【謹告】アブラハム社から公開質問状に対する回答はなし
非表示を求めたブログエントリーについては謹んで対応すると言ったな。あれは嘘だ。
というわけで、公開質問状に対する回答期限までに返答はアブラハム社からは頂戴できませんでした。
とあるマスコミに釈明のような文書が出たという未確認情報がありますが、どうなんでしょうかフッフッフ。
アブラハムPB「いつかはゆかし」の担当者が、市況かぶ全力2階建にエントリー削除要請
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/02/pb-1229.html
【謹告】アブラハム・プライベートバンク「いつかはゆかし」の(自粛: 2015年2月9日)さま、質問へのお返事をください
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/02/post-c84a.html
アブラハム「いつかはゆかし」誇大広告の疑い
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/02/post-b4a9.html
で、アブラハム社社内からは複数の情報提供者より続々と情報が寄せられておりますが、ひときわ関心を持っておりますのが高岡壮一郎さんの三井物産退職理由となったMA投資の実態であります。人間のオリジンといいますか、弁当といいますか、そういう感じの奴です。今回は軽くそのあたりを触れておきたいと思います。
アブラハムPB社「いつかはゆかし」事業に対する公開質問状(訂正あり)(報告あり)
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2013/03/post-4ccd.html
高岡壮一郎さん、三井物産在籍中に、2ちゃんねるなどネットで集めた個人投資家に対して、26万円の会費で投資情報を配信する「MA投資」という企業ユニットを立ち上げておられたようです。んで、その顧客である投資家に対する銘柄情報を見ますと、どれも三井物産関連でございますね。シーマとかそのまんまやないですか。そりゃインサイダー情報を元に顧客に取引させていたら、タイヘンなことです。三井物産としても、そういう人間を置いておいて問題が拡大したら巻き込まれることになるわけですから、そりゃあ諭旨解雇処分になるのも致し方ないところではないかと一般的には思いますが、どうなんでしょう。裁判、まだですか。
顧客や退職者に、守秘義務契約を強いる形で縛っているようなんですけれども、契約書をよく読みますと公益情報については免責なんですね。すなわち、公益性に関わる部分での告訴・告発の場合や、裁判など法的紛争になった場合、あるいは違法性の指摘については問題がなく、裁判などでの証言に守秘部分を公開することは可能であるということになりますでしょうか。
さらに関係者から話を伺うに、ハンサード社の保険商品の適格性も分かっておらず、CR積立プログラムによる収益、利回りについては、顧客からの質問に対してキャピタルゲイン税が適用されるという話をしておられます。もちろん、積立プログラムの商品はゼロクーポン債扱いですので、所得税の対象になる可能性があるわけですけれども、顧客にその説明はしているのでありましょうか。している資料は出てきませんね。税務の内容をきちんと説明しないで海外商品を奨めているのでありましょうか。
入手しました営業マニュアルによると、まずいきなりハンサード社の商品を薦めてたりするんですよねえ。もうこの時点で助言ではないし、ハンサード社のラップ口座を契約させようという話ですから、ハンサード社の手数料もかかるわけですね。だから、先般公開質問状で書いた内容は営業資料からも裏付けられることになります。良かったですね。
そんなわけで、案の定ご回答が戴けなかったということで、来週早々にでも追加の公開質問状をお送りしつつ、当局にも見解を伺った内容も報告して参りたいと思います。
個人的には、あの程度の公開質問状に対してきちんとした回答ができなかったという時点で、アブラハム社の展開している「いつかはゆかし」は適法とは言い難いと思いますけどね。あとは、当局が判断することでありましょう。
« 石原家の宏高さん、比カジノ問題でゆっさゆっさ揺れるユニバーサルから助太刀を受けていた | Main | JINSというメガネ屋を中華がクラックして個人情報が大量漏洩でござるの巻(追記あり) »