-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 20:59:52.87:hjiNiEMG0
ほむら「この頃まどかが悪い子になっている気がするわ。
私に大きな態度をとるだけならばまだしも、
他のみんなに迷惑をかけるようではいけない」
まどか「マミさーん、今月のお友達料金早くしてくださいね」
マミ「う、うん。すぐ、すぐ用意するわね。
15000円よね」
まどか「違いますよお。
さやかちゃんと遊んだから5000円追加ですよ」
マミ「そ、そうだったわね!」
ほむら「…………」
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:00:44.86:hjiNiEMG0
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「なにかしら」
まどか「マミさんったらお友達料滞納してるんだよ。
もうこれじゃあ本当にお友達か考えたくなるよね」
ほむら「そうかしら」
まどか「えー! そうだって言ってよほむらちゃん。
そんなんじゃ、私ほむらちゃんの愛情考え直しちゃうな。
試さなきゃいけない気になってくるな。
(これでほむらちゃん動揺して涙目になっちゃうんだよね!)」
ほむら「確かに考え直すべきかもしれないわ」
まどか「(あれ、あれれ?)
いいのかな、そんなんで。
私ほむらちゃん嫌いになっちゃうよ」
ほむら「あなたが望むならばすればいいわ」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:01:59.09:hjiNiEMG0
まどか「え! だって私神様だよ?
万能なんだよ? ほむらちゃんの最初で最後のお友達で、恋人だよ?
ほむらちゃんは私の愛無しじゃ笑うこともできなかったんだよ?」
ほむら「ええ。私があなたの愛のみを拠り所とするならば、
それはあなたも同じ。
私があなたを求めることがなければあなたも神となることもなかった。
己に存在価値を見出すこともなかった」
まどか「あれ? なんで名前言ってくれないの?
私まどかだよ? ねえ、ほむらちゃん?」
ほむら「さっき、愛情を試すと言ったわね」
まどか「え? そうだっけ?」
ほむら「ええ。だからそうしましょう。
これからあなたとの出会いからやり直すわ。
あなたを救うために繰り返した日々を忘れ、あなたを忘れ、
戦いを忘れた私に、あなたへの愛情を思い出させて」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:04:34.67:2RifsHvj0
まどか「え、何言ってるの?
わけがわからないよ。
え、なにこの砂時計?」
ほむら「ルールは二つよ。
ひとつ。
ワルプルギスの夜を過ぎても私が記憶を取り戻さなければ、
この砂時計が現れるからあなたの手で回して。
出会いに時が巻き戻るわ。
ふたつ。
その間一度でもQBと契約をした場合、
私が思い出す可能性もなくなり、
同時に時が巻き戻ることもなくなる。
つまり、ゲームオーバーよ」
まどか「え、どっかで聞いたようなルールだけど。
ねえ、ねえ、なにが言いたいのほむらちゃ……。
ん……ちゅ……んっ……ぁん……はんぁ……?
……どうしてキスしたの?」
ほむら「これが私たちの最後の絆だから……。
まどか、あなたは誰を、何を、守りたいの?
……さようなら、まどか」
まどか「え? なに?
どうい……」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:07:13.53:hjiNiEMG0
チュン、チュン、チュン
まどか「……う、こと?
……てえ、夢オチィ?」
学校
早乙女先生「転校生を紹介しまーす」
めがほむ「暁美ほむらです。
よ、よろしくお願いします」
まどか「( ゚д゚)ポカーン 」
さやか「なんかおどおどして可愛いね」
まどか(夢だけど、夢じゃなかった!)
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:10:19.18:hjiNiEMG0
休み時間
クラスメート<アケミサーン
ほむら「あ、あの……。
えと……」ビクビク
クラスメード<ドコノガッコウイッテタノー
ほむら「えと、えと……」
テクテク
まどか「あ、あの暁美さんね、
お薬飲むから保健室いかないといけないんだよね。
ね、そうでしょ?」
ほむら「あ、は、はい……」
まどか「暁美さん、保健室わからないんだよね。
私保健係だから案内するよ」
渡り廊下
まどか(普通に接していればインプリンティング完了だよ!)
ほむら「あの、鹿目さん……」
まどか「まどか、でいいよ。
私もほむらちゃんって呼ぶからね」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:14:50.39:hjiNiEMG0
ほむら「は、はい鹿目さん」
まどか「(ん? 違和感)
でもさ、ほむらちゃんって名前かっこいいよね。
燃え上がれーって感じで(これで勝つる!)」
ほむら「は、はい。この間もそう褒めてくれた人がいました」
まどか(あっるぇー。これ違うよ?)
ほむら「鹿目さんも知ってますよね?
巴マミ生徒会長。とても素敵な方です」
まどか(うそ、あのボッチオブボッチスのマミさんが?
中二病どころじゃなくて本当に実力あるの!?)
ほむら「『ほむらさんはまだ自分に気づいていないだけよね。
大丈夫、名前の通り輝く光になるときがくるわ。
だから、ね、焦らないで』って///」
まどか(ちょっと一人語りはじめましたよ。
頬赤らめておかしくない? 時間戻ったらNTRとかおかしいよ)
ほむら「病院にいたときに会いにきてくださったんです。
何も知らないまま学校は怖いでしょうって。
生徒会執行部の方も一緒に。とっても優しい人……」
まどか「ス……」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:19:49.03:hjiNiEMG0
ほむら「す?」
まどか「スタァーップ! スタップ ストォーップ!
そんな馬鹿な話ないよね? マミさんっていじめられっこのボッチでしょ!?
魔法少女になったからって余計に勘違いしたアホ女でしょ!?
友達欲しさに金払うようなそんな女に恋人盗られたらたまらないよ!」
ほむら「え、え? なんのこと?
魔法少女のこと、知ってるんですか」
まどか「ああ、知ってるね! 三話でマミられたがっかりデミさんじゃん!
なんで、そんなのとほむらちゃんが私よりフラグ濃いわけ!
そんなのあんまりだよ!」
ほむら「か……鹿目さん見損ないました!
マミさんのこと悪く言うのは許せない。
もう、自分で保健室いきます!」
タッタッタッ
まどか「あ、あれ? これ最悪の選択引いた?
私って、ホントバカ。
なーんてね、ウェヒヒ。
一ヶ月終わればやりなおせるもんねー」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:25:38.53:hjiNiEMG0
ワルプルギスの夜襲来
ワルプルギスの夜「キャハハハハハハ!」
まどか「あれ? 魔法少女がいっぱい集まってる。
これ、勝てるんじゃないのかな」
バキーン
まどか「なんて、なかった。
早く戦い終わって砂時計出てこないかなぁ」
ドカン
まどか「あ、ほむらちゃん戦ってる!
マミさんのフォローしたり、
他の子と共闘したり、がんばって……。
あ……ほむらちゃ……腕がもげ……」
ほむら<マミサン!
マミ<アナタハサガッテ!
ゴガッ
ほむマミ<グハッ
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:31:07.18:hjiNiEMG0
まどか「あんなに血が……。
うそ、体欠けたよ?
