九州離島GT (13) Day 7-2
この先、山の中に分け入る予定なので人間とTTRSに補給したい。起点となる小林市街地だと補給が覚束ないと思っていので、勢いで農道を全線走ってえびの市街で補給ができたのは一石二鳥となった。人間の補給は道の駅えびの。以前にここに立ち寄り、レストランのバイキングが美味しそうだった。この時はタイミングが合わず食べなかったため、いつかは食べようと思っていたのだ。今回はタイミングバッチリだが、コロナ禍を機にバイキングをやめてしまうお店も多々ある。それならそれで仕方ないと行ってみると、元気にバイキング営業中!週末なら混雑必須だろうが、平日なので余裕で入店できた。それでも8割方の席が埋まっていた。
特にコスパが高いというわけではないのだが、種類が多く、好きなものを好きなだけ食べられるという自由度の高さが魅力だ。元を取るべくがっつくと後で苦しくなるのは目に見えているし、今の私の胃袋などたかが知れているので、元を取るなんて到底できるはずもない。がっついたところで百害あって一利なしなので、腹八分目で抑えておいた。旅の間どうしても不足しがちな野菜が補給できたのがよかった。道の駅のすぐ近くにあるGSで燃料を入れ、空気圧の調整と窓の清掃を行った。このGSはどちらのリクエストも二つ返事で対応してくれた(もちろんセルフで行った)。普通そうだよなと思いながら作業をした。これで本日のメインイベントを万全の態勢で迎えられる。
交通量の多そうな国道はすぐに捨て、南側を並行しているK53で小林市を目指す。予想通り長閑で快適な道であった。小林市街地からR265へ。この国道は以前、椎葉村からこちら側に抜けたことがあるので、今回は途中を右折してK26をメインイベントとして走ろうと思ったのだ。ところが、ナビを見ると、K26が黒く塗りつぶされている。通行止め!?慌てて路肩にTTRSを寄せて、スマホで情報を確認してみた。無常にもナビの表示は正しく、工事による時間通行止めである。時間通行止めは行ってみると意外に通れたりするのだが、通れないとリカバリーが全く利かないので泣く泣くこの区間をキャンセル。
結局はみやまきりしまロードの激走が本日唯一の走りのステージであった。R268に戻って東進。チンタラとまではいかないが、車列に従い変化がなく面白みもない国道を走る。しばらく走って中部グリーンロードに左折。この広域農道とこれに絡んでくるK40を使い分けながら北東に進んだ。これらは快適だが、生活系の道なのでクルージング程度の走りがいい。西都から先の広域農道は尾鈴サンロードと命名されているが、やはりK40と絡みながらR10まで走った。
本日の宿は日向市南部のR10沿いにある民宿金ヶ浜。基本的にサーファー御用達の宿であり、サーフィンとは何の所縁もなさそうなのは私だけ。これはアウェイ感炸裂かとおもったが、素泊まり3500円という安さに釣られて「わけあり」の旧館に宿泊したのは私だけ。結果、アウェイ感もへったくれもなかった。とにかく古いというのがわけありの最大の理由であるが、今回宿泊してきた民宿や昨日のビジネス旅館も似たようなものなので(廃墟感は随一だったが)それほど気にならない。むしろ、部屋は広かったし、他のお客はいないしでこちらの方で良かったかもしれない。ただ、Wifiが通じていないのと、周囲が真っ暗なのが残念なところだ。スマホでいろいろやるのが苦手なジジイは、PCを使うのでWifiはあったほうが助かるのだ。
宿に併設の食堂は評価も高く、実際良さそうだったが、開店時刻に行ってみると外部からのお客さんで満席状態だったので諦めた。昼にバイキングをしっかり食べたからいいかと、結局は夜は目の前にあるファミマで適当に済ませてしまった。人間の燃費はわりにいいな(笑。見た目廃墟のような旧館だったが、風呂場だけはなぜか最新鋭でピカピカだった。
本日の走行:304 km、燃費:12.1 km/L