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2012.11.14

【書評】『必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意』(コグレマサト&するぷ・著)

 最近読み直して、改めて書評を書こうと思い立ちまして。

 本書では、プロフェッショナルのブロガーをおおまかに二つに分けて”本職がほかにある人がブログを書いて本業の助けにしている人”と”ブログを書くことで直接収入があることを期待する人”と定義して、結構ノウハウの中でも「あー。そういうことだったのか」というのを記述しています。

 で、自分もブログをささやかながらやっておりますので、どれをどうすればいいのか参考にしようと思ったりするわけなんですけれども、これがねえ、面倒臭いんですよ。いろいろと、ああしようこうしようというのはありますけれども、アフィリエイトも書籍をお奨めするときぐらいですし、あとはほかのソーシャルからの誘引といっても別に何もしません。ああ、twitterには一応niftyの機能で勝手に流れてくれるのと、FACEBOOKはココログに連動機能がないので気が向いたときにお知らせとして手動でコピペするぐらいですか。

 私個人の場合は別にプロブロガーではないので、というかブログで稼ごうという気持ちはあまりなく、むしろ世の中で起きている馬鹿らしいことや、ネット村で発生している事件を野次馬したら備忘録的に面白おかしくまとめておこうという動機ぐらいしかないんで、だからAMNから誘われないわけですね。徳力さんからアンサーソング的なブログ書かれたけど、私の言いたかったことは伝わっていなかったようだしなあ。私は純然と「なぜ私を誘わないのか」という一点でしかものを語っていないわけですよ。なんで彼はあそこまで純朴で善良なのでしょう。まるで私が悪人みたいじゃないですか。

 話がそれました。ただ、これからブログやるのもねえ、と思う人も多いかもしれませんけど、twitterだFACEBOOKだその他ウェブ系便利ツールだとあっても、ブログのようなものは今後も生き残り続けるでしょうし、形を変えてほかのものへのアクセスの窓口になってくれる、そんなサービスだと勝手に思っております。ブログをやるから儲かるとかではなくて、ブログを通じていろんなものにアクセスしていき、自分の関心領域や知見を広げていくための仕組みと考えておけば、ブログに熱中するほどにいろんな財産が心の中に出来るのではないでしょうか。

 ところで、mixiが最近ユーザーズファーストとかいう謎のキャンペーンを始めて、ロイヤリティの高いユーザーに対して正面から向き合おうという姿勢を鮮明にしてきまして、これはこれで嬉しいことだと思います。やっぱりがっつりといろんなことを試してやっていってくれるのが一番いいと感じますし、企業態度としてようやくそういう目線になってきたかと少し安心しました。社長や経営幹部が一丸となってサービスの建て直しや離れていったユーザーさんの取り戻しを充分にしていけるよう願っていますし、また社員の方も実際はとても丁寧で好感の持てる皆様が多いように思います。望むべきことは、ユーザーズファースト 「ウィーク」 なのでありまして、一週間で終わってどうするんだ馬鹿。毎日やれ。年中やれ。一生やれ。朝起きてから夜寝るまで一秒一刻を惜しまず取り組めって言ってんだよ。全力でやれよ。毎朝投げ込み300球、クロストレーナー2時間だ。っていうか秘書といちゃいちゃしてちゃいかん。秘書は柔道部出身の角刈り男子を選べよ。企業としての使命がゆるゆるだから目移りして収拾のつかないサービスになるんだ。早く滅亡しろバーカ。


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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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