動かないでよ、ほむらちゃん!
もう戦っても無駄なんだよ!」
マミ<イッショニイキマショ
ほむら<マミサン!
グシャッ
まどか「え?」
ボトボト
ビチャッ
まどか「血?」ヌラッ
h o ら 「 」
む
マ ミ 「 」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:35:13.47:hjiNiEMG0
まどか「い、いや、いやあああ!
ほむらちゃんバラバラになっちゃったよ!
早く、早く砂時計出てよ!
こんなのいやだよ!
やだよ、見たくないよ!
やだやだやだやだやだあああ!」
キィーン
まどか「早く、早く!
生きてるほむらちゃんに会いたい、
会いたいよ!
いやぁああああ!」
カシャッ
・
・
・
チュン、チュンチュン
まどか「エグッ、ヒッグ、グズ。
えへ、へへ、夢、夢だよね。
ヒッ、ヒグッ、グズ」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:38:31.67:hjiNiEMG0
二週目学校
ほむら「あ、暁美ほむらです。
よ、よろしくお願いします……」
まどか「えへへ~ほむらちゃんだぁ」
さやか「まどかどうしたの?
なんか嬉しそうだよ?
はは~んさてはあの転校生に惚れたなあ。
けしからんぞぉ!」
まどか「うんっ」
さやか「へ?」
渡り廊下
まどか「へえ、ほむらちゃんって、
巴会長と仲良しなんだ」
ほむら「仲良しってほどじゃないけど///」
まどか「わ、私ね、魔法少女にならないかって言われたことあるんだ。
悩んでいたんだけど、巴会長なら相談に乗ってくれるかなあ。
(めんどくさいけど、外堀から埋めるか)」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:44:59.17:hjiNiEMG0
ほむら「えぇ、きっと!
私鹿目さんのことマミさんに相談してみます!」
まどか(私は『巴先輩』で、
ほむらちゃんは『マミさん』ね。
へぇ。チッ)
マミホーム
マミ「あなたもQBと会った事あるのね」
まどか「巴先輩のおうちってにぎやかですね。
たくさん女の子がいますし、PCとかも並んで」
魔法少女たち<三丁目で魔女出没の予言です
魔法少女たち<隣町で新しい子が契約した模様
魔法少女たち<両親の離婚で絶望しそうな子がいるの、
誰かフォローいってくれないかしら
マミ「ええ。ここは魔法少女協会の集会場みたいになってるの」
まどか「ま、きょうかい?」
ほむら「そうなの、マミさんは魔法少女を束ねるカリスマなの!」
まどか(えー。ないわー)
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:48:45.71:hjiNiEMG0
マミ「なにもしていないわ。
ただみんなが勝手に集まってきただけよ。
鹿目さん、ここはねグリーフシードの管理をしたり、
QBと契約しそうな子を守ったり、
絶望しないように心のケアをしたりしているの。
『予言できる子』や『心の読める子』みたいに
能力をリストにして街を警備もするのよ」
ほむら「みんなの負担が少しでも減るようにって、
みんながんばっているんです!
でも、マミさん『協会』じゃなくて『ヴァルキリーズ』って
みんなで決めたじゃないですかー」
まどか「(え、なにこの空気感。
マミさんが中二病じゃないし。周囲がだし)
協会に入っていない子は仲間はずれなんですか。
杏子ちゃんとか!」
マミ「あら、佐倉さんを知っているの?
協会って言っているのはみんな。
私はただ場所とお菓子を提供しているだけなの。
それにね、あの子は登録はしていないけれど、
一番精力的に魔法少女に声をかけてくれているのよ」
杏子「うっせーな。
あたしはただうまいもんがくえるぞーって言ってるだけだよ」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:52:42.78:hjiNiEMG0
マミ「あら、おかえり。
そうね、皆たまた絶望しそうなだけだったのよね」
杏子「ああ。腹が減ってりゃ絶望もしたくなるってもんだ」
ほむら「杏子さんお帰りなさい!」
杏子「ただいまほむら、マミ。
『風見野ヴァルキリーズ』で治癒系の子が増えたぜ」
マミ「これでまた戦いやすくなるわね。
さすがに判明してるだけで1000人超えると大変ね。
海外との協力も大分進んでいるし」
まどか「(えー、これ私いる意味ないんじゃないの。
超ハードル高いよほむらちゃん。
あ、でも入って日の浅いほむらちゃんなら居場所がないはず!)」
マミ「暁美さん、この間の件どうかしら」
ほむら「はい、メモリで持ってきました。
魔女の発生傾向と、QBの活動範囲の統計データです。
基本的には学校と……」
まどか「」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:57:14.31:hjiNiEMG0
マミ「ふふふ。暁美さんはもう協会に欠かせない子なの。
全体を見る力がすごくてね。もう私の右腕みたいなものね」
ほむら「そ、そんなことないですよマミさん///」
まどか(こんな宇宙滅びてしまえ!)
・
・
・
二週目
ワルプルギスの夜戦
まどか「だーから、勝てないんだよって
何度も言ってるんだよ?」
魔法少女たち<テェー
魔法少女たち<イッケー
魔法少女たち<アキラメナイッ
まどか「なのに……なんでなの。
無理なのに、勝てないのに……。
どうしてみんな死ににいくの!」
魔法少女たち<キャー
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 22:01:42.42:hjiNiEMG0
まどか「無駄だって止めたよ!
止めたのに!
みんなバカだよ!」
スッ
ほむら「バカでもいかなきゃいけないの。
みんな、ここが大好きだから」
まどか「ほ、むら、ちゃん」
そんなボロボロでなにができるの!
ほむらちゃん私と逃げようよ!
大丈夫だよ、誰も責めないよ!」
ほむら「魔法少女になって、
たくさんの悲しいことにも会いました。
でも、みんなとの思い出もつまった街だから、
守りたいものがあるの……。
鹿目さん、あなたは生きてください」
トッ
まどか「バカだよ!
みんなバカだよ!」
QB「その犠牲の上にこの世界があるんだよ。
だから、僕たちはバカとは言わないよ」
まどか「ねえQB、私には力があるの?
魔法少女になってワルプルギスの夜を倒す力はあるの?」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 22:05:22.07:hjiNiEMG0
QB「ないね」
まどか「嘘?
だっていくつも因果が絡まった私は特異点で、
強いエネルギーが……」
QB「いったい何の話をしてるんだい?
君はその辺の魔法少女より弱いぐらいの才能しかないよ。
できることは盾になるぐらいさ。性質によって変わるけれどね。
そもそも僕は君の前には現れなかっただろう?」
まどか「どうして、どうして。
どうして私は無力なの、なにもできないの。
ほむらちゃんの力になれないの。
守ってあげたいのに、この身に変えても守りたいのに!」
マミ<アケミサン!
