2009.05.31 (Sun)
小沢スキャンダル報道で、日本のメディアは権力の言いなり(NYタイムズ全文和訳)
Memo From Tokyo
In Reporting a Scandal, the Media Are Accused of Just Listening
(小沢スキャンダル報道で、メディアは言いなり)
という記事で、日本のマスコミは権力の言いなりであることを厳しく批判している。日本のメディア、特に記者クラブ特権を持つ大手御用メディアの記者には、耳の痛い話だが、よく読んでおくように(笑)。なんと!この記事には、保坂展人議員の意見やブログも紹介されている。
『金融そして時々山』 ニューヨーク・タイムズ、検察に媚びる日本の新聞を切る (5月29日)が要点をうまくまとめて下さっているので、全文を読んでる時間のない方にはオススメ。
日本のことを日本のメディアからではなく、外国の新聞から学ばねばならないことは残念である。今日(5月29日)のニューヨーク・タイムズは「日本のメディアは検察庁が流す情報を丸投げ」という記事を書いていたがこれもその一つだ。
記事は西松建設からの政治献金問題で小沢前民主党代表の公設秘書が逮捕された件について、検察庁の政治的意図と検察ベッタリの大手メディアの報道を批判する。記者のFackler氏は保守論壇の中西輝政京大教授の意見から述べはじめる。曰く「マスメディアは国民にとって何が重要かということを告げることに失敗している。日本は政府を変えて、政治的マヒ状態から脱却するチャンスを失おうとしている。国民がそのことを知らないうちに」
実際のところ公設秘書逮捕以来落ちていた民主党の支持率は、鳩山代表選出後若干反発している。だが選挙見通しが混沌としていることに変わりはない。
記事によると日本のジャーナリストは小沢前代表に厳しく、全般的に検察寄りであることを認めているが「メディアは単に検察の発表を繰り返しているだけだ」という批判には怒りを示している。
(後略)
和訳全文は、続きを読むへ(↓)。
【More・・・】
(翻訳開始)東京からのメモ
スキャンダル報道で、メディアは情報を流すだけ
マーティン・フェックラー (By MARTIN FACKLER)
2009年5月28日
東京 — 東京検察官が3月に次期総理候補の野党党首小沢一郎の秘書を逮捕したとき、次期選挙で敗北するのが確実視されていた自由民主党を延命させるかのごとく、民主党にダメージを与えるスキャンダルを誘発させた。多くの日本人が権力の不正行使に抗議したが、大手新聞社やテレビの報道が国民の真の声を覆い隠してしまった。
その代わりに、ほとんどのメディアは建設会社から野党党首、小沢一郎に渡った違法献金についての検察からのリークに薄くベールをかけた匿名による証言の流れを次から次へと額面どおりに垂れ流した。このような否定的な報道が何週間か続いた後、小沢氏は、民主党の代表を辞任した。
小沢氏の辞任は又、さまざまな検察への批判を引き起こした。政治関係者や、普段はめったに公で検察のやり方を批判しない一部の元検察官からさえも批判の声があがった。検察への苦情は、政治的干渉を責めたものから、検察官が単に逮捕のタイミングに配慮が欠けていたことを批判するものまで広範囲にわたった。
しかし、警告として、学者や元検察官らは、検察の情報をこの事件の答えとして流すニュース・メディアの失敗を指摘した。特に、国が半世紀にわたる自民党政治から二大政党制に変わろうとしている日本の民主主義にとって大切なときに、このようなことが行われるとは。
京都大学で国際政治学を教えている保守派学者の中西輝政教授は、「マスメディアは、何が危うくなっているのか、人々に告げるのに失敗した。それは、日本が政府を変えて、政治的閉塞感を打ち破る最高のチャンスを逃そうとしているということだ。それも、国民が全く気づかないうちに」と語った。
今回の逮捕は、有権者の間に政治的な大御所である小沢氏が、政権交代を切望していた自民党に比べて、少しもきれいでなかったのではないかという恐れを確認させることになった。又、それは、9月初旬までに実施されなければならない選挙に先駆けて、一時的に野党を脱線させたように見えた。世論調査での民主党の支持率も下がった。だが、その支持率は、スタンフォードで教育を受けたエンジニアの鳩山由起夫新代表が今月、代表選で選出された後、わずかにはね返った。
確かに新聞は検察を非難する意見も一部載せたが、日本の報道陣は彼らの報道が小沢氏にとっては厳しく、検察の捜査に対しては一般に好意的だったことを認めている。しかし、彼らは、ちょうど検察の言いなりになったり、リークされた情報を繰り返し報道しているのではないかという指摘に憤慨する。
