上杉隆氏対安倍晋三氏の奇妙な戦い
事実関係だけ見れば、圧倒的に安倍氏に軍配が上がりそうな本件。安倍さんの執拗な「ねえ、どうなってるの? 回答マダー?」攻撃を前に、一度は非公開を前提に回答をしていた上杉さん。
そしてしばらくの沈黙の後、上杉さん側に動きが。ついに反撃が始まるのか!
【謝罪要求】 自称「保守政治家」を嗤う 万国の「自称ジャーナリスト」(JJ)よ、分裂せよ! 【反撃開始】
http://www.uesugitakashi.com/archives/51627568.html
なんじゃこりゃ? 誠実に回答するんじゃなかったの… 逆に挑発しちゃってるよ。むしろ、執筆時点での上杉さんの精神状態を疑われるような、何だか変なことになっております。
おまけに、槍玉が産経新聞の記者さんのところに逝っておりまして、まあ常識的に考えればこれは上杉さんの勇み足というか、ちょっとした勘違いなのかねえという風の内容です。半分名指しされた記者さんが面倒くさそうにエントリー挙げてて非常にダルそうです。
上杉隆氏の低次元なレッテル貼り癖について
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/970747/
もっとも、この産経新聞の記者さんを上杉さんがロックオンした経緯は上杉さんが前に書いた外務省幹部の発言に関するものだったようですので、少しお門違いには見えますね。
というか、上杉さん自身は、安倍さんが抗議した内容に対する反論をあまり周囲にはっきり分かる形で提示していないのが気になります。安倍さんもある意味上杉さん以上に面倒くさいというかご熱心なお人柄で良く知られる人物で、首相としては途中で放り投げて困った人ではあるものの政治信条としては「自称」どころかゴリゴリの保守主義の政治家の一人です。
まあ、客観的に見るに、安倍さんも上杉さんも状況によって発言が若干変わるところのある御仁だろうとは思います。ある時点で人と会っていたとき語った内容が、後日別の人と話した内容と辻褄が合わないということはままあることであります。ただ、今回のように選挙活動という関係者も多く証言が出やすいところで、週刊誌という活字媒体で事実上誤報に近い記事を執筆してしまったのであれば、それはそれとして「間違ってましたわ」と手刀のひとつも切っていったん退散するもんかなと思っていました。
それでも上杉さんが突っ張っているのを見て、ああ漢だな、と思う一方、そこで掛け金上げてもしょうがないんじゃないの、朝日新聞とのやりとりを見れば安倍さんは周りが何を言おうとぎゅうぎゅうやるタイプのお人だというのもあるし、対安倍さんの戦いなんて週刊誌もテレビも数字取れないからあんまりやりたがらなかろうに、どうするんだろう、というのが外野の野次であります。
仮にも、相手は元首相ですからねえ。どうなんでしょう。
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Comments
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うえすぎ対あべでなくて、うえすぎ対見えない誰か、なんじゃないの。
うえすぎさんは、日本ばかりでなくて、アメリカで一年くらい、アメリカ政府を取材してくればいいのに。日本にはそんなにいいネタはないと思うけどなぁ。
で、見えない誰かは、うえすぎさんの味方から気分が変わって別の人にうつって、そうすると、うえすぎさんには不利益にしかならんのでは。
結構、政治とか仕事とは関係なくて、日ごろ、たった一言をいってくれる人が、自分から離れてしまうと、そのまま墜落していくってことはあると思うぞ。
Posted by: | 2009.03.29 08:27
あれでしょ?
「反撃」って例の相続税脱税の話だよね?
SAPIOに詳細に渡って載ってたけど。
Posted by: pp | 2009.03.30 00:09
あれでしょ?
「反撃」って例の相続税脱税の話だよね?
SAPIOに詳細に渡って載ってたけど。
Posted by: pp | 2009.03.30 00:09