グシャッ
バチャバチャ
QB「さて、暁美ほむらも死んだみたいだね。
じゃ、僕は失礼するよ」
ヒュン
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 22:07:54.19:hjiNiEMG0
まどか「ヒッグ、エグ、グズ……。
次こそ、思い出させてあげる、よ。
ほむらちゃん。
そしてみんなで、明日を、迎えよう」
カシャッ
・
・
・
三週目、朝
チュンチュン、チュン
まどか「う、うぅ。
ごめんね、ほむらちゃん。
ごめんね、ごめん、ね。グスッ」
・
・
・
渡り廊下
まどか「あのね、ほむらちゃん!
お話があるの!」
……
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 22:13:28.80:hjiNiEMG0
ほむら「ほん……とうですか?
鹿目さんが未来からきたって、
ワルプルギスの夜には絶対に勝てないって」
まどか「うん……」
・
・
・
マミホーム
マミ「いまいち信じられないわね。
証明もできないし。
予言できた子はいる?」
魔法少女「いえ、出現以外の報告はありません」
ほむら「でも、本当なの!」
マミ「サトリは今ここにはいないし……」
杏子「いいじゃん、もうちょっと人員増やしてつっこめば」ムシャムシャ
マミ「そうね、念の為県外からも呼びましょう」
まどか「でも、でもすごくがんばったほむらちゃんでも……」
マミ「暁美さんがどうかしたかしら」
まどか「い、いえ。
ごめんなさい、私みたいな部外者が口を挟んで」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 22:18:01.23:hjiNiEMG0
マミ「いいのよ。
力になりたいって子を協会は避けたりしないわ」
ほむら「マミさんって素敵です///」
まどか(ほむらちゃん……幸せそう……)
・
・
・
ワルプルギスの夜戦
ho m u ら「 」
ミ
マ 「 」
まどか「グッ、グスッ、私になにができたの?
みんな死んじゃって、さ。
ほむらちゃん、私わかんないよ。
なにがしたかったのかな」
QB「仕方がないさ。
あれに勝てた魔法少女はいないんだ。
君たちの言う予定調和、かな」
まどか「じゃあ、みんな死ななきゃいけなかったって言うの?
ほむらちゃんを私は助けられないって言うの?」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 22:22:46.79:hjiNiEMG0
QB「ワルプルギスの夜には勝てないって言ってるのさ。
それの証明だけだとしても彼女たちの死は意味があったのだろうね」
まどか「私が言わなければこんなに
被害は増えなかった。
私がみんなを殺したんだ」
QB「君がそう思うならそうだろうだけど、
人間が個人の死に意味を持たせたがるから、
慣例にならって言ってあげたのに、
自分を責めるなんてね。
わけがわからないよ」
まどか「グスッ。
私は、諦めない。
ほむらちゃんが情けない私に道標をくれたもの。
まだ、道はある。
絶対に!」
QB「魔法少女の力もないのに、
君はいったい……」
カシャツ
・
・
・
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 22:25:31.12:hjiNiEMG0
チュンチュン
まどか「グスッ……」ギリッ
ザッ
まどか「なっ、泣いてる場合じゃない。
ヒッ、必ず、ほむらちゃんを……ヒック、
救うんだ!」ギリリッ
・
・
・
幾度目かのワルプルギスの夜戦
ザザザー
まどか「また、ダメだったね。
ごめんね、ほむらちゃん。
辛い目にあわせちゃって」
ギュ
ほ むら「」
まどか「私、バカだから、
なかなか答え見つからないけど、
ほむらちゃんが明日を迎えられるようになるまで諦めないよ」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 22:37:05.44:hjiNiEMG0
QB「鹿目まどか、君はなにを言っているんだい?」
まどか「ふふ、私はね、大好きな人にお仕置きされたの。
大事なものを思い出しなさいって」
QB「それが暁美ほむらなのかい」
まどか「そう。でも、少しずつわからなくなってきたの。
一つやり直すたびに、なにかが抜け落ちていくの。
私、なにが守りたかったんだろう。
なにが楽しかったんだろう。
ほむらちゃんは私のなにを好きだったんだろう」
QB「今は巴マミのそばにいるね」
まどか「うん、そう。
でも、私のいた世界じゃ、私がほむらちゃんの隣にいたの。
すごく、すごく幸福な日々だった」
QB「仮にそんな世界があるとして、
君はこれからどこへいこうというんだい?
戻り方もわからないのだろう」
まどか「うん。でも、もういい、かな。
私が幸せになる方法なんていらない。
ほむらちゃんを守りたい。
それだけが今の望み」
QB「契約するかい?
暁美ほむらの蘇生ぐらいならできるよ」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 22:42:26.79:hjiNiEMG0
まどか「ううん。
それじゃ意味がないの。
ここに生きているほむらちゃんと
そのほむらちゃんが守りたいものを守れなきゃ。
思い出も、すべて、全部」
QB「失われたものをどうやって守るんだい。
そもそも君の知っているほむらとは別人なのだろう?」
まどか「みんな私の大好きなほむらちゃんだよ。
何も失われていないよ。
ほむらちゃんのくれた力がここにあるから…・・・。
これが私に許された、ただ一つの希望」
カシャ
・
・
・
数え切れないほどの時の果ての朝
チュンチュン
まどか「さぁ! いこう!」パシン
・
・
・
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 22:54:47.45:hjiNiEMG0
マミ「どういうこと?」
まどか「ワルプルギスの夜には勝てないんです。
信じてくれなくていいです。
でも、守る戦いはできるはずですよね。
でしょ、QB」
マミ「どういうこと!
QBがいるなんて!」
QB「僕は鹿目まどかの指示できたんだ。
わざわざ個体を失いにはこないさ」
まどか「QBは嘘は言わない、でしょ。
言ってよ、私から聞いたこと」
QB「ワルプルギスの夜は倒せない。
けれど、街を守ることはできるよ。
もちろん街を目指すだろうけれど、
ヴァルキリーズの組織力なら、
阻止や防衛を目標にすればなんとかなるかもね」
マミ「確率は」
QB「ワルプルギスの夜が消滅するまで24時間。
それまで耐え切れる可能性は80%超かな」
マミ「では、あなたの試算から出した人数と戦力を話してもらうわよ」
QB「かまわないよ」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:02:53.67:hjiNiEMG0
マミ「みんな! 各支部と連絡をとって!
暁美さんは私と戦略を練るわよ!」
ほむら「はいっ」
・
・
・
ワルプルギスの夜戦
QB「なんとか上空につなぎとめているようだね」
まどか「うん、これでみんなが耐え抜けば、
大丈夫なんだよね」
QB「そうだね」
まどか「あ、みんな吹っ飛ばされた!
