コトノハコトバ：言葉で考えるマーケティング [コンテンツ制作のKID'S COMPANYブログ]

このマシンでやりたかった事というのは、ようはポストイットでアイディアを練ったり、グルーピングしたりという作業をデジタル化できないか？　という事だったのですね。

KJ法によるアイディア出し＋グルーピングとか、ポストイットでのアイディア整理の作業をデジタル化するという流れにつながります。

このあたりは、前にこのブログで書いて多くのアクセスをいただいたアーティクル、

●ポストイットは逆貼りでアウトラインプロセッサになる。

http://kidscomp.exblog.jp/20031841

で書いた話と通じる部分です。

たとえば企業で新規事業部門が出来るときに、そのメリットを整理して伝えるとかだと、とにかくメリットをどんどん列挙して関連のあるものや、強調すべき項目などをひとまとめにしたりと、整理の切り口を色々考えることが良くあるのですね。

普段は白い紙にとにかくどんどん書いていって大事なものは丸で囲んだり、関係あるものを線でつないだりして考える作業をするのですが、大規模で複雑な構造を持つテーマだったりすると、ポストイットなどで項目出しと分類整理を完全に分離しないとやってられなくなるわけです。(複数人でブレーンストーミングする場合も大判ポストイットが役立つのではないでしょうか？　僕は、あまりチーム作業をしないので、やったことないですけど。)

それでもポストイットだと整理がけっこう大変だし、紙に直接書くとグルーピングを変更するたびに全項目を書き移すか、その手書きメモを見ながらパソコンなどにテキスト入力するか、などをしなければならなくなります。けっこうこのあたりが二度手間で面倒くさいんですよね。

しかし、このVIVOtab note 8 と、このタブレットに標準でインストールされているMicrosoft office のメモソフト｢OneNote｣を組み合わせて使えば、手書き文字転記の手間や、ポストイット整理の面倒さが、かなり解消されるんです。

どういうことなのか？　というのを、まずは動画で見てください。

●手書きの図形も文字も拡大縮小、移動が自由自在。

手書きの文字の移動や拡大・縮小が簡単に出来ているのがわかるでしょうか？

これは正直、ポストイットで作業をするより、うんと自由度があって便利です。

紙に手書きで書いていたのでは、この便利さは実現できません。

僕が特にありがたいなと思っているのは、手書き文字の拡大縮小が簡単にできるところで、手書きで思い付きをリストアップした後、「これが大事」とか「この考えは有望」と思えるものを大きく表示させるのがすぐできるというところです。

たくさんのアイディアを、マッピングしたりグルーピングしたりという時に、この機能は便利です。

また、文字を移動させて、関係ありそうなものを近づけておく、というのがアイディアを練るのに便利なのですが、そのアイディアとアイディアの「距離感」を保ったまま、保存できる、というのが良いのですね。

ポストイットだと写真に撮って整理するしかない。

ポストイットの場合は「Post itplus」というポストイット公式の整理ソフトがあるんですが、

●Post it Plus

https://itunes.apple.com/jp/app/post-it-plus/id920127738?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

(ポストイットでのアイディア出しホワイトボードをiPhoneで撮影すると、ポストイット一枚ごとを別の画像と認識して、iPhoneの上で整理分類などができるソフト)

これはこれで便利なんですけど、やっぱりこの「ペン入力での手書き＋OneNote」という環境には勝てないと思う。

このあたりの話は、まだまだたくさん書きたいのですが、いざ書いてみると、書くべきことがものすごく多様にあって、一回じゃおさまらないとわかりましたので、このアーティクルは、「手書きでのアイディア出し」という話に絞って、ここまでにしておきます。

残りはまたいずれ。