1:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)01:53:27 :yTP
甘奈「ただいまー☆」
P「お疲れ様。ダンスレッスン、どうだった?」
甘奈「イイ感じだったよー。最後のステップはプロデューサーさんにも見せてあげたかったくらい!」
P「そうか。見に行けなくてごめんな」
甘奈「ううん、全然! プロデューサーさんにはプロデューサーさんのお仕事があるんだから、いつも甘奈ばっかり見てるわけにはいかないもん」
P「それはそうかもしれないが」
甘奈「じゃあ、こうしよ? プロデューサーさんには、ライブの本番でもっとすごいのを見せてあげる☆ これで問題解決だねっ」
P「……そうだな。楽しみにしておくよ」
甘奈「えへへっ」
甘奈「ただいまー☆」
P「お疲れ様。ダンスレッスン、どうだった?」
甘奈「イイ感じだったよー。最後のステップはプロデューサーさんにも見せてあげたかったくらい!」
P「そうか。見に行けなくてごめんな」
甘奈「ううん、全然! プロデューサーさんにはプロデューサーさんのお仕事があるんだから、いつも甘奈ばっかり見てるわけにはいかないもん」
P「それはそうかもしれないが」
甘奈「じゃあ、こうしよ? プロデューサーさんには、ライブの本番でもっとすごいのを見せてあげる☆ これで問題解決だねっ」
P「……そうだな。楽しみにしておくよ」
甘奈「えへへっ」
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2:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)01:54:28 :yTP
P「何か飲むか? たくさん動いて喉も渇いただろう」
甘奈「うん! えっとねー、何にしよっかなー」
P「俺もちょうど喉が渇いたところだし、何か飲もうかな」
甘奈「あっ、じゃあ甘奈、プロデューサーさんと同じのにしよっかな☆」
P「今日は青汁の気分だ」
甘奈「別のにしよっかな☆」
P「ちゃんと2本あるから安心していいぞ」
甘奈「やだ、別のにする」
P「今俺と同じのにするって言わなかったか?」
甘奈「いや、だって青汁が出てくるとは思わないじゃん……」
P「はは、甘奈は甘いほうが好きだもんな」
甘奈「名前も甘奈だから、そういう風に生まれてきたんだよ、きっと。というか、今のプロデューサーさんはちょっとイジワルだったと思うな」
P「ごめんごめん、少しからかいたくなって」
甘奈「千雪さんに言いつけちゃおっかなー。プロデューサーさんにイジワルされちゃったって」
P「それはできれば勘弁してほしいな……」
甘奈「プロデューサーさん、千雪さんには弱いよね。頭が上がらないって感じ」
P「ああいう大人の女性にたしなめられたりすると逆らえないだろう? 男の性だよ」
甘奈「ふーん、そうなんだ」
甘奈「プロデューサーさん、めっ!」
P「……? 急にどうしたんだ?」
甘奈「………ふーーん」
P「何か飲むか? たくさん動いて喉も渇いただろう」
甘奈「うん! えっとねー、何にしよっかなー」
P「俺もちょうど喉が渇いたところだし、何か飲もうかな」
甘奈「あっ、じゃあ甘奈、プロデューサーさんと同じのにしよっかな☆」
P「今日は青汁の気分だ」
甘奈「別のにしよっかな☆」
P「ちゃんと2本あるから安心していいぞ」
甘奈「やだ、別のにする」
P「今俺と同じのにするって言わなかったか?」
甘奈「いや、だって青汁が出てくるとは思わないじゃん……」
P「はは、甘奈は甘いほうが好きだもんな」
甘奈「名前も甘奈だから、そういう風に生まれてきたんだよ、きっと。というか、今のプロデューサーさんはちょっとイジワルだったと思うな」
P「ごめんごめん、少しからかいたくなって」
甘奈「千雪さんに言いつけちゃおっかなー。プロデューサーさんにイジワルされちゃったって」
P「それはできれば勘弁してほしいな……」
甘奈「プロデューサーさん、千雪さんには弱いよね。頭が上がらないって感じ」