はっ、なんとか持った。
今までで一番の大人数で迎え撃つんだもんね、
大丈夫だよ」
QB「それはどうかな」
まどか「え、だって嘘はつかないって」
QB「街は守れるさ。
だけど、被害がないとは言っていないよ」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:07:55.29:hjiNiEMG0
まどか「なんで……」
QB「まあ、無防備に襲われるよりはずっと軽微にすむだろうね。
君の防戦というアイデアも悪くはない」
まどか「だ、だめなの。
それじゃあ、だめ……。
ほむらちゃんの守りたいもの、守れない」
QB「そろそろ誰か死んでもおかしくないかな。
ほむらが落ちてきた」
ダンッ
ほむら「くっ、早く戻らなきゃ……」
まどか「……」
QB「陣形に綻びができてきたね」
まどか「ほむらちゃん、行っちゃダメ!」
ギュ
ほむら「離して鹿目さん、私みんなのところにいくの」
まどか「やだ、やだよ。もうほむらちゃんを失うところみたくない!」
ほむら「え?」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:21:56.22:hjiNiEMG0
ほむら「どういう……」
まどか「あのね、私未来からきたの。
何度も何度も世界を繰り返して、
そのたびにほむらちゃんを失ってきたの」
ほむら「鹿目さん?」
まどか「最初はただほむらちゃんに思い出して欲しかった。
でも、少しずつ消えていくの。わからなくなっていくの。
一緒だった日々、二人で笑ってた時間」
ほむら「……」
まどか「変だよね、おかしいよね。
会ったばっかりだもんね。
ごめんね。でも、私ほむらちゃんを守りたいの。
全部全部時間の向こうに落としてきちゃったけど、
ほむらちゃんの笑顔だけが、最後の希望なの」
ほむら「……ありがとう、鹿目さん。
大丈夫ですよ……死にません。みんなが一緒ですから」
ソッ
まどか「やっぱり、ダメなんだね……」
ほむら「お話の続きは戦いが終わったらしましょう」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:28:41.68:hjiNiEMG0
まどか「ねえ、QB」
QB「なんだい、鹿目まどか」
まどか「私、契約する」
QB「君が契約したとして、
ワルプルギスの夜に勝つことはできないよ」
ほむら「鹿目さん、あなたはここにいて。
大丈夫よ、マミさんたちと私で十分ですから」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん。
ふふふ、ここで直接謝るのは二度目かな」
QB「……君はその魂を代価になにを願う?」
まどか「いいの。勝てなくて。
あの子たちに明日を見せてあげられればそれでいいの。
ほむらちゃんがマミさんと笑って、
魔法少女たちが次のワルプルギスの夜を倒してくれる日を迎えられれば」
QB「さ、言ってごらん」
まどか「私、盾になる。
ワルプルギスの夜からみんなを守る盾に」
QB「確かに、ワルプルギスの夜が消えるまで
君の願いで守れるだろうね。
しかし、君は間違いなくここで死ぬよ?」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:32:13.50:hjiNiEMG0
まどか「いいの、それで。
ごめんね、ほむらちゃん。
ママ、パパ、タツヤ、さやか、みんな……、
ごめんね。でも、一番大事な人の笑顔を守りたいの」
QB「それでは契約s……」
カチッ
ほむら「その必要はありません」
まどか「あれ? みんな動いていない?」
ほむら「鹿目さん」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「鹿目さんは契約する必要はないと言ったんです」
まどか「でも、でも私ほむらちゃん守りたい!
ほむらちゃんが守りたいものを全部、全部!」
ほむら「いりません。あなたはここにいてください」
まどか「いや! 私契約する。
早く、魔法を解いてよ!」
ほむら「本当に、あなたは自分勝手ですね」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:34:03.18:FAci6/Nd0
まどか「自分勝手でいいもん!
だって、もうこれしかないんだもん!
大好きなほむらちゃん守るためには、
私の思い出を、過去を、すべてを捨てないと叶えられないんだもん!」
ほむら「だとしても、もう少しいい願いもあったでしょう?
神様になったときの鹿目さんはもっと賢い子だったと思うけれど」
ほむら「え?」
スチャ
まどか「どうしてメガネとるの?」
ほむら「必要がなくなったからよ」
ファサ
まどか「どうして三つ編み解くの?」
ほむら「髪をかきあげられないからよ」
スッ
ほむら「ん……」
まどか「ちゅ……ん……はぁ……
……どうしてキスしてくれるの?」
ほむら「これが絆だからよ。『まどか』」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:41:46.76:hjiNiEMG0
まどか「ほ、ほむらちゃん?
思い出したの?」
ほむら「ええ」
まどか「ねえ、もう一回名前呼んで」
ほむら「まどか」
まどか「もう一回」
ほむら「まどか」
まどか「もっと、もっともっともっともっと!」
ほむら「まどか……まどか……、
ええ、何度でも呼ぶわ。まどか、大好きな、私のまどか」
まどか「ほむらちゃん!
ヒック、ヒック、ごめん、ごめんね。
私バカだった。
全然ほむらちゃんの優しさに気づけてなかった。
どんなにみんなに愛されてたか忘れていたの!」
ほむら「まどか……」
まどか「私、わかったの、ほむらちゃんが大好き!
すごく好き。大好きなの!
そして、誰よりも大切な人!」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:45:44.24:hjiNiEMG0
ほむら「嬉しいわ、まどか。
私も大好きよ」
まどか「~~~~~///」
ほむら「まどか、みんなの未来の為に、
ワルプルギスの夜を退治してくるわ」
まどか「で、でも強いよ?
大丈夫!? ほむらちゃんをもう私失いたくないよ!」
ほむら「ねえ、私が前の世界でどれだけ因果を繰り返し、
その結果どうなったか覚えている?」
まどか「うん、私が凶悪な魔女になるぐらいの力を得たの」
ほむら「そうよ。
じゃあ、まどかは誰の為に因果を巡ってくれたの?」
まどか「ほむらちゃんの為だよ!」
ほむら「その因果は魔法少女となった私のもの」
まどか「絶望は?
ほむらちゃんの絶望はどうなるの!?」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:49:47.75:hjiNiEMG0
ほむら「私が神になったまどかという記憶を有しているせいで、
魔女のいない世界とここは繋がってしまったの。
これから魔女は生まれないわ。
おかげで宇宙はどうしようもないぐらい歪んでしまった。
でも、ね。これで、まどかを守れる。
私の願いと、まどかの願い、叶えてくるわね」
まどか「うん! いってらっしゃい!」
カチッ
QB「……約成立だね……。
ん? ……なぜだろう、契約できないね。
なにが起きたかわからないけれど、
鹿目まどか、さっきと違って君の魂は宇宙にあまねく存在している。
すでに君はなにかの契約済みなのかい」
まどか「うん!
ほむらちゃんと愛の契約済みだよっ!」
QB「やれやれ、わけがわからないよ。
その上、今ほむらが倒したワルプルギスの夜が宇宙最後の魔女だ。
もう、世界には魔獣しかいないんだね。
まったく、不条理だよ。
こんな物語は」
・
・
・
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:53:01.64:hjiNiEMG0
まどか「ほーむーらーちゃん!」
ほむら「まどか!」
ギュッ
ほむまど『///』
・
・
・
マミ「妬けちゃうわね、あの二人」
杏子「そんなマミにあたしは嫉妬するね」
マミ「うふふ、杏子のその顔が見たかったの。
ほら、こっちきて」
杏子「お、おい。あいつらに見られるって」
マミ「見せ付けましょう?」
杏子「///」
ほむら「まどかにお仕置きしましょう」 end.
