通りがかった時のコトでした)
小梅(ゾンビみたいな青白い顔をしたまゆPさんが……タブも開けずに握ったままの缶コーヒーを見つめながら、小さく……強迫されたような声音でプロデューサーさんに打ち明けてたの)
まゆ『……』
幸子(そしてそれを柱の影から見つめるまゆさん)
小梅(私たちからじゃまゆさんの表情は見えないけど……見えない方が良いって、あの子が教えてくれる)
武内P『……NTR(ナリタトップロード)にですか。確かにピックアップの時に回さなかったことは後悔していますが』
まゆP『いや、寝取られの方』
武内P『そういう趣味の人を否定するつもりはありません。しかし目覚めようと思うとは穏やかではありませんね』
まゆP『「……最近、まゆが戦法を変えてきたんだ』
武内P『……』
まゆ「ねえ、見てくださいプロデューサーさん。この特集の男性は素敵ですね」
違う!! 違うんだエレン……!!
まゆ「子どもの頃から洗脳教育を受けて、家庭環境だって酷いモノだったのに、それでも自分がしたコトを自分の責任だって泣きながらでも受け入れる」
時代や環境のせいじゃなくて……俺が悪いんだよ。
まゆ「受け入れるだけじゃありません。本当はもう眠ってしまって楽になりたいのに、守るべき子どもたちのために立ち上がる。誰よりも自分が傷ついているのに」
頼む……静かに……
まゆ「本当にカッコいいですよね。こんな男性に愛される女性は誰よりも幸せでしょう」
何度見てもヒストリアの筆跡は美しいな。いい匂いもする。
まゆ「そういえば……女は愛する男と結ばれるよりも、愛してくれる男と結ばれた方が幸せになれると聞いた事があります」
まゆ「ちゃんと愛してくれないと……フフッ、誰かに取られてしまうかもしれませんね」
8: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:53:56.79 :bGZxlAIa0
まゆP『胸が痛いんだ……吐き気がして、目まいが襲ってくるんだ。まゆが他の男と仲良く連れ添う姿をイメージすると、口の中が渇いて呼吸が乱れる』
まゆP『そんな俺を見抜けないはずがないまゆは、待ち構えるように両手を広げて――優しくほほ笑むんだ』
まゆ「まゆが誰かに取られないように……強く抱きしめてください」
武内P『……ッ』
まゆP『もはや一刻の猶予も無い。早くNTRに目覚めなければ、俺はまゆが離れないように強く抱きしめてしまう』
武内P『そのためなら……脳が破壊されても構わないと?』
まゆP『 当 た り 前 だ ! ! ! 』
武内P『~~~~~っっっ』
まゆP『俺は……まゆをプロデュースした日に誓ったことがある。絶対にアイドルとして成功させると――この子を幸せにして見せると』
まゆP『まだ学生なのに、自分を担当するプロデューサーと恋仲になるなんていう爛れた展開は、あの子が幸せになるのに一切必要無い』
まゆP『そんな許されない展開、ブチ壊してやる。そのためなら脳の一つや二つ破壊されなくて何がプロデューサーだっ』
小梅(漢だ……)
幸子(……すごい漢だ)
まゆP『……フフ』
小梅(でも愚かだ……)
幸子(今回のオマケ⦅本編⦆のオチが見えましたね)
武内P『まゆP……貴方の決意はわかりました。もはや止めようとは思いません。いえ、むしろ必要なら背中を押しましょう』
まゆP『ありがとう、武内。俺のこんな考えを笑わずに聞いてくれるのはお前ぐらいなもんだ』
まゆP『ところで……お前の方は大丈夫か?』
まゆP『胸が痛いんだ……吐き気がして、目まいが襲ってくるんだ。まゆが他の男と仲良く連れ添う姿をイメージすると、口の中が渇いて呼吸が乱れる』
まゆP『そんな俺を見抜けないはずがないまゆは、待ち構えるように両手を広げて――優しくほほ笑むんだ』
まゆ「まゆが誰かに取られないように……強く抱きしめてください」
武内P『……ッ』
まゆP『もはや一刻の猶予も無い。早くNTRに目覚めなければ、俺はまゆが離れないように強く抱きしめてしまう』
武内P『そのためなら……脳が破壊されても構わないと?』
まゆP『 当 た り 前 だ ! ! ! 』
武内P『~~~~~っっっ』
まゆP『俺は……まゆをプロデュースした日に誓ったことがある。絶対にアイドルとして成功させると――この子を幸せにして見せると』
まゆP『まだ学生なのに、自分を担当するプロデューサーと恋仲になるなんていう爛れた展開は、あの子が幸せになるのに一切必要無い』
まゆP『そんな許されない展開、ブチ壊してやる。そのためなら脳の一つや二つ破壊されなくて何がプロデューサーだっ』
小梅(漢だ……)
幸子(……すごい漢だ)
まゆP『……フフ』
小梅(でも愚かだ……)
幸子(今回のオマケ⦅本編⦆のオチが見えましたね)
武内P『まゆP……貴方の決意はわかりました。もはや止めようとは思いません。いえ、むしろ必要なら背中を押しましょう』
まゆP『ありがとう、武内。俺のこんな考えを笑わずに聞いてくれるのはお前ぐらいなもんだ』
まゆP『ところで……お前の方は大丈夫か?』
9: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:54:42.95 :bGZxlAIa0
武内P『私ですか?』
まゆP『ほら、例えば蘭子ちゃんとかお前に無邪気に懐いてるけど、彼女が将来他の男とくっつく姿を想像してみ?』
武内P『はい』
まゆP『こう……心臓を抉られる様な寒気や目まいに襲われたりとかないか?』
武内P『……いえ、悪い男じゃないかという不安を感じはしますが、彼女が選んだ人なら大丈夫だとも思えます』
まゆP『よし、それでこそプロデューサーだ』
まゆP『プロデューサーたるとも担当するアイドルに願う事は、アイドルとして大成して、引退した後は幸せな道を歩んでほしいだけで十分なんだ。そこに自分の影を重ねたりなんてしちゃいけないんだ!』
まゆ『……フフ』
???『こ、これは……っ』
???(まゆPがNTRに興味をもってCPのプロデューサー不安よな。ユ■■リ、動きます)
武内P『私ですか?』
まゆP『ほら、例えば蘭子ちゃんとかお前に無邪気に懐いてるけど、彼女が将来他の男とくっつく姿を想像してみ?』
武内P『はい』
まゆP『こう……心臓を抉られる様な寒気や目まいに襲われたりとかないか?』
武内P『……いえ、悪い男じゃないかという不安を感じはしますが、彼女が選んだ人なら大丈夫だとも思えます』
まゆP『よし、それでこそプロデューサーだ』
まゆP『プロデューサーたるとも担当するアイドルに願う事は、アイドルとして大成して、引退した後は幸せな道を歩んでほしいだけで十分なんだ。そこに自分の影を重ねたりなんてしちゃいけないんだ!』
まゆ『……フフ』
???『こ、これは……っ』
???(まゆPがNTRに興味をもってCPのプロデューサー不安よな。ユ■■リ、動きます)
10: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:55:39.70 :bGZxlAIa0
――
――――
――――――――
幸子『あの時は特に有力なライバルである蘭子さんに、先んじられているわけではないとわかり安心しましたけど……』
小梅『あんなに愛らしくて……純粋な蘭子ちゃんに慕われているのに、その程度ですむのは……ちょっとおかしい?』
幸子『「ボクだけでも辛いのに、さらに小梅さんまで加わった結果、性癖を破壊され尽くしたプロデューサーさんは……』
小梅『脳まで破壊されて……アイドルが寝取られるのを喜んでいる?』
輝子『お、オイオイ。そんなはずないだろ……二人とも』