ザ・ニューヨーク・タイムズが日本の大手新聞社である朝日新聞に質問したところ、「朝日新聞は検察のリークをそのまま記事にすることは決してありえない。」という返事が書面で届いた。
しかし、日本の報道陣は、報道のあり方が、過去にも何度もニュース・メディアの独立性の問題となったことを認めている。日本の大手報道機関は、国家権力と親密でありすぎることを長い間問題視されてきた。
実際、今回の小沢事件の報道は、因習に挑んだIT起業家堀江貴文らの逮捕を肯定的に報道したのと何も変わらないと言う学者もいる。
上智大学でジャーナリズムの教鞭をとる田島康彦教授は、「ニュース・メディアは権力の監視者であるべきだが、彼らはむしろ、権力の番犬のように振舞っている」と述べた。
米国でも、どこでも、ニュースメディアは政府に近すぎるとの似たような批判に直面しているが、日本ではそれが、より大きな問題となっている。政府との居心地のいい絆が、「記者クラブ」という仕組みをつくり、そこには一般に、大手メディアのメンバーだけが出入りできるようになっている。
このシステムが、大手報道機関に政府報道を鵜呑みにした記事を書かせることにつながると、長い間批判されている。ジャーナリストは、「記者クラブ」にかかわらず、独立性を保っているといっているが、情報へのアクセスを失うことを脅しに、時々、政府主導の記事を強制して書かせられているとも言われている。
先月、日本の大きな全国紙に比べて小さな日刊紙であるが、全国紙より政府に批判的である報道で知られている東京新聞が、小沢氏に献金した同じ会社から寄付を受け取った与党議員についての調査の記事を載せた後、3週間、東京検察官と話すのを禁止された。
東京新聞はその理由を、単に検察が公表されることを望まなかった記事を報道したことで罰されたと伝えた。「検察官に逆らうことは、最後のメディアタブーのうちの1つ」と、東京新聞の東京検察記者クラブ担当報道長官、瀬口晴義氏は言った。
「メディアがチェック機関としての行動を怠ったことが、検察が説明責任を果たさず自由に動くことを許した」と野党・社会民主党の保坂展人衆議院議員は語る。保坂議員は、今回の検察による捜査について、自身のブログで大きく取り上げている。
保坂議員は、「メディアがチェック機関としての行動を怠ったことが、検察が説明責任を果たさず自由に動くことを許した」と述べた。(東京地検は、ニューヨーク・タイムズ紙が記者クラブに属していないことを理由に、本件についての取材要請に応じなかった。)
日本のジャーナリストは、次の首相になる可能性の高い人物について、国民が知る必要があるという理由を挙げて、小沢氏に対するネガティブ・キャンペーンを繰り返した。群れを成した報道陣の攻勢が過熱し、より多くの記事が書かれたと弁解する。
「我々がスキャンダルについて書けるだけ書く競争があった。」と朝日新聞の東京地方検察署担当者、市田嵩氏は語った。しかし、このことは、なぜ西松建設が自民党の議員に献金したことに関して深く調査したのが、非常に限られた記者だけだったのかという説明にはならない。
答えは、ほとんどの日本人記者が承知しているように、検察の言うとおりに書けば、独自の記事を書いたばかりに検察を怒らせるという危険を冒すこともなかったからだ。
ニュースメディアは、小沢氏に関する調査についての記事に見られるように、次から次へと過剰な報道を流し続けるので、以前はそんな報道から利益を得ていた元検察官らさえ、メディアを批判し始めた。
「私が検察官だったときは気分がよかった。でも、今は1人の市民として、騙されたように感じる。」と36年間検察官を勤めて、今は退職している宗像紀夫氏は語った。
(以上)
変な部分は一応、訂正してみたけど、ここはこうやって訳した方がいいというご意見があったら、教えていただきたいと思う。
なんか、こういうのを読んじゃうと、本来は、権力を監視する役目を果たすべきマスコミが、権力の犬と化してしまって、本当になさけないなぁと思わざるを得ない。こういったシステムが、一つの政党を50年間も永らえさせたんだね。やっぱり、政権交代をして、記者クラブ制度をなくすことから始めるべきだね。
追記:
保坂議員もこの件についてブログで触れていたので、リンクしておく。
『保坂展人のどこどこ日記』 ニューヨーク・タイムズが書く「検察情報とメディアの追随」
最後に、今回の小沢秘書逮捕の検察のあり方について、保坂議員が郷原氏と語り合ったライブ映像をご欄下さい。