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:53:33.34:RrKsbvaJ0
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:02:25.83:lFKmPPhn0
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:07:19.30:jZeI+B5g0
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「なにかしら」
まどか「マミさんったらお友達料滞納してるんだよ。
もうこれじゃあ本当にお友達か考えたくなるよね」
ほむら「そうかしら」
まどか「えー! そうだって言ってよほむらちゃん。
そんなんじゃ、私ほむらちゃんの愛情考え直しちゃうな。
試さなきゃいけない気になってくるな。
(これでほむらちゃん動揺して涙目になっちゃうんだよね!)」
ほむら「確かに考え直すべきかもしれないわ」
まどか「(あれ、あれれ?)
いいのかな、そんなんで。
私ほむらちゃん嫌いになっちゃうよ」
ほむら「あなたが望むならばすればいいわ」
まどか「え! だって私神様だよ?
万能なんだよ? ほむらちゃんの最初で最後のお友達で、恋人だよ?
ほむらちゃんは私の愛無しじゃ笑うこともできなかったんだよ?」
ほむら「ええ。私があなたの愛のみを拠り所とするならば、
それはあなたも同じ。
私があなたを求めることがなければあなたも神となることもなかった。
己に存在価値を見出すこともなかった」
まどか「あれ? なんで名前言ってくれないの?
私まどかだよ? ねえ、ほむらちゃん?」
ほむら「さっき、愛情を試すと言ったわね」
まどか「え? そうだっけ?」
ほむら「ええ。だからそうしましょう。
これからあなたとの出会いからやり直すわ。
あなたを救うために繰り返した日々を忘れ、あなたを忘れ、
戦いを忘れた私に、あなたへの愛情を思い出させて」
はい///
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 21:05:03.56:hjiNiEMG0まどか「え、何言ってるの?
わけがわからないよ。
え、なにこの砂時計?」
ほむら「ルールは二つよ。
ひとつ。
ワルプルギスの夜を過ぎても私が記憶を取り戻さなければ、
この砂時計が現れるからあなたの手で回して。
出会いに時が巻き戻るわ。
ふたつ。
その間一度でもQBと契約をした場合、
私が思い出す可能性もなくなり、
同時に時が巻き戻ることもなくなる。
つまり、ゲームオーバーよ」
まどか「え、どっかで聞いたようなルールだけど。
ねえ、ねえ、なにが言いたいのほむらちゃ……。
ん……ちゅ……んっ……ぁん……はんぁ……?
……どうしてキスしたの?」
ほむら「これが私たちの最後の絆だから……。
まどか、あなたは誰を、何を、守りたいの?
……さようなら、まどか」
まどか「え? なに?
どうい……」
チュン、チュン、チュン
まどか「……う、こと?
……てえ、夢オチィ?」
学校
早乙女先生「転校生を紹介しまーす」
めがほむ「暁美ほむらです。
よ、よろしくお願いします」
まどか「( ゚д゚)ポカーン 」
さやか「なんかおどおどして可愛いね」
まどか(夢だけど、夢じゃなかった!)
休み時間
クラスメート<アケミサーン
ほむら「あ、あの……。
えと……」ビクビク
クラスメード<ドコノガッコウイッテタノー
ほむら「えと、えと……」
テクテク
まどか「あ、あの暁美さんね、
お薬飲むから保健室いかないといけないんだよね。
ね、そうでしょ?」
ほむら「あ、は、はい……」
まどか「暁美さん、保健室わからないんだよね。
私保健係だから案内するよ」
渡り廊下
まどか(普通に接していればインプリンティング完了だよ!)
ほむら「あの、鹿目さん……」
まどか「まどか、でいいよ。
私もほむらちゃんって呼ぶからね」
ほむら「は、はい鹿目さん」
まどか「(ん? 違和感)
でもさ、ほむらちゃんって名前かっこいいよね。
燃え上がれーって感じで(これで勝つる!)」
ほむら「は、はい。この間もそう褒めてくれた人がいました」
まどか(あっるぇー。これ違うよ?)
ほむら「鹿目さんも知ってますよね?
巴マミ生徒会長。とても素敵な方です」
まどか(うそ、あのボッチオブボッチスのマミさんが?
中二病どころじゃなくて本当に実力あるの!?)
ほむら「『ほむらさんはまだ自分に気づいていないだけよね。
大丈夫、名前の通り輝く光になるときがくるわ。
だから、ね、焦らないで』って///」
まどか(ちょっと一人語りはじめましたよ。
頬赤らめておかしくない? 時間戻ったらNTRとかおかしいよ)
ほむら「病院にいたときに会いにきてくださったんです。
何も知らないまま学校は怖いでしょうって。
生徒会執行部の方も一緒に。とっても優しい人……」
まどか「ス……」
ほむら「す?」
まどか「スタァーップ! スタップ ストォーップ!
そんな馬鹿な話ないよね? マミさんっていじめられっこのボッチでしょ!?
魔法少女になったからって余計に勘違いしたアホ女でしょ!?
友達欲しさに金払うようなそんな女に恋人盗られたらたまらないよ!」
ほむら「え、え? なんのこと?
魔法少女のこと、知ってるんですか」
まどか「ああ、知ってるね! 三話でマミられたがっかりデミさんじゃん!
なんで、そんなのとほむらちゃんが私よりフラグ濃いわけ!
そんなのあんまりだよ!」
ほむら「か……鹿目さん見損ないました!
マミさんのこと悪く言うのは許せない。
もう、自分で保健室いきます!」
タッタッタッ
まどか「あ、あれ? これ最悪の選択引いた?
私って、ホントバカ。
なーんてね、ウェヒヒ。
一ヶ月終わればやりなおせるもんねー」
ワルプルギスの夜襲来
ワルプルギスの夜「キャハハハハハハ!」
まどか「あれ? 魔法少女がいっぱい集まってる。
これ、勝てるんじゃないのかな」
バキーン
まどか「なんて、なかった。
早く戦い終わって砂時計出てこないかなぁ」
ドカン
まどか「あ、ほむらちゃん戦ってる!
マミさんのフォローしたり、
他の子と共闘したり、がんばって……。
あ……ほむらちゃ……腕がもげ……」
ほむら<マミサン!
マミ<アナタハサガッテ!
ゴガッ
ほむマミ<グハッ
まどか「あんなに血が……。
うそ、体欠けたよ?
動かないでよ、ほむらちゃん!
もう戦っても無駄なんだよ!」
マミ<イッショニイキマショ
ほむら<マミサン!
グシャッ
まどか「え?」
ボトボト
ビチャッ
まどか「血?」ヌラッ
h o ら 「 」
む
マ ミ 「 」
まどか「い、いや、いやあああ!
ほむらちゃんバラバラになっちゃったよ!
早く、早く砂時計出てよ!
こんなのいやだよ!
やだよ、見たくないよ!
やだやだやだやだやだあああ!」
キィーン
まどか「早く、早く!
生きてるほむらちゃんに会いたい、
会いたいよ!
