セントールの悩み 1巻

セントールの悩み 1巻
村山慶
徳間書店
女子高生のケンタウロス、姫乃は、悩み多きお年頃。
主人公のケンタウロスはじめ、
半人半獣な姿の人々が暮らす世界の高校生たちの群像劇。
ケンタウロスな女子高生、姫乃が
年頃の女の子らしく、恋や自分の身体のこと、友だちとのことで
悩む姿がかわいらしいのだけれど、
その中身が、ケンタウロスな姿に由来するものばかり、というところが
面白くもあり、また、上手く練られたエピソードだなと感心し。
ゆえに、読めば読むほど
じわじわ面白さがこみ上げてくる、って感じの読後感な作品。
天然でほのぼのなケンタウロス、姫乃や
ショタっ子呼ばわりだけど磨けば光る元気っ子竜人、希など、
いろんな形態の生徒たちが通う高校のお話。
高校生たちのごく普通の日々が描かれているのだけれど、
みんなそれぞれに身体的特徴があったりするものだから
何気ない日々が何倍にもイベント、ネタだらけになっちゃう。
最初のエピソードなんて、
普通の人間キャラでは完全なエロ漫画になっちゃうけど
ケンタウロスたちを使ったらこんなにほのぼのエピソードになっちゃうのだから
何とも不思議。
体育といい、姫乃の家の一家団らん風景といい、
微妙な違和感がかえって味わい深いんだ。
それぞれの形態のキャラのちょっとしたしぐさから、
服装や慣習、法律まで
設定面でも面白いところがたっぷり。
着替えシーンとかお手洗いとか、
この手のキャラが登場する作品ではスルーされるところまで
細かく描かれているところが面白いねえ。