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『メガゾーン23』から「アニメの読み方」を考える

私は、アニメが好きだ。

ドラマがあり、恋愛があり、冒険があり、戦争があり、サスペンスがあるアニメの懐の広さと実在する全ての風景を抽象化して心象を画面に作りこむことが出来るアニメの力強さが大好きだ。

中高生くらいの時は、アニメさえあれば何もいらないなと本気で思っていたし、今でも何処かでそう思っているのかもしれない。

大好きなアニメのことがもっと知りたいと常々思い、年度明けくらいからアニメ評論家の藤津亮太さんが主宰している「アニメを読む」と言う講座に参加している。
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=216681&userflg=0

講座の内容は、テーマとなる作品に対して、基本データ、作られた背景、構成をひも解き、その作品がいったいどんな作品だったのか読み解く講座となっている。

9月の講座のテーマは、『メガゾーン23』だ。

有名な作品だが、なかなか見る機会に恵まれなかった作品と言うこともあり、そろそろ藤津さんの実施しているアニメ読み方を自分でも実践してみたくなり、下記の予習メモを作ってみたのだが、なかなか上手いこと行かない。

【アニメを読む 予習】メガゾーン23 PART I
URL

どういった背景で『メガゾーン23』が作られたかは、インタビュー記事等で何となく分かった気になったのだが、「『メガゾーン23』とは?いったい何だったのかを!?」を自分の中で上手く定義付けすることが出来ない。

『メガゾーン23』リリースされた1985年に自分が生まれておらず、時代背景が良く分からないから上手く読み解けないのか?なぜ上手く読み解けないのか?をウダウダと悩みながらネットサーフィンをしていた所、下記の記事を見つけた。

>1000ページの辞書を通して読む人はいないが、1000ページの小説なら読めるのはなぜか。数年前の授業の内容は思い出せないのに、映画の内容ならば鮮明に覚えているのはなぜか。

それは後者にストーリーがあるからだ。

私見だが、人間はストーリーを伴った情報に敏感であるようにできている生物なのだと思う。日本神話やギリシャ神話がストーリーとして語り継がれたことも、聖書が教訓の羅列ではなくストーリーとして書かれたことも、この人間の特性に理由があると思う。同じ情報でも、ストーリーを伴う情報のほうが、伝わりやすく、記憶されやすいのだ。

ならば、プレゼンテーションや論文、企画書、報告書など、あらゆる場面において、この人間の特性を利用しない手はない。つまり、情報にストーリーを伴わせるのだ。


弱者の兵法:英語下手が英語圏で勝ち抜く策 MITの試行錯誤で見つけた、英語力の磨き方(上)(東洋経済オンライン) - goo ニュース http://toyokeizai.net/articles/-/13567?page=3

そうか!自分の『メガゾーン23』に対する読解には、ストーリーが無いから上手く書けないのか!
『メガゾーン23』について、誰に、何を伝えたいか定まっていないから上手く書けないのか!

なぜ、『メガゾーン23』について自分が上手く書けなかったのかは分かったが、『メガゾーン23』の何を人に伝えたいのかは未だに形に出来ないでいる。

藤津さんの講座までに何か1つ見つけたいなと思う。
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