いやぁああああ!」
カシャッ
・
・
・
チュン、チュンチュン
まどか「エグッ、ヒッグ、グズ。
えへ、へへ、夢、夢だよね。
ヒッ、ヒグッ、グズ」
二週目学校
ほむら「あ、暁美ほむらです。
よ、よろしくお願いします……」
まどか「えへへ~ほむらちゃんだぁ」
さやか「まどかどうしたの?
なんか嬉しそうだよ?
はは~んさてはあの転校生に惚れたなあ。
けしからんぞぉ!」
まどか「うんっ」
さやか「へ?」
渡り廊下
まどか「へえ、ほむらちゃんって、
巴会長と仲良しなんだ」
ほむら「仲良しってほどじゃないけど///」
まどか「わ、私ね、魔法少女にならないかって言われたことあるんだ。
悩んでいたんだけど、巴会長なら相談に乗ってくれるかなあ。
(めんどくさいけど、外堀から埋めるか)」
ほむら「えぇ、きっと!
私鹿目さんのことマミさんに相談してみます!」
まどか(私は『巴先輩』で、
ほむらちゃんは『マミさん』ね。
へぇ。チッ)
マミホーム
マミ「あなたもQBと会った事あるのね」
まどか「巴先輩のおうちってにぎやかですね。
たくさん女の子がいますし、PCとかも並んで」
魔法少女たち<三丁目で魔女出没の予言です
魔法少女たち<隣町で新しい子が契約した模様
魔法少女たち<両親の離婚で絶望しそうな子がいるの、
誰かフォローいってくれないかしら
マミ「ええ。ここは魔法少女協会の集会場みたいになってるの」
まどか「ま、きょうかい?」
ほむら「そうなの、マミさんは魔法少女を束ねるカリスマなの!」
まどか(えー。ないわー)
マミ「なにもしていないわ。
ただみんなが勝手に集まってきただけよ。
鹿目さん、ここはねグリーフシードの管理をしたり、
QBと契約しそうな子を守ったり、
絶望しないように心のケアをしたりしているの。
『予言できる子』や『心の読める子』みたいに
能力をリストにして街を警備もするのよ」
ほむら「みんなの負担が少しでも減るようにって、
みんながんばっているんです!
でも、マミさん『協会』じゃなくて『ヴァルキリーズ』って
みんなで決めたじゃないですかー」
まどか「(え、なにこの空気感。
マミさんが中二病じゃないし。周囲がだし)
協会に入っていない子は仲間はずれなんですか。
杏子ちゃんとか!」
マミ「あら、佐倉さんを知っているの?
協会って言っているのはみんな。
私はただ場所とお菓子を提供しているだけなの。
それにね、あの子は登録はしていないけれど、
一番精力的に魔法少女に声をかけてくれているのよ」
杏子「うっせーな。
あたしはただうまいもんがくえるぞーって言ってるだけだよ」
マミ「あら、おかえり。
そうね、皆たまた絶望しそうなだけだったのよね」
杏子「ああ。腹が減ってりゃ絶望もしたくなるってもんだ」
ほむら「杏子さんお帰りなさい!」
杏子「ただいまほむら、マミ。
『風見野ヴァルキリーズ』で治癒系の子が増えたぜ」
マミ「これでまた戦いやすくなるわね。
さすがに判明してるだけで1000人超えると大変ね。
海外との協力も大分進んでいるし」
まどか「(えー、これ私いる意味ないんじゃないの。
超ハードル高いよほむらちゃん。
あ、でも入って日の浅いほむらちゃんなら居場所がないはず!)」
マミ「暁美さん、この間の件どうかしら」
ほむら「はい、メモリで持ってきました。
魔女の発生傾向と、QBの活動範囲の統計データです。
基本的には学校と……」
まどか「」
マミ「ふふふ。暁美さんはもう協会に欠かせない子なの。
全体を見る力がすごくてね。もう私の右腕みたいなものね」
ほむら「そ、そんなことないですよマミさん///」
まどか(こんな宇宙滅びてしまえ!)
・
・
・
二週目
ワルプルギスの夜戦
まどか「だーから、勝てないんだよって
何度も言ってるんだよ?」
魔法少女たち<テェー
魔法少女たち<イッケー
魔法少女たち<アキラメナイッ
まどか「なのに……なんでなの。
無理なのに、勝てないのに……。
どうしてみんな死ににいくの!」
魔法少女たち<キャー
まどか「無駄だって止めたよ!
止めたのに!
みんなバカだよ!」
スッ
ほむら「バカでもいかなきゃいけないの。
みんな、ここが大好きだから」
まどか「ほ、むら、ちゃん」
そんなボロボロでなにができるの!
ほむらちゃん私と逃げようよ!
大丈夫だよ、誰も責めないよ!」
ほむら「魔法少女になって、
たくさんの悲しいことにも会いました。
でも、みんなとの思い出もつまった街だから、
守りたいものがあるの……。
鹿目さん、あなたは生きてください」
トッ
まどか「バカだよ!
みんなバカだよ!」
QB「その犠牲の上にこの世界があるんだよ。
だから、僕たちはバカとは言わないよ」
まどか「ねえQB、私には力があるの?
魔法少女になってワルプルギスの夜を倒す力はあるの?」
QB「ないね」
まどか「嘘?
だっていくつも因果が絡まった私は特異点で、
強いエネルギーが……」
QB「いったい何の話をしてるんだい?
君はその辺の魔法少女より弱いぐらいの才能しかないよ。
できることは盾になるぐらいさ。性質によって変わるけれどね。
そもそも僕は君の前には現れなかっただろう?」
まどか「どうして、どうして。
どうして私は無力なの、なにもできないの。
ほむらちゃんの力になれないの。
守ってあげたいのに、この身に変えても守りたいのに!」
マミ<アケミサン!
グシャッ
バチャバチャ
QB「さて、暁美ほむらも死んだみたいだね。
じゃ、僕は失礼するよ」
ヒュン
まどか「ヒッグ、エグ、グズ……。
次こそ、思い出させてあげる、よ。
ほむらちゃん。
そしてみんなで、明日を、迎えよう」
カシャッ
・
・
・
三週目、朝
チュンチュン、チュン
まどか「う、うぅ。
ごめんね、ほむらちゃん。
ごめんね、ごめん、ね。グスッ」
・
・
・
渡り廊下
まどか「あのね、ほむらちゃん!
お話があるの!」
……
ほむら「ほん……とうですか?
鹿目さんが未来からきたって、
ワルプルギスの夜には絶対に勝てないって」
まどか「うん……」
・
・
・
マミホーム
マミ「いまいち信じられないわね。
証明もできないし。
予言できた子はいる?」
魔法少女「いえ、出現以外の報告はありません」
ほむら「でも、本当なの!」
マミ「サトリは今ここにはいないし……」
杏子「いいじゃん、もうちょっと人員増やしてつっこめば」ムシャムシャ
マミ「そうね、念の為県外からも呼びましょう」
まどか「でも、でもすごくがんばったほむらちゃんでも……」
マミ「暁美さんがどうかしたかしら」
まどか「い、いえ。
ごめんなさい、私みたいな部外者が口を挟んで」
マミ「いいのよ。
力になりたいって子を協会は避けたりしないわ」
ほむら「マミさんって素敵です///」
まどか(ほむらちゃん……幸せそう……)
・
・
・
ワルプルギスの夜戦
ho m u ら「 」
ミ
マ 「 」
まどか「グッ、グスッ、私になにができたの?