P「ああいう大人の女性にたしなめられたりすると逆らえないだろう? 男の性だよ」
甘奈「ふーん、そうなんだ」
甘奈「プロデューサーさん、めっ!」
P「……? 急にどうしたんだ?」
甘奈「………ふーーん」
3:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)01:55:16 :yTP
甘奈「やっぱり千雪さんに言いつけちゃお」プイ
P「な、なんだかさっきより機嫌悪くなってないか?」
甘奈「甘奈の心は甘くないんだよー。まだまだ子供だから」
P「子供だからとか大人だからとかは関係ないような気もするが……結局、何が飲みたいんだ? からかったお詫びに、ここにない物を言ってもちゃんと買ってくるから」
甘奈「……じゃあ、言うけど。プロデューサーさんに、ブラックコーヒー淹れてほしいな」
P「コーヒー? そんなんでいいのか? もっと普段飲めないようなものでもいいんだぞ」
甘奈「いいの。これ、結構わがままなつもりで言ってるから☆」
P「そうか。まあ、お願いする方がそう言うなら、それでいいけど」
甘奈「じゃあ、よろしくお願いしまーす☆」
P「豆から取ってくるとかしなくていいのか?」
甘奈「いいから! そのまま、プロデューサーさんに淹れてもらうだけでいいんだー」
甘奈「やっぱり千雪さんに言いつけちゃお」プイ
P「な、なんだかさっきより機嫌悪くなってないか?」
甘奈「甘奈の心は甘くないんだよー。まだまだ子供だから」
P「子供だからとか大人だからとかは関係ないような気もするが……結局、何が飲みたいんだ? からかったお詫びに、ここにない物を言ってもちゃんと買ってくるから」
甘奈「……じゃあ、言うけど。プロデューサーさんに、ブラックコーヒー淹れてほしいな」
P「コーヒー? そんなんでいいのか? もっと普段飲めないようなものでもいいんだぞ」
甘奈「いいの。これ、結構わがままなつもりで言ってるから☆」
P「そうか。まあ、お願いする方がそう言うなら、それでいいけど」
甘奈「じゃあ、よろしくお願いしまーす☆」
P「豆から取ってくるとかしなくていいのか?」
甘奈「いいから! そのまま、プロデューサーさんに淹れてもらうだけでいいんだー」
4:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)01:55:40 :yTP
P「はい、どうぞ」コト
甘奈「ありがとー☆ へー、これがブラックかぁ」
P「いやブラック自体は見たことあるだろう」
甘奈「あははっ、それもそっか」
P「確か、普段は飲まないって言ってたっけ」
甘奈「うん。なんか大人の飲み物って感じがするから」
P「じゃあ、今日はどうして」
甘奈「いつもプロデューサーさんが飲んでるものを、味わってみようかなーって思っただけ」
甘奈「プロデューサーさんと、同じものを感じたいなって」
P「………」
甘奈「……ごめん、今のなし。なんか、恥ずかしいから」
P「はは……まあ、コーヒー飲んで落ち着こう」
甘奈「うん、ありがと。いただきます」コクコク
P「どうだ? 味の方は」
甘奈「………」
甘奈「にがぁ」
P「ははっ。砂糖、持ってくるよ」
甘奈「むぅ……大人になるって、大変だなー」
P「はい、どうぞ」コト
甘奈「ありがとー☆ へー、これがブラックかぁ」
P「いやブラック自体は見たことあるだろう」
甘奈「あははっ、それもそっか」
P「確か、普段は飲まないって言ってたっけ」
甘奈「うん。なんか大人の飲み物って感じがするから」
P「じゃあ、今日はどうして」
甘奈「いつもプロデューサーさんが飲んでるものを、味わってみようかなーって思っただけ」
甘奈「プロデューサーさんと、同じものを感じたいなって」
P「………」
甘奈「……ごめん、今のなし。なんか、恥ずかしいから」
P「はは……まあ、コーヒー飲んで落ち着こう」
甘奈「うん、ありがと。いただきます」コクコク
P「どうだ? 味の方は」
甘奈「………」
甘奈「にがぁ」
P「ははっ。砂糖、持ってくるよ」
甘奈「むぅ……大人になるって、大変だなー」
5:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)01:56:59 :yTP
その日の夜
P「………」カタカタ
P「……よし、終わり!」
甘奈「プロデューサーさん、お仕事終わった?」
P「ああ。というか、まだ帰ってなかったのか」
甘奈「えへへ……実は、お願いがあって」
P「お願い?」
甘奈「さっきね? この前友達に教えてもらった怖い話を思い出しちゃって……ひとりで帰るのが、ちょっと怖いなーって」
P「それで待ってたのか? 言ってくれれば早めに切り上げてたのに」
甘奈「それはさすがにわがまますぎて申し訳ないなーって」
P「そうか? まあ、甘奈がそう言うならいいけど……そういえば、前にも同じようなことがあったな。怖い話を思い出して、ひとりで帰りづらくなったって。甘奈の友達には、怖い話好きがいるのか?」
甘奈「あー、うん。そんな感じ」
P「?」
甘奈「ほ、ほらっ。もう結構遅い時間だし、早く帰ろ? 片づけ手伝うから☆」
P「あ、ああ」
その日の夜
P「………」カタカタ
P「……よし、終わり!」
甘奈「プロデューサーさん、お仕事終わった?」
P「ああ。というか、まだ帰ってなかったのか」
甘奈「えへへ……実は、お願いがあって」
P「お願い?」
甘奈「さっきね? この前友達に教えてもらった怖い話を思い出しちゃって……ひとりで帰るのが、ちょっと怖いなーって」
P「それで待ってたのか? 言ってくれれば早めに切り上げてたのに」
甘奈「それはさすがにわがまますぎて申し訳ないなーって」
P「そうか? まあ、甘奈がそう言うならいいけど……そういえば、前にも同じようなことがあったな。怖い話を思い出して、ひとりで帰りづらくなったって。甘奈の友達には、怖い話好きがいるのか?」
甘奈「あー、うん。そんな感じ」
P「?」
甘奈「ほ、ほらっ。もう結構遅い時間だし、早く帰ろ? 片づけ手伝うから☆」
P「あ、ああ」
6:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)01:57:48 :yTP
甘奈「もうすっかり冬みたいだね」
P「もうすぐ12月だからな。今年の秋は暑くなったり寒くなったり忙しかったけど、ようやく落ち着いてきた感じだ」
甘奈「あっ、見て見て! 息白ーい☆」ハーッ
P「本当だ。寒くないか?」
甘奈「だいじょーぶ☆ このコートふかふかだから」
P「確かに、毛皮がもこもこしていて暖かそうだ」
甘奈「プロデューサーさんこそ、寒くない?」
P「平気だよ。俺のコートも、薄いように見えても防寒性は高いんだ」
甘奈「コートはいいんだけど……手袋、つけないの?」
P「家に忘れてきた」
甘奈「あー、忘れんぼさんだ☆」
P「洗濯して取り込むところまではやったんだけどな」
甘奈「それじゃあ、甘奈があたためてあげるっ」ギュッ
P「うおっと」
甘奈「えへへ、どう? 片手だけでも、繋いだら暖かいよね?」
P「……ありがとう。甘奈は優しいな」
甘奈「どういたしまして☆」
P「甘奈の熱が伝わってくるみたいだ」
甘奈「べ、べつに熱くなんてなってないからね?」
P「?」
甘奈「な、なんでもない……です。ほら、いこ?」
P「ああ。早く甘奈を帰さないと、甜花が心配してしまう」
甘奈「そうだね。甜花ちゃんに寂しい思いさせちゃうわけにはいかないし」
甘奈「もうすっかり冬みたいだね」
P「もうすぐ12月だからな。今年の秋は暑くなったり寒くなったり忙しかったけど、ようやく落ち着いてきた感じだ」
甘奈「あっ、見て見て! 息白ーい☆」ハーッ
P「本当だ。寒くないか?」
甘奈「だいじょーぶ☆ このコートふかふかだから」
P「確かに、毛皮がもこもこしていて暖かそうだ」
甘奈「プロデューサーさんこそ、寒くない?」
P「平気だよ。俺のコートも、薄いように見えても防寒性は高いんだ」
甘奈「コートはいいんだけど……手袋、つけないの?」
P「家に忘れてきた」
甘奈「あー、忘れんぼさんだ☆」
P「洗濯して取り込むところまではやったんだけどな」
