やじうまミニレビュー
幼児が抵抗する間もなく、瞬時に計れる赤外線体温計
by 河原塚 英信(2015/12/1 07:00)
我が家の1歳児は、幼児の例にもれず、よく熱を出す。医者から処方される薬は、何度を超えたら飲ませてください、などと言われるので、体温が気になることも多い。
だが、幼児の体温を計るのは難しいもの。はじめは耳の中に入れる赤外線体温計を使っていたが、体温計の先端を耳に入れると、もれなくギャン泣きしながらジタバタする。わきの下に挟む一般的なタイプでは、十数秒すらじっとしてくれない。
そこで改めて、最短2秒で計れるという、ドリテックの赤外線体温計「TO-300WT」を使ってみることにした。
メーカー名 | ドリテック |
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製品名 | 赤外線体温計「TO-300WT」 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,210円 |
結論から言うと、非常に良い体温計。子どもがジタバタする間も与えずに、ピッ! と瞬時に計測してくれる。しかも、正確さも許容範囲だった。
使い方は、非常に簡単。本体の電源ボタンを押して起動させ、赤外線センサー部をおでこなどに当てたら、改めて電源ボタンを押す。押したとほぼ同時にピッ! と電子音がして、温度が表示される。(仕様表での計測時間は、「最短2秒」と記載されているが、感覚的にはもっと短い気がする)
実際に、1歳になったばかりの息子を計ってみた。他の体温計では苦労させられたが、これでは一瞬で計れた。本当に、抵抗される隙もあたえずに計れる。あまりにも簡単なので、体のあちこちを計ってみる。どこを計っても差が±0.3度くらいなので、実用上は問題なさそう。
耳の中に入れて計ることもできる。その場合は、本体先端のキャップを外す。あとは、先ほどと同じ。おでこなどを計るよりは、動き回る子どもに手こずるものの、計測時間は一瞬。何か、お気に入りのおもちゃや食べ物を持たせて、注意をそらせておけば、簡単に計れる。
計測結果は正確なのか?
これだけ簡単に、しかも一瞬で計れるけど、計測結果がどれだけ正確なのかは気になるところ。そこで、筆者がいつも使っている一般的な体温計と比較してみた。こちらの計測時間は十数秒間。
結果は、左の写真のとおりだ。オムロンの体温計が「36.5度」だったのに対し、「36.7度」。何度か繰り返してみたが、その差は±0.3度以内だった。何度も簡単に計れることも考えれば、実用上はまったく問題ない精度だろう。
いちおう気温も計れます
通常の「体温計」モードでは測定範囲が32.0℃〜42.9℃。この範囲外では、「Lo」や「Hi」という表示になり、測定不能だ。だが、電源OFFの状態で、電源ボタンを長押しすると、体温以外も測定できるようになる。