みんな死んじゃって、さ。
ほむらちゃん、私わかんないよ。
なにがしたかったのかな」
QB「仕方がないさ。
あれに勝てた魔法少女はいないんだ。
君たちの言う予定調和、かな」
まどか「じゃあ、みんな死ななきゃいけなかったって言うの?
ほむらちゃんを私は助けられないって言うの?」
QB「ワルプルギスの夜には勝てないって言ってるのさ。
それの証明だけだとしても彼女たちの死は意味があったのだろうね」
まどか「私が言わなければこんなに
被害は増えなかった。
私がみんなを殺したんだ」
QB「君がそう思うならそうだろうだけど、
人間が個人の死に意味を持たせたがるから、
慣例にならって言ってあげたのに、
自分を責めるなんてね。
わけがわからないよ」
まどか「グスッ。
私は、諦めない。
ほむらちゃんが情けない私に道標をくれたもの。
まだ、道はある。
絶対に!」
QB「魔法少女の力もないのに、
君はいったい……」
カシャツ
・
・
・
チュンチュン
まどか「グスッ……」ギリッ
ザッ
まどか「なっ、泣いてる場合じゃない。
ヒッ、必ず、ほむらちゃんを……ヒック、
救うんだ!」ギリリッ
・
・
・
幾度目かのワルプルギスの夜戦
ザザザー
まどか「また、ダメだったね。
ごめんね、ほむらちゃん。
辛い目にあわせちゃって」
ギュ
ほ むら「」
まどか「私、バカだから、
なかなか答え見つからないけど、
ほむらちゃんが明日を迎えられるようになるまで諦めないよ」
QB「鹿目まどか、君はなにを言っているんだい?」
まどか「ふふ、私はね、大好きな人にお仕置きされたの。
大事なものを思い出しなさいって」
QB「それが暁美ほむらなのかい」
まどか「そう。でも、少しずつわからなくなってきたの。
一つやり直すたびに、なにかが抜け落ちていくの。
私、なにが守りたかったんだろう。
なにが楽しかったんだろう。
ほむらちゃんは私のなにを好きだったんだろう」
QB「今は巴マミのそばにいるね」
まどか「うん、そう。
でも、私のいた世界じゃ、私がほむらちゃんの隣にいたの。
すごく、すごく幸福な日々だった」
QB「仮にそんな世界があるとして、
君はこれからどこへいこうというんだい?
戻り方もわからないのだろう」
まどか「うん。でも、もういい、かな。
私が幸せになる方法なんていらない。
ほむらちゃんを守りたい。
それだけが今の望み」
QB「契約するかい?
暁美ほむらの蘇生ぐらいならできるよ」
まどか「ううん。
それじゃ意味がないの。
ここに生きているほむらちゃんと
そのほむらちゃんが守りたいものを守れなきゃ。
思い出も、すべて、全部」
QB「失われたものをどうやって守るんだい。
そもそも君の知っているほむらとは別人なのだろう?」
まどか「みんな私の大好きなほむらちゃんだよ。
何も失われていないよ。
ほむらちゃんのくれた力がここにあるから…・・・。
これが私に許された、ただ一つの希望」
カシャ
・
・
・
数え切れないほどの時の果ての朝
チュンチュン
まどか「さぁ! いこう!」パシン
・
・
・
マミ「どういうこと?」
まどか「ワルプルギスの夜には勝てないんです。
信じてくれなくていいです。
でも、守る戦いはできるはずですよね。
でしょ、QB」
マミ「どういうこと!
QBがいるなんて!」
QB「僕は鹿目まどかの指示できたんだ。
わざわざ個体を失いにはこないさ」
まどか「QBは嘘は言わない、でしょ。
言ってよ、私から聞いたこと」
QB「ワルプルギスの夜は倒せない。
けれど、街を守ることはできるよ。
もちろん街を目指すだろうけれど、
ヴァルキリーズの組織力なら、
阻止や防衛を目標にすればなんとかなるかもね」
マミ「確率は」
QB「ワルプルギスの夜が消滅するまで24時間。
それまで耐え切れる可能性は80%超かな」
マミ「では、あなたの試算から出した人数と戦力を話してもらうわよ」
QB「かまわないよ」
マミ「みんな! 各支部と連絡をとって!
暁美さんは私と戦略を練るわよ!」
ほむら「はいっ」
・
・
・
ワルプルギスの夜戦
QB「なんとか上空につなぎとめているようだね」
まどか「うん、これでみんなが耐え抜けば、
大丈夫なんだよね」
QB「そうだね」
まどか「あ、みんな吹っ飛ばされた!
はっ、なんとか持った。
今までで一番の大人数で迎え撃つんだもんね、
大丈夫だよ」
QB「それはどうかな」
まどか「え、だって嘘はつかないって」
QB「街は守れるさ。
だけど、被害がないとは言っていないよ」
まどか「なんで……」
QB「まあ、無防備に襲われるよりはずっと軽微にすむだろうね。
君の防戦というアイデアも悪くはない」
まどか「だ、だめなの。
それじゃあ、だめ……。
ほむらちゃんの守りたいもの、守れない」
QB「そろそろ誰か死んでもおかしくないかな。
ほむらが落ちてきた」
ダンッ
ほむら「くっ、早く戻らなきゃ……」
まどか「……」
QB「陣形に綻びができてきたね」
まどか「ほむらちゃん、行っちゃダメ!」
ギュ
ほむら「離して鹿目さん、私みんなのところにいくの」
まどか「やだ、やだよ。もうほむらちゃんを失うところみたくない!」
ほむら「え?」
ほむら「どういう……」
まどか「あのね、私未来からきたの。
何度も何度も世界を繰り返して、
そのたびにほむらちゃんを失ってきたの」
ほむら「鹿目さん?」
まどか「最初はただほむらちゃんに思い出して欲しかった。
でも、少しずつ消えていくの。わからなくなっていくの。
一緒だった日々、二人で笑ってた時間」
ほむら「……」
まどか「変だよね、おかしいよね。
会ったばっかりだもんね。
ごめんね。でも、私ほむらちゃんを守りたいの。
全部全部時間の向こうに落としてきちゃったけど、
ほむらちゃんの笑顔だけが、最後の希望なの」
ほむら「……ありがとう、鹿目さん。
大丈夫ですよ……死にません。みんなが一緒ですから」
ソッ
まどか「やっぱり、ダメなんだね……」
ほむら「お話の続きは戦いが終わったらしましょう」
まどか「ねえ、QB」
QB「なんだい、鹿目まどか」
まどか「私、契約する」
QB「君が契約したとして、
ワルプルギスの夜に勝つことはできないよ」
ほむら「鹿目さん、あなたはここにいて。
大丈夫よ、マミさんたちと私で十分ですから」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん。
ふふふ、ここで直接謝るのは二度目かな」
QB「……君はその魂を代価になにを願う?」
まどか「いいの。勝てなくて。
あの子たちに明日を見せてあげられればそれでいいの。
ほむらちゃんがマミさんと笑って、
魔法少女たちが次のワルプルギスの夜を倒してくれる日を迎えられれば」
QB「さ、言ってごらん」
まどか「私、盾になる。
ワルプルギスの夜からみんなを守る盾に」
QB「確かに、ワルプルギスの夜が消えるまで
君の願いで守れるだろうね。
しかし、君は間違いなくここで死ぬよ?」
まどか「いいの、それで。
ごめんね、ほむらちゃん。
ママ、パパ、タツヤ、さやか、みんな……、
ごめんね。でも、一番大事な人の笑顔を守りたいの」
QB「それでは契約s……」
カチッ
ほむら「その必要はありません」
まどか「あれ? みんな動いていない?」
ほむら「鹿目さん」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「鹿目さんは契約する必要はないと言ったんです」
まどか「でも、でも私ほむらちゃん守りたい!