幸子『そ、そうですよね! 本当はカワイイボクに手を出したいのに、まだ中学生だからって必死に自制しているうちにおかしな嗜好に目覚めたとかあるわけないですよね!』
輝子『う、うん』
小梅『本当は私を……プロデューサーさんの××な××を……×の××××へ××に×××で、さんざん××××させたあげく……ムリヤリ凸凹×したいのに……していいのに、我慢しているうちに……目覚めたりしてない?』
輝子『お、おう』
142's『……』
幸子『ちょっと急用ができたので失礼します』ガタッ
小梅『わ、私も……』ガタッ
輝子『ま、待つんだ二人とも。一気に二人で行ったらCPのプロデューサーも困っちゃうだろ? まずは順番を決めてから――』
――
――――
――――――――
幸子『あの時は特に有力なライバルである蘭子さんに、先んじられているわけではないとわかり安心しましたけど……』
小梅『あんなに愛らしくて……純粋な蘭子ちゃんに慕われているのに、その程度ですむのは……ちょっとおかしい?』
幸子『「ボクだけでも辛いのに、さらに小梅さんまで加わった結果、性癖を破壊され尽くしたプロデューサーさんは……』
小梅『脳まで破壊されて……アイドルが寝取られるのを喜んでいる?』
輝子『お、オイオイ。そんなはずないだろ……二人とも』
幸子『そ、そうですよね! 本当はカワイイボクに手を出したいのに、まだ中学生だからって必死に自制しているうちにおかしな嗜好に目覚めたとかあるわけないですよね!』
輝子『う、うん』
小梅『本当は私を……プロデューサーさんの××な××を……×の××××へ××に×××で、さんざん××××させたあげく……ムリヤリ凸凹×したいのに……していいのに、我慢しているうちに……目覚めたりしてない?』
輝子『お、おう』
142's『……』
幸子『ちょっと急用ができたので失礼します』ガタッ
小梅『わ、私も……』ガタッ
輝子『ま、待つんだ二人とも。一気に二人で行ったらCPのプロデューサーも困っちゃうだろ? まずは順番を決めてから――』
11: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:56:41.99 :bGZxlAIa0
※ ※ ※
輝子「ってなコトがあってな、フヒ」
武内P「」
小梅「やっぱりもう……ムリヤリにでも関係を持った方が」ヒソヒソ
幸子「それはいくらなんでもカワイくありま……っ! しかし緊急事態ですから、多少のカワイイはかなぐり捨てても……やむを得ない? いえ、でも……」ヒソヒソ
小梅「幸子ちゃん……一人だと怖くても、二人でなら大丈夫。一緒に……大人の階段を、登ろうよ♪」ヒソヒソ
幸子「う……うぅ」ヒソヒソ
輝子「CPのプロデューサーは……頑張ったんだよな。カワイイカワイイ二人に魅了されて、性癖を破壊され尽くして……でもまだ中学生の二人に手を出すわけにはいかないから、必死になって耐えたんだよな」
輝子「二人に似た子を見つけて発散しようにも、そんな子はこの世に存在しない。ただひたすら耐え続けるうちに……脳を破壊されちゃったんだよな」
武内P「あの……」
輝子「いいんだ……恥じる必要はないんだ。CPのプロデューサーが頑張ってきた証拠なんだから……今はただ、破壊された脳を治すコトだけを考えてくれ」
武内P「皆さん誤解しています」
輝子「……誤解?」
武内P「心配されているような事は起きていません」
輝子「……え?」
武内P「つまり私は、性癖や脳が破壊されたりしていません」
輝子「……は?」
武内P「……星さん?」
輝子「いやいやいや……は? え、ちょっと何言ってるんだ? 二人を担当してたんだろ?」
武内P「は、はい」
輝子「あんな……あんなに可愛らしくていい子たちを担当していながら、性癖を破壊されないなんて……あるわけないだろ」
武内P「そう言われましても……」
輝子「あ、じゃあ……幸子ちゃんと小梅ちゃんが誰かと付き合おうとしたらどうする?」
さちこうめ「……!」ピタッ
※ ※ ※
輝子「ってなコトがあってな、フヒ」
武内P「」
小梅「やっぱりもう……ムリヤリにでも関係を持った方が」ヒソヒソ
幸子「それはいくらなんでもカワイくありま……っ! しかし緊急事態ですから、多少のカワイイはかなぐり捨てても……やむを得ない? いえ、でも……」ヒソヒソ
小梅「幸子ちゃん……一人だと怖くても、二人でなら大丈夫。一緒に……大人の階段を、登ろうよ♪」ヒソヒソ
幸子「う……うぅ」ヒソヒソ
輝子「CPのプロデューサーは……頑張ったんだよな。カワイイカワイイ二人に魅了されて、性癖を破壊され尽くして……でもまだ中学生の二人に手を出すわけにはいかないから、必死になって耐えたんだよな」
輝子「二人に似た子を見つけて発散しようにも、そんな子はこの世に存在しない。ただひたすら耐え続けるうちに……脳を破壊されちゃったんだよな」
武内P「あの……」
輝子「いいんだ……恥じる必要はないんだ。CPのプロデューサーが頑張ってきた証拠なんだから……今はただ、破壊された脳を治すコトだけを考えてくれ」
武内P「皆さん誤解しています」
輝子「……誤解?」
武内P「心配されているような事は起きていません」
輝子「……え?」
武内P「つまり私は、性癖や脳が破壊されたりしていません」
輝子「……は?」
武内P「……星さん?」
輝子「いやいやいや……は? え、ちょっと何言ってるんだ? 二人を担当してたんだろ?」
武内P「は、はい」
輝子「あんな……あんなに可愛らしくていい子たちを担当していながら、性癖を破壊されないなんて……あるわけないだろ」
武内P「そう言われましても……」
輝子「あ、じゃあ……幸子ちゃんと小梅ちゃんが誰かと付き合おうとしたらどうする?」
さちこうめ「……!」ピタッ
12: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 04:58:27.65 :bGZxlAIa0
武内P「お二人が? そうですね……」
幸子(ナイスです、輝子さん!)
小梅(これでプロデューサーさんが……プロデューサーとして必死に、そして無自覚に抑え込んでいた、私たちへの情欲に気づいてくれれば――)
武内P「アイドルとして、何より未成年として問題の無い付き合い方でしたら応援します」
さちこうめ「」
武内P「学生の恋愛は学生時代にしかできませんからね……当時は恥ずかしくて仕方なかった出来事も、今になれば良い思いで――」
幸子「……ンン」
小梅「っ……ぁ……」
武内P「輿水さん? 白坂さん?」
さちこうめ『ウワアアアーーーンッ!』
武内P「!!?」
幸子「プロ……プロデューサーさんが……ヒック……ボクのプロデューサーさんが!」
小梅「グス……私が、他の男に……されるコトを……望んで……」
輝子「破壊されてるじゃねえか! 完膚なきまでに脳が破壊されてるじゃねえか! そんなにシミジミとNTRについて語ってんじゃねえよ!」
武内P「は、はい……?」
幸子「……小梅さん。ボクはもう、覚悟を決めました」
小梅「幸子ちゃん?」
幸子「後にも先にも今日この時だけ――ボクはカワイイをかなぐり捨てます」
小梅「幸子ちゃん……やるんだね!? 今……! ここで!」
幸子「えぇ!! 勝負は今! ここで決めます!」
武内P「輿水さん……? 白坂さん……? あの、何を?」
幸子「これはプロデューサーさんのため……プロデューサーさんのため」ジリジリ
小梅「大丈夫……ちゃんと、気持ちよくしてあげるから♪」ジリジリ
武内P「ま、待ってくださ――っ」
???「そのNTR待ったぁ!!」
さちこうめ「!!?」
輝子「だ、誰だ!?」
武内P「た、助けが来た……?」
武内P「お二人が? そうですね……」
幸子(ナイスです、輝子さん!)
