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氷菓 22話「遠まわりする雛」
の感想を
『気になります』にも、もう慣れた省エネ主義者
「折木」は淡々と推理をし、いつものごとく「千反田」納得させる
見慣れた2人の後ろ姿、それはとても・・・
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あらすじ
「千反田」に頼まれ、「折木」は生きびな祭りの傘さしの代役を務めることになる
裏方のせわしない空気に、居心地悪くしていた時、ちょっとした事件が起こる
気まずそうな空気になるが、「千反田」の一言で話は丸く収まり
生きびな祭りが始まり、行列が歩き始める
ひな役の「千反田」の後ろ、傘差し役の「折木」は
見なれない「千反田」の美しさに見とれる
あっと言う間に終わった祭り、一息ついた「折木」に「千反田」が駆け寄り謎を問う
答え合わせをした2人は、夕暮れの道を歩きながら話す
自分が名家の生まれで、それを背負う責任を、ここが私の場所だと
そんな「千反田」の顔を見て、「折木」は何かを言いかけた。
「来るべきではなかった… 俺の省エネ主義が致命的に脅かされている…」
今更か!? 乗りかかった船も、もう遅いぞ
「千反田」と言う、荒くれの海を進む、ゴツイ船に乗ってしまったようだ
もう諦めろ、流れに身を任せるんだな
”省エネ主義”か…
確か、やらなくていい事はしない主義だったかな?
学校生活を低燃費を過ごそすはずなのに… 他の人より大変な事をしてないか?
手掛かり少ない叔父の過去を調べたり、映画制作の陰謀に加担したり
はたまた、生徒会長とつるんで文集を捌いたりと
波乱な学校生活を送っているよ、ずいぶんと濃ゆい青春だな
名ばかりな省エネ主義だな、それを今更気付いたのか? この灰色は!!
「奉太郎」の意思とは正反対に、周りの風景は変わりつつある
自分が真に求めている、風景を知る時はいつになることやら
「珍しくアイツに突っかかった」 「うん 聞いた」
滅多に見ることのできない「摩耶花」の笑顔
いつもこう素直だったら、とても可愛いんだけどな
チョコレートの一件で「里志」と「摩耶花」の間に、少しばかり進展があったようだ
上手く仲直りできたようだな、これも気遣いの出来る省エネ主義者の功績だね
これで「奉太郎」のやれば出来る奴だと、見方が少し変ったったに違いない
「あぁ…生きびなな…」 「違います長久橋です!中川工務店です!」
相変わらずと言うべきか、ですよね~と言うべきか
上品な振る舞いの下でも、「える」のお家芸”気になります”が燻ってったようだ
やはり2人揃わないと、真実に辿り着く事は出来なようだな
少ない手がかりから犯人を予想し矛盾を見つけ
その人の気持ちになったり、抜群の記憶力から重要な情報を
「奉太郎」が仮説を立て、「える」がその人の気持ちを察する
真実にたどりつき、さらに行動の理由まで暴く
最初の頃は、「える」に引っぱられて、やむなく推理していたけど
いつの間にか、いいコンビになっていたな
興味がゴボゴボ湧く「える」を止められるのは、やはり「奉太郎」だけのようだ
お互いの弱点を補い合い、認め合う これってまるで…
「寒くなってきたな…」 「いいえ もう春です」
春に入学し、姉の命令で古典部に入部する羽目になったのが、ちょうど1年前の春
入学式・温泉・カンヤ祭・初詣・バレンタイン、色々あったな
一周回ってまたこの季節
明けない冬はない、春は必ずやってくる と言う意味を「える」は言いたかったのかもね
「える」に課せられた、「千反田家」という名を背負う責任
『 私の終着点はここ 』『 ここが私の場所 』、まるで自分は縛られている…
どう回っても、自分はいずれこの土地を背負っていくと
イヤイヤではないようだけど、好き好んで選んだわけでもなさそうだ
でもなぜか不安げ… まるで未来を紡がれたような顔だ
名家の責任と、自分の能力の無さの境目で、一人寂しく行き場を失っているのかもしれない
だから「える」は、「奉太郎」の推理プロセスに興味を持ったのかも
能力を補い、道を開くために…
それにしても、藪から棒に、こんなことを話し出すなんて、どうしたのだろうか?
もしかしたら「える」は、「奉太郎」に『千反田家の娘』としての自分を見てほしくて
わざわざ”生きびな祭り”傘さしの代役に指名したのかもしれない
なぜ知ってもらいたいか っといえば、「奉太郎」に支えてもらいたいからだろうね
春は、芽生えの季節
無関心な「奉太郎」に、今までになかった新たな感情が芽生えたようだ
言いかけたその言葉
答えを先延ばしにしていた「里志」には、キツくいっていた「奉太郎」だけど
結局自分も、答えを先延ばしにしちゃっているよ~
しっかりした人だとか言われてたけど、まだまだ青いぞぉ~
まあでも、「奉太郎」のこの表情は、なにか分かったのかもしれない
名探偵「折木 奉太郎」は
この難事件を、どのような順序を踏んで推理してくれるのか、私気になります♪
口の中に広がる、ほろ苦い青春の味が、心地いい事この上ない 今日この頃~
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