匿名さんから、ジャーナリストは、英語では複数だからジャーナリストたちとした方がいいのではないかとのアドバイスをいただいたんだけど、日本語では、複数でもたちを付けないで書かれることが多いし、ジャーナリストたちとするとなんとなく英語の直訳のようになってしまうので、このままつけずにいこうと思う。文の前後から、複数であることがわかると思うからだ。でも、もっとはっきりと複数であることがわかるように「日本のジャーナリスト」などとしてみた。特にジャーナリストの固有名もでていないので、特定の一人のジャーナリストではないということがわかると思う。
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『「清和会」と検察の「闇」疑惑・・・』の記事とも重複しますが
http://blogs.yahoo.co.jp/kaiserspecial/51616159.html
ここで確認、当時代表だった「小沢」さんが去年代表を辞任しました。ここで大事なのは、
西松の献金リストに自民党の議員も載っていたのに、当時の「天下りの何が悪い」といいきった
漆間官房副長官(今は「大和はうちゅ」に天下り)が「自民に捜査が及ぶことはない」といい、
二階氏のみ略式起訴(ちょっと記憶あいまい)で済ませ、見事に「清和会」のメンバーに
捜査の手が及ぶことはありませんでした・・・
実は・・・、現在、大久保秘書の公判中なのですが、2回目の公判で「検察の用意した証人」が
次のように宣言・・・
>証人「…(検察官は)何をいいたいのか理解に苦しみます」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100113/trl1001131625022-n3.htm
こちらは両者言い分のある法廷闘争なのですが、こちらは「不思議」とほとんど報道されず、
現在、大久保氏本人への公判は、「拘留中のため、延期」されてますが、
本当に「それだけ」ですかね!?むしろ「無罪」となったら・・・というのに、
今回の「不起訴処分」・・・、うーん、どうも検察不利だと「なぜか」報道されない・・・
それにしても、郷原さんと落合さんは是々非々の部分あって、
若狭弁護士もけっこう言葉を選らんで慎重に話してましたが、
うちの親戚含めて、特捜OBは今回の件で「不信」になりました・・・
「『権力の中枢』に躊躇なく切り込む」なら、「清和会」や、
「官僚とカネ」の天下りや先輩特捜OBにガンガン切り込んでほしいものです・・・
皆さんもニュースや新聞を「全面的に信用」してもいいけど、信頼しすぎて、
得するのが誰で、損するのが「国民」なのか考えないと・・・
急きょ8月に「随意契約」してる人もいるようだし・・・
民主党や中国には優しいのに
ご指摘のあったその2箇所が私にはどうもうまく訳せませんでした。以下に、その2箇所について、私たちに翻訳を比べてみました。「 」で囲まれたものがじゃがたらさんの訳文でその下にあるのが私の訳文です。
Indeed, scholars say coverage of the Ozawa affair echoes the positive coverage given to earlier arrests of others who dared to challenge the establishment, like the iconoclastic Internet entrepreneur Takafumi Horie.
「実際、今回の小沢事件の報道は、因習に挑んだIT起業家堀江貴文らの逮捕を肯定的に報道したのと何も変わらないと言う学者もいる。」
実際、学者たちは小沢事件の報道のおかげで、例えば、因習打破主義的なインターネット起業家堀江貴文のような、少し前にあえて新しい会社の設立に挑んで逮捕された人々を肯定的に報道することにもつながっていると言う。
Japanese journalists defended their focus on the allegations against Mr. Ozawa, arguing that the public needed to know about a man who at the time was likely to become Japan’s next prime minister. They also say they have written more about Mr. Ozawa because of a pack-like charge among reporters to get scoops on those who are the focus of an investigation.