小梅(これでプロデューサーさんが……プロデューサーとして必死に、そして無自覚に抑え込んでいた、私たちへの情欲に気づいてくれれば――)
武内P「アイドルとして、何より未成年として問題の無い付き合い方でしたら応援します」
さちこうめ「」
武内P「学生の恋愛は学生時代にしかできませんからね……当時は恥ずかしくて仕方なかった出来事も、今になれば良い思いで――」
幸子「……ンン」
小梅「っ……ぁ……」
武内P「輿水さん? 白坂さん?」
さちこうめ『ウワアアアーーーンッ!』
武内P「!!?」
幸子「プロ……プロデューサーさんが……ヒック……ボクのプロデューサーさんが!」
小梅「グス……私が、他の男に……されるコトを……望んで……」
輝子「破壊されてるじゃねえか! 完膚なきまでに脳が破壊されてるじゃねえか! そんなにシミジミとNTRについて語ってんじゃねえよ!」
武内P「は、はい……?」
幸子「……小梅さん。ボクはもう、覚悟を決めました」
小梅「幸子ちゃん?」
幸子「後にも先にも今日この時だけ――ボクはカワイイをかなぐり捨てます」
小梅「幸子ちゃん……やるんだね!? 今……! ここで!」
幸子「えぇ!! 勝負は今! ここで決めます!」
武内P「輿水さん……? 白坂さん……? あの、何を?」
幸子「これはプロデューサーさんのため……プロデューサーさんのため」ジリジリ
小梅「大丈夫……ちゃんと、気持ちよくしてあげるから♪」ジリジリ
武内P「ま、待ってくださ――っ」
???「そのNTR待ったぁ!!」
さちこうめ「!!?」
輝子「だ、誰だ!?」
武内P「た、助けが来た……?」
13: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:00:50.39 :bGZxlAIa0
???「脳破壊を許さない。まことに結構、純愛こそ至高」
???「そして至高の純愛とは性に縛られぬ――」
由里子「脳破壊を許さないと言うのなら、まゆPとのイチャラブを壁になって見守るんだじぇ!」
武内P「」
幸子「な、何を言って――」
由里子「二人が今しようとしているコトこそ、まさにNTR! 脳破壊!」
小梅「違うよ……純愛だもん」
由里子「笑止! まゆPが一時の気の迷いでNTRに興味を持っているのを、これ幸いと寝取ろうとするコトの何が純愛だじぇ!」
輝子「はぁん?」
由里子「このNTR、天と地が、ナリタトップロードが許してもこのユリユリが許さん!」
武内P(なぜこんな目に……私がいったい何を……)
由里子「雑なNTRの導入はここまでだじぇ! さあ、CPのプロデューサー! ここはユリユリに任せて、私には貴方しかいませんとまゆPの元に駆け寄って、純愛ルートに戻ってね☆」
武内P「あの……大西さん……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
武内P「!!?」
幸子「フ……フフフフフフフ。ボクのプロデューサーさんが、ボクのモノになるのを邪魔するだけでは飽き足らず、変な妄想の材料にするだなんて……」
輝子「屋上へ行こうぜ……久しぶりに……キレちまったよ」
小梅「勝手に人を同性愛者にして……プロデューサーさんは、小さくて幼い女の子が…大好きなのに……」
武内P「あの……あの、皆さん?」
武内P(一触即発の雰囲気を止めようと声をかけるも、誰も止まろうとはしません。刻一刻と張り詰める雰囲気に、体を張ってでも止めなければと決意を固めた時でした――)
大西由里子
???「脳破壊を許さない。まことに結構、純愛こそ至高」
???「そして至高の純愛とは性に縛られぬ――」
由里子「脳破壊を許さないと言うのなら、まゆPとのイチャラブを壁になって見守るんだじぇ!」
武内P「」
幸子「な、何を言って――」
由里子「二人が今しようとしているコトこそ、まさにNTR! 脳破壊!」
小梅「違うよ……純愛だもん」
由里子「笑止! まゆPが一時の気の迷いでNTRに興味を持っているのを、これ幸いと寝取ろうとするコトの何が純愛だじぇ!」
輝子「はぁん?」
由里子「このNTR、天と地が、ナリタトップロードが許してもこのユリユリが許さん!」
武内P(なぜこんな目に……私がいったい何を……)
由里子「雑なNTRの導入はここまでだじぇ! さあ、CPのプロデューサー! ここはユリユリに任せて、私には貴方しかいませんとまゆPの元に駆け寄って、純愛ルートに戻ってね☆」
武内P「あの……大西さん……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
武内P「!!?」
幸子「フ……フフフフフフフ。ボクのプロデューサーさんが、ボクのモノになるのを邪魔するだけでは飽き足らず、変な妄想の材料にするだなんて……」
輝子「屋上へ行こうぜ……久しぶりに……キレちまったよ」
小梅「勝手に人を同性愛者にして……プロデューサーさんは、小さくて幼い女の子が…大好きなのに……」
武内P「あの……あの、皆さん?」
武内P(一触即発の雰囲気を止めようと声をかけるも、誰も止まろうとはしません。刻一刻と張り詰める雰囲気に、体を張ってでも止めなければと決意を固めた時でした――)
大西由里子
14: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:02:09.27 :bGZxlAIa0
同僚「待て、武内」
武内P(前へ進もうとする私を、いつの間にか後ろにいた同僚が手を引いて止めたのでした)
同僚「何だか騒がしいから来たんだが……どうもお前が原因で争っているみたいじゃないか。一度お前が離れた方が説得しやすい」
武内P「それは……そうかもしれませんね」
同僚「後で俺が説得するから。ほら、こっちだ」
武内P「は、はい」
武内P(別に離れるだけなら私一人で大丈夫なのですが、自分で思っていた以上に私の様子がおかしかったのでしょうか? 同僚は握ったままの手を引いて誘導してくれます)
同僚「よし、ここの部屋に入ろう」
ガチャ、バタン
武内P「ふぅ……何故このような事になったのかわかりませんが、代わりに彼女たちを止めてもらって――」
ガチャリ
武内P「……え?」
同僚「……」
武内P(後で俺が説得するから――そう言っていたはずの彼は説得に行く様子もなく、何故か内側から鍵をかけました)
同僚「聞いたよ……」
武内P(鍵を閉めるために背を向けていた彼から、ただひたすら不穏な気配が漂い始めました)
同僚「君の彼氏……本当は……NTRに興味があるんだってな」
武内P(その言葉には裏切られた怒りと、裏切りへの報復ができる喜びが込められているように思え、思わず体が震える私は自然と足が後ろに下がります)
同僚「君のせいで……俺は普通だったのに……蘭子ちゃんと幸子ちゃん目当てでアニメを見たのに……君のせいでホモになったんだから……」
武内P(下がる私の足はすぐに壁にぶつかってしまいます。その物音に引かれるように、背を向けたままの彼が振り返りました――そそり立つモノと共に)
同僚「相手してくれよ……」ボロンッ
武内P「」
同僚「待て、武内」
武内P(前へ進もうとする私を、いつの間にか後ろにいた同僚が手を引いて止めたのでした)
同僚「何だか騒がしいから来たんだが……どうもお前が原因で争っているみたいじゃないか。一度お前が離れた方が説得しやすい」
武内P「それは……そうかもしれませんね」
同僚「後で俺が説得するから。ほら、こっちだ」
武内P「は、はい」
武内P(別に離れるだけなら私一人で大丈夫なのですが、自分で思っていた以上に私の様子がおかしかったのでしょうか? 同僚は握ったままの手を引いて誘導してくれます)
同僚「よし、ここの部屋に入ろう」
ガチャ、バタン
武内P「ふぅ……何故このような事になったのかわかりませんが、代わりに彼女たちを止めてもらって――」
ガチャリ
武内P「……え?」
同僚「……」
武内P(後で俺が説得するから――そう言っていたはずの彼は説得に行く様子もなく、何故か内側から鍵をかけました)
同僚「聞いたよ……」
武内P(鍵を閉めるために背を向けていた彼から、ただひたすら不穏な気配が漂い始めました)
同僚「君の彼氏……本当は……NTRに興味があるんだってな」
武内P(その言葉には裏切られた怒りと、裏切りへの報復ができる喜びが込められているように思え、思わず体が震える私は自然と足が後ろに下がります)
同僚「君のせいで……俺は普通だったのに……蘭子ちゃんと幸子ちゃん目当てでアニメを見たのに……君のせいでホモになったんだから……」
武内P(下がる私の足はすぐに壁にぶつかってしまいます。その物音に引かれるように、背を向けたままの彼が振り返りました――そそり立つモノと共に)
同僚「相手してくれよ……」ボロンッ
武内P「」
15: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:03:33.55 :bGZxlAIa0
うわあああああああああああああああああああっっっ!!
幸子「今の悲鳴は……プロデューサーさん!?」
小梅「そんな……さっきまでそこにいたのに……どうして?」
三人に勝てるわけがなかった由里子「ゲブホォ……しまったじぇ……恐れていたコトが」
輝子「由里子さん……何か知ってるのか?」
由里子「……CPのプロデューサーが今まで無事(?)だったのは、まゆPという誰もが認める彼氏がいたからだじぇ」
由里子「しかしまゆPがNTRに興味を持った今、大義名分を得た男たちが誘蛾灯に惹かれるようにCPのプロデューサーに群がるのは確実! そう、コーラを飲んだらゲップが出るっていうぐらい確実ッ!」
さちこうめ『……っ!?』
由里子「それを阻止するためにユリユリは動いたのに……三人のせいで、今ごろCPのプロデューサーのプロデューサーが、まゆPのまゆP以外によってプロデュースされている頃…だじぇ……」バタンッ
幸子「そ、そんな……プロデューサーさんが……ボクのプロデューサーさんが……」
小梅「や、ヤダ……そこだって……開発するのは……私なのに……」
輝子「ふ、二人とも落ち着け! まだ間に合うはずだ……多分!」
幸子「……っ!? ボクとしたコトが、諦めてしまうだなんて!」
小梅「……声はそんなに離れていなかった。まだ、間に合う……!」
うわあああああああああああああああああああっっっ!!