甘奈「それじゃあ、甘奈があたためてあげるっ」ギュッ
P「うおっと」
甘奈「えへへ、どう? 片手だけでも、繋いだら暖かいよね?」
P「……ありがとう。甘奈は優しいな」
甘奈「どういたしまして☆」
P「甘奈の熱が伝わってくるみたいだ」
甘奈「べ、べつに熱くなんてなってないからね?」
P「?」
甘奈「な、なんでもない……です。ほら、いこ?」
P「ああ。早く甘奈を帰さないと、甜花が心配してしまう」
甘奈「そうだね。甜花ちゃんに寂しい思いさせちゃうわけにはいかないし」
7:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)01:58:27 :yTP
数日後
甘奈「………」ゴクゴク
P「………」
甘奈「にがっ」
P「大丈夫か?」
甘奈「まだまだ! 甘奈の本気はここからだ!」ゴクゴク
P「………」
甘奈「……ぷはーっ! どうだ、飲み切った!」
P「おー、すごいな。もうブラックを飲めるようになったのか」
甘奈「えへへ、日々成長してるからね☆」
P「次は青汁いってみるか?」
甘奈「それはまた今度でいいかなー」
P「残念だ」
甘奈「プロデューサーさんは、甘奈が苦味で苦しむ顔が見たいんだー?」
P「その言い方は誤解を招くからやめてくれ」
甘奈「うそうそ、ジョーダンだよ☆ さて、せっかくだしここで宿題終わらせちゃおうかなー」
P「カフェイン注入したし、いいかもしれないな。普段コーヒー飲まない子には効果もあるだろう」
甘奈「プロデューサーさんには効果ないの?」
P「ぶっちゃけ、あんまり感じてない」
甘奈「じゃあどうしていつも飲んでるの?」
P「……なんとなく、癖で」
甘奈「……大丈夫? 健康?」
P「大丈夫大丈夫。多分」
数日後
甘奈「………」ゴクゴク
P「………」
甘奈「にがっ」
P「大丈夫か?」
甘奈「まだまだ! 甘奈の本気はここからだ!」ゴクゴク
P「………」
甘奈「……ぷはーっ! どうだ、飲み切った!」
P「おー、すごいな。もうブラックを飲めるようになったのか」
甘奈「えへへ、日々成長してるからね☆」
P「次は青汁いってみるか?」
甘奈「それはまた今度でいいかなー」
P「残念だ」
甘奈「プロデューサーさんは、甘奈が苦味で苦しむ顔が見たいんだー?」
P「その言い方は誤解を招くからやめてくれ」
甘奈「うそうそ、ジョーダンだよ☆ さて、せっかくだしここで宿題終わらせちゃおうかなー」
P「カフェイン注入したし、いいかもしれないな。普段コーヒー飲まない子には効果もあるだろう」
甘奈「プロデューサーさんには効果ないの?」
P「ぶっちゃけ、あんまり感じてない」
甘奈「じゃあどうしていつも飲んでるの?」
P「……なんとなく、癖で」
甘奈「……大丈夫? 健康?」
P「大丈夫大丈夫。多分」
8:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)01:58:51 :yTP
甘奈「ちゃんと体調管理とかしないとダメだよ? いつも甘奈たちに言ってるんだから、自分も気をつけないと」
P「わかってる」
甘奈「本当に?」
P「本当だ」
甘奈「甘奈の目を見て言える?」
P「言える」
甘奈「………」ジーー
P「………」ジーー
甘奈「も、もういいよ。よくわかったから……」
P(……照れてるのか?)
甘奈「と、とにかく。甘奈はこれから勉強するから」
P「あ、あぁ……俺も作業に戻ろう」
甘奈「あ……それと。今日、一緒に帰っていい?」
P「ん、どうして」
甘奈「ほら。また、怖い話を友達から聞いて……独りで帰ると、不安だから」
P「そういうことか。甘奈も意外と怖がりなんだな」
甘奈「約束だよ?」
P「わかった」
甘奈「ちゃんと体調管理とかしないとダメだよ? いつも甘奈たちに言ってるんだから、自分も気をつけないと」
P「わかってる」
甘奈「本当に?」
P「本当だ」
甘奈「甘奈の目を見て言える?」
P「言える」
甘奈「………」ジーー
P「………」ジーー
甘奈「も、もういいよ。よくわかったから……」
P(……照れてるのか?)