「日本のジャーナリストは、次の首相になる可能性の高い人物について、国民が知る必要があるという理由を挙げて、小沢氏に対するネガティブ・キャンペーンを繰り返した。報道陣のスクープ合戦が過熱し、より多くの記事が書かれたと弁解する。」
日本のジャーナリストは、日本の次の首相になる予定だった男について、国民が知る必要があったという理由を挙げて、小沢氏に対するネガティブ・キャンペーンに的を絞り続けた。そして又、ジャーナリストは、彼らが調査の焦点である人々についてスクープを得るために、リポーターの間で飢えた狼が獲物を狙うように、小沢氏についてより多くの記事が書かれたと言う。
最初の文の”echoes”は、私がこの文を訳したときは、「影響を与えた」と理解して、堀江逮捕事件に肯定的な影響を与えたとしたのですが、「繰り返す」とか「模倣する」という意味でとらえると、堀江逮捕事件が先にあって、その後に小沢秘書逮捕があったということで、じゃがたらさんの訳の方が正しいということになりますね。又、私は英語の時制をそのまま直訳してしまって「国民が知る必要があった」としましたが、日本語的には、じゃがたらさんの「国民が知る必要がある」の方が理解しやすいですね。
2番目の文は、ジャーナリストの複数形を報道陣と訳す方が日本語的にしっくりきますね。日本のメディアはジャーナリストの役割をはたしておらず、報道陣とひとつにくくったほうがぴったりだと思いますので。「飢えた狼が獲物を狙うように、」というのは、じゃがたらさんの「群れを成した報道陣の攻勢」をわかりやすく説明を加えたものですが、下記のようにじゃがたらさんの「報道陣のスクープ合戦」の代わりにこの表現を使うとわかりやすいかもしれませんね。
「群れを成した報道陣の攻勢が過熱し、より多くの記事が書かれたと弁解する。」
はじめまして。
身に余るお言葉、ありがとうございます。
とても、元気づけられます。
日本のマスコミに比べたら、米国の方がまだずっとましだと思いますよ。
日本ほど、権力に支配されていないという点と、国民がマスコミ批判をきちんとしているという点で。
これからも、植草さんのブログに訪問したついでに、ちょこっとお立ち寄りくださいね。
よろしくお願いします♪
通信社は配信収入で成り立っているでしょうけど、企業の広告収入が必要な東京新聞の勇気には感服させられました。事態がおおやけになって2日過ぎようとしているにもかかわらず、いまだに全国紙は黙殺しています。
この密約の存在で明らかになったのは、「官僚主導そのものであり、政治家や大臣は官僚の手のひらの上で踊る操り人形にすぎ」なかったという驚愕(そうでもないか?)の事実(五十嵐仁の転成仁語)。4人もの元外務次官の証言は、政権交代への加速をさらにおしすすめるでしょう。
この密約を知っていたという総理大臣は、「橋本龍太郎氏、小渕恵三氏ら一部の首相、外相」だけだったというのですから、呆れてしまいますよね(五十嵐仁の転成仁語)。大平正芳外相もライシャワー駐日大使との交渉で、初めて密約の存在を知ったとか。
官房長官が懸命になって「密約」を否定していますが、それもそのはず、官房長官ですら知らされていないのだから当然でしょう。外務省の北米局と条約局(現国際法局)が情報管理を独占していて、知らされない首相・外相はごろごろいたんでしょう。ということは自民党議員のほとんども知らされていないわけです。自公政権の余命はますます短くなってきたようです。
ttp://igajin.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01
もはや言い逃れできなくなった「核持ち込み」密約(五十嵐仁の転成仁語)
ttp://www.amakiblog.com/archives/2009/06/01/#001398
沖縄密約はあったと証言しはじめた外務事務次官OBたち(天木直人のブログ)
Devlin註: 天木さんの「沖縄密約」は誤解だと思います。60年安保改定時の密約だったというのが正解でしょう。
さて全国紙はいつ、どのように、このスキャンダルの後追い記事を書くのでしょうか(笑)。
アメリカという国は好きでもあり世界を牛耳る怖い国でもありますが