幸子「今の悲鳴は……プロデューサーさん!?」
小梅「そんな……さっきまでそこにいたのに……どうして?」
三人に勝てるわけがなかった由里子「ゲブホォ……しまったじぇ……恐れていたコトが」
輝子「由里子さん……何か知ってるのか?」
由里子「……CPのプロデューサーが今まで無事(?)だったのは、まゆPという誰もが認める彼氏がいたからだじぇ」
由里子「しかしまゆPがNTRに興味を持った今、大義名分を得た男たちが誘蛾灯に惹かれるようにCPのプロデューサーに群がるのは確実! そう、コーラを飲んだらゲップが出るっていうぐらい確実ッ!」
さちこうめ『……っ!?』
由里子「それを阻止するためにユリユリは動いたのに……三人のせいで、今ごろCPのプロデューサーのプロデューサーが、まゆPのまゆP以外によってプロデュースされている頃…だじぇ……」バタンッ
幸子「そ、そんな……プロデューサーさんが……ボクのプロデューサーさんが……」
小梅「や、ヤダ……そこだって……開発するのは……私なのに……」
輝子「ふ、二人とも落ち着け! まだ間に合うはずだ……多分!」
幸子「……っ!? ボクとしたコトが、諦めてしまうだなんて!」
小梅「……声はそんなに離れていなかった。まだ、間に合う……!」
16: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:04:53.64 :bGZxlAIa0
♪~、♪~♪
輝子「よ……よし、手当たり次第にドアを開けて行くぞ」
幸子「はい!」
小梅「……うん」
ノンケのケツを掘るように 危なげなこともしたい♪
幸子「ここは……違います!」バタンッ
輝子「ん、ここ鍵がかかってるぞ。もしかしたら!」ガチャガチャ
小梅「……待って……中には誰もいないって……あの子が」
思い描いてた淫夢《ゆめ》も 形にしてみたい♪
輝子「くっ……違ったか」
幸子「小梅さん、この部屋も見てもらってください! 鍵がかかっていますし……中から! 中から凄い物音が!」
小梅「……っ!? なに、どうしたの……? ねえ、教えて? 中で……中で何が起きてるの!?」
Forever Man Destiny!♪
♪~、♪~♪
輝子「よ……よし、手当たり次第にドアを開けて行くぞ」
幸子「はい!」
小梅「……うん」
ノンケのケツを掘るように 危なげなこともしたい♪
幸子「ここは……違います!」バタンッ
輝子「ん、ここ鍵がかかってるぞ。もしかしたら!」ガチャガチャ
小梅「……待って……中には誰もいないって……あの子が」
思い描いてた淫夢《ゆめ》も 形にしてみたい♪
輝子「くっ……違ったか」
幸子「小梅さん、この部屋も見てもらってください! 鍵がかかっていますし……中から! 中から凄い物音が!」
小梅「……っ!? なに、どうしたの……? ねえ、教えて? 中で……中で何が起きてるの!?」
Forever Man Destiny!♪
17: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:06:14.91 :bGZxlAIa0
――ガチャッ
142's『!!?』
武内P「……」
幸子「プロデューサーさん!?」
小梅「良かった……無事……で?」
武内P「う……うぅ」ガタガタガタッ
幸子「プ、プロデューサーさん? 寒いんで――」
ガバッ
幸子「――――――――――え?」
小梅「……あ」
輝子「お、おおぅ」
ギュウウウウウッ
小梅「ん……ンッ」
幸子「ぷぷ、ぷりょりゅーらーさん? なな何を?」
輝子(幸子ちゃんと小梅ちゃんを同時に抱きしめるCPのプロデューサー……私が願っていた夢が、何故か叶ってる!?)
――ガチャッ
142's『!!?』
武内P「……」
幸子「プロデューサーさん!?」
小梅「良かった……無事……で?」
武内P「う……うぅ」ガタガタガタッ
幸子「プ、プロデューサーさん? 寒いんで――」
ガバッ
幸子「――――――――――え?」
小梅「……あ」
輝子「お、おおぅ」
ギュウウウウウッ
小梅「ん……ンッ」
幸子「ぷぷ、ぷりょりゅーらーさん? なな何を?」
輝子(幸子ちゃんと小梅ちゃんを同時に抱きしめるCPのプロデューサー……私が願っていた夢が、何故か叶ってる!?)
18: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:07:11.63 :bGZxlAIa0
武内P「……い……男……くて……こわ……」
幸子「……え?」
小梅「プロデューサーさん?」
武内P「怖い……男……怖い……大きくて、硬くて……怖い」ガタガタガタッ
武内P「小さいは……可愛い……大きいのは嫌だ、小さいのが好き……小さいはカワイイ」ガタガタガタッ
幸子「プロデューサーさん……よしよし」
小梅「大丈夫……大丈夫だからね」
武内P「うう……ううぅ」
輝子「いったい……いったいこの中で何があったんだ?」
輝子「どれどれ…………うわっ!」
幸子「輝子さん?」
輝子「な、何でもない! 何でもないから……二人はCPのプロデューサーさんを相手してくれれ!」
小梅「……? うん、わかった。よし、よし……」
輝子(しかしこれは……ミンチよりひでぇよ)
輝子(何だろう、この残骸は? まるで身長190超の筋肉質の男に全力で抵抗されたレ●プ魔みたいだ)
同僚「」チーン
輝子(いったいどんな地獄がここにあった――)
輝子「……ッ! わかったぞ! わかったぞ!」
輝子(ここで行われた地獄は、既に脳が破壊されていたCPのプロデューサーさんにとって耐えられるモノではなかった)
輝子(破壊され尽くした脳を癒すには、優しいモノが必要だ)
輝子(そして……私が知る限り、この世で最も優しいモノは――)
武内P「怖い……大きくて硬いの……怖い」
幸子「も、もう! しょうがないプロデューサーさんですねえ!」
幸子「ボクはカワイイ上に優しいですから、一生そばにいて守ってあげますよ!」
~おしまい~
武内P「……い……男……くて……こわ……」
幸子「……え?」
小梅「プロデューサーさん?」
武内P「怖い……男……怖い……大きくて、硬くて……怖い」ガタガタガタッ
武内P「小さいは……可愛い……大きいのは嫌だ、小さいのが好き……小さいはカワイイ」ガタガタガタッ
幸子「プロデューサーさん……よしよし」
小梅「大丈夫……大丈夫だからね」
武内P「うう……ううぅ」
輝子「いったい……いったいこの中で何があったんだ?」
輝子「どれどれ…………うわっ!」
幸子「輝子さん?」
輝子「な、何でもない! 何でもないから……二人はCPのプロデューサーさんを相手してくれれ!」
小梅「……? うん、わかった。よし、よし……」
輝子(しかしこれは……ミンチよりひでぇよ)
輝子(何だろう、この残骸は? まるで身長190超の筋肉質の男に全力で抵抗されたレ●プ魔みたいだ)
同僚「」チーン
輝子(いったいどんな地獄がここにあった――)
輝子「……ッ! わかったぞ! わかったぞ!」
輝子(ここで行われた地獄は、既に脳が破壊されていたCPのプロデューサーさんにとって耐えられるモノではなかった)
輝子(破壊され尽くした脳を癒すには、優しいモノが必要だ)
輝子(そして……私が知る限り、この世で最も優しいモノは――)
武内P「怖い……大きくて硬いの……怖い」
幸子「も、もう! しょうがないプロデューサーさんですねえ!」
幸子「ボクはカワイイ上に優しいですから、一生そばにいて守ってあげますよ!」
~おしまい~
19: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:08:14.52 :bGZxlAIa0
――お・ま・け
※閲覧注意 心の弱いノンケは読まないでください
『一目ぼれから始まった 毎日が夢のようです』
スマホが、鳴っている。
『もっと もっと一緒にいたいなぁ』
連絡が来ていると、まゆが教えてくれている。
けどどうしてだろう。手を伸ばせば届く位置にあるスマホが……便利で欠かす事の出来ないスマホが――今はひどく恐ろしく、忌まわしいモノのように思える。
『運命の出会いなんて』
スマホが、鳴っている。
不気味に鳴り続けている。
俺はそれから、目を逸らせない。
『別に信じてはなかったの』
震える手が、勝手にスマホへと伸びていた。
手に取るなと、誰かが叫んでいた。ダメだダメだという悲鳴が――いや、絶叫が頭の中でグワングワンと鳴り響く。
『なんて』
その絶叫は誰のモノなのか、少しずつわかってきた。
だって伸ばした手がスマホへと近づくたびに、その叫びは喉が裂けるように血を帯びてくる。
これは、警告。
死んでしまうと――このスマホを手に取れば、自分は死んでしまうという理性からの警告。
それなのに、わかっているのに、嫌なのに――俺の震える手は、勝手にスマホを手にしていた。
『 カ ミ サ マ ゴ メ ン ネ 』
「…………………………もしもし」
――お・ま・け
※閲覧注意 心の弱いノンケは読まないでください
『一目ぼれから始まった 毎日が夢のようです』
スマホが、鳴っている。
『もっと もっと一緒にいたいなぁ』
連絡が来ていると、まゆが教えてくれている。
けどどうしてだろう。手を伸ばせば届く位置にあるスマホが……便利で欠かす事の出来ないスマホが――今はひどく恐ろしく、忌まわしいモノのように思える。
『運命の出会いなんて』
スマホが、鳴っている。
不気味に鳴り続けている。
俺はそれから、目を逸らせない。
『別に信じてはなかったの』
震える手が、勝手にスマホへと伸びていた。