ほむらちゃんが守りたいものを全部、全部!」
ほむら「いりません。あなたはここにいてください」
まどか「いや! 私契約する。
早く、魔法を解いてよ!」
ほむら「本当に、あなたは自分勝手ですね」
さやか呼び捨てww
81:>>80脱字ったwさやかちゃんごめんw:2011/09/23(金) 23:36:25.88:hjiNiEMG0まどか「自分勝手でいいもん!
だって、もうこれしかないんだもん!
大好きなほむらちゃん守るためには、
私の思い出を、過去を、すべてを捨てないと叶えられないんだもん!」
ほむら「だとしても、もう少しいい願いもあったでしょう?
神様になったときの鹿目さんはもっと賢い子だったと思うけれど」
ほむら「え?」
スチャ
まどか「どうしてメガネとるの?」
ほむら「必要がなくなったからよ」
ファサ
まどか「どうして三つ編み解くの?」
ほむら「髪をかきあげられないからよ」
スッ
ほむら「ん……」
まどか「ちゅ……ん……はぁ……
……どうしてキスしてくれるの?」
ほむら「これが絆だからよ。『まどか』」
まどか「ほ、ほむらちゃん?
思い出したの?」
ほむら「ええ」
まどか「ねえ、もう一回名前呼んで」
ほむら「まどか」
まどか「もう一回」
ほむら「まどか」
まどか「もっと、もっともっともっともっと!」
ほむら「まどか……まどか……、
ええ、何度でも呼ぶわ。まどか、大好きな、私のまどか」
まどか「ほむらちゃん!
ヒック、ヒック、ごめん、ごめんね。
私バカだった。
全然ほむらちゃんの優しさに気づけてなかった。
どんなにみんなに愛されてたか忘れていたの!」
ほむら「まどか……」
まどか「私、わかったの、ほむらちゃんが大好き!
すごく好き。大好きなの!
そして、誰よりも大切な人!」
ほむら「嬉しいわ、まどか。
私も大好きよ」
まどか「~~~~~///」
ほむら「まどか、みんなの未来の為に、
ワルプルギスの夜を退治してくるわ」
まどか「で、でも強いよ?
大丈夫!? ほむらちゃんをもう私失いたくないよ!」
ほむら「ねえ、私が前の世界でどれだけ因果を繰り返し、
その結果どうなったか覚えている?」
まどか「うん、私が凶悪な魔女になるぐらいの力を得たの」
ほむら「そうよ。
じゃあ、まどかは誰の為に因果を巡ってくれたの?」
まどか「ほむらちゃんの為だよ!」
ほむら「その因果は魔法少女となった私のもの」
まどか「絶望は?
ほむらちゃんの絶望はどうなるの!?」
ほむら「私が神になったまどかという記憶を有しているせいで、
魔女のいない世界とここは繋がってしまったの。
これから魔女は生まれないわ。
おかげで宇宙はどうしようもないぐらい歪んでしまった。
でも、ね。これで、まどかを守れる。
私の願いと、まどかの願い、叶えてくるわね」
まどか「うん! いってらっしゃい!」
カチッ
QB「……約成立だね……。
ん? ……なぜだろう、契約できないね。
なにが起きたかわからないけれど、
鹿目まどか、さっきと違って君の魂は宇宙にあまねく存在している。
すでに君はなにかの契約済みなのかい」
まどか「うん!
ほむらちゃんと愛の契約済みだよっ!」
QB「やれやれ、わけがわからないよ。
その上、今ほむらが倒したワルプルギスの夜が宇宙最後の魔女だ。
もう、世界には魔獣しかいないんだね。
まったく、不条理だよ。
こんな物語は」
・
・
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まどか「ほーむーらーちゃん!」
ほむら「まどか!」
ギュッ
ほむまど『///』
・
・
・
マミ「妬けちゃうわね、あの二人」
杏子「そんなマミにあたしは嫉妬するね」
マミ「うふふ、杏子のその顔が見たかったの。
ほら、こっちきて」
杏子「お、おい。あいつらに見られるって」
マミ「見せ付けましょう?」
杏子「///」
ほむら「まどかにお仕置きしましょう」 end.
あらこれはよいまどほむ
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:55:56.78:Pg0xUr/TP
まどカスさんにまともにお仕置きってのは始めて見るような。
青い子の出番がなかったのは残念だが乙乙!
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:59:12.40:hjiNiEMG0青い子の出番がなかったのは残念だが乙乙!
>>109
まどかの為に超絶クールで非情になれるほむらが見たかった
さやかちゃんも大好きなので近いうちにまたなにか書きたいですね
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/23(金) 23:56:35.29:hjiNiEMG0まどかの為に超絶クールで非情になれるほむらが見たかった
さやかちゃんも大好きなので近いうちにまたなにか書きたいですね
以上で終了です
長い時間おつきあいありがとうございました
ご支援、画像深く感謝です
まどカスを浄化できてよかったです
やっぱり可愛くて甘すぎるぐらいのまどほむはいいものです
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:01:11.62:kmS+M9M50長い時間おつきあいありがとうございました
ご支援、画像深く感謝です
まどカスを浄化できてよかったです
やっぱり可愛くて甘すぎるぐらいのまどほむはいいものです
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:02:25.83:lFKmPPhn0
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:07:19.30:jZeI+B5g0
さやか脳内補足
魔法少女協会がさやかに近づくQBを張り倒してるだろうから、
接触する確立は少ないんじゃないかなーと
画像、乙レスありがとう
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:08:36.10:jZeI+B5g0魔法少女協会がさやかに近づくQBを張り倒してるだろうから、
接触する確立は少ないんじゃないかなーと
画像、乙レスありがとう
それでは、おつきあいありがとうございました
みんな、よい夢を
おやすみなさい
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/24(土) 00:11:25.34:c8S6YDmA0みんな、よい夢を
おやすみなさい
乙まどほむ
コメント 5
コメント一覧 (5)
このまどかは本編とはまったく別のキャラだな
ほむまどSSの中で育まれてきたキャラっつうか