秋葉原でも第3世代iPadの輸入版が手に入るようになったようです。
新型iPad LTE対応モデルのSIMフリー版が販売中、64GBで約11万円
そもそも私は「iPadはWiFi版を買うべき」派なのですが、パソコンを外で使うことがなく、かつiPadを外に持ち出すならアリかな、と思っています。
また、国内(SB)版と違ってSIMの選択肢が豊富であったり、海外旅行のときに現地のSIMを調達すれば使える(そもそも海外版ですし)、という点から、SIMフリー版を購入するというのも健闘に値すると思います。
もちろん、国内版と比べて割高ですし、保証の面などを考慮すると自己責任の要素があることを分かった上で購入する必要があります。
それを理解した上で、「ドコモの回線で使いたい」(たぶんこれが最大の理由であろうかと思います)という人が購入した場合、コスト的にどうなのか?という点を考えてみます。
本体価格
SIMフリー版の場合にはその時によって変動がありますし、代行業者を使う場合などもあり価格はまちまちですが、とりあえず上記記事のイオシス価格をベースに考えることにします。
国内(SB)版 参考:iPad for everybody.:料金・割引:新しい iPad | ソフトバンクモバイル
16GB:¥53760
32GB:¥61680
64GB:¥69600
SIMフリー版 (2012年3月19日現在、秋葉原イオシス価格)
16GB:¥89999
32GB:¥99999
64GB:¥109999
国内版が¥8000刻みで値段が上がっていくのに対し、SIMフリー版は¥10000刻みで上がっていくので、16GBモデルが一番割安ということになります。ここでの価格差は¥36239と、並行販売のiPad 2や整備済製品が1台買える額です。
次に、通信料金についてみると、SB版は容量により月々割の割引額が異なるのですが、16GBの場合
¥4410+¥315-¥2240=¥2485/月
に対して、SIMフリー版ではもちろん使用するSIMによって違いますが、節約するなら一例を挙げると
(1) 夜は自宅の回線で使うと割りきってBIGLOBE 3Gのデイタイムプラン(2:00〜20:00限定)
¥1980/月(プロバイダがBIGLOBEでない場合)
(2) IIJmio 高速モバイル/D ミニマムスタートプラン
¥945+クーポン¥525/100MB
仮に1月に200MB程度に抑えるなら
¥1995/月
(3) IIJmio 高速モバイル/D ファミリーシェア1GBプラン
2940/月
などなど、ものによっては制限はあるものの月々¥500程度安く使えます。
他にもbmobile、そのMVNOであるイオンSIM、もちろん本家ドコモSIMなどがあり、ニーズによって選べますし、サービスによってはSB版に比べて解約のハードルが低いのも嬉しいところです。
こうしてみてみると通信料金を安上がりにしても価格差をペイするほどはコスト削減になりませんが、「ドコモ回線で使える」「新機種に乗り換えてもアップデートしやすい」「解約の柔軟性」にお金が払えるなら、有力な選択肢だと思います。
個人的には、iPhoneの経験を踏まえるとよほどバリバリ使わない限り200MB/月程度でもじゅうぶん余裕があるので、比較的安めの維持費で使え、柔軟な使い方が出来る点に魅力を感じます。私自身はMacBook Airも使うので、WiFi版をモバイルルーターで使う方が安上がりになりますが…。
もう少し経つと、SIMフリー版の相場ももう少し安くなるかもしれないので、そちらや旧型になったiPad 2あたりを狙うのもアリですね。