手に取るなと、誰かが叫んでいた。ダメだダメだという悲鳴が――いや、絶叫が頭の中でグワングワンと鳴り響く。
『なんて』
その絶叫は誰のモノなのか、少しずつわかってきた。
だって伸ばした手がスマホへと近づくたびに、その叫びは喉が裂けるように血を帯びてくる。
これは、警告。
死んでしまうと――このスマホを手に取れば、自分は死んでしまうという理性からの警告。
それなのに、わかっているのに、嫌なのに――俺の震える手は、勝手にスマホを手にしていた。
『 カ ミ サ マ ゴ メ ン ネ 』
「…………………………もしもし」
20: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:09:16.25 :bGZxlAIa0
自分のモノとは思えないしゃがれた声が出た。
返事は無い。ただ荒い息が聞こえる。未知の恐怖に怯える俺の吐息――だけではなかった。
耳に当ててるスマホからかすかに、だが確かに荒く――そして蠱惑的な息づかいが流れているのだ。
『プロ……デューサー……さん』
「まゆ! まゆ!?」
苦し気な声に思わず立ち上がる。スマホを握る手に力が入り、目がくらむ。
「どうしたまゆ!? 何かあったのか!? 今どこにいる!?」
行かないと。まゆを助けに行かないと。
ドアに向かおうとするけど、まるで水中のように体が重く、足がもつれて壁に手を突きながら出口を探す。
――見渡しても、ドアはどこにもない。
『ごめん……んっ……ごめん、なさい』
「まゆ? 大丈夫かまゆ? 何があったんだ?」
助けに行く事ができない今、自分に許されるのはただこのスマホを通じてまゆを話をするだけなのだと、誰に言われるでもなく一瞬で理解した。それに疑問を覚える事すらできない。
苦しむまゆの声に胸を引き裂かれる様な痛みを覚えながら、ただ一つ許された事に、すがるように、祈るようにまゆの安否を確認していると――
『まゆは……あんっ!』
「…………………………まゆ?」
甘い、声だった。
まゆはよく、俺に甘い声でささやいてくれる。
しかし、この甘さは知らない。
知ってはいけないモノ――許されないモノ。
自分のモノとは思えないしゃがれた声が出た。
返事は無い。ただ荒い息が聞こえる。未知の恐怖に怯える俺の吐息――だけではなかった。
耳に当ててるスマホからかすかに、だが確かに荒く――そして蠱惑的な息づかいが流れているのだ。
『プロ……デューサー……さん』
「まゆ! まゆ!?」
苦し気な声に思わず立ち上がる。スマホを握る手に力が入り、目がくらむ。
「どうしたまゆ!? 何かあったのか!? 今どこにいる!?」
行かないと。まゆを助けに行かないと。
ドアに向かおうとするけど、まるで水中のように体が重く、足がもつれて壁に手を突きながら出口を探す。
――見渡しても、ドアはどこにもない。
『ごめん……んっ……ごめん、なさい』
「まゆ? 大丈夫かまゆ? 何があったんだ?」
助けに行く事ができない今、自分に許されるのはただこのスマホを通じてまゆを話をするだけなのだと、誰に言われるでもなく一瞬で理解した。それに疑問を覚える事すらできない。
苦しむまゆの声に胸を引き裂かれる様な痛みを覚えながら、ただ一つ許された事に、すがるように、祈るようにまゆの安否を確認していると――
『まゆは……あんっ!』
「…………………………まゆ?」
甘い、声だった。
まゆはよく、俺に甘い声でささやいてくれる。
しかし、この甘さは知らない。
知ってはいけないモノ――許されないモノ。
21: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:10:10.06 :bGZxlAIa0
『ごめっ……ごめんなさい……んっ……まゆは……まゆは!』
だって……まゆにはまだ、早すぎる。
まゆはまだ、十六歳なんだよ?
どれだけ聞きたくても許されない。聞きたいと願う事すら許されない。
だって俺は――可愛い一人娘を東京に送り出してくれたご両親から、この子を預かったんだから。
俺は――プロデューサーなんだから。
『だめっ……やめ……ん……ひゃん!』
けど今、俺は聞いている。甘く、胸を掻き立てる鳴き声を。
スマホで――遠く離れた場所から。
「まゆ……? まゆ……まゆ……まゆ?」
血の気が引き、目まいが襲う。
よろめく体を支えようと手を着くけど、着いた先が壁なのか床なのか、それすらもわからない。酩酊する視界は間断なく脳を揺さぶり、俺に壊れたラジオのようにただ一つの言葉を述べさせる。
まゆ、まゆ、まゆ。
大切な人、愛おしい存在、尊い女性。
だからこそ――触れてはいけなかった、穢してはいけなかった。
『ごめん……なさい。まゆは……今……プロデューサーさんじゃない人に……ああんっ!』
それが今、触れられている。自分の知らない誰かに。
こうして、穢されている。わざわざそれを俺に知らせようとする、ゲスな存在に。
『アハハハッ!』
笑い声が聞こえる。勝ち誇った声だ。幸せの育み方を知らずに、他人から奪って壊す事しかできない蛮族の笑いだ。
『アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ! 聞こえてるかァい、プロデューサーちゃあん? アンタが大切に大切にしたまゆちゃんはいまぁ!』
「……止めろ」
止めてくれ、止めてくれ、止めてくれやめてくれヤメテクレヤメテクレヤメテクレ!
『ごめっ……ごめんなさい……んっ……まゆは……まゆは!』
だって……まゆにはまだ、早すぎる。
まゆはまだ、十六歳なんだよ?
どれだけ聞きたくても許されない。聞きたいと願う事すら許されない。
だって俺は――可愛い一人娘を東京に送り出してくれたご両親から、この子を預かったんだから。
俺は――プロデューサーなんだから。
『だめっ……やめ……ん……ひゃん!』
けど今、俺は聞いている。甘く、胸を掻き立てる鳴き声を。
スマホで――遠く離れた場所から。
「まゆ……? まゆ……まゆ……まゆ?」
血の気が引き、目まいが襲う。
よろめく体を支えようと手を着くけど、着いた先が壁なのか床なのか、それすらもわからない。酩酊する視界は間断なく脳を揺さぶり、俺に壊れたラジオのようにただ一つの言葉を述べさせる。
まゆ、まゆ、まゆ。
大切な人、愛おしい存在、尊い女性。
だからこそ――触れてはいけなかった、穢してはいけなかった。
『ごめん……なさい。まゆは……今……プロデューサーさんじゃない人に……ああんっ!』
それが今、触れられている。自分の知らない誰かに。
こうして、穢されている。わざわざそれを俺に知らせようとする、ゲスな存在に。
『アハハハッ!』
笑い声が聞こえる。勝ち誇った声だ。幸せの育み方を知らずに、他人から奪って壊す事しかできない蛮族の笑いだ。
『アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ! 聞こえてるかァい、プロデューサーちゃあん? アンタが大切に大切にしたまゆちゃんはいまぁ!』
「……止めろ」
止めてくれ、止めてくれ、止めてくれやめてくれヤメテクレヤメテクレヤメテクレ!
22: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:10:48.76 :bGZxlAIa0
その子は――まゆは、まゆは……俺にとって、奇跡なんです。
俺なんかには、もったいない子なんです。
いつか、誰もがまゆに相応しいと思う男と結ばれるまで、俺が守らなきゃいけなかったんです。
それを――オマエなんかが! オマエごときが!!
『大切にとっておいた●●ちゃんを! 今、俺様のふっっっとい●●●にブチ貫かれて泣きながら喜んでまぁす!!』
「キ――ッ」
眉間をトンカチで殴られたかのような衝撃が奔り、空白が襲う。
真っ白だった。何も見えない。聞こえもしない。ただただ白い世界。
何も、考えられなかった。脳が思考を停止する。そうしなければ、壊れるから。自分という存在が壊れてしまうから。
けど……いつまでも止まっていられない。少しずつ時が動き出す。そしてそれは、せき止められていた激情の放出を意味する。
俺はそれに、耐えられるだろうか。壊れないだろうか。
ああ、でも壊れても構わない。
残されたたった一つの願いを叶える上で、理性《それ》は邪魔でしかないんだから。
「ころ……してやる」
『ああん? オッ……おおんっ! もっとおっきな声でしゃべってくんねえか? おたくのまゆちゃんがさぁ、良い声で鳴いてくれてるから聞こえないんだよ。アハハハハッ』
「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる! 殺してやるからなクソ野郎!!」
ただでは殺さない。その汚らしいモノを引きちぎってから殺してやる。踏み砕いてから殺してやる!
絶対に、絶対に殺してやる!
『ヒャヒャ! 寝取られた情けねぇ男がそんな事できっかよ! ホラ、まゆ! もっと鳴け! そこの情けない男が泣きながらシコれるように、オカズを提供してさしあげろ!』
『ア――ああああぁぁん! 止め――聞かないで、プロデューサーさ……んんっ!?』
「あ、あああああああああああああああああ!!!」
殺してやる。
殺してやる殺してやる。
絶対に、絶対に。コイツだけは何が何でも殺してや――
その子は――まゆは、まゆは……俺にとって、奇跡なんです。
俺なんかには、もったいない子なんです。
いつか、誰もがまゆに相応しいと思う男と結ばれるまで、俺が守らなきゃいけなかったんです。
それを――オマエなんかが! オマエごときが!!
