柴又100kを走ってきました
一昨日、生まれて初めての100kmレースに出走してきました。
大宮からであれば始発の京浜東北線に乗ればスタート時間に間に合うので、大変助かります。
2019年に柴又の60Kに出ているので、柴又駅から会場までの道のりは問題なく、スタートの30分前に到着することができました。天候は予報通りで曇り空。雨も降らずにすみそうだ。うん、上々のコンディションです。
スタートまであまり時間がないので、手荷物を預けたり、ドロップバッグやスペシャルバッグ(要追加料金)を預けたりと慌ただしく準備を進めます。
例年の柴又100Kは、柴又運動公園をスタートして、江戸川沿いの河川敷を茨城県五霞町まで北上して折り返し、また柴又運動公園に戻ってくるというコースですが、今年はコロナの影響もあり、開催範囲を狭くするために25km地点を折り返して戻ってきたら(ここで50km)、またさらにもう1往復する(これで100km)ように変更となりました。
スタートはウェーブスタート方式で、陸連(日本陸上競技連盟)登録者が先にスタートしていきます。
その7分後に一般の部で私もスタートしました。
何せ長い道のりです。飛ばし過ぎて後々バテてしまっては目も当てられません。呼吸が上がらない程度でじわりじわりと走り出します。これまで自身の最長走行距離は12時間走の時の92km。今回は目標タイムを11時間に設定し、初めての100kmに挑戦です。
1キロを6分30秒のペースで走りきれば、11時間を切れる計算ではありますが、周りのランナーのペースにもつられ、自分なりに心地よいペースで走ってみると、あらあら1キロを5分40秒で走ってます。
いいんだよ、そんなに急がないで。ペースをもっと落として1キロ6分にしても良いんだよ。と自分自身に語りかけますが、そんな急にペースを落とせる訳もなく・・・。20kmも走ると、まあいいかっ、そんな身体も疲れてないし。と逆にノリノリになってしまい・・・。スタート地点ではそれほど感じなかった風ですが、吹きっさらしの河川敷は強い横風。ゼッケンがバタバタ音をたてます。が、そんなことは気にもせず、順調に42km地点なんてサブ4ペースで通過してしまいました。あれ?これひょっとして10時間切れるんじゃない?とあらぬ願望がムクムクと頭の中を駆け巡ります。この時までだったなあ、幸せだったのは(涙)。
1往復した50km地点。4時間45分を切ってます。上出来。ここで預けていたドロップバッグを受け取り、帽子を交換。天気予報では一日中曇りの予報でしたが、時折日が差すこともあり、また北上する際には後ろから陽を浴びることになるので、後ろに日除けのあるキャップに変更。うん、想定通りです。ドロップバッグにはその他にも雨天に備えて着替えやら何やらと沢山詰め込んでましたが、実際に利用したのは、少しの水分補給とカフェイン入りのエナジージェルを口にしたくらいです。
その間、月刊ランナーズの取材を受け、「あわよくばサブ10狙いたいですねぇ」なんて軽口を叩いていたのが、今にして思えば大変恥ずかしい。
さてさて、コースに復帰して走り出してみたものの、
足が重い。あらまあ、知らず知らずのうちにダメージが蓄積してたのね。よくウルトラマラソンの経験談を読むと、70kmに壁がある、みたいなことが書いてあったけど、壁が早すぎ。ただそんな状態は私だけではないようで、前方を歩くランナーもチラホラと見受けられます。
自分に甘い私も、とうとう歩き出しました。前のランナーが走り出したら自分も走り出そう、と他人任せの歩きを入れて、結局15kmくらいはグダグダでした。サブ10どころか、制限時間の14時間以内でゴールすればいいやと、すっかり低い志となり、テンションがだだ下がり。
日差しもキツくはないのですが、長時間屋外にいたせいで、両腕が日焼けしてきて、日焼け止め塗っておけば良かったのになあ、という後悔も時すでに遅し。また脇周辺が、ノースリーブのウェアと擦れて痛くなってくるし。途中救護のあるエイドでワセリンをもらえたので、ここで応急処置をして、なんとかしのぎました。フルマラソン程度ではこんなことはなかったのですが、ウルトラはさすがに何があるかわからない。次回の教訓ですね。
第5給水所に配置されたスペシャルバッグ(61kmと89km地点で利用可能)には、チオビタドリンクを入れておいたので、それはとても励みになりました。一緒にリンゴジュースやブドウジュースの紙パックを入れてましたが、こちらはぬるくなっていてちょっとガッカリ。次回があればですが、その時は保冷剤と一緒に保冷袋に入れておこうと反省した次第です。
少しずつですが、歩く時間帯も減らしつつ、徐々にゆっくりながらも走る比率の方が上回り出し、残り10kmは上り坂や給水所以外では走り続けられるようになってきました。このペースでいけば、当初の目標タイムである、11時間は切れそうな見通しが立ち、気分もだいふ良くなってきました。
日も暮れ始め、あたりが暗くなり始めていましたが、なんとか薄暗いうちにゴールができそうです。
ああ、なんやかや言って、ウルトラマラソンをゴールできそうだ。
ウルトラマラソン甘くないなあ。でも自分、よく頑張った、と自分を誉め、控えめなガッツポーズでゴールしました。
コロナの影響もあって軒並み各大会が中止になる中、大会を開催して下さった開催関係者に感謝し、次こそはしっかり準備してウルトラマラソンに臨まなければ、と反省をし初めての柴又100kを締め括ることができました。
え?次ですか?
そうですねえ、次のウルトラは来年12月の沖縄100kかなあ?懲りずにまだまだ走り続けますよ。
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