本と絵画の800年@練馬区立美術館
美術展を見に行くのが好きなほうですが、都内で区立の美術館となると、行ったことがあるのは世田谷と練馬くらいかもしれません。
なかでも練馬区立美術館は、個人的に好みの企画をちょこちょこやるので、気がつけばけっこう行っているような気がします。
本にかんする展示が多いんです。
今回はこういうタイトルですが、基本的に西洋で、中世の貴重なため息ものの写本から、ウィリアム・モリスとその時代の、風情ある木版画を使った美しい印刷本までありました。
ケイト・グリーナウェイのかわいいイラストが描かれた手のひらサイズの本、できるなら手に取って見たかったです。
1階の写本の部屋は、大半の展示品が撮影可になっていたので、スマホで撮ってきました。
十五世紀、時禱書(祈禱書)の1ページ。
現代の普通の本より小さいくらいのサイズ一面に、手描き、手彩色されています。
服の青はラピスラズリ、宝石の粉末なんです。
(あんまり高価すぎて、たぶん節約のためにもっと安い絵の具で塗った上に重ね塗りされている)
こちらはなんだか楽しい、十六世紀か十七世紀の楽譜。
修道士たちの合唱でしょうか。
みんなで見られるように、スケッチブックサイズの大判です。
今回の展示は、吉野石膏という会社のコレクションだそうで、なんか聞いた名前……と思ったら、遮音壁など建材の会社でした。
テレビCMで耳にしたような気がします。
いつものヒメスミレも花盛り。
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