まだまだ日本のマスコミよりは正常だったのでしょうか
米国マスコミ、NYタイムズと
最近強い大好きなNYヤンキースに謝意を表します
ホントに日本のマスコミは集団による一人いじめがお好きで
低俗でいやらしくてうんざりします
美爾依様の最強ブログ、これからも楽しみにしております
本当におかしなことですね。
証拠不十分って、大久保氏にもあてはまることでしょうに。
http://www.asahi.com/national/update/0601/TKY200906010305.html
二階側は不起訴という片寄った捜査ですね。
翻訳お疲れさまでした。翻訳を仕事にしたことはありませんが、勉強したことはあります。読んでみると簡単な文章でも、いざ訳してみると大変で時間がかかるものです。
ひとつ気になったところは、「ジャーナリストが」というところが複数なのか、特定の人を指すのか、というところです。それによって意味と重さが変わって来ます。原文と比べてみると複数でした。日本のジャーナリスト達、という意味ですね。
『確かに新聞は検察を非難する意見も一部載せたが、』の後の『日本のジャーナリストは』と、その2つ下の段落の『しかし、ジャーナリストは、報道のあり方が』のところ、それから保坂展人氏の後の段落の『日本のジャーナリストは』、『そして又、ジャーナリストは』 はジャーナリスト達とした方がわかりやすいかと思います。
小さなことでおこがましいですが、読みながら、これはNYタイムズが取材した誰か特定の人のことだろうか、それとも日本のジャーナリスト一般のことだろうかと疑問に思いました。文脈から複数だとわかる場合は、いちいち複数にしなくてもOKだと思います。
いつも応援しています。これぐらい書けたらいいのになと思いながら。
http://freett.com/iu/memo/Chapter-010516.html
翻訳ありがとうございました。やっぱりだけど日本にはジャーナリズムは存在しないのですね。他国のマスコミから指摘されるなんて情けないです。
また、今回の二階氏の件についての検察の判断もおかしいと思います。なんであんな結論を出せるのでしょうか。
なんだか嫌な世の中になってしまいました。政権交代が無いことの悪がここにきて蔓延しちゃいましたね。一日でも早く政権交代をと思います。
私は長く日本に住んでいる外国人の方々の中で希望される方には参政権を持っていただくほうが良いと思っています。早く政権交代して実現して欲しいです。皆同じ人間なんだから、日本に住んでいる皆で少しでも良い世の中にしていきたいです。
日本人も過去を学び未来に向かってグローバルにならないといけませんね。現在の外交とか見てるとホントにうんざりです。
わたしもアメリカ在住で英文は読めるのですが、翻訳の技術がなく
ブロクもしてないものでこのような依頼をしました。
Thank you very much! Appreciate!
ご指摘のように権力をウォッチするどころか
べったりと寄り添っている摩訶不思議な日本のマスコミ。
政権交代後の官僚体制の打破と共に今の在りようのマスコミは
徹底的に解体せねばらならい最重要事項です。
植草氏の言う悪徳ペンタゴンを構成するマスコミは
脱記者クラブを謳う小沢氏がよほど目の敵と思っているのか
ご案内のような小沢バッシングに終始しておりました。
権力をチェックするというジャーナリズム精神など大手メディアに
もはや存在しないのではないかというくらいの狂想曲でしたね。
冷静さを失い国民を翻弄し祭り化するのが役割と思っているよう。
僅かに田中良紹氏や高野孟氏などの超少数派が胆力をみせて
真のジャーナリズムを考えさせてくれたことは心の安らぎでした。
また、美爾依さんはじめ志あるブロガーの力も非常に大きく
大手メディアの報道に辟易している多くの人の止まり木となりました。
今後も赤毛のアンの地から気持ちの良い風を送りこんでくださいな。 圭介
p.s ブログのデザイン変えちゃったの?植草氏のとこかと思った(笑。
グールドの埋め込み今迄気づきませんでした(爆。カナダ繋がり?
グールドのゴールドベルグは若い時の闊達な演奏も
老いて円熟の緩やかな演奏もすごく大好きです。
(クラシックだとグールド、jazzだとエバンス!!)
