2014年 10月 23日
「河野談話」発表後の河野氏の会見について |
現在の慰安婦問題の対決点は、河野談話は継承するが、談話公表直後の会見での河野洋平氏の発言によって、ありもしない「強制連行」があったことにされた、売国奴=河野という流れになっている。
吉田証言と河野談話の関連性については論破され言うことができなくなり、外国の目が怖くて「河野談話」を廃棄するともいえない。
そこで、「河野が悪い」と個人攻撃して、結果として「河野談話」にネガティブな印象を与えて憂さを晴らす。それが安倍首相や菅官房長官の発言にもつながった。表立っては何も反論していない河野氏の心中はいかばかりか。胸が痛む。
河野氏の会見での発言を問題視することの根拠のなさは、安倍政権が任命した検証チーム(秦郁彦も参加)の報告自身が皮肉にも明らかにしているので、まだ読んでいない方はぜひ全文読んでいただきたい。
本来出すべきではない外交機密を一方的に出した弊害は大きいが、「河野談話」をめぐる日韓政府の攻防は貴重な記録であり、実に興味深い。
要は、談話の核心は強制性をどう記すかということであり、その時の日本政府側の問題意識は、「すべてが強制ではなかった」(石原官房副長官)ということで貫かれている。100%の解明は無理だし、強制と強制でない割合を出すことはできないともしていた。
つまり、資料が見つかっていないので、強制がなかったなどという立場は当時の日本政府には初めから微塵もなく、「すべてが強制と認めるわけにはいかない」ということで貫かれ、日本側はそれを最後まで曲げなかった。故に談話は「総じて意に反していた」という書き方になっているのである。
であるからして、河野氏が会見で割合などにはふれず、あったかなかったかという意味で「強制連行」について認めたことは、談話の精神にまったく添うものであり、問題視されるいわれなど全くないのである。
吉田証言と河野談話の関連性については論破され言うことができなくなり、外国の目が怖くて「河野談話」を廃棄するともいえない。
そこで、「河野が悪い」と個人攻撃して、結果として「河野談話」にネガティブな印象を与えて憂さを晴らす。それが安倍首相や菅官房長官の発言にもつながった。表立っては何も反論していない河野氏の心中はいかばかりか。胸が痛む。
河野氏の会見での発言を問題視することの根拠のなさは、安倍政権が任命した検証チーム(秦郁彦も参加)の報告自身が皮肉にも明らかにしているので、まだ読んでいない方はぜひ全文読んでいただきたい。
本来出すべきではない外交機密を一方的に出した弊害は大きいが、「河野談話」をめぐる日韓政府の攻防は貴重な記録であり、実に興味深い。
要は、談話の核心は強制性をどう記すかということであり、その時の日本政府側の問題意識は、「すべてが強制ではなかった」(石原官房副長官)ということで貫かれている。100%の解明は無理だし、強制と強制でない割合を出すことはできないともしていた。
つまり、資料が見つかっていないので、強制がなかったなどという立場は当時の日本政府には初めから微塵もなく、「すべてが強制と認めるわけにはいかない」ということで貫かれ、日本側はそれを最後まで曲げなかった。故に談話は「総じて意に反していた」という書き方になっているのである。
であるからして、河野氏が会見で割合などにはふれず、あったかなかったかという意味で「強制連行」について認めたことは、談話の精神にまったく添うものであり、問題視されるいわれなど全くないのである。
by tosahiro-k
| 2014-10-23 13:11
| その他