文字ばっかりの外交・国際政治専門誌 『Foreign Affairs』 が気になる
Foreign Affairs
http://www.foreignaffairs.org/

フォーリン・アフェアーズ 日本語版
http://www.foreignaffairsj.co.jp/

ウィキペディア - フォーリン・アフェアーズ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95..
<フォーリン・アフェアーズ (Foreign Affairs) は、アメリカの外交問題評議会が発行する外交・国際政治専門の隔月発行誌>。
<1922年9月に、アメリカの外交問題評議会によって創刊された外交・国際政治専門誌。外交・国際政治関係の雑誌として最も権威があるとされており、第二次世界大戦後に発表され、来たるべき冷戦を分析したジョージ・F・ケナンの『X論文』(題名:「ソ連の対外行動の源泉」)や、冷戦終結後の文明間の対立を予測したサミュエル・P・ハンティントンの「文明の衝突」など、その時代を代表する外交・国際政治や国際経済に関する論文が発表される場として度々選ばれるなど、世界的影響力をもつとされる>。
元・雑誌ジャンキーの私がいまいちばん気になっている雑誌が、この『Foreign Affairs(フォーリン・アフェアーズ)』だ。
気になるわりには、いつもちょっと立ち読みするだけで、いちども買ったことがない。私には難しすぎるのだ。
では、なぜ気になるのか。この雑誌、とにかく文字ばかりで、ほとんど論文集である(というか、上のウィキペディアの解説にあるように、ほんとうに論文集)。しかしこれが、とてつもなく読みやすいのだ(内容は難しいんだけど、印刷物として読みやすい)。
ビジュアルが一切なく、文字が大きめで、かつ文字組みがじつに美しい。「読むこと」にどっぷり浸れるような陶酔感があるのだ。
ふつう雑誌というと、チカチカするようなカラーページに広告がやたらとうるさく、「文字」というものはたいてい粗末に扱われていて、ほとんど居場所がない。この「文字の軽視」という傾向は、DTPが出現して以降、強烈に加速してきた。文字の扱いも知っている腕のいいアートディレクターが入っている雑誌であっても、「文字主体の雑誌」というのは商業的にも難しいため、文字にひたれるような雑誌というのはほとんどない(例外は文芸誌くらいか)。
『Foreign Affairs(フォーリン・アフェアーズ)』は、DTP以前どころか、まるで活版印刷みたいな雰囲気の雑誌だ。ほんとうに文字だけ。しかし、それが美しいのだ。
これから雑誌というメディアの生き残りはますます難しくなってくると思うが、この『Foreign Affairs(フォーリン・アフェアーズ)』みたいな方法は、生き残るためのひとつの有力な方法だろう。この文字の質感、読みやすさは絶対に紙でしか出せないし、また質の高いコンテンツしか載せないという基準・ポリシーの厳格さも、ネットでの情報氾濫に対して有力な対抗軸になるだろう。
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フォーリン・アフェアーズ 日本語版
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<フォーリン・アフェアーズ (Foreign Affairs) は、アメリカの外交問題評議会が発行する外交・国際政治専門の隔月発行誌>。
<1922年9月に、アメリカの外交問題評議会によって創刊された外交・国際政治専門誌。外交・国際政治関係の雑誌として最も権威があるとされており、第二次世界大戦後に発表され、来たるべき冷戦を分析したジョージ・F・ケナンの『X論文』(題名:「ソ連の対外行動の源泉」)や、冷戦終結後の文明間の対立を予測したサミュエル・P・ハンティントンの「文明の衝突」など、その時代を代表する外交・国際政治や国際経済に関する論文が発表される場として度々選ばれるなど、世界的影響力をもつとされる>。
元・雑誌ジャンキーの私がいまいちばん気になっている雑誌が、この『Foreign Affairs(フォーリン・アフェアーズ)』だ。
気になるわりには、いつもちょっと立ち読みするだけで、いちども買ったことがない。私には難しすぎるのだ。
では、なぜ気になるのか。この雑誌、とにかく文字ばかりで、ほとんど論文集である(というか、上のウィキペディアの解説にあるように、ほんとうに論文集)。しかしこれが、とてつもなく読みやすいのだ(内容は難しいんだけど、印刷物として読みやすい)。
ビジュアルが一切なく、文字が大きめで、かつ文字組みがじつに美しい。「読むこと」にどっぷり浸れるような陶酔感があるのだ。
ふつう雑誌というと、チカチカするようなカラーページに広告がやたらとうるさく、「文字」というものはたいてい粗末に扱われていて、ほとんど居場所がない。この「文字の軽視」という傾向は、DTPが出現して以降、強烈に加速してきた。文字の扱いも知っている腕のいいアートディレクターが入っている雑誌であっても、「文字主体の雑誌」というのは商業的にも難しいため、文字にひたれるような雑誌というのはほとんどない(例外は文芸誌くらいか)。
『Foreign Affairs(フォーリン・アフェアーズ)』は、DTP以前どころか、まるで活版印刷みたいな雰囲気の雑誌だ。ほんとうに文字だけ。しかし、それが美しいのだ。
これから雑誌というメディアの生き残りはますます難しくなってくると思うが、この『Foreign Affairs(フォーリン・アフェアーズ)』みたいな方法は、生き残るためのひとつの有力な方法だろう。この文字の質感、読みやすさは絶対に紙でしか出せないし、また質の高いコンテンツしか載せないという基準・ポリシーの厳格さも、ネットでの情報氾濫に対して有力な対抗軸になるだろう。