曲自体がはじめとおわりが一緒のアリアなのとグールドの
デビューと最期の曲がおなじなのはなにか運命を感じちゃいます。
日本のマスメディアは政府をおそれて、大事なところでしばしば奥歯にものがはさまったようなものの言い方をしています。
アメリカのメディアは政府をおそれず、要点を適確にズバリ読者に伝えます。
日本人の政治に対するリテラシーの低さは、マスメディアが真実を報道しないことにも原因があります。
第四の権力として監視しなければならないはずのマスコミが大本営発表しかできないようでは、海外メディアから訝られるのも当然ですよね。こういうところで報道の自由度ランキングの順位を下げてると。
記者クラブ制度は、国会だけでなく官庁から自治体まで全部なくしてほしいですね。
個人的には、今回の小沢さんの秘書逮捕に憤っております。宜しければ、今回のニューヨークタイムスの日本語訳を是非、引用させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
これはマスコミが自民党をひいきにしてると取って良いのでしょうか? だとすると
竹島は固有の領土とする答弁書を閣議決定
G7行動計画を支持、日本は外準活用の支援表明
北朝鮮制裁の徹底を中川財務・金融相が指示
日印安保共同宣言に署名
朝鮮総連傘下組織を家宅捜索
大陸棚拡張を国連に申請決定
水産庁 韓国漁船の違法操業の防止強化の方針決める
竹島は日本の領土 という宣伝資料を10ヶ国に拡大
初めて政府主催で拉致問題の集会を開く
公益法人から1076億円を国庫に返納させる事を決定
改正国家公務員退職手当法成立 在職中の不祥事が発覚すると退職金の強制返納が可能に
社保庁の闇専従問題で現役・OB計40人を刑事告発
日中遺棄化学兵器処理問題終結
排他的経済水域の起点となる国境離島を含む無人島の保全・活用に取り組む
反ダンピング関税 欧米並みに発動迅速化
というような内容の報道が新聞・TVで見た記憶が無いのは何故でしょうか
取ってるのが朝日新聞だからかな(笑)
ワシントンポストの若手記者の活躍で、ニクソン大統領を辞任まで追い込んだ、大統領直属のナンバー2が指揮し、民主党本部に盗聴器を仕掛けようとして逮捕された大スキャンダル事件を扱った映画です。
主演のロバートレッドフォードとダスティフォフマンもとっても若いです。
この映画を観ると、時の政権の卑劣な行動が見えてきます。
ウォーターゲートの盗聴事件が間接的に政敵排除を目的としているのなら、小沢秘書逮捕起訴は、もっと直接的で、悪質な政治テロに思えます。
映画を観ていると、不思議にも、今回の小沢秘書逮捕起訴は、漆間巌内閣官房副長官が指揮したように見えてきます。
彼の自民党へ捜査は及ばない発言は、自分が指揮していることの自民党議員へのメッセージだった気がします。
自分の力を誇示したかったのでしょう。
麻生政権の本質は、初めて官僚のトップである官房副長官の席に、警察官僚出身者を据えたことに見て取れる気がします。
それにしても、諸外国の批判は当然で、今の日本のテレビ新聞からは腐敗臭しか感じられません。
それで、私は連日映画コンサートのDVD鑑賞三昧です。(笑)
自分も、翻訳をしたのですが、思い入れが強くてキツイ言葉の翻訳になるのでやめました(笑
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/05/post_281.html
今回は初めて表示させていただくため、Nameを変更して拙宅のURLを抹消いたします。
海外から見た日本の論評は本当に参考になります。
常々、海外から見た日本ってどうなんだろう?と考えたとき、今回のニューヨークタイムズの記事を拝見させていただき、インフルエンザ報道に続いて、あーやっぱりそう思われるよな……と暗澹した次第です。
前にも言いましたけど、日本政府、官僚、マスコミは増税や自己満足で国益無視の国外バラマキの時だけ『グローバルスタンダード』とか『諸外国と比べて』とか『国際貢献』とかいう言葉を使いますけど、昨年のガソリン高騰の時の諸外国の対応とか、海外での民主主義の常識に関する情報とか、海外の公共事業や政治の在り方とか、税金による高福祉とかについてはまったく触れませんからね。それに何かいきなり収縮したインフルエンザについても過剰報道と政府パフォーマンスに終始して、本来的には絶対に参考にしなければならないはずのWHOが提唱した対応策などもまったく流れませんでした。日本のマスコミは将来の日本をまったく考慮せず増税と既得権益保護に終始する姿勢って何なんでしょう。本当の情報がインターネットから、しかも諸外国からでないと分からない国って本当に民主主義国家なのでしょうか。
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2010.1.31~01/12 リチャード・コシミズ【東京地検】独立党東京学習会
希代随一の評論家のブログより、今年をしめくくる記事を引用させていただきます。
「日本にもまだ政府は必要だ」(英フィナンシャルタイムズ紙) (不定期連載「日本のことを知るためには外国の報道を読まなければならない」)
石原慎太郎妄言への海外の報道に注目 (不定期連載「日本のことを知るためには外国の報道を読まなければならない」)
「日本のことを知るためには外国の報道を読まなければならない」
田辺真由美 『ムコ★ムコ』 (集英社 「you」 連載中) その9
日本郵政・西川社長続投の意味と、お手盛り仲良し三人組の「第三者検討委員会」
【バラマキ】利権談合政治に浸かった自公シロアリ政権にレッドカードを突き付けよう【支持率低迷】
> 失礼なお願いだと思いますが、私のブログで、ブログ(カナダde日本語)を紹介してもよいものでしょうか。
まず、山田さんのブログのURLを教えていただけませんか。それから、お答えします。