『大切にとっておいた●●ちゃんを! 今、俺様のふっっっとい●●●にブチ貫かれて泣きながら喜んでまぁす!!』
「キ――ッ」
眉間をトンカチで殴られたかのような衝撃が奔り、空白が襲う。
真っ白だった。何も見えない。聞こえもしない。ただただ白い世界。
何も、考えられなかった。脳が思考を停止する。そうしなければ、壊れるから。自分という存在が壊れてしまうから。
けど……いつまでも止まっていられない。少しずつ時が動き出す。そしてそれは、せき止められていた激情の放出を意味する。
俺はそれに、耐えられるだろうか。壊れないだろうか。
ああ、でも壊れても構わない。
残されたたった一つの願いを叶える上で、理性《それ》は邪魔でしかないんだから。
「ころ……してやる」
『ああん? オッ……おおんっ! もっとおっきな声でしゃべってくんねえか? おたくのまゆちゃんがさぁ、良い声で鳴いてくれてるから聞こえないんだよ。アハハハハッ』
「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる! 殺してやるからなクソ野郎!!」
ただでは殺さない。その汚らしいモノを引きちぎってから殺してやる。踏み砕いてから殺してやる!
絶対に、絶対に殺してやる!
『ヒャヒャ! 寝取られた情けねぇ男がそんな事できっかよ! ホラ、まゆ! もっと鳴け! そこの情けない男が泣きながらシコれるように、オカズを提供してさしあげろ!』
『ア――ああああぁぁん! 止め――聞かないで、プロデューサーさ……んんっ!?』
「あ、あああああああああああああああああ!!!」
殺してやる。
殺してやる殺してやる。
絶対に、絶対に。コイツだけは何が何でも殺してや――
23: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:11:43.16 :bGZxlAIa0
――
――――
――――――――
「……ころ…して……」
そこで目が覚めた。
伸ばした手が見慣れた天井へと向かっている。
「……またか」
そう、まただ。
蹴とばされた布団、じっとりと貼りつく汗、激しい吐息で上下する肩。
毎晩襲ってくる悪夢によるもの。
NTRに目覚めると決意して二週間がたつ。
NTRもののAVや漫画を調べ、それを自分とまゆに置き換えた。
想像の中とはいえそんなモノにまゆを巻き込むことを心の中で謝りながら、まゆを汚れた世界に当てはめる。
吐き気のする行為だった。とめどなく湧き起こる怒りが憎悪へと変わり果てるのは一瞬だった。
それはまゆを寝取る男に対してではなく、想像の中でまゆを汚してしまう俺自身に対してのモノだった。
「はぁ……はぁ……」
その日からというもの、天罰のようにこうして悪夢にうなされる。
悪夢にうなされているのに、俺は寝る前にNTRものを見て、まゆを当てはめる。
そしてまた、悪夢を見る。
「大丈夫……大丈夫……俺は、素質があるんだ」
震える指先を眺めながら、必死に自分に言い聞かせる。
ここまで強い拒否反応を示しているのなら、それがひっくり返った時は全てのNTRを受け入れられるだろう。
そう、まゆが他の男に、どんな風に……愛されても――
「うっ……」
――
――――
――――――――
「……ころ…して……」
そこで目が覚めた。
伸ばした手が見慣れた天井へと向かっている。
「……またか」
そう、まただ。
蹴とばされた布団、じっとりと貼りつく汗、激しい吐息で上下する肩。
毎晩襲ってくる悪夢によるもの。
NTRに目覚めると決意して二週間がたつ。
NTRもののAVや漫画を調べ、それを自分とまゆに置き換えた。
想像の中とはいえそんなモノにまゆを巻き込むことを心の中で謝りながら、まゆを汚れた世界に当てはめる。
吐き気のする行為だった。とめどなく湧き起こる怒りが憎悪へと変わり果てるのは一瞬だった。
それはまゆを寝取る男に対してではなく、想像の中でまゆを汚してしまう俺自身に対してのモノだった。
「はぁ……はぁ……」
その日からというもの、天罰のようにこうして悪夢にうなされる。
悪夢にうなされているのに、俺は寝る前にNTRものを見て、まゆを当てはめる。
そしてまた、悪夢を見る。
「大丈夫……大丈夫……俺は、素質があるんだ」
震える指先を眺めながら、必死に自分に言い聞かせる。
ここまで強い拒否反応を示しているのなら、それがひっくり返った時は全てのNTRを受け入れられるだろう。
そう、まゆが他の男に、どんな風に……愛されても――
「うっ……」
24: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:13:23.83 :bGZxlAIa0
喉を逆流する熱い感触がして、慌ててトイレへと走る。
「うおっ……お……おえっ」
吐しゃ物と一緒に、涙が流れてくる。
「ちくしょう……ぢくしょうっ……」
辛かった。ただただ辛かった。
想像の中でまゆを汚すのも、まゆを品性下劣な男に奪われるのも、こんな事を想像する自分も――何もかもが辛く、耐えられなかった。
涙でぼやける視界の中で、赤いモノを目に捉える。
ああ、毎晩のようにこうして吐いているせいだろう。俺の喉も限界だった。
吐しゃ物を流しながらゆっくりと顔を上げる。
鏡の中には驚くほどやつれた男の顔が浮かんでいた。
「……限界か」
この2週間で4キロもやせてしまった。食欲はなく、無理に喉を通したゼリーはこうして吐き出してしまう。
思い出されるのは悲しそうに心配するまゆの顔。
彼女の悲しみは俺がやつれるほど深まり、会うたびにその愛らしい顔を曇らせ、なかなか傍を離れようとはしない。
今俺がやっている事は、彼女をそこまで悲しませてまでやる事だろうか?
こんなにも苦しみながら……まゆまで悲しませながらやる必要はあるのか?
「……迷うな」
枯れ果てつつある体のどこにそんな力が隠されていたのか、自分でも驚くほどの力で歯を食いしばる。
「これは……まゆのためなんだ」
そうだ、これはまゆのため。
まゆの相手は、俺なんかじゃない。まゆが俺を見ているのは、まだ出会っていないからだ。
本当に自分を幸せにしてくれる――運命の相手と。
そのためならば何だってしてみせる。
例えその結果、俺の脳が破壊されて――まゆが悲しんでも。
喉を逆流する熱い感触がして、慌ててトイレへと走る。
「うおっ……お……おえっ」
吐しゃ物と一緒に、涙が流れてくる。
「ちくしょう……ぢくしょうっ……」
辛かった。ただただ辛かった。
想像の中でまゆを汚すのも、まゆを品性下劣な男に奪われるのも、こんな事を想像する自分も――何もかもが辛く、耐えられなかった。
涙でぼやける視界の中で、赤いモノを目に捉える。
ああ、毎晩のようにこうして吐いているせいだろう。俺の喉も限界だった。
吐しゃ物を流しながらゆっくりと顔を上げる。
鏡の中には驚くほどやつれた男の顔が浮かんでいた。
「……限界か」
この2週間で4キロもやせてしまった。食欲はなく、無理に喉を通したゼリーはこうして吐き出してしまう。
思い出されるのは悲しそうに心配するまゆの顔。
彼女の悲しみは俺がやつれるほど深まり、会うたびにその愛らしい顔を曇らせ、なかなか傍を離れようとはしない。
今俺がやっている事は、彼女をそこまで悲しませてまでやる事だろうか?
こんなにも苦しみながら……まゆまで悲しませながらやる必要はあるのか?
「……迷うな」
枯れ果てつつある体のどこにそんな力が隠されていたのか、自分でも驚くほどの力で歯を食いしばる。
「これは……まゆのためなんだ」
そうだ、これはまゆのため。
まゆの相手は、俺なんかじゃない。まゆが俺を見ているのは、まだ出会っていないからだ。
本当に自分を幸せにしてくれる――運命の相手と。
そのためならば何だってしてみせる。
例えその結果、俺の脳が破壊されて――まゆが悲しんでも。
25: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:14:06.29 :bGZxlAIa0
「……プロデューサーさん」
「……え?」
聞き慣れた、暖かくて柔らかい声がする。優しい温もりに体が包まれる。
それは、在りし日の日常だった。
必死になって遠ざけようとしている――大切なモノだった。
「プロデューサーさん……もう、いいんです……もう止めてください」
鏡を見れば、後ろから俺を抱きしめるまゆの姿があった。
どうしてここに……俺の家に、こんな時間にまゆが……?
