カノン⭐︎奇跡の2週間
カノンが虹の橋を渡って行ったのが2021年10月12日。
2年4ヶ月余りの時間が経った。
なかなか書けずにいたけど…
旅立つ前の2週間は、奇跡と後に「今思えば…」なことがあったな。
2021.10.30
春から膀胱炎を発症して通院。
検査結果を見ては一喜一憂…
寝たきり生活なので、「カノンの犬生とずっとお付き合いやね」と思っていた。
それが!数値が戻り、膀胱炎とバイバイできた‼︎
奇跡の回復を見せてくれたカノンでした!
2021.10.2
お腹の調子がイマイチで下痢。
おチリ周りも汚れてしまった。
いつもはベッド上で洗浄するのだけれど、汚れの範囲が広いためシャワーで洗い流すことにした。
短時間でササっと!とのつもりが、胴長コーギーで麻痺している子をワンオペでおチリを洗うのは想像以上に難しく…途中カノンの顔を見ると様子がおかしく歯茎を見たら白い。
慌てて切り上げベッドに運び…ケットを2枚掛け温め身体を摩り…ケットの中にドライヤーの温風を流し込みながら「明日は大好きなおばちゃま達が来てくれるよ‼︎」と声を掛けながらマッサージ。
どれくらいの時間だったか分からないけど、ようやく歯茎がピンク色に戻ってくれ安堵した。
後日、先生に話したら「血圧が下がったんですね」と言われた。
カノンの命が危なかった。
危機を脱してくれたカノン、ありがとう。
2021.10.3
カノンもティンクもゼファーも大好きな九州のおばちゃま・くうままさんとリリィママがカノンに会いに来てくれたよ。
カノンがこんなに笑顔を見せてくれたのは久しぶりで嬉しかった!
おばちゃま達からパワーをもらったカノンです‼︎
2021.10.5
カノンのオシッコの回数・量ともに減ってきた。
水分摂取量からするともう少し出ても…と気になり病院に連れて行き圧迫排尿してもらう。
2021.10.10
オシッコの量が減ってきてはいるけど、この日一度も出てなくて…夜、私が不安になり日曜日で夜診てもらえる病院に滑り込みセーフで圧迫排尿してもらう。
ところが…エコーで見ても膀胱にオシッコは溜まってなく圧迫してもほんの少ししか出なかった。
カノンの身体は旅立つ準備を始めてたのだと2日後に気付く。
2021.10.11
カノンが首を支えられなくなった。
「今日、パパが帰ってくるよ!」と声をかけながら励ます。
食事も少し食べただけ…
夜、寝るときは2階の寝室に連れて行き一緒に寝るのだけれど…頭部までグニャグニャでカノンを抱く・移動させるのが「怖い」と初めて感じた。
この夜はリビングで就寝。
私はソファーでカノンのベッド(人間用のベビーベッドを使用)を横に並べて手を繋ぎながら寝た。
2012.10.12
カノンはベッドで目覚めてた。
ゼファーのご飯を済ませると、パパが起きてきた。
カノンが鼻を鳴らすような声を出したので、「カノンもご飯食べたいね〜、喉も乾いてるわなぁ」と準備をして、ベビーベッドから恐る恐る抱いて下ろしシリンジで口に入れようとしたところ、歯茎が白くなっていた。
「パパ、カノンあかんかも…。パパが起きてくるの待ってたんやわ!」
鼻を鳴らすようなカノンの声は、大好きなパパの顔が見れて安心したのと、きっと最後の挨拶と「行くよ」と教えてくれたのだと思っている。
30分程私に抱かれて永眠してしまった。
パパは単身赴任中なので本家に帰って滞在時間は40時間余り。
そんな中でカノンが虹の橋を渡って行くなんてね…
本当に奇跡を起こしてくれるカノンでした。
2年以上の月日が流れても走り書きの記録を見ると鮮明に思い出され、別れは辛く悲しく胸が痛くなる。
でもDMを発症し身体がどんどん動かなくなっていくカノンがいちばん辛かっただろうと…
ゼファーのこともひとつだけ…
昨年8月、肺水腫で急逝してしまった。
台風がカノティン家のすぐ近くに上陸した中、病院へ。
夏季休暇で帰ってきてたパパ、台風で計画運休のため別宅に戻るのを翌日に変更。
8月16日パパが福岡に戻るため靴を履いている時にゼファーは逝ってしまった…まるでパパを見送るように。
本来なら15日に戻るはずが台風で16日に変更した…
ゼファーはそんなことも分かってたのか?偶然か?
パパがいる間に…って
カノン・ティンク・ゼファー、カノティン家の3天使はみんな空に行ってしまいました。
皆んなそれぞれの「別れ」に私の中では物語がありました。
ティンクもカノンもゼファーも「その時」を教えてくれて私の腕の中で最期の時を穏やかに迎えてくれたことには本当にありがとうの気持ちです。
子犬からおばあちゃん犬へ…授かった命を全うしてくれたカノンの事は書き留めておきたかった。
介護 | Comment(2) | Top ▲