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ソフトバンク「iPhone 6」発売セレモニー、“顧客満足度No.1”をアピール
200人を超える行列、神田沙也加も「iPhone 6」をゲット
(2014/9/19 13:56)
ソフトバンクモバイルは19日、「iPhone 6」、「iPhone 6 Plus」の発売イベントをソフトバンクショップ表参道店で開催した。販売開始となる8時前には、ソフトバンクの人型ロボットPepper、ソフトバンク代表取締役副社長兼COO宮内謙氏、ゲストにタレントの神田沙也加が登場し、トークで表参道を盛り上げた。
iPhoneの発売といえば、毎年恒例となる“長蛇の列”。ソフトバンクを含むキャリア各社は、Webでの事前予約を推進していたが、それでも早朝から行列が見られた。前日から徹夜で並んだのは約50名、先頭の人は16日の正午頃から並んでいたのだとか。発売開始となる午前8時時点で200名を超える人たちが列をなしていた。
登場した宮内氏は、「4日前から並んでくださってありがとうございます」と挨拶し、ビックデータを活用したネットワーク向上の取り組み、繋がりやすさ・実効速度の速さをアピールした。
カウントダウンが迫ると、タレントの神田沙也加が登場。自身は日頃「iPhone 5」を利用しているとのこと。ここで宮内氏は、下取りプログラムとアメリカ放題についても紹介した。アメリカに留学経験のある神田沙也加は、アメリカで電話やネットを利用して料金が心配になったことを語り、「ソフトバンクさんでよかった」とコメント。
宮内氏からiPhone 6とiPhone 6 Plusをプレゼントされた神田沙也加は「ええ! いいんですか!?」と驚きとともに笑顔を見せた。「Plusのほうはお母さんへ」(宮内氏)。
SIMロックフリーと格安SIMへの危機感は「全然ない」
セレモニー後に囲み取材に応じた宮内氏は、“ソフトバンクが一番始めにiPhoneの取扱を開始した”ことを強調した。キャッシュバックに代わる、下取りによるMNP競争とも言われている現状について、「本来は自社の顧客向けに、新しいiPhoneを使ってもらいたいと思ってはじめたのが下取りサービス。他社が我々の(iPhoneの)顧客をターゲットにした施策を行うから、それに対抗するかたちになった。これまでのキャッシュバックとは少し違う。新しいものを沢山の方に使って頂きたいという思いでいます」と語った。
自社の強みについては、第三者機関が調査した顧客満足度調査でNo.1をとったこともアピール。「ネットワークは基幹になる部分なので、その実行速度が大事だと考える。細かい測定を行って、改善している。定点観測は信用ならないからビックデータを活用している」とその取り組みを説明した。
またMNPの競争については、これまでのような変動は最近はあまり見られないとしており「営業力・サービス力で戦って行きたい、MNPでは勝てる」と自信を見せる。
大手3キャリアの競合がある一方、SIMロックフリー版が同時発売となり、「MVNOの格安SIMなどとの競争も気になるところでは?」との問いに、宮内氏は「全然ない」ときっぱり。「Appleさんは以前からSIMロックフリーを提供しているけれど、利用している人はごくわずか。端末のみだと、それなりの金額になるし、トータルのお客様の使い勝手を考えると難しい。ソフトバンクでは、サポートを含むトータルで提供している。実際にコールセンターやショップへ来るお客様は、情報のための方がほとんど」として、危機感は今のところないようだ。
ちなみに、「予約数はiPhone 6のほうが多いが、iPhone 6 Plusも思っていたより多かった」という。宮内氏自身はiPhone 6 Plusを選ぶと言う。「こんなこと言ったらアレだけど、6 Plusにすると1台で済む。我々はペーパーレスカンパニーなので、スマホで済ませることが多い。このサイズなら仕事もできる。ポケットにも入るし」(宮内氏)。