「……ああ」
納得の声が自然と漏れ出た。
聞いたことがある。限界状態にある人間は、必死になって都合の良い出来事を――楽しかった出来事を組み合わせて、生きる気力を取り戻そうとすると。
破壊寸前の脳が自らを守ろうと、何よりも尊くて大切な存在を想い描いているんだ。
「お願いです。まゆのコトを想ってくれるのなら……もうこんなコトはやめてください」
「……うん。ありがとう、まゆ」
本当のまゆも、きっとこんな風に俺を止めてくれるだろう。泣かせてしまうだろう。
けどそれを鏡越しに、そして背中で感じながら――俺の決意は揺ぎなく固まった。
「でも、ごめんな」
こんなにも優しいまゆのために、俺は頑張らないと。
「俺はまゆが大切だから――世界中の何よりもまゆを愛しているから、止まるわけにはいかないんだ」
いつの日か、まゆが俺の元から離れていく時に。
いつかくる、別れの時に。
二人の邪魔をしないように、みっともなくすがり付かないように――俺は脳《おれ》を、破壊する。
「……プロデューサーさん」
「……え?」
聞き慣れた、暖かくて柔らかい声がする。優しい温もりに体が包まれる。
それは、在りし日の日常だった。
必死になって遠ざけようとしている――大切なモノだった。
「プロデューサーさん……もう、いいんです……もう止めてください」
鏡を見れば、後ろから俺を抱きしめるまゆの姿があった。
どうしてここに……俺の家に、こんな時間にまゆが……?
「……ああ」
納得の声が自然と漏れ出た。
聞いたことがある。限界状態にある人間は、必死になって都合の良い出来事を――楽しかった出来事を組み合わせて、生きる気力を取り戻そうとすると。
破壊寸前の脳が自らを守ろうと、何よりも尊くて大切な存在を想い描いているんだ。
「お願いです。まゆのコトを想ってくれるのなら……もうこんなコトはやめてください」
「……うん。ありがとう、まゆ」
本当のまゆも、きっとこんな風に俺を止めてくれるだろう。泣かせてしまうだろう。
けどそれを鏡越しに、そして背中で感じながら――俺の決意は揺ぎなく固まった。
「でも、ごめんな」
こんなにも優しいまゆのために、俺は頑張らないと。
「俺はまゆが大切だから――世界中の何よりもまゆを愛しているから、止まるわけにはいかないんだ」
いつの日か、まゆが俺の元から離れていく時に。
いつかくる、別れの時に。
二人の邪魔をしないように、みっともなくすがり付かないように――俺は脳《おれ》を、破壊する。
26: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:14:50.74 :bGZxlAIa0
「…………わかりました」
まゆは俺の言葉から、もうどうしようも無い事を察したように目を大きく見開く。
そして驚く事を口にした。
「なら――まゆを抱いてください」
「……何だって?」
「このまま続けても、プロデューサーさんの脳は破壊されません。破壊されないまま、この地獄のような状況が続きます。だってプロデューサーさんは、まだまゆと寝てないんですから」
「ああ……そうか」
寝取られるには、まず寝ないといけないんだった。連日続く悪夢によって疲れ切った頭は、そんな事にも気づけていなかった。
でも――
「大丈夫です。これは夢なんですから」
「夢……? そうか、これは夢だった」
まゆに手を出さないためにNTRに目覚めようとしているのに、NTRのためにまゆに手を出したら本末転倒じゃないか。
そんな疑問を、破壊される寸前の脳が必死になって想い描いたまゆは優しく、俺の体をさすりながら訂正する。
「夢の中でもいいんです。まゆのコトを、愛してください」
「でも……でも、それは」
既にNTRという汚れた世界にまゆを当てはめている。
それでも、それだけは――越えてはいけない一線ではないか?
「夢の中でさえ抱けないのなら……プロデューサーさんはNTRに目覚めるコトは一生できません。そしていつか耐えられずに、夢ではなく現実のまゆを抱いてしまうでしょう」
「……ッ! それはダメだ!」
それは許されない。それを起こさないために、俺はこうして地獄に挑んでいる。それを防ぐためなら、俺は何だってやってみせる。
「なら……まゆを愛してください。これまでの悪夢で傷ついた分、しっかりとまゆを愛してください」
「……っ」
「…………わかりました」
まゆは俺の言葉から、もうどうしようも無い事を察したように目を大きく見開く。
そして驚く事を口にした。
「なら――まゆを抱いてください」
「……何だって?」
「このまま続けても、プロデューサーさんの脳は破壊されません。破壊されないまま、この地獄のような状況が続きます。だってプロデューサーさんは、まだまゆと寝てないんですから」
「ああ……そうか」
寝取られるには、まず寝ないといけないんだった。連日続く悪夢によって疲れ切った頭は、そんな事にも気づけていなかった。
でも――
「大丈夫です。これは夢なんですから」
「夢……? そうか、これは夢だった」
まゆに手を出さないためにNTRに目覚めようとしているのに、NTRのためにまゆに手を出したら本末転倒じゃないか。
そんな疑問を、破壊される寸前の脳が必死になって想い描いたまゆは優しく、俺の体をさすりながら訂正する。
「夢の中でもいいんです。まゆのコトを、愛してください」
「でも……でも、それは」
既にNTRという汚れた世界にまゆを当てはめている。
それでも、それだけは――越えてはいけない一線ではないか?
「夢の中でさえ抱けないのなら……プロデューサーさんはNTRに目覚めるコトは一生できません。そしていつか耐えられずに、夢ではなく現実のまゆを抱いてしまうでしょう」
「……ッ! それはダメだ!」
それは許されない。それを起こさないために、俺はこうして地獄に挑んでいる。それを防ぐためなら、俺は何だってやってみせる。
「なら……まゆを愛してください。これまでの悪夢で傷ついた分、しっかりとまゆを愛してください」
「……っ」
27: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:15:44.76 :bGZxlAIa0
良いのか、本当に良いのか?
夢の中とはいえまゆに手を出して――本当に良いのか?
唾を飲み込む。鼓動が激しくなる。抱け、抱け、抱けと、まゆに対してずっと抑え込んでいた雄が暴れ出す。
「まゆのために……まゆを、愛してください」
「――――――――――ッ」
既に俺は限界だった。
夜ごとまゆをゲスな男に奪われ、暴力的な衝動が積み重なっていた。
そこに免罪符を与えられ、もう我慢がきかなかった。
俺は、ゲスな獣になった。
良いのか、本当に良いのか?
夢の中とはいえまゆに手を出して――本当に良いのか?
唾を飲み込む。鼓動が激しくなる。抱け、抱け、抱けと、まゆに対してずっと抑え込んでいた雄が暴れ出す。
「まゆのために……まゆを、愛してください」
「――――――――――ッ」
既に俺は限界だった。
夜ごとまゆをゲスな男に奪われ、暴力的な衝動が積み重なっていた。
そこに免罪符を与えられ、もう我慢がきかなかった。
俺は、ゲスな獣になった。
28: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:17:00.58 :bGZxlAIa0
――
――――
――――――――
「…………………………朝?」
カーテンの隙間から漏れ出る日差しに目が覚める。
太陽の光で目が覚めるのはいつぶりだろうか? もう二週間も悪夢に襲われて、太陽の光はおろか目覚ましすら無しに目が覚めていた。
「良く寝たなぁ」
久々となる満足いく睡眠は、実際は数週間ぶりなのに数年ぶりにすら感じる。思わずため息をついた。
が、そこで――
「あ」
夢の内容を思い出し――
「あ~、やっちまったあ」
頭を抱える。よりによって、ヤッてしまった。
それも一回じゃない。何回も何回も、まゆが疲れて動けなくなったのに、初めてでまだ痛みが残っているまゆに何回も。
夢の中とはいえ許される事ではない。
「はあ……とりあえず洗わないと」
頭を抱えるのを止め、パンツに手を伸ばし――何も無かった。
「……え?」
何も履いてなかった。
「……は?」
理解が追いつかず、慌てて上体を起こして辺りを見渡す。するとパンツが見つかった。
――丁寧に、折り畳《たた》まれて。
「……なんで?」
――
――――
――――――――
「…………………………朝?」
カーテンの隙間から漏れ出る日差しに目が覚める。
太陽の光で目が覚めるのはいつぶりだろうか? もう二週間も悪夢に襲われて、太陽の光はおろか目覚ましすら無しに目が覚めていた。
「良く寝たなぁ」
久々となる満足いく睡眠は、実際は数週間ぶりなのに数年ぶりにすら感じる。思わずため息をついた。
が、そこで――
「あ」
夢の内容を思い出し――
「あ~、やっちまったあ」
頭を抱える。よりによって、ヤッてしまった。
それも一回じゃない。何回も何回も、まゆが疲れて動けなくなったのに、初めてでまだ痛みが残っているまゆに何回も。
夢の中とはいえ許される事ではない。
「はあ……とりあえず洗わないと」
頭を抱えるのを止め、パンツに手を伸ばし――何も無かった。
「……え?」
何も履いてなかった。
