マロマロ 1巻
マロマロ 1巻
楽楽
徳間書店
大事な柄杓を悪ガキにとられてしまったため、人間の世界でもてあそばれ放題の女神様。
疑うことを知らない純真無垢な女神様が
外面は良いけどその実腹黒な小学生に
神としての力を発揮するための柄杓をとられてしまったため
いいようにいじられまくるお話。
コメディっぽい展開かと思いきや意外とコメディ分が結構少ないので、
腹黒な霧児の態度、麻呂眉女神のマロの弄り様が
最初のうちは楽しいというより腹立たしいのだけれど、
どんなにいじわるされようと
危ない目に遭おうと
まっすぐなマロの、ある意味健気なところが際立って
だんだん目が離せなくなってくる。
あまりの素直さ、自由奔放さに、
いきなり彼女を三角木馬に座らせちゃったり
ロウや鞭で彼女を責めちゃうくらい悪どい霧児も
ちょっとは心揺れ動いちゃうくらいだから。