甘奈「と、とにかく。甘奈はこれから勉強するから」
P「あ、あぁ……俺も作業に戻ろう」
甘奈「あ……それと。今日、一緒に帰っていい?」
P「ん、どうして」
甘奈「ほら。また、怖い話を友達から聞いて……独りで帰ると、不安だから」
P「そういうことか。甘奈も意外と怖がりなんだな」
甘奈「約束だよ?」
P「わかった」
9:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)01:59:19 :yTP
数時間後
P「よし、これで今日は終わりだな」
P「甘奈、そろそろ帰るぞ……って」
甘奈「すぅ……」
P「カフェインが効きづらい体質みたいだな……いや、普段から頑張ってる証拠か」
P「甘奈、起きろー」
甘奈「んぅ……? プロデューサーさん……? なんで家に……」
P「ここは事務所だ。そして今は夜の7時だ」
甘奈「………うわぁっ!? あ、甘奈、寝ちゃってた!?」
P「ぐっすりとな」
甘奈「あ、あはは……恥ずかしいとこ見られちゃった」
P「別に、お昼寝くらい普通だろう。甜花なんていつも見せてるぞ」
甘奈「甜花ちゃんは寝顔もかわいいからいいの!」
P「それを言ったら、甘奈だって寝顔かわいいからいいことになるぞ」
甘奈「そ、そうかな……プロデューサーさんがそう言うなら、そうかも」
P「とにかく、遅くならないうちに帰ったほうがいい」
甘奈「あ、うん。すぐ片づけるから」
P「俺もまだ片づけてないから、そんなに急がなくても大丈夫だぞ」
数時間後
P「よし、これで今日は終わりだな」
P「甘奈、そろそろ帰るぞ……って」
甘奈「すぅ……」
P「カフェインが効きづらい体質みたいだな……いや、普段から頑張ってる証拠か」
P「甘奈、起きろー」
甘奈「んぅ……? プロデューサーさん……? なんで家に……」
P「ここは事務所だ。そして今は夜の7時だ」
甘奈「………うわぁっ!? あ、甘奈、寝ちゃってた!?」
P「ぐっすりとな」
甘奈「あ、あはは……恥ずかしいとこ見られちゃった」
P「別に、お昼寝くらい普通だろう。甜花なんていつも見せてるぞ」
甘奈「甜花ちゃんは寝顔もかわいいからいいの!」
P「それを言ったら、甘奈だって寝顔かわいいからいいことになるぞ」
甘奈「そ、そうかな……プロデューサーさんがそう言うなら、そうかも」
P「とにかく、遅くならないうちに帰ったほうがいい」
甘奈「あ、うん。すぐ片づけるから」
P「俺もまだ片づけてないから、そんなに急がなくても大丈夫だぞ」
10:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)02:00:47 :yTP
帰り道
P「今日も寒いな……やっぱりこのまま冬へ直行コースか」
甘奈「だねー」
P「でも、今日はちゃんと手袋持ってきたからな。防寒はバッチリだ」
甘奈「そうなんだ。さっすがプロデューサーさん」
P「……ところで甘奈。手袋は?」
甘奈「……家に忘れちゃった☆」
P「今度はそっちがうっかりか」
甘奈「あはは、なんか似た者同士だね。甘奈たち」
P「そうだなぁ。この前は俺が暖めてもらったから、今日はそのお返しをしないとな」
甘奈「それって、もしかして」
P「お、ちょうどよく自販機が」ピッ
甘奈「手——」
P「はい、あったかいレモンティーのペットボトル。これ握ってれば、しばらくあったかいはずだ」
甘奈「………」
P「……甘奈?」
帰り道
P「今日も寒いな……やっぱりこのまま冬へ直行コースか」
甘奈「だねー」
P「でも、今日はちゃんと手袋持ってきたからな。防寒はバッチリだ」
甘奈「そうなんだ。さっすがプロデューサーさん」
P「……ところで甘奈。手袋は?」
甘奈「……家に忘れちゃった☆」
P「今度はそっちがうっかりか」
甘奈「あはは、なんか似た者同士だね。甘奈たち」
P「そうだなぁ。この前は俺が暖めてもらったから、今日はそのお返しをしないとな」
甘奈「それって、もしかして」
P「お、ちょうどよく自販機が」ピッ
甘奈「手——」
P「はい、あったかいレモンティーのペットボトル。これ握ってれば、しばらくあったかいはずだ」
甘奈「………」
P「……甘奈?」
11:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)02:00:58 :yTP
甘奈「……お返しをするなら、同じやり方でやってほしいかも」
P「同じやり方って」
甘奈「……ん」
P「……えっと」
甘奈「プロデューサーさんから、握ってほしいな」
P「………」
ぎゅっ
甘奈「えへへ……あったかい」
P「………お礼をしているだけ、だからな」
甘奈「うんっ」
甘奈「……お返しをするなら、同じやり方でやってほしいかも」
P「同じやり方って」
甘奈「……ん」
P「……えっと」
甘奈「プロデューサーさんから、握ってほしいな」
P「………」
ぎゅっ
甘奈「えへへ……あったかい」
P「………お礼をしているだけ、だからな」
甘奈「うんっ」
12:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)02:01:45 :yTP
甘奈「見て見て! 星、めっちゃ綺麗だよ」
P「本当だ。なんだか、久しぶりに夜空を見上げた気がする」
甘奈「そうなの?」
P「普段、あまり意識して空を見ないからな」
甘奈「それ、もったいないかも。綺麗だよ、空」
P「甘奈がそう言うなら、これからは意識していこう」
甘奈「うんうん、それがいいって☆」
P「甘奈の元気さを、俺も見習わないとな」
甘奈「えへへ、照れちゃうな」
P「でも、お化けは苦手というわけだ」
甘奈「あはは……」
P「怖いのにその手の話を聞いちゃうのは、好奇心か?」
甘奈「まあ、そんな感じ」
P「そうか。俺はてっきり、俺と一緒に帰りたいからわざと怖い話を聞いてくるのかと」
甘奈「あはは、なにそれー」
P「ははっ、なんてな。さすがに冗談——」
甘奈「……なんでわかったの?」カアァ
P「え………マジ?」
甘奈「……マジ」
甘奈「見て見て! 星、めっちゃ綺麗だよ」
P「本当だ。なんだか、久しぶりに夜空を見上げた気がする」
甘奈「そうなの?」
P「普段、あまり意識して空を見ないからな」
甘奈「それ、もったいないかも。綺麗だよ、空」
P「甘奈がそう言うなら、これからは意識していこう」
甘奈「うんうん、それがいいって☆」
P「甘奈の元気さを、俺も見習わないとな」
甘奈「えへへ、照れちゃうな」
P「でも、お化けは苦手というわけだ」
甘奈「あはは……」
P「怖いのにその手の話を聞いちゃうのは、好奇心か?」
甘奈「まあ、そんな感じ」
P「そうか。俺はてっきり、俺と一緒に帰りたいからわざと怖い話を聞いてくるのかと」
甘奈「あはは、なにそれー」
P「ははっ、なんてな。さすがに冗談——」
甘奈「……なんでわかったの?」カアァ
P「え………マジ?」
甘奈「……マジ」
13:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)02:02:15 :yTP
P「……どうして、そんなこと」
甘奈「ごめんね。迷惑だったよね……でも、たまには一緒に帰りたくて」
P「いや、そうじゃなくて」
甘奈「え?」
P「一緒に帰りたいなら、最初からそう言えばいいじゃないか。下手に理由なんてつけずに」
甘奈「……いいの? 理由、なくても」
P「理由、必要か?」
甘奈「……わがままかなって」
P「少しくらいわがままでいいんだよ、甘奈は。いつも頑張ってくれてるんだから」
甘奈「そう、かな」
P「そうだよ。少なくとも、俺にとっては」
甘奈「そっか……ありがと」
P「これでもう、怖い話を仕入れなくて済むな」
甘奈「えへへ……でもああいうのって、友達と話してる時は楽しかったりするんだよね」
P「おいおい、結局聞くつもりか」
甘奈「んー……かも☆」
P「まったく……女心は難しいな」
P「……どうして、そんなこと」
甘奈「ごめんね。迷惑だったよね……でも、たまには一緒に帰りたくて」
P「いや、そうじゃなくて」
甘奈「え?」
P「一緒に帰りたいなら、最初からそう言えばいいじゃないか。下手に理由なんてつけずに」
甘奈「……いいの? 理由、なくても」
P「理由、必要か?」
甘奈「……わがままかなって」
P「少しくらいわがままでいいんだよ、甘奈は。いつも頑張ってくれてるんだから」
甘奈「そう、かな」
P「そうだよ。少なくとも、俺にとっては」
甘奈「そっか……ありがと」
P「これでもう、怖い話を仕入れなくて済むな」
甘奈「えへへ……でもああいうのって、友達と話してる時は楽しかったりするんだよね」
P「おいおい、結局聞くつもりか」
甘奈「んー……かも☆」
P「まったく……女心は難しいな」
14:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)02:02:39 :yTP
甘奈「あ、そうだ。ねえねえ、少しくらいわがままでいいって言ってくれたよね」
P「言ったな」
甘奈「なら……早速ひとつ、わがままなんだけど」
甘奈「……また、手袋忘れてもいい?」
おしまい
甘奈「あ、そうだ。ねえねえ、少しくらいわがままでいいって言ってくれたよね」
P「言ったな」
甘奈「なら……早速ひとつ、わがままなんだけど」
甘奈「……また、手袋忘れてもいい?」
おしまい
15:名無しさん@おーぷん:2018/11/25(日)02:04:19 :yTP
おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
大崎甘奈さん、姉妹イチャイチャもできるしPとのイチャイチャもできるハイブリッド生命体
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森きのこ
がしました
森きのこ
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