「……は?」
理解が追いつかず、慌てて上体を起こして辺りを見渡す。するとパンツが見つかった。
――丁寧に、折り畳《たた》まれて。
「……なんで?」
29: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:17:57.76 :bGZxlAIa0
暑苦しくてパンツを脱いでいた夜はある。アレは確か熱帯夜なのに小窓を開けただけでクーラーをつけなかった時だ。しかしその時のパンツは、グシャグシャの状態でベッドの横に落ちていた。こんな風に丁寧に折り畳まれてはいなかった。
恐るおそるベッドから降りる。毛布に隠されていないから、もうハッキリした。俺は全裸だった。
自宅の一人暮らしとはいえ、この未知なる状況で全裸という装備に不安を覚え、抜き足差し足でパンツに近づく。パンツは本当に丁寧に折り畳まれていた。俺はこんな風には畳まない。
「何が……何が起きている?」
パンツを履いても不安は収まらない。このパンツを畳んだのは誰なんだという疑問が膨らむばかりだ。すると――
「♪~♪~」
キッチンの方から鼻歌が聞こえてきた。聞き覚えのある鼻歌に、心臓が締め付けられる。
そんなはずがない、そんな事があっていいはずがない。
そう必死に言い聞かせても、1Kのアパートはこの鼻歌が別の部屋からではなく、たった一つのドアを挟んだ向こう側から響いている事を容易に教えてくれる。
「違う……俺は……した……はずがない」
口にしながら脳裏をよぎるのは、夢の中の出来事。夢の中にしては、あまりにも生々しかったような気が――
「違う……違う……俺は……だってまゆは……何よりも大切で……まゆを傷つける事は……俺にはできない」
否定する。口だけで、否定する。
本当に否定したいのなら、ドアを開けばいいのに、それができない。
まゆがここにいない事を確認すればいいだけなのに、足を一歩も動かさずに口だけで否定する。
だって――ドアを開いたら、認めないといけないから。
そのドアが、ゆっくりと動き出した。
「あ――――――――――」
現実を突きつける光景を隠していたドアが開いてしまい、そこには――
「おはようございます、プロデューサーさん♪」
まゆが、いた。
満面の笑みを浮かべた、達成感による幸せをあふれ出させるまゆが、そこにいた。
フリルのついたエプロンをつけて、みそ汁の香しい匂いをこちらへの部屋へと送りながら、まゆがそこに立っていた。
暑苦しくてパンツを脱いでいた夜はある。アレは確か熱帯夜なのに小窓を開けただけでクーラーをつけなかった時だ。しかしその時のパンツは、グシャグシャの状態でベッドの横に落ちていた。こんな風に丁寧に折り畳まれてはいなかった。
恐るおそるベッドから降りる。毛布に隠されていないから、もうハッキリした。俺は全裸だった。
自宅の一人暮らしとはいえ、この未知なる状況で全裸という装備に不安を覚え、抜き足差し足でパンツに近づく。パンツは本当に丁寧に折り畳まれていた。俺はこんな風には畳まない。
「何が……何が起きている?」
パンツを履いても不安は収まらない。このパンツを畳んだのは誰なんだという疑問が膨らむばかりだ。すると――
「♪~♪~」
キッチンの方から鼻歌が聞こえてきた。聞き覚えのある鼻歌に、心臓が締め付けられる。
そんなはずがない、そんな事があっていいはずがない。
そう必死に言い聞かせても、1Kのアパートはこの鼻歌が別の部屋からではなく、たった一つのドアを挟んだ向こう側から響いている事を容易に教えてくれる。
「違う……俺は……した……はずがない」
口にしながら脳裏をよぎるのは、夢の中の出来事。夢の中にしては、あまりにも生々しかったような気が――
「違う……違う……俺は……だってまゆは……何よりも大切で……まゆを傷つける事は……俺にはできない」
否定する。口だけで、否定する。
本当に否定したいのなら、ドアを開けばいいのに、それができない。
まゆがここにいない事を確認すればいいだけなのに、足を一歩も動かさずに口だけで否定する。
だって――ドアを開いたら、認めないといけないから。
そのドアが、ゆっくりと動き出した。
「あ――――――――――」
現実を突きつける光景を隠していたドアが開いてしまい、そこには――
「おはようございます、プロデューサーさん♪」
まゆが、いた。
満面の笑みを浮かべた、達成感による幸せをあふれ出させるまゆが、そこにいた。
フリルのついたエプロンをつけて、みそ汁の香しい匂いをこちらへの部屋へと送りながら、まゆがそこに立っていた。
30: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:18:56.71 :bGZxlAIa0
「……どうして?」
「……? どうしたんですか、プロデューサーさん?」
小首をかしげながらまゆが近づく。その足取りが普段と違った。
何かをかばうように小股で――痛みを避けるような歩き方が、夢の中の蛮行を思い出させる。
あれは――アレは、夢ではなかった。
アレは都合の良い妄想なんかじゃなく、俺がそろそろ限界を超えるだろうと察したまゆが心配して――心配は本心だが、それとは別の思惑を持って、俺の家に入り込んだんだ!
「フフ、プロデューサーさんは、誰よりもまゆの幸せのコトを考えてくれていますよね?」
まゆが近づく。一歩一歩ゆっくりと、勝利を確信した笑みを浮かべながら。
その笑みは天使ではなく小悪魔のモノで――それなのにどうしようもなく尊いと思えるものだった。
それを俺に向けてくれる事に、泣きたいほど嬉しかった。
「まゆ……ビックリしました。初めてなのに、あんなに激しく……でも情熱的に求められるだなんて」
恥ずかしそうにうつむくまゆに、再び獣の衝動が沸き起こる。
一度外れたタガは、もう壊れて使い物にならなくなったのか。
やめろ、止まれ。
頭の隅から声がする。残された理性が警告を発する。
もう間に合わない、確かに手遅れだ。しかしそれは罪を重ねる理由にはならないと、哀れなほど必死に叫ぶ。
そしてその残された理性も――次の瞬間にはじけ飛んだ。
「まゆの幸せを考えてくれるのなら……大切な初めてを、あ~んなに乱暴に奪った責任、取ってくださいね♪」
~ Happy End ~
「……どうして?」
「……? どうしたんですか、プロデューサーさん?」
小首をかしげながらまゆが近づく。その足取りが普段と違った。
何かをかばうように小股で――痛みを避けるような歩き方が、夢の中の蛮行を思い出させる。
あれは――アレは、夢ではなかった。
アレは都合の良い妄想なんかじゃなく、俺がそろそろ限界を超えるだろうと察したまゆが心配して――心配は本心だが、それとは別の思惑を持って、俺の家に入り込んだんだ!
「フフ、プロデューサーさんは、誰よりもまゆの幸せのコトを考えてくれていますよね?」
まゆが近づく。一歩一歩ゆっくりと、勝利を確信した笑みを浮かべながら。
その笑みは天使ではなく小悪魔のモノで――それなのにどうしようもなく尊いと思えるものだった。
それを俺に向けてくれる事に、泣きたいほど嬉しかった。
「まゆ……ビックリしました。初めてなのに、あんなに激しく……でも情熱的に求められるだなんて」
恥ずかしそうにうつむくまゆに、再び獣の衝動が沸き起こる。
一度外れたタガは、もう壊れて使い物にならなくなったのか。
やめろ、止まれ。
頭の隅から声がする。残された理性が警告を発する。
もう間に合わない、確かに手遅れだ。しかしそれは罪を重ねる理由にはならないと、哀れなほど必死に叫ぶ。
そしてその残された理性も――次の瞬間にはじけ飛んだ。
「まゆの幸せを考えてくれるのなら……大切な初めてを、あ~んなに乱暴に奪った責任、取ってくださいね♪」
~ Happy End ~
31: ◆SbXzuGhlwpak:2022/04/24(日) 05:19:55.37 :bGZxlAIa0
最後まで読んでいただきありがとうございました。
遅くなってしまいましたが3月ノワールフェスご理解奉納SSになります。
4月のノワールでランランが来た時は「ランランが来るって知ってたら幸子で回さなかった! 天井まで回して二人一緒にお迎えした!」と嘆き悲しみました。
いや、50%ぐらいの確率で4月のノワールはランランだろうなとは思っていたんですけど、月初めの限定ガシャの可能性もあったもので。
二ヵ月連続ご理解は本当にキツいので、他の担当のノワールピックアップの時にご理解してランランをお迎えします。
追伸
同じ性に生まれたの ミラクルロマンス♪ の方が良かったかな?
遅くなってしまいましたが3月ノワールフェスご理解奉納SSになります。
4月のノワールでランランが来た時は「ランランが来るって知ってたら幸子で回さなかった! 天井まで回して二人一緒にお迎えした!」と嘆き悲しみました。
いや、50%ぐらいの確率で4月のノワールはランランだろうなとは思っていたんですけど、月初めの限定ガシャの可能性もあったもので。
二ヵ月連続ご理解は本当にキツいので、他の担当のノワールピックアップの時にご理解してランランをお迎えします。
追伸
同じ性に生まれたの ミラクルロマンス♪ の方が良かったかな?
コメント 1
コメント一覧 (1)
森きのこ
がしました
森きのこ
がしました